議会報告 report

2019/12/23

悪臭問題には適正な対処を

ご報告が遅くなりましたが、
第4回定例会では、3項目の一般質問を行いました。

①観光振興
②悪臭問題
③行政の政治的中立性

という3点ですが、コメントもいただいておりますので、
悪臭問題から、ご報告させていただきます。

今回、この件を把握したのは、10月下旬に柏木地区にお住まいの方から
ご連絡をいただいたことがきっかけでした。

答弁では、8月以降で100件を超える苦情が市役所には
寄せられているとのことでしたが、苦情が柏木以外、恵み野、文京などからも
寄せられており、臭気が相当の広範囲に渡っていることから、原因の特定は困難とのことでした。

一方で、この苦情とは別に、臭気の生ごみなどを扱う事業場に対する
立ち入り調査を行っており、臭気測定の結果、敷地境界における
濃度の規制基準を超えている事例を把握しているとのことであり、
それに対しては、「適切に行政指導を行っている」とのことでした。

いつまでの期限を設けて指導を行なっているのかを聞いても、
個別の事案には答えられないとのことです。

100件を超える苦情がありながら、「基準を超えたからといって、
ただちに法令違反ということではない」という答弁では、
とても「生活環境の保全と国民の健康」を目的とする悪臭防止法の
目的が果たされているとは言えません。

また、柏木地区には教育委員会所管の給食センターもあります。
8月に議員数名で給食センターを訪れた際には、
強い臭気を確認していましたが、
教育部長からは、「学校給食センターからはそういう話は聞いていない」
との答弁でした。
給食センターの職員さんは把握をされているのに、部長が把握をしていない
のだとすれば、組織として問題があります。

私も少し誤解している部分があり、不十分な点もあったのですが、ネット中継でもご確認いただけますと幸いです。
http://www.kensakusystem.jp/eniwa-vod/video/R01/R011204-2.html
(なお、悪臭問題については、56:40〜1:09:00のあたりです)

引き続き、勧告を出した後の対応については確認をしていきますので、
臭気の状況などについての情報がありましたら、ぜひお知らせください。

皆様のコメントを受け付けております。

  1. […] 6/18に開催された厚生消防常任委員会では、陳情の審査の他、以下の16件の報告がありました。 陳情の内容はこちらです。 20200611_陳情4号 内容は大変幅広く、趣旨としては、新型コロナ感染症対策に関し、国に対して財政支援の拡大を求めるような意見書を提出するということ。 国の2次補正予算が成立したことにより、陳情の案文はその時点と一致しないものもありましたが、これだけ事態が動いていく中では仕方のないことです。また、個人的には現時点で大量検査に転換すべきとは考えておらず、細かく見れば、項目の全てを是とするものではありませんが、あくまでも陳情が求めているのは、そのような内容を含んだ意見書を提出してほしいということであり、私は採択すべきだと考えていました。 委員会の中では不採択とすべきという意見が多く出て、継続審査とするか、採決を行うかは3対3となりましたが、委員長決裁により、継続審査となっています(なお、私たちの会派は厚生消防の委員がいません)。 報告案件は以下の通りです。 1.マイナンバーカード交付等における予約制の導入について 2.第3次恵庭市地域公共交通総合連携計画(案)について 3.恵庭市災害廃棄物処理計画について 4.拠点回収資源の一部見直し等について 5.悪臭に係る規制方式の変更について 6.プレミアム付商品券事業について 7.恵庭市特別定額給付金について 8.第4期恵庭市地域福祉計画の策定について 9.障がい者相談支援事業の公募について 10.えにわ障がい福祉プランの策定について 11.新型コロナウイルス感染症の影響に係る国民健康保険税・後期高齢者医療保険料の減免について 12.第8期恵庭市高齢者保険福祉計画・介護保険事業計画の策定について 13.百歳体操のラジオ版・オリジナル動画について 14.恵庭市運動・スポーツ推進計画の中間見直しについて 15.学童クラブ保護者負担金について 16.市立すずらん保育園民営化の進捗状況について 内容は盛りだくさんですが、その中で、以前にも質問をした内容に関わって、 5.の悪臭の規制方式の変更があります。 これまでは「特定悪臭物質」の敷地境界などにおける濃度を規制の基準としてきましたが、今回新たに「臭気指数」による規制に変更することを検討しています。 これによって、人の嗅覚に近い基準となるため、複合臭などにも対応が可能となることや、これまでよりも検出されやすくなることが想定されます。 北海道内では先行している札幌市や石狩市の基準を参考としつつ、新たな規制とするため、パブリックコメントの手続きを行なっています。 ぜひこの件に関して、ご意見をお持ちの方は、こちらのリンクから、パブリックコメントにもご意見をお寄せください。 「悪臭防止法の規制方式変更について(案)パブリックコメント」 その他、委員会の配布資料はこちらです。 200618_厚生消防常任委員会報告案件一覧(資料1〜2) 200618_恵庭市災害廃棄物処理計画について(資料3) 200618_拠点回収資源の一部見直し等について(資料4〜5) 200618_プレミアム付商品券事業について(資料6〜10) 200618_新型コロナウイルス感染症の影響に係る国民健康保険税・後期高齢(資料11〜16) — (過去記事) 2019.12.23 悪臭問題には適正な対処を https://kashiwano.info/article-3846.html […]

  2. 週刊文春に持ち込んで大事になれば良い。
    どうせ自民党政権ももうすぐ崩壊するから。
    恵庭の腐った行政体質をことごとく暴露して市民本位の
    行政ができる人を選べばいい

    今の政府と恵庭市も同じ体質だから。
    その為のあなたの議席です。

    • この時点での答弁としては十分ではないと思っていますが、その後、こちらの記事にもある通り、規制基準の変更を行うなど、現実に即した対応を進めていただいております。
      https://kashiwano.info/article-4066.html

      その後は、市民からの苦情が入る度に(私からも何度か連絡をしていますが)、臭気の発生する可能性のある企業には、個別に連絡をとっていただくなど、石狩振興局とも連携しながら、継続的に対応をしていただいているところです。

      市民の声を届け、行政の働きをしっかりと見守っていきます。

      日によって、臭気を感じることがありますが、その際にはぜひお知らせいただければと思います。

  3. […] 2か所での演説の内容は、二元代表制のもとでの議会のチェック機能や、観光施策の検証、悪臭問題、アスベストなど環境問題に対して市ができること、パワハラ問題などを訴えました。 […]

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