政治と金 money

2007/07/01

恵庭市の政務調査費と費用弁償について

最近よく話題になることが多い、報酬以外のお金の話です。

1つ目、政務調査費ですがこちらのサイトによると、議員1人あたりの年額が北海道516万円、札幌市480万円、旭川市96万円、函館市60万円、釧路市72万円となっています。
近隣の自治体では、千歳市が3万円、北広島市が20万円、江別市は18万円です(各市サイト参照)。

恵庭市は千歳と同額の3万円/年であり、恵庭市議会政務調査費の交付に関する条例および恵庭市議会政務調査費の交付に関する規則によって、支出の報告書の提出、会計簿と領収書の保管が義務づけられています。

2つ目の費用弁償は、地方自治法第203条3項に規定されておりますが、札幌市では議会や委員会などに行くと1日1万円とあまりにも支給額が高いため、見直しが議論されております。

恵庭市では市内の会議のための費用弁償はすでに廃止されています。
近隣では、千歳市が2000円くらい、江別市が700円です。

ここまでのところ、恵庭市では問題はないと考えています。(政務調査費の領収書も提出にしたほうがよいと思いますが)

個人的には、それよりも選挙に関しての公費負担の部分で気になるものがあります。

お金がないと選挙に出られない、当選できないということにならないように国政選挙では、選挙運動の一部を国が出してくれる公費負担という制度があります。
それに準じて、地方選挙でも条例で定めることによって、費用の一部を自治体の負担とすることができます。(公職選挙法第141条8項、第143条15項)

選挙にたくさんお金をかけないと当選できない、ということになってしまわないように、最低限の部分は公平な選挙を保障しようというのが、公費負担の趣旨であるべきです。
そういう考えに基づけば、税金を使って用意すべきなのは自動車よりも、公開で討論する場や、選挙公報を充実させることではないかと思います。

これは選挙期間中から訴えてきたことですが、今の恵庭市のルールでは、
自動車が64,500円*7日=451,500円

今回の選挙では候補者全員が法定得票数に達したので、最大で12,190,500円にもなります。
これほどまでにお金をかけて、選挙用の自動車を市が用意する必要があるでしょうか。

移動のための自動車はあっていいものだと思いますし、ガソリン代を出すのもいいでしょう。
でもそれならば、1日6000円くらいのレンタカーと2000円くらいのガソリン代でも済むのではないでしょうか。それで不足する分は自己負担にすることで選挙の公平性が保てないとは思いません。

同様に、ポスターの作成費用は1,200円*145枚=174,000円が上限です。

私の場合、ポスターが1枚330円で(消費税を申請し忘れてしまいましたが・・・)145枚分の47,850円は公費から支出していただきました。300枚と多めに作っていたため、単価が安く押さえられたということもあるかもしれません。

これらについては、9月に各候補者の収支報告が公示になりますので、それをふまえて続きを書きたいと思います。

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