
活動報告
2007.10.11
本日の議会運営委員会
意見書案10本の続きです。
意見書案の原文を画像ファイルですが公開しましたので、前回の記事もあらためてご覧ください。
http://kw.cld-net.com/?p=253
6つ目、共産党提出、安全・安心の医療を保障する改革と子どもの医療費無料化制度を求める意見書(案)
主旨:医療費国庫負担を以前のように戻すなど3点。小学校就学前の子どもの医療費無料化。さらに、自治体独自の助成上乗せ。
まず、自治体独自の助成上乗せは国に求めることではないと思います。
就学前の子どもの医療費無料化は、国家予算が無限にあればすばらしいことかもしれません。
しかし限られた財源の中で医療制度も維持していく必要があり、そのためには、国としては一定程度の所得制限はあってしかるべきだと思います。三笠町のように子どもの医療費無料化を行っている自治体もあることですし、独自で上乗せすることを妨げるものではありません。
民主・春風の会、市民の会は基本的に賛成。
清和会、公明党がどういう立場だったのかは、申し訳ありませんが、メモの不備のため確認できません。結果は不採択です。
7つ目、共産党提出、国保料(税)の1人1万円の引き下げ、保険証の取り上げ中止をもとめる意見書(案)
主旨:国保の「応益割」引き下、年金天引き反対、資格証発行反対など。
国民の4割が加入するとはいえ、残りの6割は別の保険制度であるのに、その4割だけに対して、1人1万円保険料を引き下げるということは公平な税金の使い方なのか疑問です。
国が負担をして、引き下げていただけるのであれば、それは大変ありがたいことではあります。しかし、国のお金であってもそれは私たちが納めた税金であることに変わりはありません。
全体をどうしていくのかという議論を抜きに、一部の減免・免除ばかりはできません。
また、(2)で述べられている保険証の取り上げは、資格証明書発行のことだと思いますが、生活に困窮して保険料が払えないということであれば、各自治体の窓口で個別の対応をしているとのことであり、すぐに資格証発行にはならないと聞いております。
まずベースとなる基本制度の設計として、すべての方に払っていただける仕組みを構築する必要から、例外の余地を残した上で、原則的には一定の基準が必要だと思います。
(3)についても一定額以上の年金を受けている方が、その中から当然支払うべきである年金を支払うことはあたり前だと思います。減免の制度もあり、天引きによって生活に支障が出るというのは、国保の部分とは別なところの話ではないでしょうか。
以上、個人的には反対です。
民主・春風、市民の会が基本的に賛成。
清和会、公明党が継続審査すべしということで継続になりました。
8つ目、9つ目の後期高齢者医療制度についても、福田内閣になってからの政策変更のためか、継続審査の希望があり、継続となりました。
最後、民主・春風の会から提出しております、自治体財政の充実・強化を求める意見書(案)
主旨:地方自治の確立、分権強化のため税財政制度の改革、さらなる税源移譲などを求める。自治体間の財政力格差是正、地方の意見反映。
清和会と共産党から基本的には賛同するが、部分的に修正を求める声があり、案文の一部修正がされました。特に共産党が強く主張したのは、これまでの三位一体改革を認めるような文章とはならないこと。検証など、字句を加えることでなんとか全会派が合意できました。
10本の意見書案のうち、4本が一致。
全会派が合意する調整はなかなか大変なようですが、これでこそ合議体として意味を持つのではないかと思います。
委員会でもぜひこうした委員同士の議論をしていきたいところです。

活動報告
2007.10.10
パブリックコメント
パブリックコメントという制度をご存知でしょうか。
恵庭市では、平成17年から市が大切な施策を決めるときや計画を策定するときに、計画案などを市民に示した上で、広く意見を求め、計画などに反映させていく仕組みを導入しています。
必ずしもすべての意見が反映されるわけではありませんが、その施策に関わる職員や市長に対して直接意見を届けられる機会です。
一方で、行政の立場からすれば、1ヶ月期間を定めて意見募集を行うことで、「住民の意見を聞いた」という建前を通すことができます。
