かしわのブログ

令和3年第4回定例会一覧

かしわのレポート42号

本年もよろしくお願いいたします。

昨年12月の第4回定例会の記事をまとめました。
今週から、駅などでも配布する予定です。

かしわのレポート42号

公共施設運営に地域の声は不要?

来年度から、新たに「黄金ふれあいセンター」と「かしわのもり」の2施設が指定管理者制度に移行します。

 

指定管理者制度は、公の施設の管理を民間事業者が担うことのできる制度で、恵庭市では、市民会館や総合体育館、図書館などでも導入されています。今回新たに指定管理者制度を導入する2施設は、設置当初から、地域の方が運営に関わり、設置目的や理念として、地域コミュニティの醸成や地域が子どもを育む地育が掲げられています。

将来にわたって、地域住民が主体的に施設運営に関わるためには、運営協議会の設置を義務付ける規定が必要であると考え、市民と歩む会(新岡、柏野)の2名で条例改正案を提案しました。
黄金ふれあいセンター条例新旧対照表

改正内容自体はシンプルで、運営協議会について「設置することができる」という規定を「設置する」に改めた上で、その他必要な事項は規則に委任することとしています。


新岡議員から提案の説明を行い、
改正案に対し、生本議員(公明)、川股議員(恵義会)、市川議員(清和会)の3人から質疑を受けました。


それぞれの質疑のおおまかな内容は以下の通りです。

生本議員:①第2回定例会で条例改正を行なったのに、なぜ今また改正が必要なのか、②できる規定とする規定の違いと必要性

川股議員:③市民会館、市民活動センター条例などとの違い、④附属機関となるのか、⑤(条例で義務付けすることで?)柔軟な運用が損なわれるのでは

市川議員:⑥運営協議会については仕様書、運営協議会設置要綱の中でも規定があり不備はない、⑦初日の議案では指定の議案を全会一致で可決、整合性は?


質疑のやりとりをご覧いただくと、この条例改正についてのそれぞれの会派の考え方が、より際立つのではないかと思います。
議会中継(最終日)はこちらです。(改正案の提案と答弁については、31:00〜57:00くらいです)

私からの答弁は、以下の通りです。

①第2回定例会の一部改正では、かしわのもり条例において、運営協議会に関する条文を追加する改正であり、黄金ふれあいセンター条例では、当初より運営協議会に関する条文が備わっており、このときの改正案には含まれていなかった。そのため、修正案を出そうにも、条例の修正の範囲を超えるという解釈があり、その時点で修正案として出すことは難しかった。
また、修正案を認めつつ、同じ条例の同じ箇所に関する改正案を、第2回定例会で提出することは一事不再議の原則からして、困難。
2つの条例の整合性を図ること、運営協議会の設置を義務付けるという改正とするためには、違う定例会での改正が必要であり、指定管理者が始まる前である今回の定例会での提案を行った。

②選択肢があるとも受け止められる。必ず作る必要があるということを明確にすべき。

③設立の経緯と設置目的の違い。黄金ふれあいセンターやかしわのもりでは、地域コミュニティの醸成や地育が設置理念であり、地域との密接な結びつきが求められる。市民会館や市民活動センターでは、地域との関わりも大切だが、より広く全市民を対象とする広がりが重視される。

④すでに条例上定めがあり、義務付けることによって、支障がでるということは考えていない。

⑤設置は義務付けるが、構成などは規則に委任しており、柔軟性が損なわれるということにはならない。

⑥条例の中で業務の範囲などを定めた上で、仕様書が定められる。どちらとも取れる規定ではなく、必置であるということを明確にした上で、それに沿って仕様書が作られるのが正しい手続きである。

⑦今回の指定管理者候補者が地域団体との意見交換など、よい提案をしたということと、運営協議会を義務付けるということは別の話。
今回の改正の趣旨は、そうした団体などの方にも主体的に運営に関わっていただくということを条例で明確にしようとするもの。


以上のように、私なりに言葉を尽くしてお答えをしましたが、理解を得られず、改正案は反対多数で否決されました。
結果は非常に残念ですが、議員が提案をし、議員同士の質疑、答弁で議論を深めるという過程は非常に重要だと考えています。今後も必要な提案を重ねていきます。


 その他、最終日の議案審議では、子どもの通院医療費助成の対象を小学校6年生までに拡大する条例改正やワクチンの3回目接種、子育て世帯臨時特別給付金(先行分5万円)、市営住宅6号棟の建設費などを含む補正予算(第8号)を全会一致で議決しました。

子育て世帯臨時特別給付金については、先行分の5万円を年内に支給し、追加分については、1月下旬に現金で支給する方針が決定されています。
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/kodomomiraibu/kodomokateika/kosodate/6/13549.html


21.12.8厚生消防常任委員会資料



No.5-1_資料_市民意識調査報告書【全体】(廃棄物管理課)

