し尿処理手数料を改定(H25年度恵庭市公共料金等審議会)
し尿処理手数料を改定(H25年度恵庭市公共料金等審議会)
さて。 前回投稿からも少し間があきましたが、本日恵庭市公共料金等審議会が開かれましたので、そのことを書いておこうと思います。 公共料金等審議会は、水道・下水道の使用料、ごみ処分手数料、し尿処理手数料などの公共料金を市が決定、変更するにあたり、 市長からの諮問を受けて、検証、審議し、市長に対して意見を述べるということになっています。 恵庭市公共料金等審議会条例 恵庭市では、これらの公共料金は2年ごとに見直しが行われているものが多いのですが、 今年は来年以降に予定されている消費税の増税への対応と、ごみ処分手数料、し尿処理手数料の改定を審議しました。 資料については、市のwebで公開されてからのほうが見やすいので、後日公開されるまでお待ちください。 提案・諮問をされた改定案は以下の通りで、結果としては昨年同様、すべて提案の通り承認されることとなりました。 事業系一般廃棄物(生ごみ) 92円/10kg→98円/10kg し尿処理手数料 47円/10リットル→49円/10リットル 事業系一般廃棄物(生ごみ)に関しては特に意見はありません。 生ごみ以外の事業系一般廃棄物と比べて1円だけですが処理費用が安く維持されたことは、本当にわずかですが、 分別に対する動機付けとしてはよかったと思います。(生ごみ以外の事業系一廃は99円/10kg) ただ、し尿に関して、今回の値上げは望ましくないと考えています。 今回の値上げに関して、大きな要因は、事業所、仮設トイレなどの収集量が増えたことにより、 現行1台で積算している委託料を、車両2台として積算することです。 そのために50万ほど委託料が増加し、結果として処理単価が上がることになりました。 し尿人口は年々減少しており、一般家庭のし尿の処理量は減り続けています。 それにも関わらず今回、収集運搬の委託料が増えるのは、事業所や仮設トイレなど、一般家庭以外での処理量が増えることが要因です。 これまでは料金に差異を設けてこなかったことは理解しています。 ただ他の地域を見ると、仮設トイレで別の料金体系を設定しているまちや、一般家庭以外で別の料金体系としているまちもあります。 説明の中でもありましたが、一般家庭でのし尿は通常努力をして減らすことはできません。 しかし事業活動にともなうし尿の増加は、当然事業活動に付随して、収入も増えていると考えるのが自然です。 そうであるならば、今回全面的にし尿処理手数料を引き上げるのではなく、料金区分を設けた上で、 一般家庭以外から求めていくというのが、筋だと思います。 金額としてはわずかであったとしても、何もしていない(何も変わっていない)のに料金を上げられる側からしたら、納得がいかないというのが自然な感情ではないでしょうか。 今回は自分なりに作戦を練って、他の委員の皆さんにも賛同していただけるのではないかと思っていましたが、 まだまだ準備不足だったようです…。