インターネットを使って資料に目を通し、意見をメールで送信できる人にとっては割と容易なことであっても、直接資料を見に行って、あらためて意見を郵便やfaxで送信するということになるとなかなか大変ですし、時間もかかります。
そんな面倒があるとしても、民主政治の基本原則は、住民の声が生かされることであり、選挙で代表を選ぶという仕組みも、誤解を恐れずに言えば、手続きの簡素化です。
すべての争点を全員で議論をすることができないから、一部を代理の人間が議論をしているだけであって、自分たちの意思を直接届けることが根本です。
ぜひとも、この機会を使っていただき、直接ご意見を行政に届けていただければと思います。
今実施されているのは、西島松北地区の振興策に対するパブリックコメントです。
こちらのリンクをご参照ください。
また、来年度から高齢者の医療制度が大幅に変わることになっております。
75歳以上の方が、新たに「後期高齢者」として、75歳未満とは別の医療保険が創設されることとされています。
公費負担(約5割)と現役世代の支援(約4割)があるとはいえ、75歳以上の方たち(約1割)で支え合う仕組みになるわけです。
保険の窓口はこれまでどおり市町村ですが、運営の主体は、北海道全域を対象として設立された「北海道後期高齢者医療広域連合」に移行します。
所得に応じた減免措置などもありますが、保険料率自体の決定は11月以降です。
これについてのパブリックコメントも、「広域連合」で行っておりますので、ぜひご意見をご送付ください。「後期高齢者医療制度パブリックコメント」(10月15日までです)
リンクは市役所ホームページからも行けます。

活動報告
2007.10.10
本日の議会運営委員会
本日の議会運営委員会では、第3回定例会に提出されている10本の意見書案の審議が行われました。
率直にとても面白かったです。ブログにも何度か書いているのですが、本会議よりも各常任委員会のほうが、議員個人のナマに近い意見を聞くことができます。
普段の議会や委員会では、理事者側(市長をはじめとする役所の方)と議会とのやり取りであって、議会が「〜をやってくれ」、理事者が「検討いたします」という内容になることが多いです。
本日の議会運営委員会で審議されたのは、各会派から出された意見書案なので、各会派の委員が今の制度や提案された政策に対してどういう姿勢で臨むのかがはっきりと見えます。
今の段階では委員会はネット中継されませんので、ぜひ次の第4回定例会で意見書審議の日程を傍聴されることをおすすめいたします。
ちなみに今回の定例会では、明日から常任委員会が開催されます。
明日10/10が総務文教常任委員会(恵み野西口問題や西島松北振興策、その他総務部・企画財政部・生涯学習部所管の事務などが審議されます)、
10/11が私の所属しております厚生消防常任委員会(子どもセンター整備計画、保育計画、事業系廃棄物の料金改定に関する議案の審議、その他保健福祉部、生活環境部、消防の所管事務などが審議されます)、
10/12が経済建設常任委員会(下水道料金の改訂の他、経済部、建設部、水道部の所管事務などが審議されます)です。
本題に戻りまして、意見書案の審議です。
本来であれば全文のファイルをつけてご説明すべきところですが、すでにかなりの書き込みをしてしまい、ご覧いただける状態ではないので、後日きれいな書類が手に入りましたら公開させていただこうと思います。
ここからの解説には私、かしわのの主観が混じっておりますことをご了承ください。
また、各会派の態度・主張に関して、正確を期したつもりですが、万が一間違いがありましたらご指摘いただけると幸いです。
1つ目は公明党提案の「中小企業の事業承継円滑化のための税制改正を求める意見書(案)です。
主旨としては、小規模な事業者の事業承継がうまくいかないのは相続税に問題があるという前提にたち、非上場株式などの相続税の減免措置を拡充せよ、というものです。
結論は全会派一致で賛成・可決すべきということになりました。
個人的には、(1)事業承継できないことと相続税との関連性が不明確(原因のどの程度の割合をしめるのか)、(2)相続税ではなく、会社形態など他の方法によって事業承継の円滑化を図れるのではないか、という2点からもう少し、説明をいただいて検討すべきと思っておりました。
2つ目、公明党提案「地域安全・安心まちづくり推進法」の早期制定を求める意見書(案)。
