第三者委員会中間報告
第三者委員会中間報告
本日、第三者委員会に係る協議会が開かれました。 議題は第三者委員会からの中間報告書の提出でした。 この協議会、公開で行うことで合意され、多くの傍聴者の参加のもと 進められてきましたが、本日資料の配布がなく、冒頭それを確認するところから 始まりました。 結果的には、会議終了後に希望者には配布されたのですが、 そもそも報告、協議の段階では傍聴者の手元に資料がありませんでした。 せっかく関心を持って、お越しいただいた方に、 会議メンバーと同じ資料を提供するのは必須だと思います。 第三者委員会の中間報告はこちらです。 https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/material/files/group/54/zizituninntei.pdf 報告については、私からは3点、確認の質疑をしました。 ①第三者委員会設置の根拠が違う。 誰がこのような説明をしたのか。 このままの報告では認められない。 ②1月には議員に対してハラスメントに関するアンケートが実施されているが、 議員向けアンケートに関しての言及がない。どのような取り扱いとなったのか。 ③P12 因果関係があるか否かの判断は医学的知見に基づかなければ困難との記述。 前回の協議会で報告された精神科医の辞任が影響している。 医師の意見書を求めるなど、補完する手立てが取れないのか。 ①については、ハラスメント条例に基づかないという説明をしたが、 第三者委員会のほうで、ハラスメント条例を適用することもできると 判断をして、当事者への聞き取りの際にも、その旨を記載した覚書を提示したとのこと。 第三者委員会のみなさんには、ご多忙の中、 お時間を割いていただいていることはありがたいことです。 ですが、議会の会派代表が協議をし、 ハラスメント条例に基づく第三者委員会では合意が得られませんでした。 その前提に立って、第三者委員会の設置要綱からは、 ハラスメント条例に基づくという記述を削除しました。 修正した要綱に基づいて、委員への就任を依頼しているところ、 委員が勝手に根拠法令を変えたというのが事実だとすれば、 それは越権行為ではないかと思います。 前回2/14の「第三者委員会に係る協議会」では、 12/26の第1回目の「第三者委員会」終了後に、 4名の委員のうち、1名が辞任したという報告を受けました。 この件も1か月半にわたって、議長からは何の報告もなく 不信感を抱いているところですが、本日の中間報告をみて、 さらにその思いは強くなりました。 委員の辞任、その報告遅れ、 根拠法令がすり替えられた委員会と 誤った覚書(?)に基づく調査、 今後出される最終報告への信頼がすでに崩れていると感じています。
立候補予定者説明会
立候補予定者説明会
今月の広報えにわにも掲載されていましたが、 2023年4月23日に行われる恵庭市議会議員選挙の立候補予定者説明会が 以下の日程で開催されます。 まだ、これからでも間に合いますので、 恵庭のまちをもっとよくしたい! 恵庭のこういうところを変えたい! と考えている方は、まずはご出席の上、ご検討ください。 ・日時:2023年2月28日(火)14:00〜(たぶん1時間少々) ・会場:市民会館2階大会議室 ・定員:各立候補予定者1名につき2名まで(立候補予定者本人を含む) https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/senkyokanriiinkai/senkyokanriiinkaijimukyoku/senkyo/2/16343.html 何か疑問や不明なことがありましたら、いつでも受付しております。 かしわの 090−2695−2880
初日補正は21億円
初日補正は21億円
令和5年第1回定例会に提案された議案のうち、 一般会計の補正予算は21億7300万円でした。 主な中身ですが、 歳入では ふるさと納税の寄附が約15億円 市有地の売却収入が約1.5億円 国庫補助金が約1.7億円 市債が約1.3億円などです。 歳出では、 ふるさと納税の事業費と基金積立で約15.6億円 市有地売却に伴う積立金、約1.5億円 出産・子育て応援給付金の事業費で約9,000万円 小学校のエレベーター設置に8,500万円 市営住宅の長寿命化改修に約8,000万円などが主なものです。 ふるさと納税については、全面的にいいとは思えないのですが、 現状としては有効に活用しながら、事業を進めていくことも必要です。 その他、国庫補助の追加採択による事業の前倒しなどが複数あって、事業費は膨らんでいます。 私が1点、質疑をしたのは、歳入(P104)の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」です。 10月27日に開催された第4回臨時会では、この交付金を活用した事業として、「物価高騰緊急支援給付事業」が提案されました。 これは、それまで非課税世帯に限定していた給付金の対象を所得の少ない課税世帯にも拡大するもので、評価しています。 その際の答弁では、地方創生臨時交付金における電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金の残額(配分額)としては、 7,072万円が残っているという答弁があり、物価高騰の影響が長期化する中で、国や道の支援対象とならない事業者や、低所得者に対する給付の検討などを求めていました。 