間接と直接
間接と直接
6/24で第2回定例会が閉会となりました。 一般質問やら、委員会やら、なかなか詳細なご報告ができておりませんが、最終日に採決が行われた中で、現在国会で審議されている戦争法案に関する意見書がありました。 憲法を少しだけかじった立場からすると、憲法の改正手続きを経ないで集団的自衛権の行使を認めるようなことは許されず、今回の国会審議があまりにも乱暴であるということは多くの有識者の指摘からも明らかなわけですが、国会と同様、恵庭市議会の中でも、理屈ではない「数」の力を覆すことは叶いません。 他に私たちにできることは多くないと思うのですが、直接的に意思表示をすることも、今の状況の中ではとても大切なことだと思っています。 「間接」が私たちの意思を示していないとするならば、「直接」それを示すしかありません。 明日はこれに参加してこようと思います。 https://www.facebook.com/pages/922618164463050
最終日賛否の分かれそうな陳情
最終日賛否の分かれそうな陳情
議会初日にも議案として出しておりますが、札幌の労働組合から提出されている陳情が最終日採決される予定です。 この手の労働組合から出る陳情、意見書については、一般的に自民、公明が反対をして、共産、民主が賛成をするという構図になることが多いです。私は政党にとらわれず、地域での実感に基づいた判断をしたいと思っています。(1つ賛成、1つ反対) 賃金はもちろん高いに越したことはないのですが、これまでも最低賃金を引き上げれば全てが解決するとは思っていませんでした。 ここ数年で、最低賃金が大きく上がり(とはいえ、その賃金で働いて十分な額になるとは思っていませんが)、矛盾が大きくなってきているように思います。 扶養の枠をそのままにして、学生のアルバイトも同じ枠組みで考えて、ただ盲目的に最低賃金の引き上げだけを目指すのは、ますます矛盾を大きくするように感じています。 詳しくは後日改めて書きたいと思いますが、ぜひ賛成の方も反対の方も、ご意見をお聞かせいただければと思っています。  
一般質問に登壇します
一般質問に登壇します
直前のご案内となり申し訳ありません。 本日13:00から一般質問を行います。 質問項目は以下の5点です。 1.市長の政治姿勢について(二元代表制の認識) 2.こすもす保育園の駐車場について 3.松恵小学校の特認校制度について 4.ごみ料金の改定について 5.投票率の向上について 一般質問の通告書はこちらからダウンロードできます。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1387248126733/index.html インターネットによるライブ中継もこちらからご覧いただけます。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1366690560894/index.html このほか、資料を配布の予定です。 限られた時間の中なので、急ぎ足になると思いますが、少しでもわかりやすくお伝えできるよう努めて参ります。 追加資料
公共料金等審議会の委員を募集しています
公共料金等審議会の委員を募集しています
恵庭市では現在、公共料金等審議会(以下、「公共料金」)の委員を募集しています。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1431069832332/index.html こうした市が設置する審議会などは、市の方針を決める際に、広く市民の意見を聞くために設置しているものです。 ただ、実際には団体から選出される委員がほとんどで、数年ごとに変わってしまい、市から出される難解な数字や理屈の前に、そのまま了承してしまうということが通例です。 今回大きなテーマとしてはごみの値上げがあります。 昨年の「公共料金」ですでに一度提起されていたのですが、今年の秋までに結論を出す方針のようです。 まだ議事録は公開されていませんが、先月、5/27に開催された廃棄物減量等推進審議会でも、ごみ値上げが避けられないという市の方針が再度示されています。 今回の選挙で、私はこのごみの値上げ反対を大きなテーマのひとつとして掲げ、多くのみなさんからの負託をいただきました。 もちろん今回の議会の中でもしっかりと議論をしていきたいと思っていますが、議会の多数決の場面では非常に困難な状況が予想をされます。 ぜひ一人でも多くの方に、こうした現状を知っていただき、また審議会の委員としても参加をしていただき、市民がごみを減らしたのに、ごみが値上げになるという仕組みの問題点を、ともに改善していければと思います。 昨年の「公共料金」について書いたブログはこちらです。 https://kashiwano.info/article-2113.html
もっと双方向の議論をしたい
もっと双方向の議論をしたい
