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短期間の決戦に向けて
短期間の決戦に向けて
ご報告が遅くなりました。 恵庭市から、まちを、議会を変えていきたいという思いで、 この2年半、全力で走ってきました。 地方分権が進み、自治体の議会の役割はますます大きなものになって いきます。自治体が自ら地域に合わせた条例を作る時には、しっかりと 市民と結びついた議員が必要です。 恵庭市でも、北海道でも、そうなっていく必要があります。 今回の市長選で原田さんが立候補されたことによって、補欠選挙が 行われます。 短い期間での戦いになりますが、道政と市政が連携をさらに密にし、 自治を進展させられるよう、戦い抜く決意をいたしました。
かしわの☆レポート(NO.10)配布終了
かしわの☆レポート(NO.10)配布終了
おしらせが遅くなりましたが、「かしわの☆レポートNo.10」の駅頭での 配布と町内のポスティングを先週で終えております。    (pdfファイル) 今回は、市長選挙の候補予定者の方たちと鉢合わせることが多く、 隣の駅に行ってみたらもう一人の方が、ということもありました。 選挙の前だけでなく、日常的に駅頭や街頭で報告などをする方が増えるのは いいなぁと思います。(騒音など迷惑にならない形で) 紙でほしいという方がいらっしゃいましたら、ご連絡をいただければお届け いたします。
島松駅の歩道橋について
島松駅の歩道橋について
先日の駅頭チラシ配布の際に、島松駅横の歩道橋の屋根工事について お問い合わせをいただきました。 すぐにお答えできませんでしたので、こちらで報告させていただきます。 この件は、先の議会で補正予算を議決し、修理を行っています。 JR側とも協議をし、進めたようなのですが、今できる工法では足場を組む必要があり、 線路にかかる部分を施工するには電車を止める必要があるそうで、現状のような 線路の上部分を除いた実施となったそうです。 以前、内側から試験的に雨漏り防止などを行ったことがあったそうですが、それでは うまく行かず、それ以外の方法は今のところないとのこと。 ご不便をおかけしますが、どうかご理解ください。 他にも、お気づきのことなどありましたら、 メール dkashiwano○gmail.com (←○を@に変えてください) 電話 090-2695-2880 などでおしらせください。
恵庭市長選、公開討論会
恵庭市長選、公開討論会
恵庭青年会議所主催の市長選立候補予定者、公開討論会に参加してきました。 これまで新聞報道で、マニフェストの策定状況や、各団体からの質問への回答など 見てきましたが、やはり候補予定者自身の言葉が、その思いを一番伝えてくれると思います。 全体としては、 「与党慣れ」と「答弁慣れ」という印象を持ちました。 原田さんは、道議会での与党議員として、現状を踏まえての話が得意。 中島さんは、議会での厳しい質問への答弁でもまれ、質問を自分のしたい話に 持っていくのが得意。 それぞれの持ち味だと思います。 市の現状という点では、当然現職の中島さんのほうが個別の話はわかっていると 思うのですが、商店街の活性化のこと、農業のことなど、これまでの4年間で なぜできなかったのか、などはあえて触れていないようにも感じました。 原田さんは、何度かマニフェストのお話をされていましたが、支援者の方たちで 作ったものが、まだ自分のものとして、消化しきれていない印象を持ちました。 なんとしても、という強い意気込みはあまりないようにも思います。 職員がのびのびと働けるようにということはかなり強調しており、議会との関係や 行政運営は今よりも円滑になるような気がします。 残念だったのは、「相手に聞きたいこと」が出なかったことです。 宮脇先生は大変的確に双方に質問をしてくださっていたと思うのですが、 せっかくの「討論会」なのですから、政策の整合性や明確でない部分など、 本人から相手に聞くべきことがあったのではないかと思います。 みなさんはどうご覧になったでしょうか。 いずれにしても、大変参考になる討論会で、企画していただいた青年会議所の みなさんに感謝いたします。 告示も間もなくで、非常に難しい判断になるわけですが、この討論会と、各団体への 質問の回答、告示後の演説などを参考に最終的な判断を行いたいと思います。
11.1 児童虐待防止推進月間フォーラム
11.1 児童虐待防止推進月間フォーラム
