活動報告 activity

2008/04/17

4.16 総務文教委員会

本日は総務文教常任委員会が開かれました。

午前中は、若草小、和光小などの現地視察が行われたようです。
私は委員ではないため、午後からの会議を傍聴しました。

今日の主な議題は付託されている2つの陳情案。
恵み野駅西口と和光第2小学校に関するものです。

結論から言うと、恵み野駅西口開発の白紙撤回を求める陳情は、高橋委員が採決の際に退席し、全会一致で採択との結論。
和光第2小学校の新設を求める陳情は、全会一致で採択すべきとなりました。

2つとも市長の立場とはまっこうから反対となっておりますが、全会一致であるという点を十分にご理解いただきたいと思います。

恵み野西口の陳情での主な質疑は以下の通りです。
私の解釈を含んでいる可能性がありますので、その点お含みおきください。


鷹羽委員)
・事業者を決めたことの意味
・行政負担の明示がないこと

市長)事業計画の予定者を決めだだけ
市の財政負担も今後の調整の中で決まっていく

寺田委員)
・判断を下す時期は
・財政計画はいつ示すのか

これに対し、明確な答えはありませんでした

前佛委員)
・アンケート結果の感想は

市長)関心の高い方が多かった。反対もいるが、全体としては開発に前向きな意見が多い。

高橋委員)
・1案が優位となった項目
・事業の確実性の根拠は
・議会にはいつ示すのか

副市長)
H21年9月に都市計画決定を行うとすれば、H21年3月の予備審査に付す必要があり、
遅くとも9月議会で審議してもらう。

宮委員)
あらためて、この案でよいという判断なのか

市長)あくまで基準を越えているかどうかの判断であり、
よりよい案にしていく

私が驚いたのは、審査委員会の評価で1案が617点、2案については450点しかとっていなかったことです。この評価は平均的だという判断を3点とする5点満点で5人の委員が185点満点の得点をつける方式です。

つまり、すべてが平均的なレベルだとしても555点となります。
すべてが「やや優れている(4)」という評価を受ければ740点となりますが、今回選定された1案の得点は617点、かろうじて平均を越えたというレベルであり、2案では平均的なレベルにも達しないものだったということです。

これを当て馬と呼ばずしてなんと呼びましょう。
(客観的な判断でないことをお許しください)

開発をブラックボックスではないところで決めたはずですが、市民の目線でもこの提案がすばらしいものだという評価はされておらず、当初市長が述べていた「市民の理解を得られなければ、中止する」ということになる様子はまったく見受けられません。

これでは議会として認めることができないのは当然です。

各委員の態度は、

共産党、寺田委員は両計画が大型店の誘致であり、既存市街地の空洞化などを考えると認められないとの立場で陳情を採択すべき。
清和会、鷹羽委員は全市民対象のアンケートを求めるものではないが、陳情の趣旨をくんで採択すべき。
宮委員、大野委員、川股委員は同じく採択すべき。
民主春風の会、前佛委員は開発自体に反対するものではないが、財政事情を考えると今は好ましくない。採択すべき。
公明党、高橋委員は今の段階で判断すべきではなく、市民の判断をあおぐべき。
継続審査を求めておりました。

和光第2小学校の新設を求める陳情については、次の記事で書かせていただきたいと
思います。

皆様のコメントを受け付けております。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください