2007年の記事一覧Archives
活動報告
2007.12.28
滝川視察、研修
昨日は朝から榎本議員、川股議員と一緒に、滝川まで出かけ、生ごみバイオガス化施設の視察と財政の研修を受けてきました。
まず行ったのが、中空知衛生施設組合リサイクリーンです。ここは、メタンガスの発酵施設、リサイクルプラザ、中継施設という3つの機能を備えています。
空知では、3つの事務組合によって3カ所のバイオガス化施設が運営されています。
リサイクリーンで扱うごみなどに関しても、すべて同じ自治体で構成されているわけではなく、メタンガスでは3市2町、中継施設としては2市2町など事務ごとに違う組み合わせで行なっています。
平成15年から稼働しているバイオガス化施設は、有料化によって回収される生ごみの量が減ったこともあって、ずいぶんと処理能力に余力があります。
半分の規模で作っていたとすれば、半分まではいかないにせよ、建設費用はもっと抑えられたはずです。
また近隣でも同様の施設を近い時期に作っているため、広域による効率的な施設利用
もできません。
市民会議の提言でも生ごみの資源化はうたわれています。
現実の形として、恵庭に適するものを。さらに他のやり方も勉強してみようと思います。
午後からは、関西学院大学の小西先生の財政講座を受けて来ました。
小西先生は結構北海道にも講演にいらしていて、道内の自治体の財政状況についても熟知されています。
自治体財政のツボ―自治体経営と財政診断のノウハウ(2007/12)小西 砂千夫
地方財政計画の作られ方、地方交付税という存在が、これまでの日本の国家統治の仕組みそのものですが、そこには事務配分に応じた財源保障という観点はありません。
中央政府といっても、そこには財務省と総務省の綱引きが存在しているということでさえ、交付税が〜円削られた、ということだけをとらえていては忘れてしまいそうになります。
本から学ぶことも大切ですが、こうして直接空気を感じている専門家のお話から学ぶ時間も必要です。
環境、財政に限らず、議会全体として共有していくべき問題はまだまだあると感じています。
活動報告
2007.12.26
若手市議リンク
青山 剛 室蘭市議 http://www10.plala.or.jp/t-aoyama/
安住 太伸 旭川市議 http://www.az3.net/
植村 真美 赤平市議 http://www.ac.auone-net.jp/~mami/
岡 英彦 江別市議 http://www.ebetu.jp/top.html
沖田 清志 苫小牧市議 http://www10.ocn.ne.jp/~k-okita/
金沢 俊 苫小牧市議 http://ameblo.jp/suguru-kanazawa/
上村 有史 旭川市議 http://kamimura.info/
武田 圭介 砂川市議 http://www8.ocn.ne.jp/~houi/
谷村 尚祐 (元網走市議) http://www1.ocn.ne.jp/~shosuke/
辻 弘之 登別市議 http://tsuji.10.dtiblog.com/
鶴間 秀典 釧路市議 http://www.tsurumahidenori.com/
鳥越 浩一 苫小牧市議 http://torikoshi.jp
成田 祐樹 小樽市議 http://www.naritayuki.com/
畑中 優周 釧路市議 http://blogs.yahoo.co.jp/fqutjxkl
平賀 貴幸 網走市議 http://www4.plala.or.jp/hiragatakayuki/toppage.htm
水口 典一 滝川市議 http://www7.ocn.ne.jp/~nori-m/
森井 秀明 (元小樽市議) http://blog.livedoor.jp/morii_otaru_weblog/
矢農 誠 苫小牧市議 http://yanomakoto.cocolog-nifty.com/
山口 和佐 札幌市議 http://www.yamaguchikazusa.jp/top
政治と金
2007.12.25
報酬のあり方
先日の新聞記事より。
以下、引用です。
==
「合併しない」福島・矢祭町、議員報酬を日当制に
2007年12月20日05時52分
「合併しない宣言」で知られる福島県矢祭町の町議会(10人)は、議員報酬を現行の月額制から、議会に出席するごとに一定額を支給する日当制に変える方針を固めた。実現すれば、議会の人件費は現行の3分の1以下になる見通し。全国町村議会議長会などによると、「日当制を導入している地方議会はない」という。地方自治や議員のあり方に一石を投じそうだ。