ところが、今回の補正予算では、8月19日にすでに議決されている商品券事業に、この財源を充当するという内容が示されました。 第4回臨時会では、今後の交付金の活用に対する私の質疑に対して、 原田市長からも、「中小企業、あるいはその他のお話がありましたけれども、それらについては今後検討して参りたい」という答弁があったので、 その検討の状況、なぜ新規事業を行わないのかについて繰り返し確認しましたが、 「商品券への充当が効果的」というようなよくわからない答弁でした。 10月に議決をした事業のときにも、市民からは、いつ給付されるのかという問合せをいただき、 物価高騰、特にエネルギー高騰が市民生活に大きな影響を与えていることを感じています。 今後、4月以降にはさらに電気料金の値上げが想定される中で、 収入が増えない世帯にとっては、基礎自治体だからこそ担える的確な支援が必要です。 特に困窮度の高い世帯に限定した支援や、給付事務を考慮すれば水道料金の減免なども選択肢としてはありえると思います。 今回の補正予算では、実施済みの事業への充当ということで、その分財政調整基金の取り崩しが減りましたので、 財政調整基金を活用した生活支援の早急な検討を期待しています。
駒場体育館廃止後の利用者支援
駒場体育館廃止後の利用者支援
順番が前後しましたが、 2/16に令和5年の第1回定例会が招集され、議案審議が行われました。 市長から提案された議案は、令和5年度予算案も含めて29件。 これに議会提案の条例案と市民から提出された陳情3件が初日に審議されました。 議案の一覧はこちらです。 https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/kurashi/shiseijoho/shigikai/kaiginogoannnai/giannitirann/shigikaiteishutsugian/14776.html(予算案はリンク先下の令和5年度予算書から) 議案審議で私が質疑をしたのは、以下の3点です。 ・議案第7号 体育施設条例の一部改正 ・議案第14号 市営住宅条例の一部改正 ・議案第15条 令和4年度恵庭市一般会計補正予算(第10号) まず、議案第7号 体育施設条例の一部改正は、 前回の議会で土地の売却を議決した駒場体育館を体育施設から削除するというものです。 私としては、この間質問をしてきた経緯もあり、昨年11/17のスポーツ振興まちづくり審議会でも多くの委員から意見が出ていたことを踏まえ、廃止後の利用者支援がその後どのように進展しているのかを確認しました。 部長の答弁では、12/22に開催した説明会では、利用団体からさまざまな意見が出ており、 4月以降の活動場所については、現在マッチングを行っているとのこと。 主に利用していた22団体のうち、 学校開放事業を利用する団体が5団体、 その他体育施設を利用する団体が11団体、 決まっていない団体が6団体です。 3月末に再度開催される審議会でも、その後の検討状況などが報告されるということなので、 注視していきたいと思います。 次に、議案第14号 恵庭市営住宅条例の一部改正は、 昨年12/9の柏陽恵央地区まちづくり特別委員会でも示されていた 既存借上型市営住宅制度の見直しについての改正です。 今回の既存借上型市営住宅制度の見直しについては、これまで進まなかった課題を改善しようとするものであり、方向性としては評価できます。 一方で、この間指摘してきた火災保険料などで借主の負担が増えるということについては、改善すべきだと思います。 https://kashiwano.info/wp/wp-content/uploads/2022/12/98c0ea30c39fe94bc3a90696998447ee.pdf こちら12/9の資料の2ページ目にある通り、 火災保険を必須としていますが、これは市が借上型市営住宅制度を運用する上で必要となる経費です。 今回の柏陽団地の建替事業に伴う入居の場合は市が負担することとしており、市が新築ではなく、借上型によって住宅を供給するという施策を 実現するために必要な経費として考えれば、市が負担をするのが当然だと思います。 また、今回のこうした制度改正の詳細は、要綱、要領などで定めるということですが、 現在のところ、条例、施行規則までしか例規集には掲載がありません。 入居者の費用負担を定めるものであることから、施行規則で定め、 入居者以外にも見られるようにすることが必要だと思います。 補正予算については、別の記事で書きます。
一般質問のテーマはアスベスト
一般質問のテーマはアスベスト