昨日、6/9の千歳民報、みんぽう恵庭面で初日の議会について取り上げていただきました。 ありがとうございます。 名物コーナー「記者席」は恵庭支局担当記者の金子さんの個人的なご意見も交えながらわかりやすい説明をしているコラムです。 ぜひこのコラムに対するご意見、私の対応に対するご意見などをいただければと思っています。 私が当初お願いをしたことは、各議員が共通認識を持った上で議案の採決に臨むため、委員会に付託をした上で審議をしたいということでした。私としても、もっと多くの議員の賛同を得た上で、議会議論を深めていくことを望んでいますが、今の議会運営委員会では発言の機会がなく、どうしても本会議で行動をする必要がでてきます。(ちなみに、いくらでも議論する場があるというのは、質問時間の制約を無視しています) ご意見をいただける場合、どれかを(近いものを)選んだ上でコメントをいただければ幸いです。 1.議案には黙って賛成をして、一般質問など他の場面で主張すべき 2.本会議こそ重要。審議のあり方に問題があり、今回の対応に賛同する 3.もっと違う方法を模索すべき 4.その他 以下、6/9付千歳民報からの引用です。 -- ◇空転  議案・市保育に関する条例の一部改正案の質疑をめぐり、柏野大介氏(諸派)が動議をかけ、本会議が20分以上にわたり空転する一幕があった。動議の賛同者は藤田俊輔氏(同)だった。 この議案は即決に決まっていたが、柏野氏が所管委員会への付託を求めた。こすもす保育園の駐車場の在り方について議論を深めようと試みたものだが、「議案の範囲を超えている」と退けられた。  柏野氏の質問や主張そのものに同感するところは多々あっても、やはり発言の場が違ったのでは。この議案は同園の住所変更を記したわずか3行の案件で、これで同園の管理・運営まで議論しては「何でもあり」になる。  しかも後日行われる一般質問で柏野氏はこの問題を通告済み。厚生消防常任委員会にも所属しており、議論する場はいくらでもある中、あえて本会議を空転させたり、反対討論する必要はなかったと思う。  何よりも柏野氏が他者の発言をさえぎるように声を荒げたのが残念でならない。他からも野次が飛んだが、議員の品格を忘れないでほしい。(金) -- 私としても、確かに冷静さを欠いたところは反省しなければいけないところです。 ですが、私の冷静さを欠いた発言の前に、他の議員の不規則発言(答弁をする必要はないという趣旨)があり、その結果、議長の判断の前に副市長が答弁を避ける発言をしています。特定会派・特定個人に配慮をして、議会の進行が歪められるとするならば、非常に残念なことです。
議決権の範囲
議決権の範囲
6/8 定例会初日が終わりました。 前日にお伝えした通り、私は今回の一般質問でもテーマにしている「こすもす保育園」の問題と密接に関連する議案第3号について、本来であれば初日に議決すべきでないと考えていました。 議案の内容は、こすもす保育園の住所を変更するだけのものです。しかし、これまで議会では、保育園の敷地内に送迎用の駐車場を設けるという説明がされてきており、5月にオープンした新しい園舎敷地内には、その駐車場がありません。そして、現在も暫定的に旧住所の駐車スペースを使用しており、こうした事実とその経過をまずは質疑で明らかにしなくては、住所変更の是非を決定することはできなかったと私は考えています。 本会議の進行を事前に決める議会運営委員会にも意向は伝えてあったのですが、私が直接発言できるわけではなく、初日の議決と決められてしまいました。 そのため、当日議案審議の中で、しっかりと議案についての疑義を質し、その上で再度委員会で慎重な審議を求める予定でいました。 ところが驚くべきことに、私が質疑をしたあと、清和会の議員から、「答えなくてもいい」というヤジが飛び、答弁に立っていた部長は着席し、答弁をやめました。 議事進行を決めるのは議長ではないようです。 私からは再度答弁を求めましたが、今度は議長から質疑の打ち切りが告げられましたので、私からは委員会付託を求める動議を提案しました。 当初、質疑であきらかにしようと思っていたことを、提案理由の中で述べたので、順序は明確ではありませんが、路上駐車も多く、安全な送迎が確保されていないことや保育園利用者に対する説明の不備などを挙げた上で、まずはそれらが担保されることが前提であり、そのために委員会に付託をすることを求めました。 藤田議員の賛同があり、動議は成立したのですが、結局のところ、議会運営委員会と本会議で多くの議員がその必要はないという立場をとり、その場で議案は採決、可決となってしまいました。 非常に残念な結果ですが、議会運営委員会に出席できない以上は、今後も本会議でしっかりと訴えていく必要があると考えています。 説明が不十分かもしれませんが、反対討論を読んでいただくと私が述べたかった思いをご理解いただけるのではないかと思います。ぜひご覧ください。 なお、討論原稿は、当日の質疑が打ち切られたことと、議会運営委員会での発言などに対する反論などを含め、いろいろ付け加えていますので、議場での発言とは一致していないことを申し添えます。 (ネット中継はこちらです) 6/8の49:35ころから当該議案に入り、51:36ころから私の質疑、その後、動議→討論と進み1:08:00くらいまでの約20分です。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1433825206876/index.html 15.6.8 第2回定例会 議案第3号 反対討論 議案第3号「恵庭市保育に関する条例の一部改正について」に対し、反対の立場から討論をいたします。 まずはじめに、こすもす保育園の新園舎の移転にご尽力をいただいたみなさまに感謝を申し上げます。 私は、この保育園が再開発ビル内に移転をするということ自体に反対するものではなく、古い園舎に戻ることを求めているわけでもありません。 