活動報告 activity

2008/01/21

会派視察、1日目 厚木市

本日から会派の行政視察に来ています。

1日目は神奈川県の厚木市
人口も20万人以上の特例市、一般財源の予算も600億と恵庭の3倍
ほどで自主財源の割合も高いまちです。

これまで行政評価を行なっていましたが、今年度から新たに
「事業仕分け」も導入しました。

前市長のときの行政改革大綱で実施を目指していましたが、
市長選で市長が交代したことがどう影響したのか、また行政評価は
やめてしまうのか、そして、推進してきた方たちではなく、導入した
自治体の生の声を聞いてみたいと思っていました。

市長交代については、滝川のように、市長のマニフェストだったわけでは
ないようですが、新しい市長も行政改革には熱意を持っていたので、
影響はなかったそうです(むしろ進んだ?)。
職員による自主研修グループがあるそうで、わりと職員主導というように
受けとめました。

導入したあとだから言えることなのかもしれませんが、やはり、行政評価
には限界があった、導入したことによって、行政評価としてもさらに
厳しい見方ができるようになったそうで、職員の方も導入前とは持っていた
印象が変わった方が多かったようです。

評価者として、内部の職員が多かったり、仕分けをすることになった35事業
の選び方についても議論があったようで、今年度の結果を踏まえて来年度に
改善をはかるとのことでした。
やはり、始めてみたから見えたということがあるのでしょう。

経費節減の効果としては1億2000万円ほど。600億の予算から見ると大きく
ないのかもしれませんが、効果は財政的な部分だけではなく、行政事務が
市民から見えることや、目標の明確化など副次的なものも多くあります。

恵庭でもパブリックコメントを行なっていますが、残念なことに、ここには
事務にかかる人件費が出てきません。
今日でたばかりの予算査定中間報告でも、計画作成にあたって、外部委託をやめて
委託コストを減らしたものがありました。これによって、どれだけの事務
コスト増になっているのか、そこまで比較する必要があるのではないでしょうか。

限られた職員の中で、さらに拡大する行政需要を満たすこと。
財政健全化と市民サービス向上が両立するためにも、
えにわの「事業仕分け」もぜひ進めていきたいと思います。

皆様のコメントを受け付けております。

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