主旨:子どもたちを守るためボランティア拠点として公有地貸出しや財政支援を行う法律制定、地域防犯ボランティアによる活動を全国的に組織せよ、という感じでしょうか。
清和会、市民の会から条例制定がよいのではないかというご意見。共産党、民主・春風の会はおおむね賛成ということでしたが、細かい部分を含め全体では一致しない部分がありました。
議会運営委員会では全会一致となったものだけが、全会派からの意見書として本会議に提出されます。そのため、議員提案として本会議に提出することはできますが、一応この場では不採択。
個人的な見解ですが、こうした地域からの取組みに関しては国に法律制定を求めるのは筋が違うと考えています。地域独自の取組みを積み重ねていった結果、国としても全国的に推進したいから法律ということであれば理解できます。
しかし、恵庭はもとより、全国的にも、これについてどれだけ進んでいるのかが見えてきません。地域のボランティアが育ち、活動していく上で「こんなサポートが欲しい」というようなことに政治は答える必要があると思います。
しかし、法律を作り、制度ができたから、ボランティアをしてください。こんな流れではないと思うのです。
3つ目、共産党提出、国会議員の事務所費疑惑の徹底究明と責任ある対応をもとめる意見書(案)。
主旨:政治資金規正法を1円以上の領収書添付を義務づけるように改正しよう。
この意見書(案)、前回の第2回定例会に出されたものがそのままでした。
そのため案文がすでに古くなってしまった部分は確かにありました。でも主旨は変わっていないはずです。
「遡って疑惑の徹底究明を行う」という文言は法律の遡及効から考えて問題があります。しかしそれ以外の点でなんら反対する理由はないはずです。
税金から支出を受けているお金を含む政治資金は当然、国民に対して明らかにされなければなりません。また疑惑をもたれた方に関しては自主的に筋の通った説明をしていただきたいものです。
恵庭市議会として提出する意見書には、国会において各政党がどういう態度をとっているかということは関係ないと思います。
医療制度であれば、財源の裏付けを考慮しなくてはいけないかもしれません。
地方の制度を変えるときには、国の制度との整合性も必要です。
しかし、「政治と金」の問題については、自分自身がどう考えるのか。それだけです。
残念なことに、清和会から「1円以上の領収書添付」が現実的ではないという、どこかで聞いたような理由(法律の遡及に関しての言及もありましたが)で反対、不一致となりました。
民主・春風の会(遡及効への言及あり)、市民の会が賛成です。
公明党の態度ははっきり記憶していません。申し訳ありません。
4つ目、共産党提出、生活保護、児童扶養手当などの福祉切り下げの中止と改善を求める意見書(案)。
主旨:セーフティネットとしての生活保護をこれ以上切り下げない。廃止した各種加算の凍結・再考を求める。
共産党提出の意見書は、主旨は理解できても、とても厳しい表現が多いので、なかなかそのままでは賛同できないものがあります。
この意見書でも述べている6点のうち、(1)、(2)、(5)の3点については同意できません。例えば、(2)「リバースモーゲージ」制度の廃止を共産党は主張しますが、扶養義務者が義務を放棄していても、被扶養者の死亡後に財産が残るようなことは問題があると思います。また(5)についても、国が全国民の所得を補足し、貧困世帯、生活保護世帯に該当するということを調査するのは現実的とは思えません。
国民総背番号制でも導入すれば可能かもしれませんが・・・。
清和会から(1)、(2)に関して、公明党からも(1)、(2)に関して、民主・春風の会からは(2)、(5)に関して反対の意見が出されました。市民の会は全面賛成でした。
主旨は全会派賛同ということで、何度も休憩をはさみ、内容の調整が行われました。
この休憩中審議、議事録にも残らないので傍聴でないと見られません。
表題は結果的に変わりませんでしたが、案文を含めて元の意見書から見ると随分とすっきりしました。なんとか全会一致で提出となりました。
5つ目、共産党提出、誰もが安心して利用できる公的介護保険制度への改善をもとめる意見書(案)。
主旨:無理のない介護保険制度にしましょう。介護労働者の労働条件改善のために介護報酬の改善に取り組みましょう。
介護報酬の引き上げが必要だということはみなさんの認識が一致していたようです。
(8)で記載されていた国庫負担割合の数字を削除して全会一致となりました。