札幌で開催された児童虐待防止フォーラムに参加してきました。 冒頭、上田市長があいさつの中で、札幌市で女性が8年間監禁状態におかれていた事件について触れ、生命、身体、自由、財産を守ることが公務員である自分たちの使命であり、その優先順位を忘れることなく職務に臨むということを繰り返し強調していました。 なぜもっと早くに対応できなかったのかという点などはあるにしても、報道されてから間を置かずに、自らの言葉で市民に対して説明を行っていくという姿勢は誠実だと思います。 4人のパネリストからの報告の後、札幌学院大の松本伊智朗さんがコーディネーターとして、議論が深められました。 北大大学院、こども発達臨床センターの田中康雄さんからは、 虐待が生まれるときには、子どもと向き合っている親も追いつめられている。 子どもだけを救えばよいのではなく、親も同時に支えなくてはならないということ。 虐待を受けたことと発達障がいとの関連性などをお話され、未来を変えるのは、教育の力、社会的な支援が必要。 というご報告でした。 山梨県立大学の西澤哲さんからは、 施設での養育から里親、養子縁組へという世界的な流れ、そして治療的養育への歴史的経過などの説明と、子どもたちにとって必要なのは、一時の治療やカウンセリングだけでなく、土台となる日常的な安全感・安心感であるというお話でした。 札幌市の児童相談所職員である久津間さんからは、札幌での実態と連携の体制、 主催者でもある興正子ども家庭支援センターの秦さんからは施設側から見た実態などが報告されました。 西澤さんからは、子どもや家庭にかける費用がヨーロッパと比較すると1/4でしかないというお話もありましたが、国や自治体の予算のあり方を抜本的に変える必要があると思います。 今の政府が行っている構造改革は、ただ規制を緩和したり、組織の形を変えたりしているだけに見えてしまうのですが、目指すべきゴールとその形をもっと広く伝えることが必要で、安心して暮らせる社会を築くために、社会保障にはこれだけの枠を、教育にはこれだけの枠を作ることを目指すという長期の目標は必要なのだと思います。 実態を伺っていると、体制が整ったことによって、認知される件数は劇的に増えているようです。恵庭ではブックスタートなどの取組みがあるにせよ、転入されてくる家庭もあり、同じ北海道内である以上、見えてきていないものが存在する可能性はあります。 虐待を受ける子どもたちがゼロになるためには、ひとつのまちだけでなく、すべてのまちで私たちができることに力を尽くしていく必要があります。 ーー 主催/興正こども家庭支援センター    札幌市児童養護施設協議会 共済/札幌市    財団法人資生堂社会福祉事業財団
上杉隆さん講演
上杉隆さん講演
政治ジャーナリストの上杉隆さんの講演を聞いてきました。 小川勝也参議の内閣総理大臣補佐官就任の会にあわせて開催されて いたのですが、小川参議と上杉さんは同じ時期に鳩山邦夫さんの事務所に いたそうです。 「政権交代後の課題」と題された講演は、鳩山家に近いところにいたからこそ よくわかることを中心に、鳩山総理が進めようとしていること、マスコミの問題点 などのお話でした。 鳩山政権の方向も面白かったのですが、記者クラブの弊害についてのお話は より興味深い内容でした。 記者クラブの弊害として、多様なメディアが入らないことによる予定調和が生まれ、 政治への批判けん制が抑えられてしまうことをあげていました。 ぜひ鳩山内閣では、野党時代のようにオープンな形での記者会見に戻して いっていただきたいところです。 恵庭においては、批判が抑えられるということまでいかないにしても、 メディアの数も限られていることから、どうしても報道される情報は、全体の 中の一部になってしまいます。 市民がより多くの情報に触れ、議会や首長のさまざまな側面を見て判断を していくためには、やはり合議制である議会の構成員である議員が、 それぞれの判断における考えを、自ら発信していく必要があるのだと思います。 以前、恵庭市議会関連リンクとして、議員のウェブサイトなどを 一覧にしたことがあったのですが、 確認してみると笹松さんのページはリンク切れ、 林嘉男さんのページは、2007年から更新がとまっています。 https://kashiwano.info/b/2008/08/post-283.html 川原さんのブログは更新もかなり頻繁です。 http://www.ikiiki.org/ 私も更新の頻度が落ちているのですが、議員による情報発信は もっと増やしていかなくては、との思いを新たにするところです。 -- 情報発信ということで、 市政なんでも懇談会の第2回目を開催します。 こじんまりした会ですので、お気軽にコップ持参でお越しください。 (お茶を用意しています) 第2回 2009年11月1日(日)13:00~15:00 第3回 2009年12月6日(日)13:00~15:00 いずれも出入り自由です。 -- (追記 09.11.11)会場の記載を忘れておりました。 会場:いくみ会館、和室 大きな地図で見る
かしわの★レポートNo.10
かしわの★レポートNo.10
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第3回定例会、閉会
第3回定例会、閉会
