問責決議の検索結果Search

5回の問責決議が表すこと
5回の問責決議が表すこと
最終日の本会議に、中島市長に対して5回目の問責決議案が提出され、 賛成多数で可決をされました。 私はこの問責決議案は、民意とはかけ離れた、実質的な意味を持たない 決議案だと判断し反対いたしました。 決議案の文中、市長を批判する言葉が並び、「責任を全うすることを強く求める」と していますが、市長自らが提案した処分には反対し、1/2の減給では不十分と 言いながら、具体的な提案は見当たらず、提案者は議会の多数を握る責任を 放棄しているかのようです。 前回、ほんの3カ月前にも問責決議案が提案をされ、そのときの質疑でも これまでの問責決議がどういう効果をもたらしたのか、提案者に尋ねましたが、 「効果がないから再び行なった」という答弁でした。 また、11月の選挙を見ているとも答え、今回も他の議員に対する答弁で、 同じ趣旨のことを述べておりました。 政治的な対立を煽り、市政を混乱させている責任は、市長よりも、 むしろ提案者にこそ問われるべきです。責任を持って、市長を追及するので あれば、法的にも拘束力のある不信任決議案の提案こそが相応しいと思います。 結局は、議会解散というリスクは負わずに、市長を一方的に責めたてる手段 として、問責決議を利用しているという意図が明白です。 責任を問うという名のもとに、政治的なかけひきを続けるだけでは まちは何もよくなりません。 首長よりも、議会の責任こそが重い。 今の議会構成を変えることが、恵庭市の将来を変える一番の早道だという 思いを強くしています。 2年後に必ず、その判断が下されることを。
市長の問責決議案を可決して閉会
市長の問責決議案を可決して閉会
21日の本会議で予算案などの議案を審議し、第1回定例会は閉会となりました。 今回の審議では意見が分かれ、起立採決となったものがかなり多くありました。 審議の順に書いていきます。 ○「恵み野駅西口開発計画の白紙撤回を求める陳情書」 この陳情については、委員会で継続審議することとされましたが、採決すべきという意見があり、陳情を採決するかどうかを採決しました。 この陳情が提出されたのはプロポーザルの募集を開始した時期であり、提案の内容と、それに対する市民の声によっては実施しない、と市長が言明していたことから、その時点で計画を白紙撤回する必要はなく、陳情は否決すべきだと考えていました。 これまで継続審議を続けてきたのは、その計画や審査委員会の意見を見てから判断をしようということだったので、その意味では審査委員会の結論が出ない今の時点では、採決する時期ではないということになります。 採決では、林嘉男議員、寺田議員、行沢議員が継続審査に反対しました。 ○火葬場条例の一部改正案 この議案については委員会の中でも質疑を行ってきました。 しかし、制度導入による利点はまったくあきらかにならず、むしろ懸念だけが残りました。それなのに、委員会では圧倒的多数で可決されたことは、行政への安易な追随にも見えます。(市長のマニフェストに関しては非常に厳しいですが) 多数決で勝てないことはわかっていたので、反対討論を行いました。 (討論原稿は後日アップします) この改正案に反対したのは、 前佛議員、榎本議員、柏野の3人で、議案は可決されました。 続いて、 ○後期高齢者医療に関する条例の制定 これについては先日の委員会の記事でも書きましたが、制度自体には反対するものの、恵庭で条例を作らなかったときに市民に起こりうる不都合を考慮し、賛成しております。 共産党、寺田議員と行沢議員が反対で、議案は可決です。 陳情の1つ目は ○後期高齢者の健康診査と脳ドックの自己負担に関する陳情 後期高齢者医療制度の開始に伴い、これまで老人医療制度で無料とされていた健康診査に一部自己負担が発生します。 今想定されている健康診査の自己負担額は700〜1000円。制度自体は廃止、見直しの必要がありますが、全て無料がよい、とまでは考えておりません。 そして、それを市が独自で出していく、ということは求められないという判断で私はこの陳情に反対いたしました。 前佛議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員が賛成、陳情は否決です。 陳情の2つ目、 ○後期高齢者医療制度に関しての意見書。 これについては、制度を見直すことが主旨なので、基本的には賛成です。 