雑感 thoughts

2007/07/31

開票立会してきました。

さて。
開票の立会をしてきました。前にも書きましたが、これで2度目。(もしやってみたいという方がいればご連絡をください)

立会人の任務は、開票されまとめられた票の束に間違いがないかチェックし、また疑問票や無効票などに対して意見を述べることです。実際のところ、票数は機械で2度数えられてきますし、間違いや疑問票判定なども通過しているため、ハンコを押すこと以外の出番はなかなかやってきません。
1日で500回以上ハンコを押せる機会もそうあることではないですが、この体験は「会社の重役さんって大変だ」というイメージトレーニングには悪くないと思います。

今回は選挙区を担当していました。
無効票の中で多いものは比例区候補の名前が書かれたものと白票、それになんと書かれているのか判別できないものです。氏名や名の一部だけしか書かれていなくても確認できる限り投票は有効ですが、かぎかっこや名前の下に「へ」などを書くと他事記載として無効となってしまいます。

最終的な有効・無効は選挙長の判断になるので、立会人としては、投票者の意思が生かされ投票が極力有効となるような解釈を伝えるまでです。

新聞や報道で見ると○万票と聞いてもただの数字に過ぎませんが、実際に開票の現場に触れるとその数字の大きさがよくわかります。

結果としては、民主党が大きく議席を増やしたわけですが、選ばれた方たちにはその1票1票にこめられた想いをしっかりと受けとめて仕事をしていただきたいなと思いました。

今回の争点は安倍総理の信任不信任ということだけには限られてはおりませんし、その結果がすべての民意を正確に反映できているわけではありません。しかし、代議制をとる日本の政治の仕組みで、もっとも近くに行われた選挙の結果が何を意味しているのか、見誤ってほしくありません。

国民の総意がどこにあるのかを念頭に、民主だ自民だということだけで国会を停滞させることなく、国会が一丸となって年金をはじめとする課題に取り組んでいっていただきたいと思います。

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