本日は追加議案の審議を行い、第3回定例会は閉会となりました。 最終日の日程表.pdf 追加議案.pdf 大きなものとしては、先日も書いた通り、平成20年度一般会計決算が、 清和会、公明党、共産党の反対多数で不認定となりました。 清和会の主な反対理由は、着服事件で支払われるべきでなかった給料、退職金などが 支払われていることなどでした。 共産党の反対理由は、 1)現実には扶助費がそれほど増えていないにも関わらず、 扶助費の増大が財政危機を招いたとして、市民負担を大きく増やしたこと 2)行財政改革の道筋、優先順位が不明確で、和光小学校の建設を行わなかったこと 3)統治能力が欠如している結果、権力の二重構造などが複数の不祥事を招いた ことなどでした。 私は決算の認定は、予算執行の結果、市民生活がどう向上したのかという 観点で臨むべきだと考えております。子ども施策には偏りがあると思っていますし、 もっと改善が必要だった点もあると思います。 しかし、将来への負担を減らしつつ、一定の成果はあげたものと私は判断しています。 採決の結果は、以下の通りです。 賛成(6):前佛議員、林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、榎本議員、柏野 反対(17):川股議員、川原議員、大野議員、長谷議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、伊藤議員、恵本議員、谷川議員、小野瀬議員、寺田議員、行沢議員、田中芳憲議員、鷹羽議員、遠藤議員、笹松議員 国民健康保険特別会計は、無所属市民の会の3人と共産党の2人が、 後期高齢者医療特別会計は、共産党の2人が反対をしております。 -- その他、賛否が分かれたものは、 陳情第5号、「所得税法56条の廃止を求める意見書採択についての陳情書」 陳情第4号、「最低賃金の引き上げと中小企業対策の拡充を求める陳情書」 清和会から提出の、意見書案第19号「道路の整備に関する意見書」 の3つです。 陳情書.pdf (意見書は日程表の12ページをご覧下さい) 陳情第5号は 賛成(5):林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、寺田議員、行沢議員 反対(18):前佛議員、川股議員、川原議員、大野議員、長谷議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、伊藤議員、恵本議員、谷川議員、小野瀬議員、榎本議員、柏野、田中芳憲議員、鷹羽議員、遠藤議員、笹松議員 (柏野)租税の公平性を保つためにも、一定の帳簿などが必要、家族従業者の労働を否定しているわけではない、ということで反対です。 陳情第4号は 賛成(8): 前佛議員、林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員、柏野 反対(15):川股議員、川原議員、大野議員、長谷議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、伊藤議員、恵本議員、谷川議員、小野瀬議員、田中芳憲議員、鷹羽議員、遠藤議員、笹松議員 (柏野)最低賃金の引き上げは必要。但し、中小企業の経営に大きな影響を与えないような配慮も併せて、ということで賛成です。 意見書第19号は 賛成(15):川股議員、川原議員、大野議員、長谷議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、伊藤議員、恵本議員、谷川議員、小野瀬議員、田中芳憲議員、鷹羽議員、遠藤議員、笹松議員 反対(8):林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員、柏野 (柏野)政権交代が起こり、使途が限定されていた補助金や、貸付金ではなく、自治体が自由に使える交付金に変えていく方針です。あえて自治体から、道路に限定した制度を求めることは、分権の流れとも逆行する、ということで反対です。
決算総括質疑
決算総括質疑
昨日は今議会で2回目の出番をいただき、決算審査の総括質疑を 行いました。(決算全般にわたる質疑) 総括質疑通告書.pdf 大きな項目としては、以下の3点について質疑を行いました。 1.財政健全化について 2.教育行政について 3.子育て施策について 恵庭では11月に市長選挙を控えており、現職の中島市長に対しては、今回が 最後の質問の機会となるわけです。 この4年間を振り返って、今後どのように進めていくのかという話を伺いたいと 思っておりました。 マニフェストはこれから取り組むことだけではなく、何ができないのか、 何を我慢してもらうのかという優先順位を明らかにすることでもあると思うのです。 今回中島市長からは、できないこと、やらないことに対するご答弁はいただけませんでした。 現職だからこそ、わかっている、検討を進めてきているということはあるはずなのに、 お答えをいただけないままに選挙を迎えるようでは、市民に対して白紙委任を求めている ようなものです。 総括質疑では、行沢委員や、鷹羽委員などからも、財政健全化メニューとして、 市民サービスに関わるメニューの改廃が行われるのかという質疑がありましたが、 選挙があることを理由として、選挙後にメニューが示される方向のようです。 