議会報告 report

2016/02/02

農業振興計画の見直し

昨日(2/1)、経済建設常任委員会が開催され、所管事務調査の中で、経済部に関わる3点の報告がありました。

1)第3期恵庭市農業振興計画中間見直し(案)について
2)「海外投資セミナーin台湾」事業報告について
3)第2期恵庭市観光振興計画の策定状況について

1)
農業振興計画は平成23年度から平成32年度までの10年間の計画で、5年が経つことから後半に向けて環境の変化などを踏まえた見直し、追加が行われます。

農家戸数の減少、一方で耕作面積は減っておらず集約化が進んでいる状況。
しかし労働力の不足が顕著になってきており、打開策のひとつとしての農福連携(障がいを持つ人の農業従事)などを盛り込んでいます。
そのほか、新しいものとしては地域の木質バイオマスを生かした省エネモデルの確立(間伐材をボイラー燃料としたハウス栽培)やICT技術を活用した低コスト、省力化農業の推進などがあります。

これまで恵庭では既存農業者の集約化、面積拡大で対応できたところですが、年齢構成などを見ると、今後は本格的に新規参入者を受け入れる体制を確立していく必要がありそうです。

こちらは現在、市のwebサイトでもパブリックコメント(市民意見の募集)を行っています。

2)
台湾で行われた海外投資セミナーに市町村としては唯一恵庭市が参加をしてきた報告がありました。
テレビなどのメディア出演も含め、関心は高かったようですが、今後の動きに注目していきたいと思います。

3)
現状の観光消費額が55億円とされており、10年後の目標年次に20%増やすという計画です。
個人的にはこの数字(1人あたり4100円という消費額になります)自体が正しいのか信じられません。

通過型観光を滞在型にしていこうということであれば、入込客数よりも消費額を重視した取り組みが必要なのではないかと思います。
主な取り組みの目玉は道と川の駅に隣接した場所に「花の拠点」として「住宅型ショップ群」を整備する計画のようですが、道と川の駅の管理体制を含め抜本的に観光推進の体制を変えなければ、統計上の数字が多少増えたところでインパクトは弱いように思います。


農業振興計画のパブリックコメントについて書きましたが、
そのほかにも現在恵庭市ではパブリックコメント(市民意見の募集)を行っています。
残り期間が短いものもありますが、以下の募集がありますので、ご興味のある分野でぜひご意見をお寄せください。

・恵庭市消費生活センター条例(素案)
・第3期恵庭市地域福祉計画(案)
・第2次恵庭市男女共同参画基本計画(案)
・改正行政不服審査法に伴う対応方針(素案)
・恵庭市公共施設等総合管理計画基本計画(案)
・第6次恵庭市行政改革推進計画(案)

http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/genre/0000000000000/1372723661111/index.html

皆様のコメントを受け付けております。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください