消防広域化は、地域の安心を主眼に慎重に
消防広域化は、地域の安心を主眼に慎重に
先日開催された消防協の定期総会にお邪魔しました。 市民の生命・財産を守るために、日夜精励されている消防のみなさん。 近年は地震や大雪等の自然災害も大規模なものが増え、役割はますます 重要になっています。 そんななか、昨年来恵庭市議会でも消防の広域化が議論されています。 国、そして北海道が推し進める消防広域化は、消防力の地域間格差解消や、消防無線のデジタル化に伴う費用負担の軽減などを根拠としていますが、それが本当に地域住民のためになるのかは、人口の動向や交通などの事情を考慮しながら必要性を慎重に判断していかなければなりません。 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/ktk/bsb/shobokoekika.htm 地域医療、地域救急を支える人たちをしっかりと守ることは、とりわけ、公立病院を持たない恵庭にとっては、地域の安心を守ることにつながっていくのだと思います。
来春への決意
来春への決意
先ほど、恵庭市役所にて、次期統一地方選挙に向けた合同記者会見を 行いました。要旨は以下の通りです。 -- 私、柏野大介は、来年4月に行われる北海道議会議員選挙に立起する決意を固めました。 私は4年前に市議選に立候補する直前まで、恵庭を外から見ていました。 外から日本や北海道を見て、あらためてふるさと北海道のすばらしさを感じました。 世界にも類を見ないこの魅力的な地域が、これからの日本を牽引していく役割を担うための 変化のきっかけを作りたいと思ったことが最初の立候補の動機でした。 今すでに北海道では、人口減少社会を迎え、政治の分野でも、これまでのやり方が 通用しない時期に入っています。 しかしながら、その解決に向けて大きな力になるべき地域主権の確立は十分とは言えません。 現状の道政・市政を見ていると、旧来型の国が決めて地方はそれに従うという枠組みに とどまっています。 地域主権は国から押し付けられるものではなく、地域が自ら主導していくものです。 未来に向けて、今、新たな枠組みの構築を進めていきたいと考えています。 旧政権の市場経済だけに偏った政治ではなく、 国がすべての公共を独占し肥大化することでもない。 地域が主体性をもって、新しい公共を育てていくということでしか、こうした問題は 解決できないものだと考えています。 そのためには、北海道の政治が、恵庭の市政が、市民からより近いものとなって いかなければなりません。政策決定過程が透明化され、住民本位の優先順位が つけられていく。 そんな理想に向けて、議会と市民が近づくべく、北海道議会では議会基本条例が できました。まだまだ中身は十分とは言えませんが、1人1人の議員が、その理想を 追求することによって、北海道は、北海道議会は変わることができると確信しています。 昨年、14年ぶりに道議会の選挙が行われました。 市民に選択肢が示された。そのこと自体はよかったと思いますが、その際に約束されたことが 実現に向けて、どう議論が進んでいるのか、普通の市民には見えません。 選挙の前だけに活動するのではなく、後援会や特定の人たちにだけ伝えて終わりという ことでもなく、すべての市民に対して、日常的に、継続的に伝えていくことが必要です。 もちろん、それは一方的に完結するものではありません。 私は今後、以下の3点を大きな柱とする政策集の素案をお示しし、これに対する意見交換を 通じて、まずはその第一歩としていきたいと考えています。 1)誰もが持っている可能性を伸ばせる、居場所と出番のある北海道を創る 2)将来に渡って安心のできる持続可能な北海道を描く 3)地域の特性、魅力を伸ばす地域主権の北海道を築く 未来の北海道を、すべての人に希望のもてる大地とするために、 教育、福祉、環境、新しい知恵と情熱が結集する北海道を創るために、 私自身の力はまだ微力ではありますが、全力でがんばります。
道新フォーラム「現代への視点2010」
道新フォーラム「現代への視点2010」
道新フォーラム「現代への視点2010」に参加してきました。 あえて参加したという表現にしたのは、第2部のトークセッションのところで、壇上に上がってしまったからです(汗 入場整理券も受付してすぐになくなってしまうほど、注目されていたこのフォーラム。たまたま縁あって声をかけていただいたのですが、若い人たちに来てほしいというのは、こういう形でした。 私も発言の心づもりをしていたのですが、学生さんたちの後でと思っていたら、残念ながら時間が足りなくなってしまいました。 前段の講演の中では、澤地久枝さんの「歴史(から)は語りかけてはこない」というお話や、姜尚中さんの「リアリズムにのった太陽政策」というお話が印象的でした。 私自身、歴史を意識するようになったのは、旅行をするようになり、各地の歴史にふれ、日本以外の人たちと話す中で、自分の歴史に関する認識・知識の不足を痛感したことがきっかけでした。 旅行中に同世代と話していて感じたのは、韓国やイスラエルなど徴兵制をとっている国では必然的に、現実の問題として、国防や国家ということを考えているということです。(制度の是非は別として) そうした制度以外で、金大中さんが、太陽政策をとり、それを一定数の国民が支持できる、その下地がどこにあるのか、もっと知りたいと思いました。 国家として、毅然とした態度をとることは必要です。 しかし、凝り固まったナショナリズムだけでは、争いは解決しないとも 思っています。 http://bit.ly/e88Ar0