気づけば、第1回定例会が始まりました。 初日の議案審議についても書きたいですが、 まずは一般質問の予定をお知らせします。 https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/kurashi/shiseijoho/shigikai/kaiginogoannnai/5/14168.html 2/21(火) 13:00〜 前田議員(60分) 14:10〜 南出議員(40分) 15:00〜 川股議員(60分) 2/22(水) 13:00〜 宮議員(60分) 14:10〜 生本議員(50分) 14:10〜 澁谷議員(60分) 2/24(金) 13:00〜 柏野(40分) 13:50〜 新岡議員(90分) ※時間は全て予定。繰り上がる場合があります。 現任期での最後の一般質問となりますが、今回は8人が登壇します。 以前は引退する議員が最後に質問をするのが通例でした。 任期中に訴えてきたことを最後に確認する意味でも、あってもよかったのかなと思います。 さて。 私は今回、アスベストをテーマにしています。 今回も、市民からの切実なご相談をもとに、解決策を探ります。 今回のテーマは、実際に道外で問題になってきたものであり、 恵庭だけではなくて、他の自治体などでも同様のことは起こりうるのではないかと思います。 アスベストに対して、 市にできること 北海道にできること 当事者に求めること 当事者に対応いただけない場合の措置 などを質します。 通告の内容は、こちらです。 -- 1.市内私有地におけるアスベストについて ①アスベスト含有建材の混入防止と対応について  アスベスト(石綿)は、その粉じんを吸入することにより、肺がんや中皮腫等の重篤な健康障害を引き起こすおそれがあることから、現在はアスベスト含有製品の製造、輸入、譲渡、提供、使用が全面的に禁止されています。一方で、すでに建築物等に使用されているアスベストについては、建築物等の解体や改修に伴って、飛散などが懸念されることから、国では石綿障害予防規則などを制定し、建築物の解体等の作業時における石綿ばく露防止を図っています。  2010年頃には、和歌山県や埼玉県で再生砕石からアスベスト含有建材が発見され、大きく報道されたことから、国においては、再生砕石へのアスベスト建材の混入防止の徹底が図られているところですが、北海道内、恵庭市内におけるアスベスト建材の混入防止がどのように行われているのか、万一アスベストの混入があった場合には、市や振興局がどのような対応が可能なのか、伺います。 ②代執行を行う上での課題について  仮に、アスベスト飛散の可能性が明らかになった場合には、市民の生命を守る観点から、市がなんらかの対応を取るべきだと思いますが、代執行などの措置を行う上での課題について伺います。 -- 質問に使用する資料は、本日以下の内容で提出しました。 -- 令和5年第1回定例会 一般質問使用資料 2023年2月20日 柏野大介 1) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=345AC0000000137 2) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 施行規則 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=346M50000100035 3) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 施行令 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=346CO0000000300 4) 労働安全衛生法 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=347AC0000000057 5) 労働安全衛生法施行令 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=347CO0000000318_20230118_505CO0000000008 6) 石綿障害予防規則 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=417M60000100021_20220531_504M60000100091 7)行政代執行法 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000043 8) 恵庭市環境基本条例 https://www1.g-reiki.net/eniwa/reiki_honbun/a032RG00000321.html 9) 恵庭市公害防止条例 https://www1.g-reiki.net/eniwa/reiki_honbun/a032RG00000340.html 10) 恵庭市公害防止条例 施行規則 https://www1.g-reiki.net/eniwa/reiki_honbun/a032RG00000341.html 11) 恵庭市空家等の適正な管理に関する条例 https://www1.g-reiki.net/eniwa/reiki_honbun/a032RG00001194.html 12)北海道公害防止条例 https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/7/4/6/2/3/6/9/_/JYOUREI.pdf 13)アスベスト全面禁止(厚生労働省資料) https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000142192.pdf 14)石綿対策規制強化(厚生労働省資料) https://www.mhlw.go.jp/content/000912792.pdf