選ぶだけが道じゃない
選ぶだけが道じゃない
選挙、ですね。 新聞とか見てるとあまり盛り上がっていないとか。 関心がない、関係がない、 そうでしょうか。 給料は増えないのに、なんだかお金が残らない。 それ、アベノミクスの影響ですよね。 安倍総理が高らかに訴えるアベノミクスの極端な金融緩和によって、 25%も円の価値は下がり(※1)、インフレ誘導と合わせて、私たちが買い物をする様々なものが値上がりをしています。 一方で、雇用が増えた、給料が増えたと言いますが、正規雇用が25万人減って、非正規が109万人増えたというだけのことだし(※2)、現実的に給料が増えた人は、北海道でどのくらいいるのでしょうか。 結果的に、給料は変わらなくても、買えるものは減って、 なんだかちょっと苦しくなった気がする。 少しずつかもしれないけど、確実にそういう方向で進んでいます。 このままでいいですか? 自衛隊の駐屯地、基地があって、多くの自衛隊員がいる恵庭・千歳。 小中学校の同級生の家族でもたくさんいましたけど、今も同級生で自衛官という友人は何人もいます。 集団的自衛権の行使に向けて、最初は国民に憲法改正を問うって言ってましたよね? いつのまにかその話を飛ばして、解釈変更で認めるってことになって、なし崩しで自衛隊が戦争に巻き込まれることになりました。 東北の震災ボランティアに行ったとき、偶然に自衛官の友人に会いました。 彼らが東北のため、日本のためにがんばってくれたことには本当に感謝しています。 だけど、彼らが戦争をしている国へ行って、爆撃に巻き込まれることは望んでいません。 家族が、友人が戦争に加担する。 それでもいいですか? ここ数年、自分の中ではいろいろ無力感があって、 自分ひとり何かやっても何も変わらないんじゃないかとも思いました。 だけど、 自分のまわりでがんばっている人たちと一緒にやれば、 自分だけじゃできなかったことができるかもしれないとも思えるようになりました。 学校のPTAとか、保育園の父母会とか、町内会とか地域の団体とか、 まわりのことを考えている人がいて、 少しでもいい方向に進めるように努力をしていて、 すべてがバラ色の未来ではないかもしれないけど、 今より明日がよくなるように、行動をしている。 今の政治には期待できないとか希望が持てないって言われたりしてます。 でも、希望とか未来ってつくってもらうものじゃないですよね。 希望を、未来を、 一緒に描ける人を探すのが選挙だとするならば、 まだ道は残っていると思うんです。 今選ばないということは、「このまま」を認めるということ。 仕事も、家事も、子どもの送り迎えもあって、 雪が降れば除雪もしなくちゃいけない。 うん。 ハガキ(※3)を持っていけば5分で済みます。 その5分が、きっと次の希望につながるんだと信じてます。 彼らは、黄色いブルドーザー(※4)で自分たちの未来をひらくことができるのだと。 -- ※1 対ドル 2012年12月と2014年12月を比較 ※2 総務省労働力調査、2012年10−12月期と2014年7−9月期で比較 http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/index.htm ※3 投票所入場券。投票日時、投票所のほか、期日前投票の場所、期間なども記載されているはず ※4 一般的にはスノーダンプ。彼によると「ブルドーザー」 --