私も財政的な裏付けなしに国庫負担50%とまでは言えませんが、基本的には賛成です。
と、ここまで5本の意見書を調整した時点で昼休みに入りました。
13時からは野沢委員が(私もですが)青少年問題協議会のため、開始時間を少し遅らせて続きの審議となりました。
かなり長くなりましたので、残り半分は別の記事で書きます。

活動報告
2007.10.08
議長会、道西支部研修会
恵庭で北海道市議会議長会の研修会があり、開催地ということで多くの議員が参加しました。
講師は北大公共政策大学院の宮脇先生。
大変失礼ながら「あまりお話が面白くない」印象を持っていたのですが、今回はかなり面白いお話で大変興味深く伺うことができました。(感想はそれぞれのようですが)
分権論としてはオーソドックスで、上下の関係から対等の関係に、というお話や行政学的な統治機構のお話がありました。時間が非常に短い中で、広い範囲の話を網羅したため、自分の理解の弱いところではかなりスピードが速いと感じてしまいました。
個人的には条例の上書き権のあたりをもう少し聞いてみたかったです。
あと印象に残ったのは終盤の「X非効率の排除」のお話。
組織が効率化に取り組むとき、見えている非効率に取り組むものの、見えない非効率は放置される。見えている非効率が縮小した結果、全体の中で見えない非効率の占める割合は上がり、非効率は実質的に拡大するというものです。
以前にもどこかで耳にした話なのですが、忘れてはいけない視点だと思います。
まさにここに議会の役割があるのではないでしょうか。

政治と金
2007.10.07
9月分の議員報酬
いろいろと更新が遅れて申し訳ありません。
9月21日づけで 9月分の議員報酬をいただいております。
9月分報酬は
報酬 355,000,円
から
所得税 −8,490円
共済掛金 −52,200円
議員会会費 -4,000円
が控除されています。
控除合計64,690円で
差し引き、290,310円が口座に振り込まれた金額です。
ここから国民年金、国民健康保険を自分で払いますので 、
国保税7,400円と国民年金14,100円の合計21,500円を引いた残額は268,810円となります。
先日、行政改革推進委員会を傍聴しておりましたら、議員定数や議員報酬の話題が出ました。
政務調査費などの改革が進んでいることはみなさんご存知だったようですが、議員報酬はもっと多いと思っていた方が多いようです。
報酬はあくまで、生活を保障するものではない。
市町村議員が兼職を認められていることと表裏をなしています。
どんな議員を求めるのか、議員にどんな仕事を望むのか、という視点も必要かと思います。
今の議会費を変えなくても、例えば定数を半分にすれば議員報酬は2倍以上にできるでしょう。
逆に報酬は実費弁償のみとすれば、議会費を抑えつつ人数を大幅に増やすこともできます。
その代わり、兼職が前提となり議会活動に割ける時間は限定されます。
みなさんはどうお考えですか?

活動報告
2007.10.05
視覚障がい者セミナー
更新が滞っています。申し訳ありません。
先月行った一般質問に対する理事者側の答弁の要旨を掲載するつもりだったのですが、
質問中にとったメモがあまりにも解読不能だったため(そのときは受け答えしていたのですが)、正確を期するため記録を確認してからとさせていただきます。
昨日、今日と決算審査特別委員会が行われていました。私は今回委員ではないのですが、今後のためにも傍聴という形で参加しております。
平成18年度の決算に対する質問を聞いているなかで、実施された事業の本来の目的、意味、お金の使われ方など、考えるところはたくさんあります。
ここで得たものをまたひとつのきっかけに今後議会でも取り上げていきたいと思います。
さて。
先週末は市民会館で視覚障がい者セミナーというのがあって、参加してきました。
ちょっと予定がくるってしまい、お昼から行ったのですが、会場についたときにはマンドリンクラブの演奏が行われていました。
会場後ろのほうには、視覚障がいの方たちをサポートする様々な日常生活用具も並んでおりました。中でも気になったのは、議会の一般質問で野沢議員が取り上げていたSPコードの読み上げ機。(この日も野沢さんはいらしてました)
2センチもない2次元コードの中に約800字もの情報が入るそうです。原稿用紙2枚です!
