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米軍訓練移転

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本日から28日まで、米軍再編に伴う訓練移転が千歳基地で行われます。 将来的な方向まで考えれば、私は日米同盟一辺倒の立場を改め、国連中心外交と積極的平和構築による安全保障を目指すべきだと考えています。 そうなっていったときに、在日米軍基地の縮小・整理は必然です。 ただ、現時点で極端に集中している沖縄のことを考えれば、こちら側の事情だけでの反対ということには難しい部分もあります。 さて。 本日13時から行われた基地内での説明会に、恵庭市議会からは基地特別委員会の委員7名が参加をいたしました。 あくまで当事者は千歳、苫小牧ということで、質疑に関しても両市が中心で行われました。 回答の主なものは、 -- 原則的に外出は禁止、病院や教会など例外的な場合は必要性を考慮して、指揮官の判断となるが、もし外出する場合には動向などを考えたい。 実弾の搭載は、これまでもないし、今回もない。 低空での超音速非行などもない。 これまでの普段の訓練となんら変わるところはない。 特に寒冷地訓練ということではない。 嘉手納、岩国、三沢の負担軽減であり、今後も3基地からくる可能性がある。 説明会は、最初ということで、自治体や報道関係の関心も高いだろうということで行った。今後も実施するかどうかは、現時点では決まっていない。 -- ということでした。 米軍機が到着しておらず、中身については到着後に打ち合わせをして決める、ということが多いようです。 実際に14時前に千歳に到着する予定だったFA18も、厚木で止まったあと、こちらへ向かっておらず、(その時点では)いつの到着になるかわからないというお話でした。 私たちはそこで恵庭に戻ったため、音を確かめることができませんでしたが、自衛隊主導とはいいながらもコントロールしきれていない部分を強く感じました。
-- 千葉県我孫子市 人口約133000人、面積43㎢(恵庭の1/7ほど) 一般会計予算 約314億円(恵庭の1.4倍ほど) JRの2路線で6駅が市内にあります。 利根川と手賀沼に挟まれて市域は横長に広がっています。 -- これまでも予算の編成過程や、財政状況を積極的に公開し、厳しい議会議論を 行ってきており、前の市長が「予算が修正されなかったことはない」と 言っていたほど。 平成15年の市民による行政改革推進委員会の中で、行革の視点から財政を 分析する必要が指摘されたのが始まりで、外部の目を入れてやっていこうと いうことで、民間コンサルを入れての財政分析を導入しました。 他の自治体との比較や長期ビジョンを示していく上で、高い客観性で 総合的に評価をするために、外部の目線を入れたとのこと。 委託費用として、目に見えるコストは増えますが、その分の事務作業 減少分を考慮すれば、かならずしも不合理ではないと思います。 かなり厳しく財政規律を守っている我孫子市。恵庭よりも予算規模は大きいですが、 公債残高は450億ほどと恵庭よりも少ないです。 確かに道内では借金が少ないほうなのかもしれません。しかし、 日本全体の中での類似団体との比較をしなくては、立ち位置は見えて こないと思います。 いろいろお話を伺っていくと、ベッドタウンとして主な産業を持たないため 財政基盤が弱いこと、都心にすぐでられることによる消費の流出など、 恵庭とも共通する悩みを持っているようです。 PICT0579.jpg PICT0585.jpg PICT0581s.jpg
-- 視察項目からは外れますが、 ボタン式の採決システムを導入しているそうで、この日は三重県からの視察も くることになっていました。 できるだけそのシステムを他の用途にも応用して使う工夫をされているようですが、 なかなかそんなぜいたくはできません。ただ、市長と向かい合わせになれる質問席 は必要だと思うので、前方の席を転用するなど、コストを抑えられる方策を提案 していきたいと思います。
