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180314 総務文教常任委員会(現地調査)
180314 総務文教常任委員会(現地調査)
本日は私の所属する総務文教常任委員会でした。 最初に、4月からオープンする新しい複合施設「えにあす」の現地調査を行い、その後所管部からの報告事項の調査を行いました。 1803_総務文教常任委員会(現地視察) FMラジオの内装工事はまだ終了していないようですが、公共施設部分については、概ね工事が終わり、あとは本棚や備品などの搬入を待つ状態となっています。 見た目の印象は簡素。 天井の配管が露出していたり、合板そのままの壁であったりと、お金をかけていないようにも見えます。 (工事費用は明示されていませんが、これまでの資料によると同種のものを直接建設した場合のコストの目安を坪30万円としています) 図書館部分にはまだ本棚などが入っておりませんが、これまでの面積よりも若干縮小となる予定です。書庫の1万冊を含めて、5万5000冊ほど。これまで同様に子ども向けの本が多い蔵書となるようです。 作りとしては壁の一部に窓があったり、そもそも壁がなかったりと、複合的要素、共有という意識が強く打ち出されています。そのため、これまでの児童館の位置付けである子ども広場の場所も、一部壁がない部分があります。 自習スペースは広く取られているので、中高生の勉強場所としての利用は多くなりそうです。 複合施設「えにあす」の詳細について
「登別市生きることを支えあう自殺対策条例」の審議
「登別市生きることを支えあう自殺対策条例」の審議
予算の個別審査が終わり、今週は水、木、金と常任委員会が開催されます。 本日は会期中ではあったのですが、登別市議会で、議員提案による条例「登別市生きることを支えあう自殺対策条例(案)」の委員会審査が行われるというのを聞き、傍聴しに行ってきました。 そもそも議員提案による条例の提案は珍しいことと、これが成立すると道内では初の自殺予防条例であることなどから、非常に注目度が高く、テレビの取材が入り、通常よりも多くの傍聴席が用意されていたようです。 提案者は、若手議員の会でもご一緒させていただいている辻弘之副議長で、精神保健福祉士として活動してきた経験を元に、関係者と条例案策定を進めてきたようです。 http://tsujihiroshi.blog.fc2.com/blog-entry-1189.html 行政との協議(意見交換)や議会としてのパブリックコメント手続きをすでに済ませ、本日の委員会でも原案が承認されました。実際に見ることができたのは、委員会での質疑の様子だけですが、条例案の策定過程から、一つひとつの手続きを丁寧に進めてこられた様子が窺えました。 http://www.noboribetsu-shigikai.jp/publiccomment/29.12publiccommentanken.htm 私は、これまで何度か修正案の提案は行ってきましたが、ゼロから条例案をつくるという経験はありません(ビール条例の素案は…)。 道内のこうした事例を参考にさせていただき、恵庭においても、市民のみなさんが必要とする条例を、ぜひ提案していきたいと思います。 それにしても、 久しぶりに他のまちの議会を傍聴しましたが、特に委員会は傍聴する機会が少ないこともあり、様々な発見がありました。 以下、箇条書き。 ・委員会の説明員は入れ替え制(最大10名) ・次の出番の職員は外で待機 ・会議室の扉は開けたまま、オープンな会議 ・委員、説明員はPC使用可能(傍聴者は不可) ・議員提案なので、所管委員会でない議員も説明員となれる ・副委員長が質問を取りまとめし、一括で質疑(例外的なケースだったらしい) ・委員会質疑で一問一答制 ・付託案件審査が非常に多い(確認してませんが全件委員会にかける?) ・議長は常任委員会に所属しない(標準委員会条例を変えている) 恵庭の場合、会派ごとに事前の説明が行われており、結果として公開の場では、質疑がないケースが非常に多くなっています。登別でも休憩をとって、意図の確認を行ったりはしていますが、公開の場で多くの質疑が行われていることによって、個々の議員の姿勢がよくわかります。 また機会を見つけて、他のまちの議会運営についても学び、恵庭での議会改革に結びつけていきたいと思います。
予算議会始まりました
予算議会始まりました