ただ、特別な事情の相談がないままに、滞納を続けた場合に、資格証を発行する余地は残す必要があると考えています。 前佛議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員、柏野が賛成しましたが、陳情は否決です。 経済建設委員会に付託されていた、 ○恵庭駅西口再整備に関しての陳情は、 これまでも私たちは事業の見直しを求めてきたところであり、現在の財政見通しの中で進めるという判断はできません。 前佛議員、林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、榎本議員、柏野が反対。 それ以外の17名の賛成で、陳情案は採択されました。 予算審査特別委員会付託の案件については、こちらをご参照ください。 共産党が一般会計予算で反対にまわったこと、採決に前佛副議長と田中委員長が加わること以外は同じ結論です。 一般会計、国保会計、後期高齢者会計の予算について、行沢議員が反対討論を行いました。 ○財産の処分について 文教大学への支援金の一部を捻出するために、隣接する土地を売却しようとするもの。昨年の12月議会で、市がこの土地を購入することについての議決をしています。 林嘉男議員、寺田議員、田中匡四郎議員から質疑もありましたが、説明を受ければ受けるほど、その取引の実態は不可解です。 納得できないものに、賛成はできないため、起立せず。 田中匡四郎議員、寺田議員、行沢議員、柏野が反対ですが、議案は可決です。 ○市長の問責決議 大規模開発の凍結は私たちも求めてきたところであり、事業の選択が必要なことはこれまでも訴えてきたところです。今回、清和会から提出された問責決議案は、事業の是非を問うものではなく、施策遂行の姿勢を問うもの。 もっと早い段階で決断をすること、凍結という結論に至るための準備、市民に対して説明などが必要であり、市長の責任は否定できません。 この点が前回の問責決議案との違いであり、私たちが賛成にまわった理由です。 林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員が反対をしましたが、 20:3で問責決議案は可決されました。
問責決議と陳情に対する各会派の態度
問責決議と陳情に対する各会派の態度
今回の6月議会の中で、採決された議案は2つありました。 ひとつは厚生消防委員会に付託され、委員会としては「否決すべき」という結論になった『生活保護の「母子加算」廃止に反対する国への意見書を求める陳情書』で、 賛成少数により否決されました。 賛成(7):[民主春風]前佛さん、榎本さん、柏野 [共産]寺田さん、行沢さん [諸派]林謙治さん、田中匡四郎さん 反対(16):[清和]川原さん、川股さん、長谷さん、大野さん、小野瀬さん、伊藤さん、谷川さん、恵本さん、田中芳憲さん、宮さん、鷹羽さん、遠藤さん [公明]鹿野さん、高橋さん、野沢さん [諸派]林嘉男さん もうひとつは清和会から出された「中島市長の施策遂行における見通しの甘さと市民説明不足に対する問責決議」(全文は下のつづき以下をご参照ください)です。 この決議案は賛成多数で可決されました。 賛成(15):[清和]川原さん、川股さん、長谷さん、大野さん、小野瀬さん、伊藤さん、谷川さん、恵本さん、田中芳憲さん、宮さん、鷹羽さん、遠藤さん [公明]鹿野さん、高橋さん、野沢さん 反対(3):[諸派]林謙治さん、田中匡四郎さん、林嘉男さん 議場から退席(5):[民主春風]前佛さん、榎本さん、柏野 [共産]寺田さん、行沢さん 問責決議に関して、基礎となる認識が会派内でも一致していない部分があります。 私は2005年の衆議院選挙が終わった直後から恵庭を離れており、市長選で市長が訴えているのは直接目にしていません。市長のマニフェストは今でも見ることができますが、実際に市長が自らの言葉で語り、庁内でまた議会内でどのような政策遂行がなされてきたのかを知りません。 私が知りうるのは、市民に対して発信されたものだけです。 当時から議員であった前佛議員と、当時市役所職員であった榎本議員、そして当時をしらない私の間には過去の認識が違う部分があります。 自らの認識に基づき、また今回市長自らが自分の処分を課したことも鑑み、当初私は問責決議に反対の立場をとりました。市長に責任がまったくないとは思っておりませんが、議会で決議をするところまでの責任ではないと判断したということです。 一方で私よりも、市長当選後をよく知る立場からすれば、その責任はより大きく感じられているのかもしれません。