第8回議会報告会開催しました。
第8回議会報告会開催しました。
多くの方にお集りをいただき、第8回目の報告会を終了いたしました。 今回は、初めてユーストリーム中継を実施いたしました。 http://www.ustream.tv/recorded/10777753 準備不足もあって、途中でカメラのバッテリーが切れ、中継は終わってしまいました。 (約40分、5人の議員からの報告の最後、林嘉男さんの報告の途中まで) またライブ中継で実施していたのですが、電波の状態がよくないこともあって、途中で途切れてしまっている部分もあったようです。 この時間に会場でご覧いただけない方にも見ていただくということを考えれば、録画中継でしっかりと配信するということでもよかったのかもしれません。 ICT(情報通信技術)の発達によって、いつでも、どこでも情報が得られる環境は整ってきています。しかし、そのツールを活かしきれなければ、情報は市民の元には届きません。 こうした議会改革に関する取り組みこそ、率先してICT技術を活用し、ネットをお使いいただけば、誰もが見られるようにしていきたいと思います。
第2回公共料金等審議会
第2回公共料金等審議会
今年の8月から、公募委員として恵庭市公共料金等審議会の 委員になっています。 今年は、ごみ処分手数料の改定が諮問をされ、今回で2回目の 審議となりました。 資料がスキャンできず、貼付けできないために説明が難しいのですが、 1)汚泥割増し率の適切な根拠づけ 2)産業廃棄物について、将来的に市最終処分場での受け入れ停止を 含めた見直し 3)事業系一般廃棄物の減免措置の縮小 という内容の提起をしました。 1)産廃のうち、汚泥は処理が難しいことから20%増しの手数料となっていますが、 長期的に処分場に影響があるとのことで、事実上はすでに受け入れ停止の 状態になっているとのこと。 2)それ以外の産廃についても、さらなる減量と、最終処分場の延命化をはかるため、 割増し料金の設定ができないものかという質問に対し、独立採算だから不可とのこと。 政策目的を持って、必要経費以上の収入を課すことは、自治法上、特に制約はないはずだが。 事業系一廃のほうの例を出したのは失敗か。 3)事業系一般廃棄物について、中小企業振興という目的で、算出処理単価の70%の 手数料設定となっている。これに約1500万の経費(H20埋立22928t、うち事業系の 直接搬入3905t。30%=39.6円/10kgの減額に3905tを乗ずると1545万円)。 事業系一般廃棄物は中小企業に限られるものではないし、その成果として 中小企業がどれだけの資金を新たな投資に振り向けたのかも見えない。 そもそも中小企業の振興をこの分野で行う必要があるのだろうか。 特に3)は他の審議会委員の意見を聞いてみたかったところでしたが、 なかなか、行政からの諮問に対しての異論は出づらい雰囲気で、 そのまま諮問通りの結論となってしまいました。 審議会の委員となったからには、準備もして、発言もして、 議論が少しでもいい方向に向けばと思うのですが、議会同様、簡単なことでは ありません。 なお、 第1回目の審議内容はこちらから http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1284005313870/index.html 一部、異なる発言者が同一の者と表記されています。
第8回議会報告会のおしらせ
第8回議会報告会のおしらせ
2007年の11月から続けてきた議会報告会も、これで8回目となります。 実施方法については、これまでも何度も議論を重ねてきました。 現状ですべて完璧とは言えませんが、関わってきた7人は、常に開かれた場で、 それぞれの考えをお伝えしてきたつもりです。 それは、選挙の際にお約束をしたことを確実に実行しているか、 みなさんの声が市政に届いているのかを確かめる機会でもあります。 来春の市議会改選に向けて、議会として、こうした報告会に取り組むか どうかも、ぜひ選択の一助としていただければと思うところです。 ただ数を減らせばいいということではありません。 地域主権の時代を切り拓く存在となるために、議会が、議員が努力をし、 市民のみなさんにそれを支えていただきたいのです。 この任期中最後になるであろう議会報告会に、 ぜひ足を運んでいただき、厳しいご意見や激励などいただければ 幸いです。 第8回議会報告会 と き:平成22年11月11日(木) 18:30~ ところ:恵庭市民会館 中会議室 (2F) テーマ    ・恵み野駅西口開発について (行沢政義議員)    ・議員定数削減問題について (榎本敦尚議員)    ・決算と財政状況について  (寺田務議員)    ・低炭素型社会に向けてのLED化の推進について(林謙治議員)    ・ごみ問題について     (林嘉男議員) 司会  柏野大介    主催  恵庭市議会の改革を考える議員懇談会