ブログ更新が滞っておりました。 2/26(月)から平成30年の第1回定例会が開会されました。 初日の議案審議に際して、修正案の提起を検討したものの、準備が整わず、結果としては原案賛成となりました。 これまで議員提出の議案は、「慣例的に」会派交渉会で協議をした上で、提案という手続きを取ってきたという説明が議会運営委員会でありました。 しかしながら、「恵庭市議会申合せ事項」(第25条6項)と「恵庭市議会各派及び会派交渉会要綱」(第5条)によると、議員提出の議案は、議会運営委員会での協議事項とされています。 私は議会運営委員会の中でその旨主張をしましたが、明文の規定よりも慣例?が優先されることとなってしまいました。「法律による行政」すら存在しない現状が、非常に残念です。 3/1、2、5という3日間で一般質問を予定しており、 私は、3/2(金)の15:40ころから一般質問を行います。 お時間の許す方はインターネット中継などでご覧いただければ幸いです。 今回のテーマは 1.民泊推進 2.官制ワーキングプア是正 3.障がい福祉プランの見直し 4.切れ目のない子ども支援 の4つについて質問をします。 詳しい日程、通告内容は議会ウェブサイトをご確認ください。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1519786947422/index.html 1504_恵庭市議会申合せ事項 1504_恵庭市議会各派及び会派交渉会要綱
かしわのレポート25号
かしわのレポート25号
12/15で定例議会が終わり、週明けの12/18から3駅でかしわのレポートの配布を行いました。 折り込みは1/11〜12を予定しておりますので、お手元に届くまでもう少しお待ちください。 ご連絡をいただければ1/2以降直接お届けします。 ご覧をいただき、ご意見をコメントでいただければ幸いです。 171218_かしわのレポート25
一般質問日程のおしらせ
一般質問日程のおしらせ
ご案内が遅くなりましたが、本日12/4から、第4回定例会の一般質問が始まっています。 本日12/4は野沢議員、佐山議員、小橋議員の3名でした。 明日とあさっての日程は以下の通りです。 多少時間が前後する可能性がありますが、ご容赦ください。 12/5(火) 10:00〜 長谷議員 ・福祉行政について ・廃棄物行政について ・教育行政について 11:10〜 川原議員 ・恵庭・新・ビジョンについて ・一般行政について 13:20ころ〜 早坂議員 ・一般行政 14:40ころ〜 猪口議員 ・循環型社会実現とごみ問題について ・新工業団地の造成について ・小中学校の教育・労働環境改善について 12/6(水) 10:00〜 柏野 ・ごみ料金、収集方法の見直し等について ・市民スキー場のあり方について 11:10〜 前田議員 ・公園及び街路樹の維持・管理について ・スポーツ振興について ・ごみ処理手数料等の見直しについて 13:00〜 榎本議員 ・一般行政について 14:00〜 藤田議員 ・国民健康保険税について ・教育施設整備について ・学童保育について 通告内容の詳細はこちら 一般質問通告書(4定) インターネット中継はこちらからご覧いただけます。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/genre/0000000000000/1361434386277/index.html
政治倫理条例が後退へ
政治倫理条例が後退へ
明日から第4回定例会が始まります。 日程はこちらで、 ・H29_4定日程表 今回の定例会の議案はこちらです(個人情報を含むページは削除してあります)。 https://www.evernote.com/l/ABwRDvs-sHdGpLb341k0sKDVNglAJvAYwLU 明日の本会議で審議されるもので、非常に気になるのは、市長から提案されている政治倫理条例の改正案です。 内容は至ってシンプルで、今までは報告の対象であった「普通預金」、「普通貯金」を報告の対象から除外するという変更です。 提案理由は、国会議員の資産報告に関する法律である「政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律」に合わせるという説明です。 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=404AC1000000100&openerCode=1 しかし、そもそも国会議員の資産報告は、配偶者の資産が対象外であることや、普通預金が対象外であることに対する批判は多く、ゆるい方に合わせるということが何かの理由になるわけではありません。 しかも恵庭の場合は、平成5年に前市長が収賄容疑で逮捕される事件を受けて、政治の信頼を取り戻すことを目的に、透明化を図ったという経緯があります。 広報えにわ(1994年11月号)「自治を問う」 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1365125846526/files/jitiwotou.pdf 数日前には、国会議員が地方議員にお金を配っていたという報道がありましたし、本日は関西圏の市長が政党関係者に現金を預けていたという報道がありました。 政治に対する信頼が高まっているという状況とは言えない中で、あえて報告内容を制限する特段の理由はありません。 恵庭市の政治倫理条例では、どなたでも資産報告書などを閲覧することができるとされています。 