最近、印刷物の原稿などを考えている中で、自分がなぜ政治に
携わろうと考えたのかということに思いを巡らせていました。
理由はひとつではなく、複合的な要因なのですが、そこにまつわる
理由のうちの一部を記した記事を下にピックアップしましたので、
ご覧いただければ幸いです。
そんな理由のひとつに、「政治と金」にまつわることがあります。
大学生のころ、公務員試験を勉強していた仲間が中心のメーリングリストが
ありました。そこでは、政治や経済だけにとらわれず、幅広く日本のありようを
議論していました。
そんな中で、「政治活動にはお金がかかるもの」だという議論になり、
そうは言うものの、何にお金がかかっているのかが具体的に
わからなかったため、自民党と民主党にメールで質問をしてみました。
当時、自民党広報からは返信がありましたが、民主党からは
返信もありませんでした。
自民党からの返答は出版物からの引用で、割と抽象的なものであったため、
そのときに知りたかったものには迫りきれませんでした。
1事務所の人件費 約4000万円
2交通・通信費 約2000万円
3事務所の賃借費、備品等の事務所経費 約1200万円
4後援会活動費、政策活動費等
(後援会報、政策パンフの作成等) 約4476万円
合計約1億1600万円というのが、この本を書いた10人の平均だそうです。
(出典はこちらとのこと)
「永田町下級武士たちの決起--政治改革に挑む」 ユートピア政治研究会(著)
実態として、当時たくさんのお金がかかっていたことはわかりましたが、
ではその使われ方が適切なのか、必要なのかについては
この数字からはまったくわかりませんでした。
民主主義にはコストがかかるというからには、その使い道を
明確にしなくては、その必要性をはかることができないでしょう。
国会議員と地方議員では、仕事の中身も、お金の使い方も
全然違うとは思います。そうは言っても、お金に関して不透明な
イメージは共通しています。
それならば、政治に関わるお金をオープンにしていくことが、
まずはその信頼を得るための第一歩なのではないかと思って
おりました。
誰もやらないなら、自分がやればいい。
そう思うことは、この世界にいくつもあります。
それをひとつひとつ紡いでいくことが、
必ずまちを、北海道を元気にすると信じて。
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若者の声を政治に ー2009年7月30日
http://kashiwano.info/blog/b/2009/07/post-304.html
成人の日に思う ー2009年1月19日
http://kashiwano.info/blog/b/2009/01/post-32.html
若手議員の見た市議会、結果報告 ー2008年8月31日
http://kashiwano.info/blog/b/2008/08/post-289.html
私の主張1 ー2007年3月12日
http://kashiwano.info/blog/b/2007/03/post-11.html
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