-- 神奈川県海老名市 人口約126000人、面積26㎢(恵庭の1/11ほど) 一般会計予算 約350億円(恵庭の1.5倍ほど) 小田急、相鉄、JRと3つの鉄道が市内を走り、7カ所の駅がある。 2002年4月に複合型商業施設ViNA WALKがオープンした。 -- 海老名市ではえびな安全・安心メールサービスについて研修。 神奈川の自治体では同様のサービスを行っているまちがいくつかありますが、 その中でも海老名が先がけだったそうです。 これに加えて、メールを利用したアンケートも実施しています。これが海老名を 選んだ理由で、行政が情報を発信する新たなチャネルであるとともに、市民の声を 今までよりも簡単に施策に取り入れていけるようになる方法だと思いました。 まず最初は消防分団の情報共有手段として導入されました。 市外や防災無線が聞きづらいところでも電波があれば受信できるということは 優位性があります。 消防団用と児童の保護者用のサービスはパスワードを使用した登録制で 防災無線の補うものとして運用されています。 一般の登録は、地域と求める情報を選択して登録することで、防犯情報を 中心とした情報が携帯電話やパソコンのアドレスに配信されます。 システムは自前開発ではなく、民間会社の提供するサービスを利用することで、 かなり費用も抑えられています。 問題点としては、迷惑メール対応のためか、当初よりも配信に時間がかかる ようになったとのこと。 導入後はこれ自体にかかる事務コストはほとんどない。年間数件の苦情対応と 役所で登録してあげることくらいだそうです。 そして、これから取り組んでいくこととして、 行政情報の積極発信と、さらに進めてメールアンケートによって 「市民の声を聞ける行政に」ということです。 多少属性の偏りは出ると思いますが、これまでの手法によるアンケート とは重なりが少なそうで、行政と市民を結びつける有効な手段となり そうです。 ぜひ恵庭にも導入を求めていこうと思います。
-- 綾瀬市 人口約82000人、面積22㎢(恵庭の1/13ほど) 一般会計予算 約238億円(恵庭より1割ほど大きい) 特徴 市内に鉄道駅がない。自衛隊厚木基地が行政面積の18%を占めており、航空機騒音が大きな問題。東京から40km、横浜から20kmと大都市に近い。 -- 綾瀬市では、市民活動応援補助金(きらめき補助金)について研修。 現在恵庭市議会でも、市民活動を資金面で支える「えにわブーケトス」が議論されています。 「市民活動支援制度 えにわブーケトス」についてはこちら。 (こちらは市民準備会の提言であり、これに基づいてまとめられた市の提案は まだネット公開されていません) 住民自身が決定権を持つすばらしい仕組みだと思いますが、特定の団体に得票が集まることなどが懸念されています。少し別な仕組みでの導入実例のお話を伺う中で、その解決策や、恵庭方式の改善案などを模索することが研修の目的です。 綾瀬では、まず市民活動推進のきっかけとなったのは、平成12年に議会会派から提出された「市民活動推進条例案」だったそうで、4年ほどの検討期間を経て、平成16年に条例が制定されました。 支える仕組みとしては、まず「条例」→「場所」→「資金」という順序で整備が進みました。 恵庭では、「恊働のまちづくり指針」、えにわ市民プラザ「アイル」などがありますが、指針はあくまで方針であって、ルールではありません。 また、「アイル」に関しても、多くの市民活動のための拠点として、もう少し長い期間行政がサポートをできなかったものかとも思います。 綾瀬の市民活動センターは公民館の中のオープンなスペースにあるということで、他の用事で来た人に対しても、市民活動をアピールできるメリットがあるとお話されていました。現在、非常勤職員が9時から22時まで配置されているそうです。今後は別な施設への移転も検討されているとのこと。 本題の「きらめき補助金」は、 ・ 「団体に対する補助」ではなく「事業」に対する補助金 ・ 団体の成熟段階に合わせて「いぶき」「はぐくみ」「はばたき」の3つの区分 ・ 補助事業の選考は、提出書類と公開プレゼンテーションにより「選考委員会」が総合的に判断 ・ 補助金を受けた段階は事後にも公開の報告会で実績報告 という特徴です。 事業補助という点は「ブーケトス」も同様。 3つの区分があることで、継続的な支援が受けられることは恵庭と大きく違います。 はぐくみだけにしても1事業につき3回まで。説明によると「初年度より2年目、3年目のハードルは上がる」とのことですが、エントリーすることは可能です。 補助金が既定のものとならないためにも回数制限は必要なことだと思います。 しかし、活動を始めたばかりの団体は毎年新しい事業を行なっていけるのか。そして、補助金のために事業を探すということにならないか少し心配です。 「えにわブーケトス」の一番の特徴であり、綾瀬「きらめき補助金」とも大きく違うことは、補助金の決定を市民自身が投票により行なうことです。 選考委員会で選ぶのと違い、同じ市民の目線で見て、理解される活動や提案が求められるということは、活動が硬直化しないためにも大きな意味を持ってくると思っています。 綾瀬の場合、公開プレゼンテーションに足を運ぶのはほとんどが団体の関係者だそうですが、公開プレゼンテーションを入り口として、市民活動に関心をもつ方が増えるような仕掛けは必要でしょう。 担当の職員の方は「えにわブーケトス」についてもご覧いただいていたようで、非常に参考になるお話をたくさん伺うことができました。 ありがとうございました。 PICT0557.jpg