そうした立場からは、逆に反対するほど責任がないわけではない、という帰結にもなりえます。 また二元代表制の趣旨を考えるのであれば、本当に議会が市長の責任を問うときには、法的にも拘束力のある不信任決議案であるべきだと考えます。議会、市長それぞれが選挙を通じて選出され、有権者からの負託を受けています。 法的に拘束力を持たない責任を問う、というのは政治的な意味以外に何を持つのでしょうか。 その点からも、賛成することはできないと考え、会派内での議論を重ねました。 本来、議場内で議論を交わし表決を行うことが勤めであると考えていますが、 会派制をとる恵庭市議会の中で、苦渋の選択として「退席」という立場をとりました。 この「退席」という態度が市民のみなさんから見て、わかりづらいということは十分承知しております。しかし、議会改革を実行していくためにも、今の仕組みの中では会派に属さねばなりません。その現状を無視して、外野にまわることは逆に有権者の負託を裏切ることだと考えます。 外からではなく、内から変えていく力となっていきたいのです。 決議案第1号 中島市長の施策遂行における見通しの甘さと市民説明不足に対する問責決議 本事項について、次のとおり議決を求めます。 平成19年6月22日提出 恵庭市議会議員 宮   忠 志  田 中 芳 憲  小野瀬 一 記              伊 藤 雅 暢  大 野 憲 義 中島興世市長は「自校炊飯給食」導入に関して、各種審議会設置や関係者・市民を動員して施策をアピールしながら今年6月、唐突に導入断念を表明し、さらに昨年5月に明らかにした「JR恵み野駅西口周辺開発事業」における事業主体の基本的な確認事項をおろそかにするなど、恵庭市の街づくりや行政運営における手法に重大な疑念を生じさせる結果となった。 このことは、中島市長の施策に一定の理解を示す市民の期待を裏切る事でも有り、十分な市民説明を怠ったことが原因と考えられる。 また、議会での発言・答弁は総論、抽象論に終始しており、市政執行の上でも思いつきのような独断的判断は庁内の混乱、停滞に拍車をかけている状況だ。 地方分権確立を進める重要な時期にあって、目標を達成するための人材・財源・スケジュールなどをバランスよく調整し、全体の進捗状況を管理する市長としてのマネジメント能力に疑問を呈する。 したがって、恵庭市議会としてその施策遂行における見通しの甘さと市民説明の不足に対する責任を問い決議する。
市内外からのたくさんの応援に感謝!
市内外からのたくさんの応援に感謝!
今日も外回りが中心。 事務所開き以降、少しずつ来客が増えており、今日も ちょうど事務所に戻ったタイミングで来客がありました。 直接足を運んでいただいての激励は、本当に勇気づけられます! 日中よりは夕方以降のほうが事務所にいる確率は高いです。 ぜひ遊びに来てください! さて。 ブログが刷新され、過去の記事も読みやすくなりました。 これからいくつかピックアップしていこうと思っていますが、 たとえば問責決議、反対討論などで検索をしていただくと、私が恵庭市議会の中でどんな発言をしてきたのかが見えてきます。 討論原稿などは短くまとめていますので、言葉足らずの点があるかもしれませんが、行政提案に対して、どう改善すべきかを訴えてきたつもりです。 お時間の許す方は、ぜひ過去のブログも眺めてみてください。 今日はカメラの電池が切れてしまいできませんでしたが、明日からは 動画での発信も行っていく予定です。 今日はそろそろ事務所から引き上げることにします。 クリックをお願いします。
炭鉱のまち、自衛隊のまち
炭鉱のまち、自衛隊のまち
本日の議会最終日、討論・質疑を行ないたい項目はいくつかあったのですが、 すべてに対して発言ができず力不足でした。 市長の問責決議に関しての見解は28日づけで更新させていただきます。 今年3月に行なわれた基地特別委員会の中でも、昨年から懸案となっている 自衛隊の削減に対する体制維持の運動に対する疑義は申し述べてきました。 そのときから思っていたのは、国策に寄りかかるだけで、自立したまちと 言えるのかという点です。 炭鉱のまちが、国策への依存から脱却できなかったのと同じことが今 繰り返されている気がします。 そのあり方に疑問すら呈することができない状況が正しいとは思えません。 未来に対して、私たちがどういう責任を果たしていくのかという点で、 今回、清和会から提出された意見書に対して、3点の質疑と反対の討論を 行ないました。 -- 「北海道の自衛隊体制維持を求める意見書 反対討論」 09.6.25 柏野大介  私は、今回上程されました意見書案第11号「北海道の自衛隊体制維持を求める意見書」の提出に反対の立場から討論を行います。  あらかじめ申しますが、私は自衛隊がこれまで果たしてきた役割、まちづくりへの貢献を否定する意図はありません。災害時などの活動、地域の経済に関しても大きな役割を果たしてきていただいたことには深く感謝を申し上げます。  これまで何度か申し上げてきておりますが、ひとつひとつの問題を議論する際に、必ずその本質をとらえた議論をせねばならず、これは今回の問題で考えたときには、まさに地方自治というものが問われている事態だと思います。  地域の安全と安定をどう守っていくのか、地域経済をどう支えていくのかは、自ら考え、切り開いていく必要があります。確かにこれまでは、大きな役割を担っていただいた。ただそれが未来永劫、続いていかないとするならば、ただ寄りかかるだけではなく、新たな方策を考えなければならないはずです。  以前に、道路特定財源の問題が議論をされたときには、地方が自ら使途を選べる仕組を求める立場と、旧来通り、道路だけを作る立場とに分かれました。 地域経済の振興は自衛隊だけによって維持されるものではないはずです。その中で、何を選択し、どういうまちを作るのかは、地域の住民自身が決めるべきことです。  ただ今の段階で聞かれるのは、後ろ向きの体制維持のかけ声ばかりで、これでは市民の新たな発想は生まれません。 理想論だと一蹴されるかもしれません。でも、国に対し、理想の形を求め、訴えていくのが、われわれ議会の役割ではないのでしょうか。現状に甘んじ、陳情政治を繰り返すだけならば、議会の必要性はありません。  今は、地方においても、最小限のコストで最大の効果を発揮できるよう、さまざまな事業の見直しを行なっています。 国も、全体としての公務員を減らしていく中で、より効率的な防衛のあり方を考え、限られた人員と体制で、最大の効果をもたらすものであるかを検証する必要があります。  国の検討の中では、「着上陸侵攻の可能性の大幅低下」、「ミサイル脅威への対処」、「南西海空域の重視」などがあげられています。その全てを受け入れるわけではありませんが、専守防衛という立場で考えても理解できる点が多くあります。  冷戦期の世界に対応する今の形から脱却していく段階においては、北方における陸上部隊が再編成されることは、やむを得ないことで、限られた体制の中で効率を求めることは、世界の平和を希求する国民の意思にも合うことであると考えます。  自治体としては、地域経済に対して大きな役割を果たしている自衛隊の存在を忘れることはできませんが、それに対する対策は、自衛隊の維持ではなく、新産業の創出として求めていくべきもののはずです。  航空機騒音、砲撃音などによる被害を訴える一方で、演習場や射場の将来に渡る利用を求めることは、まさにマッチポンプと言われても仕方がなく、市民の生活を犠牲に、金さえくればいいという姿勢にも見えます。  未来に向けて、自治体が自立していくためにも、国策に依存するだけではない、地域ごとの個性を生かしたまちづくりこそが求められています。  未来に対して責任を持つべき、市議会のみなさまにおかれましては、ぜひその点をご理解いただき、新たなまちづくりの姿をこそ議論していただけますようお願いを申し上げ、反対の討論と致します。
09.3.19議会運営委員会
09.3.19議会運営委員会
来週月曜日の議案審査で第1回定例会は閉会となります。 本日は追加議案を含めて、議案の取扱いが議会運営委員会の中で議論されました。 09.3.23最終日日程表.pdf 09.3.23追加議案.pdf 追加の議案は、 ・総合体育館のリニューアル工事のうち、建築工事の請負契約について ・恵み野北2丁目の公用地(恵み野会館横)の取得について ・平成20年度一般会計補正予算について(定額給付金など) です。 定額給付金などは、政策としては賛成ではありませんが、国として 実施されてしまう以上、反対をすれば、その分のお金が恵庭にだけ 来なくなってしまうだけなので、市民にとって不利益となってしまいます。 これまでそれに関わる事務費にも反対はしていないので、今回も 賛成します。 恵み野北2丁目の土地取得は、恵庭市振興公社(市に代わって土地を先行 取得する組織)が保有していた土地をようやく売却できるメドが立ち、 土地の売買にかかる税金対策なども含めて、一度市が取得するもの。 