マニフェストは有権者に対する約束ですが、現職の方にとっては、当然それまでの 実行に基づいたものになります。 どんな約束をし、それをどう実現していくのか。 理念がどんなにすばらしくとも、議会を批判するだけで行政が停滞するならば、 約束は実現されません。 この2日間の総括質疑を終えて、中島市政に対する私の立場は決まりました。 -- 本日は、平成20年度各会計決算認定の採決も行われました。 一般会計の決算は、 賛成:林謙治委員、林嘉男委員(以上、市民の会)、柏野 反対:川股委員、川原委員、長谷委員、鷹羽委員、笹松委員(以上、清和会)、行沢委員(共産党)、高橋委員(公明党) 3:7で不認定となりました。 国民健康保険特別会計と、後期高齢者特別会計については、 行沢委員のみが反対をし、賛成多数で認定。 それ以外の決算については、全会一致で認定しております。 これで、最終日に平成20年度決算が不認定となる見通しです。
厚生消防常任委員会
厚生消防常任委員会
本日は私が所属している厚生消防常任委員会が開催されました。 冒頭、保健福祉部長から、先週市内で亡くなった小学生と新型インフルエンザとの 因果関係はまだ千歳保健所で調査中であり、不明であるという説明がありました。 大きな議題としては2点、 「安全・安心なまちづくり条例」と 「恵庭市一般廃棄物処理基本計画」の改定が審議されました。 安全・安心なまちづくり条例については、一般質問で寺田議員からも 質問があったところです。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1253840199400/index.html 安全・安心というキーワードはこのところよく耳にしますが、まったく否定する要素は ありません。 しかし、大切なのは、それが持つ実質的な意味のほうにこそあると思います。 全般的には、交通法規の遵守やこれまですでに行ってきている内容などと 強制力も持たない努力義務ばかりで、特に目新しい内容はありません。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1250122905014/index.html 意味を持ちそうな数少ない条文は、9条と14条です。 -- 第9条 市は、安全で安心なまちづくりを適切かつ効果的に推進できるよう必要な情報を収集し、その情報を広報紙及びホームページその他これに類するものにより提供するなど、市民等への広報活動及び啓発活動を実施するものとする。 2 市は、前項の情報のうち、緊急を要する情報については速やかに市民等に周知できるよう、関係行政機関と連携して取り組むものとする。 第14条 市は、犯罪を防止するため、防犯施設の整備に努めるものとする。 2 市は、交通事故を防止するため、交通安全施設の整備に努めるものとする。 -- 解釈として、記載されているのは、不審者情報の収集や防犯カメラの設置で、 不必要な市民統制を強めることにつながります。 それが具体的に恵庭の犯罪や交通事故を減らすことにつながるためには、 具体的な事例の検証とそれに対する対策を細かく練り上げることだと、 私は思います。 パブリックコメントは1件あったとの報告でしたが、 10条と14条に関して、市と市民が協働で毎年調査を行うという内容のもので、 具体的な取り組みを約束する、大変前向きでよいご提案であったと思います。 もうひとつの 「恵庭市一般廃棄物処理基本計画」の改定では、 平成30年度までのごみ減量の目標として、 ごみ排出量を平成13年比33%、リサイクル率50%以上、 最終処分量を平成13年比80%以上削減することとしています。 一般廃棄物処理基本計画改定の概要.pdf 中間処理の計画として、新たに平成27年度に「その他紙製容器包装」や 「雑がみ」などのリサイクル施設(梱包)の供用開始が盛り込まれました。 当初の計画案にはなかったもので、施設整備は4500万程度で 年間600トン程度の処理を見込んでいるという答弁でしたが、収集運搬に かかるコストなどは試算していないということでした。 有料化の計画に含まれていないものなので、今後のごみ処理手数料にも 影響を及ぼします。バイオガス化施設、焼却施設を含めて、その施設規模、 運用方法など議論を深めていきたいと思います。 その他私からは、これまでも言ってきたことですが、 集団資源回収の奨励金の使い方に関して、資源の種類別に、経費削減の 効果を計った上で、行政にとってより効果の高い手法に変えていく必要があるのでは ないかということを訴えました。 なかなか資源ごとの単価を示してもらえないのですが、 例えば、町内会にとっては、10kgあたり70円で引き取ってもらえる資源に2円の 上乗せがあったところで、大した影響ではないと思うのです。 むしろ、10kgあたり1.5円から4円という低い価格の資源は、奨励金を引き上げることが 大きな動機づけにつながるのではないかという考え方です。 無制限に奨励金の総額を増やしていくことはできないわけで、今ある財源を より有効に使っていくという視点が必要だと思っています。