http://www1.g-reiki.net/eniwa/reiki_honbun/a032RG00000072.html 私はこれまでこれらの書類を閲覧したことはありませんでしたが、今回政治倫理条例の改正案が審議されている機会ですので、閲覧し、コピーをもらいました。 普通預金を除外する理由として、生活資金である普通預金は必要がないという答弁もあったところですが、報告書からわかったことは、普通預金に100万円以上のお金を預けている議員は8名いるということです。 普通預金の報告を除外したときには、これが報告の対象からは除外されます。 確かに生活資金として出入りする部分もあるでしょう。 しかし、以前と比べると確実に定期預金の位置付けは変化しており、実際に約4割の議員は普通預金に100万円以上を預けています。これを見えなくしたいのは、誰の意向でしょうか。 私は政治倫理条例の改正、普通預金を報告の対象外とすることに反対です。 資産報告書などは、どなたでも閲覧することができます。 ぜひ議会事務局へ足をお運びください。
北海道自治体学会地域フォーラムinしもかわ
北海道自治体学会地域フォーラムinしもかわ
「北海道自治体学会地域フォーラムinしもかわ」で下川町に来ています。 本日の基調講演は、『田園回帰1%戦略』の藤山浩さん。 以前から、その本については知っていましたが、直接お話を伺うと、情熱的な話しぶりも含め、非常にインパクトのあるお話でした。 数年前に日本創成会議が発表した「消滅可能性都市」という言葉は多くの自治体に衝撃を与えましたが、そうしたまちであっても、毎年1%程度の人口を増やすことができれば、人口は安定させられるということで、実際の自治体に当てはめて、具体的な例示(定住目標600人ほどのある集落では、毎年3組7人の定住が増加するだけで人口は安定する)もされていました。 そのときに大切なのは、できるだけ狭い範囲で分析することで、それによって、より明確な、より具体的な数値目標を設定することが可能になります。 この地区では、毎年3組転入が増えればいいということであれば、現実的な希望を持つことができます。 恵庭の場合は、現状も社会動態はプラスなので、少々事情は違いますが、地区ごとに少し細かい人口の分析はしてみたいと思います。 もうひとつ、非常に面白かったのは、域内消費の話で、域外に流出しているお金を毎年1%ずつ取り戻せば、1%の所得増につなげることができるということです。まさに下川の地域エネルギー循環などはこの好例です。 恵庭市としては、地方創生加速化交付金を活用して作成している産業連関表を活用するいい機会となると思います。 前回は時間が足りず質問しきれなかったので、次の機会にもぜひ聞いていきたいと思います。
苫小牧市「053大作戦」
苫小牧市「053大作戦」
本日は、北海道若手議員の会の研修で苫小牧市の沼ノ端クリーンセンターにお邪魔をしてきました。   もともとは、苫小牧の郵便番号が「053ー****」という表記であったことから、ゼロごみのまちというようになったということでしたが、現市長のもとで、前市長時代に一旦決まったごみの有料化を一旦凍結する一方で、まずはできることにしっかり取り組むということで、「ゼロごみ大作戦」として53もの事業を展開されたとのことでした。 その結果、当初は20%を切っていたリサイクル率が年々上昇し、プラの資源化とごみの有料化により、道内主要10都市では、3年連続リサイクル率1位となっています。 もともと王子製紙がまちの中心にあるということから、資源の域内循環という視点で、プラスチックも紙も固形燃料化するという、苫小牧固有の事情があります。これは、人口が多く、社会増減も大きいまちであることからの割り切りということもあるのだと思います。 ごみの有料化の時期は道内でもかなり後発で、恵庭市よりもあとの2013年(平成25年)7月でした。 だからこそ、他市のいいとこ取りができたとお話をされており、収集コストの削減の工夫など、参考になるお話を伺うことができました。 恵庭市のリサイクル率は、生ごみの資源化をしたことにより、大きく上がり、昨年度で38%です(集団資源回収含む)。 しかし、生ごみの資源化や焼却施設の建設などは(当時は紙の資源化も計画)、有料化を決めた時点で、すでに計画していたことであり、そうした計画をまとめていく段階で、全体経費とリサイクル率を考慮した判断を、市民に提起していくことが必要だったように思います。 その後の市民のごみ減量の努力を考えれば、処理単価が上がったから手数料が上がるということではなく、さらなる経費の削減に努めた上で、算定基準の見直しが必要であると、あらためて感じました。 次回定例会での議論に生かしていきたいと思います。 -- ・沼ノ端クリーンセンター http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kurashi/gomi/shisetsushokai/cleancenter.html ・053大作戦 http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kurashi/gomi/keikaku/