子どもの貧困を考える
子どもの貧困を考える
昨日は、石狩の花川南で青年局の本間憲一さんと朝の街頭演説。 私は、民主党の企業献金解禁の批判と、地域主権時代の議会の役割、 議会改革の必要性などをお話させていただきました。 日中は選挙以降連日の看板・ポスターの撤去。 結構な数があり、今週中では終わらなそうです。 掲示にご協力いただいた方にはご迷惑をおかけしておりますが、 もうしばらくお待ちください。。。 夜は、子どもの「貧困」を考えるフォーラムに参加。 子どもと保護者のための電話相談をされている方から、 相談内容の分類によるおおまかな傾向と問題提起があり、 その後さまざまな立場のパネラーから、お話がありました。 相談の類型としては、 1.いじめ不登校、(教師と親、生徒の関係) 2.進路進学 3.難病治療費用 という内容で、そのことによって、子どもたちの学ぶ権利が 侵害されています。 定時制の高校で教師をしていた方からは、 夜間定時制に進学する生徒の多くは、 経済的な問題、不登校・いじめ、学力・発達障がいなどの 問題を抱えていることが多く、結果として、正規雇用には 就業することが難しく、あきらめの気持ちが強くなるという お話でした。 また、奨学金を受けながら大学に通う学生からは、 経済的な事情により、大学進学をあきらめる学生がいること、 奨学金を受けられるのは一部に限られていること、卒業時には 500万円を超える借金を抱え、長い年月をかけて返して いかなければならないことなどが訴えられました。 札幌では、子どもの権利救済機関として、子どもアシストセンターが 設置され、具体的な助力につながる相談ができるようです。 またそれ以外にもPTAや、児童虐待防止関係団体、教育関係団体の 電話教育相談などもあります。 こうしたいくつもの機関が連携し、ネットワークを広げていくことに よって、その網の目からこぼれる子どもを1人でも減らしていかなくては いけないと思います。
企業献金の解禁反対
企業献金の解禁反対
民主党が企業・団体献金の受け入れを部分的に再開することを、 常任幹事会で決定したとの報道がされています。 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010102700913 http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20101026-OYT1T01232.htm http://jp.reuters.com/article/kyodoPoliticsNews/idJP2010102601000838 「政党交付金に偏重した収入構造を改める」ことが目的で、 「(企業・団体献金禁止の)法改正までの暫定的な措置」とは言うものの、 これではマニフェストの実現を本当に目指しているのか、わかりません。 (禁止)法案の成立に向けて、個人献金を増やしていく努力をすることや 反対する政党を納得させるために議論を深めることが必要なはずで、 今回の部分的再開は明らかに逆方向です。 今回の衆議院北海道5区の補選でも、民主党の公認候補は企業団体献金の 廃止を訴えていました。 今回の民主党の敗因が、「政治と金」や公約実行に対する不信だとすれば、 信頼を取り戻すためには、特にこの分野は慎重な対応が求められるはずです。 個人献金を増やすための方策、政治に金がかからない仕組みの構築こそ 進めなくてはなりません。
36号、道険し
36号、道険し
力及ばず、大変残念な結果となりました。 出馬表明から約2カ月半、恵庭を中心に、中前さんとともに行動をする中で、 彼の情熱やこの地域に対する思いを強く感じていただけに非常に残念です。 原因はいくつかあると思います。 そもそもの発端、現政権に対する不安と不満、 目指す将来に対する具体的な方策... 私自身も多くのことを学ばせてもらいました。 不安を払拭し、信頼を積み重ねることなくして、この地での勝利はありません。 その前に、大きな壁があることは当然で、それを乗りこえて初めて、 北海道を動かしていく力になるのだと思います。 今日から、再始動です。
馬淵国交大臣、恵庭に!
馬淵国交大臣、恵庭に!
中前茂之さんを応援するべく、馬淵澄夫国土交通大臣が北海道入りします。 明日のお昼、12:00〜12:30の予定で、JR恵み野駅前で街頭演説を行います。 急なおしらせではありますが、ぜひ中前さん、馬淵さんの訴えを聞きに来て いただければと思います。 今週の12日から衆議院の補欠選挙が始まりますので、ポスターの募集については ここで一度お休みとさせていただきます。