-- 以下、メモ。 不交付団体になった。神奈川県では6市のみが交付団体。 市民活動の推進の中に、市民恊働も盛り込めないかと考えた。(1条) 補助金創設にあたり、 民間基金による補助金/行政基金による補助金/直轄 の3つを検討した。 民間になると税制の問題、直轄にすると行政からお金をいただいているというイメージになる。だから、行政による基金を選択した。 大和市や茅ヶ崎でもマッチングギフト方式でやっている。 市外団体も申請できるというのがひとつの特徴。 綾瀬には歴史がないということもあって、綾瀬の市民のためにやってくれるのであれば、補助金の対象としようという考え方。 3セット方式。(多くの自治体が導入) 答申ではそれが望ましいということになっていた。 しかし、3年間で仕上がるのだろうか、ということで今の最大9年受けられる仕組みとなった。 10/10補助はどうなのっていう意見もあった。 でも、それは団体が考えること。選考会でおとされる(削られる)べきだ。 選考委員会、平塚市をモデルにしている。 委員の方の中には選考会の1ヶ月まえから人断ちをするという人も。 今後、委員の交代も考えている。 公開プレゼンテーション: 綾瀬では、発言の機会なし。 大和では、発言を認めているが、危険かなぁ。公開プレゼンには関係者しかきていない。 市民活動センターへの支援: 非常勤職員9-17、17-22の勤務で1人ずつ+事業をやるための費用。 助成金情報を提供。全国の基金などに応募できるだけのちからを作っていってもらいたい。 「市民活動センターあやせ」 相模原のパートナーシップ事業をモデルにしている。これは1年ぽっきり、それで継続できるのかという話もある。 市民活動センターが他との複合施設なので、ほかの目的で来た方も。
本日から会派の行政視察に来ています。 1日目は神奈川県の厚木市。 人口も20万人以上の特例市、一般財源の予算も600億と恵庭の3倍 ほどで自主財源の割合も高いまちです。 これまで行政評価を行なっていましたが、今年度から新たに 「事業仕分け」も導入しました。 前市長のときの行政改革大綱で実施を目指していましたが、 市長選で市長が交代したことがどう影響したのか、また行政評価は やめてしまうのか、そして、推進してきた方たちではなく、導入した 自治体の生の声を聞いてみたいと思っていました。 市長交代については、滝川のように、市長のマニフェストだったわけでは ないようですが、新しい市長も行政改革には熱意を持っていたので、 影響はなかったそうです(むしろ進んだ?)。 職員による自主研修グループがあるそうで、わりと職員主導というように 受けとめました。 導入したあとだから言えることなのかもしれませんが、やはり、行政評価 には限界があった、導入したことによって、行政評価としてもさらに 厳しい見方ができるようになったそうで、職員の方も導入前とは持っていた 印象が変わった方が多かったようです。 評価者として、内部の職員が多かったり、仕分けをすることになった35事業 の選び方についても議論があったようで、今年度の結果を踏まえて来年度に 改善をはかるとのことでした。 やはり、始めてみたから見えたということがあるのでしょう。 経費節減の効果としては1億2000万円ほど。600億の予算から見ると大きく ないのかもしれませんが、効果は財政的な部分だけではなく、行政事務が 市民から見えることや、目標の明確化など副次的なものも多くあります。 恵庭でもパブリックコメントを行なっていますが、残念なことに、ここには 事務にかかる人件費が出てきません。 今日でたばかりの予算査定中間報告でも、計画作成にあたって、外部委託をやめて 委託コストを減らしたものがありました。これによって、どれだけの事務 コスト増になっているのか、そこまで比較する必要があるのではないでしょうか。 限られた職員の中で、さらに拡大する行政需要を満たすこと。 財政健全化と市民サービス向上が両立するためにも、 えにわの「事業仕分け」もぜひ進めていきたいと思います。