無作為抽出による住民協議会、開催のご案内
無作為抽出による住民協議会、開催のご案内
すでにかしわのレポート24号でもお知らせしています通り、市民の意見を議会に反映させる新たな手法として、「住民協議会」を開催いたします。 以前から一般質問などでもお話してきましたが、近年、パブリックコメントや審議会による市民意見の聴取は、参加者が組織推薦などで固定化していたり、そもそも意見が出ないなど、幅広い市民の意見を聞く仕組みにはなっていませんでした。 そんななかで、平成32年の焼却施設稼働を見据え、市ではごみの料金や収集方法の見直しを進めています。 7月には「市民の広場」を開催し、廃棄物減量等推進協議会を数回開催してきたところですが、なかなか意見は多くない状況です。 二元代表制のもとでの地方議会の役割は、本来独自に市民と向き合って、その声を直接聞くことですが、それを議員個人にとどめるのではなく、機関としての議会が行うことに大きな意義があると思います。 今回の住民協議会は、選挙人名簿から乱数表に基づいて、無作為に選んだ1000人の市民の方に、参加依頼とアンケートを送付しました。これによって、普段の市民説明会にはあまり参加をしない方にもご参加(アンケートも含め)いただけるのではないかと思います。 3日間の日程の中で、現状を行政から説明いただき、運営は外部の中立的なシンクタンクに委託しています。 市民参加、直接参加の新しい形として、定着をさせていきたいと思っています。 選ばれた市民の方以外でも、傍聴は自由にできますので、ぜひ多くのみなさんに、会場にお越しいただければと思います(手話通訳あり)。 なお、今回の住民協議会は、私たち「市民希望の会」が主催をし、「民主・春風の会」の共催と「恵庭市議会共産党議員団」が協賛という形で協力をして行います。 日時: ①11/5(日)13:30〜16:30 (恵庭リサーチ・ビジネスパーク3階 大会議室) ②11/19(日)13:30〜16:30 (恵庭リサーチ・ビジネスパーク3階 大会議室) ③12/2(土)9:30〜12:30 (恵み野会館2階 集会室) なお、1回目は住民協議会の説明と行政から現状の説明を受けます。 -- 構想日本 住民協議会 http://www.kosonippon.org/project/list.php?cate=3 恵庭リサーチ・ビジネスパーク http://www.rbp.co.jp/access.html 恵み野会館 http://eniwa-civichall.jp/index.php?id=72
平成28年度決算の総括
平成28年度決算の総括
今回の定例会では、一般質問を行わず、会派を代表して決算委員会の総括質疑を行いました。 他のまちのやり方はわかりませんが、極力一般質問とは違う、決算全体に関わる事項の質疑となるよう努めましたが、いろいろと力不足な点があり、十分な質疑を行うことができませんでした。 事前確認は行うものの、答弁調整はしていないため、ある程度噛み合わないことは承知しているのですが、今回は配布資料への対応を含め、非常に不本意です。 今後は、一問一答制をあまり気にせずに、通告するようにしたほうが、言いたいことが言い切れるように思いますので、次回は改善します。 総括質疑の中で主張したかったことはいくつかあるのですが、主なものは以下の通りです。 ・財政指標が好転している中で経常収支が改善しないのは、事業の見直しが不十分で、効果の乏しい事業が増えているのではないか ・借金のルールが緩められており、ルールの抜け穴を使って投資的な事業を増やすと、将来の財政運営が苦しくなるのではないか ・都合のいいときばかりのPPP(官民連携)推進ではなく、観光(花拠点、スキー場)など収益事業でこそPPPを活用すべき ・人口減少を見据え、ハコモノの削減目標だけでなく、インフラをこれ以上増やさない(現状維持)ことも目標として掲げるべき ・花の拠点施設の管理運営主体について、地元企業にこだわるよりも、地域経済の循環に資する提案を受け入れるべき これらをまとめると、厳しい将来見通しの中で、財政規律を守っているとは決して言えないと私は考えていたのですが、議場で十分な答弁を引き出せなかった以上は、私の想像にとどまります。 その結果、会派内の意見は現状の容認が多数意見であり、本日行われた委員会採決では、すべての会計決算において、賛成となりました。 本来であれば、議案への賛否については、その理由を討論で述べるべきだと考えていますが、今回は非常に消極的な賛成であり、討論は行いません。 すべては自分の質疑が不十分であったことが原因であり、この点について、市民のみなさまにお詫びいたします。 ○平成28年度決算書 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1374483136300/index.html ○議会中継(平成29年第3回定例会) http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1505362731484/index.html