20日の町議会で、日当の額などを決める特別委員会を設置し、年内にも開く予定の臨時会に条例案を議員提案して可決される見込み。総務省行政課は「地方自治法には報酬の支払い方法の規定はなく、日当制でも問題ない」という。
関係者によると、日当は2万〜3万円程度とみられる。これに伴い、ボーナスに当たる期末手当も廃止する。矢祭町議会では議員報酬と別に支払われる政務調査費はなく、自宅から議会への交通費などの支給も廃止している。日当制への変更で、町議は全国一安い報酬で働く地方議員になることを自ら選択することになる。
日当制導入は「自立の町づくり」を進めるためだ。経費削減を図るとともに、地方議員の報酬は「議員活動の対価」という原点に立ち返る。政務調査費の不透明さなどを巡り、各地で噴出している議会不信に「警鐘を鳴らしたい」ともいう。
現在、同町議の月額報酬は20万8000円、議長が30万円、副議長は22万7000円。期末手当を含め、年間で総額約3473万円かかる。仮に日当を3万円とすると、定例会や臨時会、委員会、公式行事など年に30日程度の出席で、1人当たり年間90万円前後になる。今よりも総額2000万円以上が浮く計算だ。
報酬が安くなれば、選挙運動にも金をかけにくくなり、「政策本位の選挙戦に転換する契機になる」と、もう一つの効果を期待する声もある。ただ、低額の報酬では専業化は難しく、報酬以外に収入がある人以外は議員になれなくなるとの懸念もある。現在の矢祭町の町議は、農業や建材業などで収入がある。
同町議会は01年、「合併しない宣言」を議員提案して、全会一致で可決。その後、議員定数の削減や夜間の議会開催など、いくつかの議会改革に取り組んできた。
地方議員は、高度な知識を持った専門家か、地域を代表するボランティアに近い存在か。欧米では日当制やボランティア制を採り入れている議会もあるが、矢祭町での日当制導入で、国内の地方議員のあり方を巡る議論に拍車がかかりそうだ。
アサヒ・コム
http://www.asahi.com/politics/update/1219/TKY200712190412.html
==
福島県の矢祭町で議員報酬を日給制にする方針を決定したそうです。
議会活動15日と議員活動15日で日当3万円という試算を見て
驚きました。本当にそれしか活動してないのでしょうか。
市議会ですと、議会会期だけでも70〜100日程度。閉会中の委員会も
ありますし、議員活動ということになれば活動の範囲は限りなくあります。
「議会に出席すること」だけを議員の仕事と定義するならば、議会の
権能は弱まるばかりだと思います。そして、その結果は他に会社の役員報酬や
年金などの収入がある人しか議員になれないということにもなりかねません。
議員専業でないことにより、目線の持ち方が変わることは必ずしも悪いこと
ではないと思います。しかし、この制度変更によって、議会がさらに普通の人の
目線から遠いものになりはしないでしょうか。
マスコミでは政務調査費など、お金に関しての批判がよく取り上げられます。
批判し、減らすことは簡単です。その制度を変える先に何を目指すのか、
改革は単なる縮小ではないはずです。
雑感
2007.12.24
1年がたち
そういえば。
帰国したのが去年の12月19日。
走り続けてあっという間に1年が過ぎました。
政治と金
2007.12.23
12月期末手当
12月21日づけで 12月分の議員報酬をいただいております。
12月分報酬は
報酬 355,000円
から
所得税 −8,490円
共済掛金 −52,200円
議員会会費 -4,000円
が控除されています。
控除合計64,690円で
差し引き、290,310円が口座に振り込まれた金額です。
ここから国民年金、国民健康保険を自分で払いますので 、
国保税7,400円と国民年金14,100円の合計21,500円を引いた残額は268,810円となります。
ここまでは例月通りです。
今月はこれに加えて、12月5日付けで期末手当が支給されました。
12月分期末手当は
報酬 938,975円 で、ここから
所得税 −69,490円
共済掛金 −70,350円
が控除されています。
控除合計139,840円で
差し引き、799,135円が口座に振り込まれた金額です。
この重みに応えられるだけの仕事を、来年もしっかり努めて参りたいと
思います。
活動報告
2007.12.21
かしわレポート第3号
