主張 opinion

2011/02/22

90式戦車に試乗してきました

昨年12月に新たな防衛計画の大綱が安全保障会議と閣議で決定をされました。
ずいぶんとそれから時間が経ちましたが、今後の北海道の自衛隊の体制について、現場の方たちからのご意見を伺ってきました。

恵庭・千歳といえば、北部方面隊第7師団第2航空団が主体ですが、やはり新たな防衛計画の大綱の中で、影響があると考えられるのは北部方面隊直轄部隊と第7師団です。

一通りの説明を受けた後、実際に90式戦車に試乗させていただき、その他の装備も見学させていただきました。
 

有事の際もそうですが、火山の噴火(有珠山など)や災害などが発生したときには、装輪装甲車(タイヤの車両)では移動が困難になります。
実際に雪道を走行してみて、大規模な雪害や、地震による建物・道路の倒壊などの状況において、安全を確保しながら移動する手段として、キャタピラの有効性と機動力がよくわかりました。

第7師団の特性として、陸自唯一の機甲師団であり、機動運用が可能な部隊として、新大綱で掲げられた動的防衛力の中心を担うとのことでした。機動打撃の根幹たる第7師団の優位性は大きいですが、それをさらに高めるためには、輸送能力の強化が必要であり、先日の報道でもあったように、民間のフェリーを高速輸送艦として転用するという選択肢もひとつなんだと思います。

このほか、世界各国の戦車の配備状況や、その運用に携わる人材の育成を考えた時に、この地域に一定規模の部隊が配置されている重要性を強く認識しました。

これまでも恵庭は、「我らここに励みて国やすらかなり」という気持ちで職務に励んでこられた自衛隊のみなさんと歩んできました。
単に地域の経済的なエゴだけではなく、国全体のことを構想した上で、必要な防衛力と、実際に職務につく現場のみなさんの暮らしをしっかりと守るために、政治の役割を果たしていかなければなりません。

恵庭だけでも、北海道だけでもなく、日本全体を見据えて!
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