これの見本も実際に置いてあったので、読み上げも試してみました。
すべての文書につけるとなると現実的に無理があるかもしれませんが、税の通知には全てつけるとか、事前登録した人に対して発送する文書にはつけるとか、対応できることはあると思います。
講演は、北海道盲導犬協会の加藤さんから、最近のテレビ番組などを通じて、盲導犬が受けやすい誤解などをお話いただきました。
・すごく賢いエリート犬
・厳しい訓練を受けている
というのが一般的にもたれやすいイメージだそうですが、そんなことはなく盲導犬になるためには、落ち着きのある性格のほうが重要だそうです。
実際に何人かの方がアイマスクをして、体験も行っていました。
PR役の"さすけ"くんがとても楽しそうに仕事をしていたのが印象的でした。

活動報告
2007.09.28
一般質問
昨日、9/27に一般質問に立ちました。
今回は一問一答制で行ったので、最初に登壇しての質問も非常に短いものです。
この一問一答制、言葉の通り、ひとつ聞いたらひとつ答えをもらうという方式です。
あたり前のように思われるかもしれませんが、議会ではこれがあたり前として行われてきていませんでした。恵庭では平成18年度第3回定例会から試験的に採用されております。(まだ確定はしていません)
その結果、質問と答弁の間が長くなり、一度に多くの項目を聞くため、答弁もれが出たり、議論がかみ合なくなることが多くあります。利点(?)としては、答弁を予想してある程度準備してきた原稿でも対応ができるために不慣れでもやりやすいという点はあります。
前回は私も一括でやりましたが、向き不向き、やりやすさには個人差があるかもしれません。
今回用意した1回目の原稿です。
2回目以降で質問する事項の入り口部分だけになっているので、趣旨がわかりづらい部分があると思います。
答弁の要旨などにつきましては明日中には報告したいと思います。
==
一般行政について4点お伺いいたします。
1点目は事業仕分けと行政評価についてです。
平成18年度の議会におきまして、野沢議員からも質問がありました事業仕分けにつきまして、ご検討され進展がございましたらお伺いいたします。
2点目としまして、電子自治体の推進についてです。
第4次行政改革推進計画では北海道電子自治体プラットフォーム(略称HARP)を活用し、平成19年度で10種類の電子申請を実施することとなっております。
これら10種類の利用状況はそれぞれ何件ずつになっておりますでしょうか。
3点目、インターネットと他媒体の連携について伺います。
恵庭市が発信する行政情報の媒体は、恵庭市ホームページ、広報えにわ、FMパンプキンなど様々なものがありますが、それぞれを制作する段階で十分な連携は図られていますでしょうか。
4点目、ホームページの色覚バリアフリーについて。
ワールドワイドウェブ、いわゆるインターネットの普及は、日常の情報収集のあり方を大きく変えました。恵庭市ホームページのように公的なウェブサイトは、すべての人に平等な技術であるウェブを、さらに普遍的なものとして構築していく責務があると私は考えております。
アクセシビリティ、すべての人にとっての使用可能性という観点で考えられるべきだと思いますが、その中でも特に色弱の方は日本人男性で20人に1人とも言われます。来年度更新される恵庭市のウェブサイトではこれに関してどのような配慮がなされているのでしょうか。
次に、教育行政について伺います。
黄金地区の小学校計画については、前回も伺ったところですが、早期に予測数値を示して方針を決定するというご答弁をいただきました。進捗状況を伺います。
続いて、環境行政について伺います。
1点目は広域計画の見直しについて。
市内で発生しているごみの全量を埋立処理している現状は、循環型社会を構築していく上でも非常に由々しき事態であり、一刻も早く適正な処理に移行して行かねばならないところです。
広域計画で可燃ごみ処理施設の供用開始の目標としている平成27年度までの過渡期処理として、可燃ごみを千歳市に搬入することで合意したとの新聞報道がなされましたが、実際にこうした合意が締結されたのでしょうか。
2点目としまして、ディスポーザーを使った生ごみの処理についてです。
国土交通省が取りまとめた「ディスポーザー導入時における影響判定の考え方」と、それに基づいた試算によると恵庭市においては利点が大きいようですが、メリットだけではなく、これを導入した場合のデメリットこそ十分に検証する必要があると思います。
導入時に予想されるデメリットにはどんなものがあるのか伺います。

活動報告
2007.09.26
議会はじまりました
議事に関しては、先日の議会運営委員会で決まった通りに進んでいきました。
あらためて書くとすれば、決算に関わる案件で、財政を担当する部長から説明に関してです。
そこでは、慣例ということなんでしょうが、おおまかな内容をひたすら読み上げていきます。議員はまだ手元に資料があるので資料を追うことができますが、それでも結構なのスピードなのでついていくのがやっとです。資料がない傍聴の方は聞いていてどう感じたことでしょう。
議会初日の傍聴は、市長の方針や議案などの読み上げが多く、あまり面白いものではないかと思うのですが、午後のはじめ40分は数字の読み上げが続き、そうした傾向が顕著でした。
ネット中継が始まり、市民が目にする機会ができても、中身がつまらなければ、ずっと見ていただくことはできません。傍聴する人にとっても面白い(見る価値がある)というのはとても重要なことです。改革項目ですね。
そういえば、最近はあたり前のように書いてしまっていますが、多くの市議会では年に4回議会が開かれます。通常は3,6,9,12月です。市議会の場合、1年のうち70〜100日くらい議会が行われているようです。
他の日は、と言いますとお休みなわけではなくて、議会での質問に向けての調査、研究ですとか、市民に対しての報告や意見聴取などを行っていると思います。(個人差が大きいでしょう。。。)
議員の仕事のひとつに一般質問というものがあります。本会議の中で、役所のしている
仕事全般に対して、様々な切り口から質問をすることができます。
テレビの国会中継でやっているようなものに近いイメージと言うと何となくご理解いただけるでしょうか。
私かしわのは6月の議会に続きまして、今回も一般質問を行います。
内容は、主に行政全般の中で「事業仕分け」、「電子自治体」、ごみ問題の「ディスポーザー」、教育関連で「学校建設」についてです。
9/27(木)の14:40ころからを予定しておりますので、可能な方は議場でナマ傍聴、ネット中継でご覧ください!