骨髄バンクドナー制度の導入を

明日から一般質問です。

今回の一般質問は10人が通告しており、通告内容はこちらの通りです。
一般質問通告書一括


私は今回、以下の3点について質問をします。
1 骨髄バンクドナー制度の導入について
2 終活支援制度の導入について
3 特別職報酬の改定について


1の骨髄バンクドナー制度については、今年の9月に市民活動団体が、この制度創設に向けた勉強会を開催し、私も出席させていただきました。
私も献血するたびに、自分でもドナー登録をしようと思いつつ、いつも採血後に思い出していて、その機会を逃し、ようやく今年ドナー登録をしました。

勉強会では、ドナー登録していて、適合したとしても、高い割合で提供に至らないということを知りました。
移植に至らない要因はさまざまあるようですが、仕事など健康上以外の理由によるところが大きいことから、助成制度はその阻害要因を解消し、移植を促進することにつながるものと思います。
登録者を増やすために、応援してくれる企業を増やすために、北海道内でこうした取り組みを広げていくために、恵庭市としてできることがたくさんあると思いました。

会派としても、次年度の政策要望にも盛り込み、定例会初日の市長の所信表明にも言及があったので、実現する見通しは高いですが、対象範囲や中身の議論を深めることで、少しでも早期に、充実した内容としていければと考えています。

その他、2点については、またあらためて。


一般質問の日程は以下の通りです。

12/1(水)
13:00〜 川原議員
14:30〜 生本議員
15:30〜 松島議員

12/2(木)
13:00〜 渋谷議員
14:10〜 柏野
15:30〜 新岡議員

12/3(金)
10:00〜 宮議員
11:10〜 石井議員
13:00〜 南出議員
13:50〜 伊藤議員

※時間は目安です。

インターネット中継もありますので、ぜひご覧ください。
http://www.kensakusystem.jp/eniwa-vod/live/index.html

本当に必要なところに届いているのか

前回のつづきです。

初日の議案では、一般会計の補正予算が提案をされました。
  
補正予算(第7号)
内容は非常に多岐にわたっており、新岡議員からは2項目、私からは4項目の質疑を行いました。

その中で、最も注目をしたのは、「恵庭市高齢者世帯等冬の生活支援事業費(2800万円)」です。

これについては、10/15付で議会から、市長に対して要望書を提出していたところであり、
その実施については異論はありません。

問題なのは、その対象です。

前回、平成30年にも同様の事業を行なっていますが、質疑への答弁では、今回もこの考え方を踏襲しています。
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/material/files/group/13/D.pdf
試算では、
高齢者世帯 2000世帯
ひとり親世帯 400世帯
障がい者世帯 300世帯
で、合計2700世帯を対象と考えています。

ただ、対象の範囲としては、世帯全員が住民税非課税であることが要件となっています。

国でも補正予算で、いくつかの給付金を決定しているところですが、
・住民税非課税世帯に対する給付金(住民税課税だと対象外)
・学生支援緊急給付金(自宅から通学し、家計から学費を出していると対象外)
・子育て世帯に対する給付(19歳以上の子どもは対象外)

このようになっており、
自宅から通学している19歳以上の学生さんがいる世帯や、
住民税は課税されているが、コロナの影響で大きく減収している世帯などは、
国の給付金からも漏れ、恵庭市の支援も受けられないということになります。

他の制度もあるということは理解をしていますが、
市長は所信表明の中でも、「コロナ対策として(中略)、国や道などと十分連携しながら、コロナで影響を受けた世帯や売り上げ回復を目指す事業者への支援を行ない」とも述べており、私からはコロナの影響により減収の著しい世帯などを対象に追加できないのかということを繰り返し求めました。

この事業の中では対象としないが、他で検討するということですので、ぜひ国の支援から漏れる世帯についての検討を早急に進めていただきたいと思います。


その他3点のうち、花の拠点整備事業費(1774万円)では、開業当初に掘削した井戸の水質が悪く、植栽の管理用に使用できない状態にあることから、いくつかの手法を比較検討した結果、新たに井戸を掘削する経費を計上しています。
水道使用や鉄分除去などよりも経済性が高いということ、これに伴う運転管理経費の増加はないということですので、期待した水質が確保されるのであれば、妥当な判断ではないかと思います。


最後の2点は、全国都市緑化フェアの開催事業費(733万円)と、
債務負担行為による全国都市緑化フェアの整備事業費(1億100万円)です。

債務負担行為は、あらかじめ将来の債務の上限額を予算として決めておくことで、年度をまたいだ契約などを可能とする手法で、緑化フェアを来年の6月に開催することから、一部の工事などを年度内に発注する必要があるということは理解できます。
一方で理解できないのは、それが実行委員会の経費ではなく、恵庭市単独の経費としているところです。