3回に分けての売却となり、最後は平成27年までかかる見通しで、 これに伴って、地価の値下がり分の損失が確定することになります。 残念なことですが、これ以上保有をし続けても、借金に対する金利負担が 続くので、やむを得ない部分があります。 加えて、 清和会から、市長に対する問責決議案が提出されました。 (日程表の7ページをご覧下さい) 中島市長の行政運営に関して不満がないわけではありません。 しかし、和光小学校の問題にしても、議会側に責任がまったくないわけでは ありません。 問責決議案の中でも「理解できない」として予算の項目を列挙しているにも 関わらず、その予算案に修正も行なわず、すべて賛成をすることは、 議会の不作為と呼ばずになんと言えましょう。 この問責決議案は、自らの責任を覆い隠し、一方的に市長に責任を 押し付けるもので、数だけを頼みとした暴挙以外の何ものでもありません。 この数(議席)を持って、民意というのであれば、むしろ不信任決議案を 提出した上で、民意を問うのが筋ではないでしょうか。 私は、市長の問責決議案には反対いたします。
6月議会を終えて
6月議会を終えて
まず今回の6月定例議会を振り返りますと、流れは以下のようになります。 以前にも書きましたが、議会の初日に議案や意見書などの説明が行われます。 実際には、その前の日に行われる議会運営委員会の中で、それぞれの議案を簡単な手続きで決めるか、慎重に話し合ってから決めるかに分けられています。 議案説明のあと、平日一日の熟読日をはさんで一般質問が続きます。 一般質問では議員個人が市政全般に関して、市長や役所のえらい方たちの姿勢や考えを聞いていきます。質問の中で、各議員は自分の意見も提案していきます。 質問に対して答え、それに対してまた質問と何度か繰り返して行われるのですが、はじめに聞く大枠の部分は事前にどんなことを聞くかお知らせがしてあります。2回目の質問からが台本のないやり取りとなります。 この一般質問が各議員の取り組む仕事がよく見える部分であって、とても大切なものだと思います。ぜひみなさん傍聴してみてください。 一般質問のあとは、常任委員会が開催されます。 1人1つの委員会に所属し、より細かな議論が行われます。初日に「委員会付託」となった議案はこの場で議論されます。(定員8人) 恵庭市議会には3つの委員会がありますが、1人1つの委員会に所属するということは、2つの委員会には出席する必要はありません。少し分野を狭くするから、深くお勉強しましょうということと、人数が多すぎても議論がしにくいってことだと思います。 常任委員会の他に、特別委員会というものもありますが、今恵庭にあるのは「基地特別委員会」1つです。自衛隊の基地に関わることが話し合われる場で、この委員会だけは定員が9人です。私も所属しています。 そして、これら委員会に付託されたものと議会が始まったあとに出てきた議案の結論が最終日の本会議で出されます。この本会議の前にも議会運営委員会が開かれて、議案に対してそれぞれの会派が賛成・反対、どのような立場に立つのかここですでに示されています。 この流れの中で、確かに本会議は議会の中心なのですが、中身のある議論がされるのは、委員会であり、議会運営委員会です。本会議と比べると傍聴している人もかなり少ないのですが、9月以降もネット中継はされないと思いますので、もし傍聴されるならこちらがおすすめです。 委員会で話し合われた議案に対しての各議員の賛成・反対は直接見にいかないと目にすることはできません。本会議であきらかになるのは、委員会の話し合いの結果、賛成と反対のどちらが多かったのかだけです。 今後も委員会で各委員がとった立場をわかる限りで公開していこうと思います。 委員会に付託となっていた4件の議案・陳情のうち、 意見が分かれたのは「厚生消防」の陳情のみでした。内容・委員構成は以下を参照。 ・ 総務文教 ・ 厚生消防 ・ 経済建設 各委員会、所属議員はこちら。 最終日前日の議会運営委員会では、新聞などでは注目された市長の問責決議(文字通り責任を問うということらしい)と市長・副市長の減給処分についても話し合われていました。 減給処分に対しては、自民・清和会の中でも意見が分かれていたようですが、議運のなかではしっかりと統一されました。 問責決議に関しては、コメントもいただいていますので、次のエントリで書きたいと思います。