お知らせが遅くなりましたが、今週から第4回定例会の報告レポートを駅頭で配布しています。 さすがにこの季節には自転車で行けませんので、恵庭駅までは徒歩で、恵み野駅・島松駅へは車で行って、雪の上にのぼりを立てています。 ブログ上にも画像をつけますので、こちらをご覧ください。読みづらい場合、また毎回届けてほしいという方も、ご連絡をいただければ、メールに添付・郵送などいたしますので、お知らせください。
活動報告
2007.12.16
かしわの★レポートNo.3
こちらからダウンロード可能です
PDFダウンロード
活動報告
2007.12.13
12/12 基地特別委員会
初めに、米国内の航空機事故により、12月に予定していた千歳のF-15訓練移転が中止になり、来年も未定である旨の説明がありました。 所管事務に対しての質問では、防音工事や、現体制の維持に関しての質問が行なわれておりました。 聞いていて疑問に感じたのは、言葉のふしぶしからにじむ、防衛省様になんとかお願いをして補助金をいただかなくては、という意識です。 確かに恵庭の財政にとって、防衛省から配分されている補助金は大きいものであって、それをすべて否定するつもりはありませんが、その補助金支配からの脱却が本来の地方分権であり、三位一体の改革ではないのでしょうか。 分権改革を訴えておきながら、一方で岩国のように方針に従わない自治体には制裁的に補助金のカットを行なう。アメとムチを使い分けるような現政権の姿勢には納得がいきません。 政権与党との関係が悪化すると予算が厳しくなる。まっとうな論理であっても、料亭政治を経なければコトが進まない。そんな前提に基づいているかのような質問。 それが現実だとしても、自治体議員のハシクレとして、強い強い憤りを感じます。 この現状を打破できるのは、政権交代しかありません。
活動報告
2007.12.12
12/10 厚生消防常任委員会
何日か過ぎてしまいましたが、委員会の話を。 はじめに、委員会付託になっておりました陳情案2本の審議が行なわれました。 1つ目は、閉会中からの継続審議となっていた後期高齢者の人間ドック・脳ドックの検診助成制度に関する陳情です。 閉会中の委員会のときにも書きましたが、国保のときには受けられていたものが、国による制度変更によって意図しない形で、結果的に受けられなくなるということには問題があります。 北海道の広域(北海道後期高齢者医療広域連合)としても、もともとこれに対する助成を行なっていた自治体がわずかであることから、広域として全域で取り組むという結論にはなりませんでした。 あとは、恵庭が独自でやるか、やらないかということになります。前回にも書いているように、積極的に働きかけて、制度化を進めるべきという立場から採択すべきという意見です。恵本副委員長、谷川委員、長谷委員、笹松委員、田中匡四郎委員、林嘉男委員、柏野、全会一致で採択すべきとなりました。 2つ目は、クレジットや悪質商法に関してのルール整備を求める陳情です。制度の不備は複雑ですが、必要な規制であるということで全員が一致しました。 恵庭市では、悪質商法対策の出前講座などを頻繁に行なっていることもあってか、この契約書型クレジット制度を使った被害は届いていないそうです。消費者協会の方の努力の結果です。 このあと、緊急的な福祉灯油助成の説明が理事者からありました。 非課税の高齢者・障がい者・母子家庭の世帯、1760世帯を対象に1万円が助成されることになりました。財源はごく一部が道からの補助、ほとんどは市の独自財源です。 灯油価格の高騰による燃料費の増加は深刻で、租税特別措置法など根本的な解決が求められるところですが、こうしたときに柔軟に対応できるのが地方自治体の強みであるはずです。 所管事務調査では、少し先走り気味ですが、パブリックコメントも募集されている予算要求項目について、今の時点での見解を確認いたしました。 パブリックコメントはこちらです。 ===========================恵庭市 平成20年度予算 パブリックコメント実施中! ぜひご意見をお寄せください。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/mmb/010512/010512.html 平成19年12月21日(金)まで=========================== 通常、予算は財政課や市長が査定をして、予算案として固まったものが議会に示されます。逆に言うと、その段階になってしまうと、修正には大きなエネルギーが必要となります。 