視察4日目

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視察の最終日は、北九州市のエコタウン事業を視察してきました。 非常にスケールの大きい事業で、「アジアにおける」国際資源循環・環境産業拠点都市を目指す というものです。 北九州市にはもともと八幡製鉄所などがあり、工業が集積していた一方で、大きな公害問題が ありました。公害対策の取組みが今のエコタウンにつながってきています。 エコタウンの計画策定にも、新日本製鉄(など)が所有する大規模な埋立地の存在が影響しています。 また、工業地帯、生産地が近いから、そこで再資源化を行ったときの輸送効率がよい という点も見逃せません。環境・情報に絞った基礎研究との連動など、アジアの拠点を目指すだけ あって、その規模や効率は簡単に真似できるものではありません。 そうした中で注目したのは、「バイオエタノール燃料の利用推進」と「エコアクション21」です。 バイオエタノールに関しては道内では十勝でてん菜、小麦を原料とする施設の実験、 苫小牧でコメを原料とする施設が計画されているようです。 恵庭市でも、生ゴミから発生させるメタンガスの利用は検討されていますが、札幌という 大消費地の隣という立地を生かして、あえて事業系の生ごみを持ってきてエタノールを 作るくらいのものができないものでしょうか。 環境省の実験によると、エタノールを3%混合したガソリン(E3)を冬期の北海道で 使用しても始動・加速・燃費などの面でほとんど影響はないそうです。 コメやらトウモロコシからわざわざ作るのではなくて、ごみから作るからこそ、意義が大きいと 思います。 ちなみに10tの生ごみに2tの水を加えて400リットルのエタノールが製造できるそうです。 残さが3~4tほど。これ、もう一度バイオガス化できれば、さらに回収効率上がりそうです。 甘いでしょうか。 もうひとつは、「エコアクション21」。不勉強なので、私は聞いたことがなかったのですが、 おおまかにいえば、ISO14001のような環境に関する認証で、環境省がガイドラインを策定 しているので、国際的には通用しないそうです。 ただ、恵庭市だとか、国際的な取引がない企業においても、ISOのような国際規格にのっとる 必要があるのかといえば疑問。決算書を確認していないのではっきりは言えませんが、ISOの 更新のためにも100万円以上の費用がかかっているのではないかと思います。 ここのページのISOとの比較というところがわかりやすいです。 「一般質問ではやりませんよー」と言った記憶がありますが、やっぱり質問してみようかと 思います。
恵庭には8日に戻ってきておりました。 週末は中札内での研修に行っていたため更新が大変遅くなってしまいました。 尾道のあとは、電車で20分弱の移動をし、同じ広島県内の三原市にお邪魔を しました。まず駅を降りて驚いたのは、駅前広場がとても広いこと。 そして駅前には2つ大きなビルがあり、ひとつが建て替え中。市のスローガンみたい なのが掛かっているということは、行政もかんでいるのでしょうか。 三原市も2005年の3月に合併したばかり。合併によって、人口は10万人を越えましたが、もともとは 8万人ほどと恵庭ともそれほど変わりません。 視察項目の「健康みはら21計画」は保健福祉課の所管事務で、その保健福祉課や 教育委員会は駅前のビルのうちのひとつに入っています。 本題からはずれるのですが、駅前の2つのビル、もともとはつながっていて両方にデパートが 入っていたそうですが、それらが撤退したことによって、今は2,3階を市の施設として、 広々と使っています。 