議会報告 report

2015/07/13

7.13厚生消防常任委員会

本日、閉会中審査のための厚生消防常任委員会が開催されました。

「えにわっこ☆すこやかプラン」と
「恵庭市一般廃棄物処理基本計画」の2つに対する質疑が主です。

6月の議会中の委員会でも、秋までに料金について一定の方向を出すということが答弁されていますので、
私としては、その料金算定の根拠となるごみの処理量をどうやって減らすのか、焼却施設の規模を少しでも小さくするためにどんな方策が考えられるのかという視点でいくつかのことを質疑しました。

1)廃プラ、布などこれまで不燃だったものを可燃ごみに変更することによる焼却対象物の増量は? →1600トンが可燃に(4.3トン/日)
2)廃プラの焼却で高温化、炉に与える影響は? →先進地調査をしている。カロリー的には十分対応できる。
3)産廃の計画量、焼却が始まる前のH28→H31で減少の見込み、根拠は? →現状維持という答弁なので、かみ合わない
4)H25からは事業系一般廃棄物のプラが産廃に変更になった。それなのに、H25の不燃ごみの割合は高い。何が増えているのか →資料ないので、あとで回答する。
5)産廃の45%がプラ(2500~3000トン)これも燃やす予定? →そうする予定(つまり6.8〜8.2トン/日)
6)事業系、産廃が増えたことで市全体のごみは増加。減量のためには事業系の減量が不可欠、効果的な取り組みが必要 →啓発パンフの配布など排出抑制を図ってきた
7)焼却施設の処理能力56トンの根拠は平成32年時点(処理量が最大)の日処理量41トンに稼働日数をかけたもの。
41トンの内訳は、一般廃棄物約25トン、産廃約10トン、乾燥汚泥約3トンとなっているが一般廃棄物のうち、事業系は何トン? →約7トン(/日)
8)建設費の想定は56億円(14億増えた)何が増えた? →42億はトン単価7000万円で計算していた。道内外のストーカ炉の最近の入札状況から、トン単価1億円で試算しなおした。
(参考:財源内訳 補助21億、起債18.9億、一般財源2.1億、特別会計14億)

つまり処理能力56トンのうち、家庭ごみは24.5トンで、事業系ごみが9.5トン、産廃が13.5トンです。
かなり減量に取り組んできた家庭ごみを減らすよりも、この10年でほとんど減量できていない事業ごみを減量したり、分別を徹底することのほうが効果が期待できます。

また、人口が一番多い平成32年の時点では、家庭ごみ、事業ごみ、産廃すべての廃プラを燃やさないということにすれば、最大で17トンの処理能力を減らすことができます。

もちろん、そうした場合には、最終処分場(埋め立て場)への負荷が大きくなるので、その点の考慮は必要ですが、こうした方策を組み合わせながら、処理能力を10トンでも抑えることができれば建設経費だけでも10億円近いお金をかけないで済みます。
(処理能力はあとから減らせませんが、最終処分量は毎年増減が可能)

日本一高いごみ料金を市民に強いる前にできることはまだあります。

そのほか、
市川委員からは、子ども子育て新制度で恵庭が近隣市よりも負担が大きいことについて
川股委員からは、リサイクルセンターの委託料について

などの質疑がありました。

また、最後に2点の報告がありました。

1)こすもす保育園の駐車場、駐輪場に関して
ビル内の駐車場会社と協議をし、30分以内の駐車は、0円でも精算手続をすることを条件に使用可能とした。
①7:15〜8:00は全保護者が車寄せ駐車可能
②8:00以降は駐車場を使用。車寄せは0歳、1歳児
③旧園舎前は取り壊しまで使える
駐輪は送迎時のみ5台程度止められる。

2)恵み野里美、信号機設置
工期は〜8/15だが、点検などもあるので、夏休み明けの供用開始となりそう

こすもす保育園の駐車場に関しては、当面の対応としては望ましいと思いますが、恒久的な方策ではないので、今後の対応にも注視していく必要があると思っています。

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