インターン日記 intern

インターン生日記3
インターン生日記3
インターン生日記、3回目です。 ずいぶんと遅くなってしまい申し訳ありません。 インターネット中継も始まりましたが、ぜひ議場の空気を多くの方にご覧いただければと思います。 平成20年度第1回定例会も残すところは明日の議会運営委員会と金曜日の議案審議です。 -- 2月29日、今日は第一回一般質問が行われました。 一般質問は委員会と違って一問一答制なので、質問の趣旨が理解しやすく、聞きやすかったです。 あらかじめ質問する議員さんの持ち時間は決まっており、その時間内に自分の納得のいく答弁を引き出す様な質問をしなければいけません。 発言する時も、挙手をして議長の了解をとらなければならないので、議会は難しいものなのですね。 今日の質問は、寺田務議員90分、林嘉男議員50分、田中匡四郎議員50分、林けんじ議員50分でした。 私が今日一番印象に残ったのは寺田議員の質問です。理由は、内容の全てが市民の声を代弁していたからです。他の議員さんも十分に市民のことを考えてくれているのは伝わってきますが、寺田議員は特に、「私はこう言っている市民の声を聞いた。」「それでは市民の声を反映しているとは言えないのではないか。」などと、とても市民サイドの目線でお話されていたのが印象に残りました。 質問の切り口も、鋭いところからというか、上手いなぁという感じでした。 特に恵み野駅西口の問題については、市長や企画財政部長との激しい討論が繰り広げられ、市民の合意を本当に得られていると思っているのかという寺田議員の主張に、私も全く同感です。 財政が厳しいからといって市民の声をないがしろにするのは、やはり本当の市政とは違いますよね。市政の長所は、市民との近い距離であり意見の反映のしやすさなので、そこを潰す様なことをしてしまうと本末転倒であると考えます。 そこの部分を鋭く指摘していた寺田議員の質問は、今日一番考えさせられました。 あと2回一般質問があるので、その中でもまた、多くのことを学んでいきたいと思います。
インターン生日記2
インターン生日記2
インターン生Aさんの報告、第2回目です。 -- 2月26日、今日は議会運営委員会を傍聴してきました。議会運営委員会のことを略して議運といいます。 今日が初傍聴です。私の持っていたイメージだと、議員さんが激しく討論してなかなか決定するのが困難で、何時間もかかるって感じだったのですが、実際のところ、とても流れが早かったです。 後から聞いたところによると、これは明日の本会議をスムーズに進行させるために行うそうです。 委員長が進行して担当者が説明、その後は議員さんがそれぞれ「異議なし」と言ってその議案は採決されていきます。議案のほとんどは即決・簡易採決というかたちになっていったのですが、初傍聴の私はその言葉の意味が全然分かりませんでした。 終わった後で柏野さんが説明してくれたのですが、即決というのは本会議の日に決定しますということで、簡易採決というのは、あらかじめ議運でその議案に対して異議がないことを確認しておき、本会議で採決する時に「これで良いですね?」と確認をとるだけにする方法です。議運で採決方法を決めてしまうのは、本会議での時間削減のためです。 簡易採決以外には起立採決があります。その名の通り、本会議で採決する時に賛成の人に起立を求める方法です。今回出てきた採決方法はこの2つでしたが、他にも投票による採決があるらしいです。 そして分からない言葉がまたまた登場しました。それは付託という言葉です。付託とは、その議案に異論があったり議論を深めたい時に、その議案を担当する委員会に預けて審議してもらい、会議の最終日までに改めて採決しようということです。 言葉の意味こそ分かりませんでしたが、議運はスムーズに進み、1時間半程で終わりました。 おそらくインターンをしていなければずっと知り得なかった様な言葉がたくさん出てきました。いきなり本会議で一から話し合ったらとてつもない時間がかかるので、議運で事前の段取りをしているということも初めて知りました。 本会議の前にすでに熱い議論は始まっているのですね。 議運はこの後の本会議がどの様なものなのかとても興味がわいてくるような内容です!
インターン生日記1
インターン生日記1
2月から来ているインターン生のAさんもずいぶん慣れてきました。 先日の研修会の報告を書いてくれたので、掲載します。 -- 2008年2月15日、事業仕分けについて学ぶ職員研修会に出席しました。 講師は神奈川県小田原市からおこしになった、危機管理対策担当課長であり「明日の地方財政を考える会」のメンバーでもある井澤幸雄さんです。 講演会というと難しい長話で途中疲れる方が多いですが、井澤さんのお話は聞きやすく、皆さん最初から最後まで興味を持って聞いている様子でした。 私は一応事前に事業仕分けとは何かをさらっと勉強していきましたが、ハッキリ言ってあまり分かりませんでした。しかし井澤さんはこんな私にも分かりやすく事業仕分けについて説明してくださり、後半では模擬事業仕分けをして実際にどのような感じなのかを見ることができ、とても興味深かったです。 事業仕分けとは、簡単にいうと自治体が現在行っている行政はそもそも必要なのか?本当に行政機関でやるべきなのか?民間でやる分野なのでは?行政だとしたらそれはどの機関で行うべきか?という具合に、細かく見直していくことです。 進め方は、その事業を担当する課の職員が説明をし、評価者が質問や意見を述べて議論をします。評価者になりうるのは、公募の住民、他自治体の議員・職員、NPO職員などです。そして最後に多数決で結論を出し、改善方法などを検討していきます。 この事業仕分けにより事業が良い方向に進むだけでなく、職員の意識に働きかけ、より良い仕事を促す効果もあります。 職員の方にとっては、自分がしている仕事にケチつけられるみたいであまり気持ちの良いことではないかな?と思っていましたが、模擬事業仕分けを見ていた限り、良い刺激になったという様子でした。 第三者の目によって行政を見直すということはとても重要だし画期的なことだと思います。これから事業仕分けが当たり前のようになっていって欲しいですし、市民もこれにより行政に興味を持ち、双方向性のある自治の実現に近づく良いきっかけになるのではないでしょうか。
学生インターンシップ
学生インターンシップ
ドットジェイピーという学生の組織が議員インターンシップという企画を 行なっています。 私が学生のころからこの企画は存在しており、当時から興味を持っていたこともあって、 今回インターン生に来てもらうことを決めました。 インターネット中継が始まったことによって、いつでもどこでも議会を見られる 環境ができました。しかし、これだけで議会の情報発信が十分なわけではありません。 議会がわかりやすい、身近なものになっていくためには、様々な角度からの取り組みが 求められます。インターンという形で、政治に関心を持つ学生に議会や議員の活動を見て もらえるということは、政治に対して理解を深め、信頼を構築していく上でとても大きな 意味を持つと思います。 それと同時に、私たち議員の側も、生の目で見てもらうというネット中継とは違った緊張感や、 インターン生がいることによって気づく新たな視点など、多くの学びがあることを 期待しております。 受け入れを決めてない議員の方、今後インターンをしてみようという学生の方など、 さらに多くの方に関心を持っていただければと思います。 私自身、1年にも満たない議員活動の中で、まだ手探りの部分はあります。 そういった部分も含めて、どこまで学生の方たちにお伝えできるかはわかりませんが、 最大限の努力をしていきたいと思います。