実際どこまで主張したことが反映されるかはわかりませんが、今の段階で変更を求めるほうが、議決によらない分、可能性が大きいのではないかと考えています。 そうした考えに基づいて、項目は多岐にわたって質問いたしました。 1)BCG接種;現在月1回の集団接種で接種率が90%を超えている。さらに接種率向上を目指すのはよいことだが、現在127万の予算を490万まで増やしてまでも、個別受診の必要があるのか。月2回の受診日設定など、大きくコストを上げずとも受診率向上は図れるのでは。 2)社会福祉協議会;市に代わって、公益性・公共性の高い施策を実施していることはわかる。しかし、人件費の補助(年間3300万)という形では、議会のチェック機能は直接及ばない。必要な施策であれば、実施している事業に対して補助を行なう形に変えていく必要があるのでは。 3)腎臓機能障がい交通費助成;納得。 4)ひとり暮らし世帯など除雪;除雪の困難な方を対象としながら、非課税世帯に限定している。課税世帯だから民間サービスを使えというのでは極端。対象の拡大が必要では。 5)高齢者敬老事業;事業の目的が不明確。町内会ごとの取り組みもバラバラで目的に対しての検証も不十分。(敬老祝金と合わせると年間3000万円にものぼる) 6)駐車場;利用がそれほど伸びない中で、新たに大きな投資が必要か。 7)戸籍;住民サービスの向上といいつつ、どれだけ作業の効率化が図れるのか。そのために2億円をかける必要があるのか。(どうやら本当の目的は記録の安全な保存にあるようです) 少し外してしまった質問もありましたが、だいたい意図は伝わったのではないかと思います。 他の委員からは、長谷さん)ごみ分別匡四郎さん)災害弱者笹松さん)子どもセンター計画野沢さん)就学への支援 などが質問されました。
活動報告
2007.12.04
一般質問を終えて
===========================
恵庭市 平成20年度予算 パブリックコメント実施中! ぜひご意見をお寄せください。
http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/mmb/010512/010512.html
平成19年12月21日(金)まで
===========================
昨日、質問を終えて、
なぜ、そのテーマの話をしているのかという部分に対する言及をもう少し
できたらよかったな、と反省しております。
内容に関しては通告のときにも書いたのですが、
「市営住宅計画の見直しについて」、
「恵庭市全体で取り組む温暖化防止」、
「審議会などの付属機関のあり方」という3つを大きな項目として
質問しました。
冒頭、少しだけ述べたのですが、議員の発言は全体として整合性を持った
ものを目指さねばならないと考えています。財政が厳しいと言う一方で、
無責任にあれも作れ、これも無料にということにはなりません。
ただ、各議員、優先順位は違うと思うのです。
議会の総意として、市長に対する対案を提示することが理想的ですが、
一般質問では、それぞれの優先すべきところを求めるのと同時に、
具体的、現実的な方法で、歳出削減の方策も合わせて示す必要があるのでは
ないでしょうか。
そういう前提に立ち、今回私は、環境への取り組みを加速すべきだという視点で
質問を行ないました。これらは今の財政収支計画には見込まれていません。
でも一刻も早く、生ごみ、可燃ごみの対策は作らなくてはいけません。
それと同時に、市内の民間企業に対する働きかけを行なうことで、えにわ全体での
CO2削減を図る必要があります。
そして我慢をするほうでは、すでに計画ができているものの中で、緊急性が低いと
考えた市営住宅の建て替えの先送りを求めました。ただ、本当に必要としている方たちが
十分に入れるように、必要度の低くなった方たちは民間の賃貸住宅を活用してもらう
方策が必要だという訴えです。
最後の付属機関のあり方の中では、具体的な問題として、議員報酬と審議会報酬の
二重支給について触れました。これについては、違うご意見を持つ方もいるかも
しれません。
ただ、議会議員という立場で、市の開催する会議で、さらに別な形でのお金を
いただくということに私は違和感を感じたのです。議会で発言を行なうことで、
まずは議論のテーブルにのせたい。その上で、さらにみなさんのご意見も伺って
いきたいと思っています。
自分の一般質問は終わりましたが、明日からの一般質問でも大切な話題が続きます。
ぜひ議場で、インターネット中継で、議会を傍聴していただけますようお願いします。