市内に大きな工場が4つと広島空港があるそうで、人口は恵庭の1.6倍なのに、財政規模では 2倍以上あります。そうした余裕が駅前にあらわれているというように感じました。 さて、本題。 とても不思議な数字なのですが、三原市は全国と比べても入院受診率がとても高く、 若年で1.65倍、老年でも1.34倍あります。入院外だと1.11倍と1.03倍まで落ちるので、 これには何か特殊な要因がありそうです。この点、尋ねてみたのですが、ベッド数が多く、 需給バランスが崩れているからというような回答。ベッドが多いからといって安易に入院を させているとしたら、それはそれで問題です。 病床が足りないよりはましかもしれませんが、経営効率で考えると、そんな単純ではない気がします。 計画の中で行われているのは、認知証予防のための講演会、禁煙の取組み、食育の取組み、 歯科衛生の取組みなど非常に多岐に渡ります。それぞれに数値目標も設定 しているのですが、計画の初年度が平成18年度で中間評価年次が平成20年度なので、 今の段階では検証はまだ十分ではありません。 また主眼に据えられた一次予防のための9項目に渡る数値目標ではありますが、 体を動かすことを心がける、野菜を多くとるなど、この数値目標を達成した結果、 どの程度の予防効果をもたらしたのかという評価は大変難しいです。 つまり、どの手段によって、目標達成がなされたのかが判別できないことにより、 もしかしたら意味がないことであっても、延々続けていくということにもつながり かねません。 具体的に取り組んでいる事業の中身については、参考になるものがたくさんあります。 例えば、児童生徒向けのヤング朝食クッキングコンテストというものは、朝食の準備を すべて親任せにしてしまうのではなく、自分たちにもできるメニューを考えていくことで、 朝食の欠食を減らそうという取組みで、コンテストの応募の増加に伴って、欠食率は 下がっているそうです。 数値目標をもった計画というのは一見わかりやすそうなのですが、その数値設定の仕方は 検証可能性まで考慮するとなかなか難しいようです。
本日は広島県内で2カ所の視察。 まず午前中は尾道市で「天ぷら油の回収事業」を視察しました。 広島では広島市に次いで古くから市制を施行している尾道、 かつては北前船で北海道とも交易を行っていました。 このところ人口は逓減しており10万人を切るほどでしたが、 平成17年、18年に2度の合併を行い、現在の人口は15万人ほどです。 天ぷら油の回収は平成18年の1月から2カ所の団地をモデル地区として 試験的に始まりました。その後、7月から全市でスタート。 これまで1年間の回収量は3万5000リットルで、消費量の6割が回収できている 数字になります。 回収は行政、精製は民間という協力の元に、行われているこの事業、 河川の汚染を防ぐだけではなく、ごみ収集車の化石燃料削減にも寄与しています。 尾道市の場合、収集頻度は月1回だけですが、それでも費用は約400万、BDFによる 節約効果を差し引いても300万円近い費用がかかっています。 恵庭の場合、現在一部の小学校で回収している場合の目に見えるコストはほぼゼロ。 株式会社アレフの協力があって成り立つわけですが、これを全市に拡大するとすれば BDFの精製能力と小学生がいない家庭からの回収、あとは燃料の受け入れ先の確保が 問題になります。 具体的になってきたことひとつひとつをさらに調べて、恵庭市内全域での廃食油回収に つなげていきたいと思います。  PICT0159.jpg PICT0164s.jpg
左:尾道市のごみ分別表。 中:資源物は月1〜2回のコンテナ回収。拠点は人口300人くらいで1カ所だそうです。