当初から、緑化フェアの開催事業費は総額で7億円としており、実行委員会の主催者負担金、約4億3000万円のうち、国庫支出金をを除く負担額を恵庭市と北海道が折半、会場整備費の3億円弱は恵庭市が負担ということでした。
ただ、この会場整備費については、フェア開催後も活用できるためという説明でしたので、中島公園の出入り口の道路工事や、はなふるの関連工事については理解ができるものの、ステージやプレハブのリース料(約4000万円?)も恵庭市が単独で負担をする必要があるというのは、理解に苦しむところです。

また、今回の補正で追加された733万円については、「コロナ禍の影響により、イベントの周知が十分行えていない状況に対応するための、市内に特化したPRの充実やノベルティの作成経費」という説明です。

プレイベントが中止となっていることを考えると、予算としても活用できる余地があるのではないかと思いますし、そもそもの緑化フェアの主たる事業目的が、市外・道外に向けた認知度向上や交流人口の拡大ということから考えると、その使途や手法には工夫の余地があるのではないかと思います。

恵庭にとって、過去にない大きな事業であり、これをまちづくりに活かしていくということは大切だと思っていますが、だからといって、経費を際限なく使えるというものでもありません。もちろん現場では、十分な検討の上で進めていただいているものとは思いますが、議会として、補正予算に関して、指摘できる場面は多くないので、精一杯思いをお伝えしました。


以上のような質疑を経て、
補正予算案については、全会一致で可決となりました。


第4回定例会に提案された議案(初日)はこちらからご覧いただけます。
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/kurashi/shiseijoho/shigikai/kaiginogoannnai/giannitirann/shigikaiteishutsugian/12006.html

産廃会計は廃止、区分経理は維持

第3回定例会が10月15日で終わって、翌週から定期監査が始まり、
並行してチラシを作って、チラシを配り、
財政援助団体の監査があって、その合間に研修と研修と報告会と部会と報告会と研修と研修があり、
気づけば本日から第4回定例会が始まりました。

初日の今日は、議案審議で、12件の議案が提案され審議を行いました。

初日日程表

その中で、私は以下の4件の議案について質疑を行いました。

・議案第2号 恵庭市特別会計条例及び恵庭市基金条例の一部改正について

前回の議会でも触れましたが、産業廃棄物の搬入量が減少したことにより、産業廃棄物特別会計が大きく歳入不足に陥っています。
それに伴い、産業廃棄物処理事業特別会計と、産業廃棄物処理施設基金を廃止し、一般会計、廃棄物処理施設環境保全基金にそれぞれ統合します。

私は、現時点では、産廃の受け入れは必要だと思いますが、その処理費用については、本来産廃処分手数料で賄われるべきであり、一般会計からの補填は行うべきではないと考えています。市の方針としては、来年度行う検証の中で、手数料も含めた見直しを行うこととしていますが、今後も産廃の適正な料金設定を行うためには、厳正な区分経理を行うことや、仮に一般会計の負担が生じる場合には、広く市民に説明をし、理解を得た上で進める必要があるという趣旨で質疑を行いました。

・議案第5号 恵庭市消防団条例の一部改正について

全国的に、消防団の人材確保が課題とされており、報酬や休団制度、退職報奨金などについての規定を整備します。
報酬を明確化することに伴い、活動実績がない場合には不支給とすることを規定していますが、その場合にも条例上は在職年数に加算すると読めることから、休団制度利用時との整合性を質しました。この点は規則の中で、整合性を図るよう検討するということです。

・議案第8号 公の施設の指定管理者の指定について(恵庭市黄金ふれあいセンター及び恵庭市生涯学習施設かしわのもり)

現在恵庭市では12※の施設を指定管理で運営していますが、更新時の公募では、新規の事業者による応募は少ない状況にあります。
今回は新規の募集ということもあってか、4事業者から応募がありました。
単なる施設管理ということではなく、学童クラブや子育て支援事業が含まれています。
それだけに、選定の際のどういった基準で選定を行なったのか、それぞれの事業者の提案が、どう採点、評価をされたのかということが重要になると思っています。

https://www1.g-reiki.net/eniwa/reiki_honbun/a032RG00000730.html 条例第5条で、候補者の選定について定めていますが、
項目や配点は、施設ごとに異なっています。
今回の募集では、一番重要と考えられるこの部分が、
(4) その他市長等が当該施設の性質又は目的に応じて、別に定める基準に該当すること。
100点満点中の20点ということで、私は配点が少なすぎるのではないかと思っています。

指定管理者のモニタリングに生かしていくためにも、
配点、評価基準の明確化と、選定後の公表などが必要ではないかと思っています。

※パークゴルフ場6施設を1とカウント、公園・公共緑地等152施設を1とカウント。
憩の家は福住とそれ以外の施設で指定管理者が異なるため、2とカウント。


補正予算については、別記事で書きたいと思います。



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