ただひとつ心配をすることは、今回の議案は保育園の全機能を移転をするということでありながら、その根幹ともいうべき、安全に子どもたちを保育するということ、その前提となる安全な送り迎えの確保が十分とは言えないということです。 残念ながら質疑が打ち切られ、明らかにすることはできませんでしたが、新園舎には、議会に対して当初約束をした駐車場は設けられておらず、このまま移転を認めてしまえば、路上駐車を容認することとなり、現在工事が行われている駅前広場の路上駐車とも重なり、子どもたちの安全が大きく脅かされることになります。 先ほどの動議でも求めたことは、まずは所管委員会に付託をして、安全性の議論をしっかりとし、その担保があきらかになった上で、議案を審議をするという議会の姿勢であります。 議会自らが議案の範囲を狭め、権能を放棄することは、今後ますます重要になる議会としての責任を放棄する自殺行為だとも言えます。 恵庭市まちづくり基本条例の第7条において、議会の役割が定められています。 「議会は、市の重要事項の意思決定を行うとともに、市の事務の執行を監視し、けん制する役割を担います。」 意思決定とは何か。いうまでもなく、地方自治法に定められた議決であり、子どもたちの安全性が約束されるまでは条例の改正を認めないということであります。 同じくまちづくり条例第7条3項において、 「議会は、市民意見の把握と議会情報の提供による情報の共有を進め、市民の意思を反映するよう努めるものとします。」と定められています。 この議案を議決するにあたり、市民意見の把握と、情報の共有は図られたでしょうか。現に保育園を利用する多くの保護者はもとより、それ以外の市民に対してもこうした送迎の安全性を含めた、保育園の移転に関する情報は十分に伝わっているとは言えません。 そうであるならば、子どもたちの安全性が約束されるまでは条例の改正を認めないということこそが、まちづくり基本条例で求められている議会の役割であると私は確信をしています。 もちろん、一般質問や委員会の所管事務調査で、提案ができないわけではありません。 しかし、議員個人の提案ではなく、議会が合議体として一つの結論を出すことが、首長と向き合う議会としての大きな力となるのだと思います。 駐車場のない保育園を議会として認めてしまったときに、もし万が一、送り迎えに際して事故が起きたとしたら、議会としてはその責任にどう向き合うのでしょうか。 運営事業者が悪いという言い訳は許されません。安全な送迎の確保をしなかった設置者である恵庭市、そしてそれを認めた恵庭市議会の責任は免れません。 これまでも議会改革に取り組んでこられた先輩議員のみなさまは、議決権の重みとも十分に向き合ってこられたものと思います。また、会派に所属をされる議員のみなさまにおかれましては、会派としての決定などもあることだとは思います。 しかしながら、議員個人として、その倫理観と使命感に基づいて、議決の重み、安全に保育ができる保育園を条例で定めるということの重みをぜひともお考えをいただき、現時点での議決については明確に反対をしていただけますようお願いを申し上げ、私からの討論といたします。
議会運営委員会
議会運営委員会
本会議開催の前には、議会運営委員会が開かれ、本会議の運営を事前に協議しています。 6/5に行われた議会運営委員会で、提案された議案の取り扱いが決定しました。 詳細はPDFの通りですが、議案第3号について、非常に問題が大きいと思っています。 議案として提案をされているのは、「恵庭市保育に関する条例の一部改正について」ということで、こすもす保育園の住所の移転に関する条例改正なのですが、旧園舎から再開発ビル内の新しい施設に移ったことに伴って、子どもたちの安全な送迎の体制が確保されていません。 議会が持つ議決権の意味を考えるならば、議決してから改善すればいいという話にはなりません。 にも関わらず、議会運営委員会では、そうした問題の本質に触れることなく、「即決」(初日にすぐ採決を行うこと)を決めました。 直前のご案内にはなってしまいましたが、お一人でも多くの方に本会議を傍聴いただき、みなさんが選んだ議員・議会がどのような判断をするのかをご確認いただければと思っております。 明日の本会議は10時から市役所3階の議場で行われます。
平成27年第2回定例会招集
平成27年第2回定例会招集
最初の定例会である平成27年第2回定例会が招集されました(改選前の3月に開かれた議会が第1回定例会です)。 議会日程は一応以下の通りですが、一般質問の人数や審議状況などによって、日程や時間の変更があります。 特に一般質問の時間は変わる可能性が高いですが、私の出番は6/16(火)となる予定です。 事前にチラシなどでお伝えしていた通り、今回の一般質問では大きく5項目の質問をします。 150603一般質問通告書 1.市長の政治姿勢について 2.こすもす保育園の駐車場について 3.松恵小学校の特認校制度について 4.ごみ料金の改定について 5.投票率の向上について 詳しい内容についてはPDFをご覧ください。 初日の議案審議から、できるだけ必要な場面では質疑も行なって、中身のある議論をしていきたいと思っています。 平日の日中ですが、ぜひご都合のつく方は、6/8(月)の議案審議、6/16(火)の一般質問、6/17(水)の厚生消防常任委員会、6/24(水)の議案審議などに足を運んでいただけると幸いです。 なお、議会は市役所の3階、議場でやっていまして、傍聴する人の住所・名前を書くだけで特に事前の手続きなどは必要ありません。