それってカニコーじゃん!!

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さっぽろ自由学校「遊」の講座に参加してきました。

タイトルは今話題の『蟹工船』から。蟹工船と同じような状況が今起きているということから、今の労働環境をよくするための知恵や勇気を学ぼうということが講座の趣旨だそうです。

実際に残業手当の未払いや、団体交渉を行い、それを改善してきたという方からお話を聞けるということだったので、恵庭市ではないですが、今の労働実態をより深く知りたいと思い参加してきました。


介護職とビルメンテナンスで働くお二人からお話を伺ったのですが、介護労働者が持つボランタリー精神が、かえって悪い労働条件を助長している傾向や、正当な労働運動であっても、多くの人は事なかれ的な考え方でそれを見過ごしてしまうということを、実際の経験を踏まえて伺うことができました。

札幌にそうした実態があるということは、間違いなく恵庭にも類似の事例はありそうです。


特に若年者が置かれているこうした労働環境の悪化を食い止めるためにも、選挙によって国の流れを変えることと同時に、働く人自身が声をあげることの必要性を感じました。

働き方での問題などあれば、ぜひかしわのまでお寄せください。
dai○kashiwano.info(○を@に替えてください)

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コメント(6)

>札幌にそうした実態があるということは、間違いなく恵庭にも
>類似の事例はありそうです。

どこかを見なくとも、当然、そうした実態は現にあります。

>リベラリストさん

記述が不十分だったのですが、具体的には、最低賃金以下での就労や、不当解雇などのお話がありました。
もし、そうした実態が現にあるのであれば、その解決のために行動しますので、ぜひおしえてください。

動くくらいなら、仕事を辞める、こういう発想というか、思考回路の人が多いように思います。逆説的な感じがするかもしれませんが、闘うパワーを生み出すパワーが、日々の生活の諸々の苦しさ故、出てこないわけです。

そもそもの話をすれば、労働条件に不満をもち、これを向上すべく、あるいは、法の定める最低基準にまで持っていこう、とすることができる状況にある人は、まだましだということも見逃してはならない点です。労働条件の高低を闘える労働者は、つまりは、いかなる条件下であれ、目先の職にはありつけているだろうからです。

問題は、(表現は悪いですが)もっと最下層で留まらざるを得ない、あるいは、そこから抜け出ることを可能にする条件を持ち合わせていない人々がいる、ということ。これが深刻です。これは、著名な厚生経済学者のアマルティア・センの言葉を借りれば、彼らには、通常の社会保障的な手当をしても、それを人並みに生かすことを可能にするcapability(≒潜在能力)がそもそも不足している故なのだと思います。primry goods(基本財)の平等な配分が、Rawlsの「公正としての正義」論を起爆点(功利主義的思考の打破という点において)として、これまで英米の政治哲学などの領域で熱心な論じられてきましたが、そこにかけていたものは、まさに何の平等か、という視座でした。primay goodsの平等な配分原理をいくら語っても、実は、平等に配分された資源を次に生かすために必要となる個々人のcapabilityの有り様がそもそも不平等ならば、それを不問にした公正論、平等論、正義論は、そもそも不完全であるわけです。

市場原理を万能だと解さないのであれば、政治は、こうした視座でもって、理念をたて施策を作り上げ実行していくことが必要に思います。

センの議論は、広く知られているものですが、もしもご存じなければ、一読をおすすめします。邦訳も出ていますので。

代表的なものとしては、アマルティア・セン『不平等の再検討 潜在能力の平等』岩波書店1999年です。

ロールズなどの名前はよく耳にしているものの、ロールズもセンも読んだことがありません。購入してみます。

capabilityの有り様がそもそも不平等ならば、それを不問にした公正論、平等論、正義論は、そもそも不完全であるということは理念としては理解できます。
それが具体的に、政策となるときにどこまで想像力が働くか、そして、同時に公正さを担保できるかという点で、capabilityの不平等を重視するあまり、公正さをかくような(例えば今、政府が行おうとしているばらまき給付金もそのひとつでしょうか)ことは避けなければならないと思っています。

う~ん、capabilityの重視は、むしろ、「給付金のばらまき」には否定的な姿勢となるのではないか、と思いますが。さもあれ、この概念は、なかなか厄介な概念ですから、英単語の日本語訳と解しては、誤解をしますので、注意が必要ですね。なお、ロールズのTheory of Justiceの翻訳は、随分前に絶版です。現在、川本氏による翻訳作業が進んでいる、とのことですが、目処は立っていないのではないか、と思います。

ロールズのものはhttp://www.amazon.co.jp/gp/product/4000228463/ これかと勘違いしていましたが、いきなりそちらに入るよりも
ロールズ―正義の原理  川本 隆史 (著)  こちらがよいかと思っていました。

capabilityの不平等を重く見る立場からは天引きをいじる方向ということでしょうか。理解が十分ではないままに、ちょっと「給付金」への感情的なもので拙速に書いてしまいました。もう少し勉強して理解を深めさせていただきます。

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柏野 大介
(かしわの だいすけ)

大学を卒業後、2度の就職と合計約2年の旅行を通して、常識や慣習といった言葉に囚われない道を模索し続けています。
外に出たことで、日本、北海道への愛着はさらに強いものとなりました。

2007年4月、恵庭市議会議員当選。
2009年12月、北海道議会議員選挙に挑み落選。
市民とともに創る自治の確立のため、「見える北海道」の実現を目指し活動中。

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