視察2日目

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造船のまち、尾道の朝です。 実質的には昨日が初日、クリーンエネルギーのまちづくりというテーマで須崎市を 視察しました。 須崎市は高知県中部に位置する人口25000人ほどのまちです。 重要港湾にも指定されている須崎港を抱え、木材や石灰石、セメントなどの積出港として ニュージーランドなどとも航路があるそうです。高知県では鉄道発祥の地だとか。 はじめに議会事務局長さんから市議会の説明をいただきました。 平成8年からケーブルテレビで議会中継を実施しており、これが始まってから 質問の内容や議会審議でも変化してきたそうです。 今年の9月議会では企業誘致に関する特別委員会を設置し、さらなる企業の誘致に 取り組んでいるとのことです。 面白い制度だと思ったのは、「関連質問」というルール。 挙手した2名までが質問内容に関連した事項を5分間質問できるそうです。(答弁含まず) その後、本題のクリーンエネルギーのお話。 3年前に誘致したエム・セテックという会社が太陽光発電のパネルの部品を製造している ということと、高知県が山梨に次ぐ日本で2番目に日照時間が長いということで 太陽光発電の施設を建設することになったそうです。 なんとその場所は、ごみの埋め立て地の上。 この場所での発電量は300kW。1世帯あたりの消費電力は約1kWなので、300世帯分くらいに あたる量だとか。 3億2000万という建設費用の半分が環境省の補助金で、残り半分はエム・セテック社が負担 しています。平成18年から稼働し、5年半後の平成23年には無償で市に譲渡されることに なっています。 ここで発電した電気は、横にある資源リサイクル施設の電気として使用しているそうで、 平成23年までの間はエム・セテック社にこの電気代相当分を支払い、平成23年以降は クリーンエネルギーのための基金として積み立てていく計画だとか。 この基金でさらなるクリーンエネルギーのための施策が予定されているそうで、 年間約500万円という金額が、今後長い期間積み立てられていけば、大きな影響を 持つことでしょう。 PICT0118.jpg PICT0120.jpg PICT0112.jpg
もうひとつは、 住友大阪セメントの工場の発電施設。石炭による火力発電施設で、もともと建設廃材も 投入していたところに間伐材を入れることで、資源の有効利用を図ろうとしたものです。 木質バイオマスということですが、間伐材は4500円/tもする上、年間39000tという ことは年間で1億6000万円以上かかることになってしまいます。 これまた建設費に関しては、環境省の補助金と企業の支出によって、市費は投じられて いないようですが、間伐材の調達費用など想定外のようで、順調とは言えないようです。 発電量で言えば、こちらが12万kWと大変大きく、バイオマス利用はカロリーベースで 10%とのことですが、それでも1万2000世帯分の発電量という換算になります。 PICT0110.jpg
恵庭でも同様な補助金の枠組みを整えることができれば、それを導入しようとする 民間企業が出てくるものなのでしょうか。 構想、計画を作ることで、民間が(環境によいことを)やりたいと思ったときに それを推進するような仕組みを作るのが行政の仕事ではないでしょうか。 ちなみに須崎市では可燃ごみのRDF(固形燃料)化もやっているようです。 事前にHPなどで情報を調べていたときに気になったものがありました。 「鍋焼きラーメン」です。 PICT0128s.jpg PICT0123.jpg
須崎では、高速道路の延伸がひとつの契機となって、それまで一部のお店だけで 提供されていた鍋焼きラーメンを全市的にPRするようになりました。 人を惹き付けるためには、「食」はとても重要な要素だと思っています。 恵庭で昔からある食資源、何かありませんか?

委員会視察

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本日から厚生消防常任委員会の視察です。 朝、千歳を出発し、羽田空港で乗り継ぎ、先ほど高知に到着いたしました。 ありがたいことにホテルは普通にネット環境があるので、こうしてブログの更新も 可能です。 今回の視察項目は、 高知県須崎市「クリーンエネルギーのまちづくり」 広島県尾道市「天ぷら油回収燃料化事業」 広島県三原市「健康みはら21計画」 福岡県北九州市「北九州エコタウン事業」 です。 十分に下調べもして、意義ある視察にしていきます。 クリーンエネルギーの中心は太陽光とバイオマスによる発電なのですが、 今日も明日も天気は雨の予報ですので、太陽光は発電できなそうです。

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プロフィール

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柏野 大介
(かしわの だいすけ)

大学を卒業後、2度の就職と合計約2年の旅行を通して、常識や慣習といった言葉に囚われない道を模索し続けています。
外に出たことで、日本、北海道への愛着はさらに強いものとなりました。

2007年4月、恵庭市議会議員当選。
2009年12月、北海道議会議員選挙に挑み落選。
市民とともに創る自治の確立のため、「見える北海道」の実現を目指し活動中。

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