活動報告
2007.09.23
和光小見てきました
運動会のときにもプレハブ校舎の外観は見ていたのですが、今回の質問と関わる部分もあるため和光小学校を視察してきました。
給食の試食もさせていただいて、ご飯のあたたかさを実感。それから校舎内を校長先生にご案内いただいて、ぐるっと一回りしました。子どものころの記憶では教室のイメージはかなり広いのですが、今見てみると小さく感じます。中・高の記憶が混ざっている部分があるのでしょう。
和光小は現在、生徒数が800名以上。6学年×4学級の24学級あります。
そのうち4年生と2年生は増築された新校舎、さらに2年生のうちの2クラスがさらに外れたところにあるプレハブ校舎で、ここには空調がないため、ストーブと換気扇がついています。
DSC05209.jpg
そして、来年度の新入生は5学級となる予定で、また1つ教室が足りなくなります。
予定では音楽室を教室に変えるのだとか。
再来年にはさらに1つ不足する予定。でももう残っている特別教室も視聴覚室、理科室、図工室、家庭科室、パソコン教室しかありません。複数のクラスが一緒に歌の練習ができる部屋も視聴覚室ひとつだけになります。理科の実験、調理実習も必要です。次になくなるのは図工室?になるのでしょうか。
財政はとても厳しいです。
その中でまだ駅前開発など財政収支計画にも計上されていない開発もあります。
全部を一度にやっていくことはできません。
将来を見据えた優先順位。中島市長は開発よりも子どものための事業を行ってくれるはずです。

活動報告
2007.09.22
インターネット中継が示されました
先ほど恵庭市HPを確認したところ、インターネット中継という項目が増えていました。
これによると中継される予定なのは、初日25日の諸般の報告、行政報告、教育行政報告、議案審議。27日から10月1日の一般質問。10月16日、17日の決算特別委員会、総括質疑。最終日10月19日の議案審議のようです。
ぜひご覧の上、ご感想などお寄せください。
議事日程、会期につきましては本日(9/21)の議会運営委員会で決定されました。
日程など一部で変更があります。こちらが新しい会期日程です。
25日の議会初日では、理事者側から各種報告を受けたのち、議案などの審議に入っていきますが、各議案の処理については議会運営委員会で既に話し合いが済んでいます。
議員になる前に議会を傍聴したときには、そのスピードについていけず、誰も話を聞いていないのではないかと思いましたが、それは実質的な議論が既に終わっているからです。
すでに了承されたものは、即決・簡易採決となります。
今回の議案では、議案第4号「恵庭市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について」、
議案第6号「恵庭市公共下水道条例及び恵庭市個別排水処理施設に関する条例の一部改正について」、
議案第8号「平成19年度恵庭市一般会計補正予算(第2号)」、
陳情第6号「砲撃音対策に関する陳情書」
を除く議案に関しては、議会運営委員会で了承されました。
ここにあげた議案に関しては所管する委員会に付託の上、審議されます。
議案第8号の補正予算は結論が決まっておりませんので、理事者側から提案説明のみが
行われます。
本会議の議案審議が傍聴していて面白くないのは、すでにシナリオができているというのが大きな理由だと思います。
もし市役所に足を運んでいただけるのであれば、本会議よりも議員の本音により近い部分が見られる議会運営委員会や各常任委員会の傍聴をおすすめします。次回の議会運営委員会は10/9の10時からです。