2015年の記事一覧Archives

立候補の届出【選挙準備その2】
立候補の届出【選挙準備その2】
選挙準備のその2です。 立候補予定者説明会の資料はこちらをご覧ください。 https://kashiwano.info/article-2129.html 立候補を届け出るのは、選挙の告示の日です。 今回の統一地方選挙で言えば、2015年4月3日が北海道議会議員の告示で、 2015年4月19日が恵庭市議会議員選挙の告示日です。 この告示の日に届出を行うのですが、受付を迅速に行うために、通常は事前審査という手続きが行われます。 今回のケースでは、 北海道議会議員は3月24日(火)に、 恵庭市議会議員は4月6日、7日に、選挙管理委員会で事前審査が行われます。 公職選挙法からすれば、事前審査に出さなかったとしても書類に不備さえなければ立候補の届出は可能なはずですが、通常は告示の日に少しでも早く活動をしようとするため、ほぼ全ての陣営が事前審査を受けていると思います。 報道などでも、無投票の公算が大きいなどという場合には1陣営しか事前審査を受けていないということなんだと思います。 なお、恵庭の場合は、集合時間より前に集まった陣営で予備くじを引き、その番号に従って本番のくじを引いて届出の順番を決めるという手続きを取っています。 届出書類などについては、資料の説明の通りですが、所属党派証明書という書類を提出しない場合は、党派欄に「無所属」と記入することとなり、どこかの党に所属していても投票所などでの扱いは無所属候補となります。報道などでは報道機関によって、活動実態などに基づいて党派をつける場合があったと記憶をしています。 そのほか、選挙といえば、苗字か名前がひらがな表記にしている候補をよく見ますが、私も「かしわの大介」という表記にしています。こういう場合は「通称認定申請書」という書類を添付する必要があり、戸籍の本名以外で旧姓や芸名などを使用する際には資料が必要ということになっています。 2007年の写真より
立候補の資格【選挙準備その1】
立候補の資格【選挙準備その1】
これまでも選挙にかかる費用の話など、 これから挑戦をしてみようと思う人たちにも参考にしていただけるよう、できるだけ具体的に私の経験を書いてきましたが、準備の部分に関してはきちんと書き切れていなかったと思うので、あらためて準備作業についても書いていこうと思います。 もしご質問やご指摘などありましたら、直接メールなどでお問い合わせください。 できるだけお答えしていきたいと思っておりますが、本番の直前など、すぐにはお答えできないこともあるかと思います。 メールアドレスは dkashiwano(アットマーク)gmail.com です。 立候補予定者説明会の資料はこちらをご覧ください。 まちによって多少の違いはあると思いますが、そこまで大きな違いではないと思います。 https://kashiwano.info/article-2129.html 最近驚いたのは、予定者説明会の開催時期が早いまちでは2月ころから、遅いまちでは3月の後半というところまで様々だということです。 初めて選挙に挑む新人にとっては、公式に説明を受けられる唯一の機会でありながら、それが選挙の直前となると準備が間に合わないということにもなりかねません。報道機関が来て、事前に動向がつかまれてしまうということはあるにせよ、新人にも一定の準備期間が確保される時期となると2月下旬から3月上旬という時期が妥当ではないでしょうか。 前置きが長くなりましたが、まずは立候補の資格について。 -- ○市町村の議会の議員の場合 公職選挙法の9、10、11条で選挙権と非選挙権についての定めがあります。 だいたいこんな感じです。 ・日本国民である ・満年齢で25歳以上(投票日時点) ・市町村内に3ヶ月以上住んでいる(※告示日の前日までに) ・禁固以上の刑期中でない(執行猶予とか公民権停止とかもう少し細かいこともありますが) 参考までに、道議の場合には、北海道内に3ヶ月以上居住していればよく、どこの選挙区からも立候補が可能です。 また市町村長の場合は、居住要件がないので、選挙に当選できるかどうかはわかりませんが、住んでいないまちの首長選挙に立候補することもできます。 (※基準日は地方選挙においては通常告示日の前日とのこと。適切な根拠法令を見つけられなかったので、参考まで) 選挙人名簿:総務省web (2007年の写真です)
立候補予定者説明会
立候補予定者説明会
3月3日、恵庭市民会館で4月に行われる道議選、市議選の立候補予定者説明会が開催され、参加をしてきました。 これまで3回の選挙は経験しているものの、自分で説明会に出席するのは、初めの市議選以来で8年ぶりでした。 さすがに何度かやっているので、おおまかな仕組みはわかっているものの、これまでと少しやり方を変えようと思っている部分など、理解が不十分だったところがあり、勉強になりました。 せっかくなので、これから何回かにわけて、説明会の内容について解説していきたいと思います。
再始動のご報告
再始動のご報告
私、柏野大介はもう一度恵庭の市政に挑む決意をいたしましたので、ここにご報告いたします。 2009年に市議を辞職して以来、市民活動、NPOという立場で、少しでも地域の役に立てるよう活動を続けてまいりました。同時に、市の審議会委員などとして、いくつかの分野では政策的な提言も行ってきました。 しかし、議会においてひとつの会派が単独で過半数を占めているという状況は以前と変わっておらず、採決を行う前から結論が出ているために議会の緊張感は失われ、広く市民に伝わる形で、市政課題が議論されているとはいえない状況です。 合議制である議会に求められる役割は、党派に縛られることなく市民の声に基づいて議論を深め、多様な市民の声を反映していくことにつきます。 議員提案で条例提案を行い、それに対して議員間で討議を行なっていくこと。 それが現状の会派性の課題をあきらかにすることにつながるのだと思います。 私は、1人であってもできる方法で、市民とともに考え、提起する地方議会の本来のあり方を取り戻すために、行動してまいります。
ごみ処理手数料値上げへ?(H26年度公共料金等審議会)
ごみ処理手数料値上げへ?(H26年度公共料金等審議会)
(この記事は2014年9月に書きかけだったものを、加筆の上2015年2月5日に公開しました) 何年か前から公共料金等審議会の委員というのをやっております。 公共料金等審議会は、水道・下水道の使用料、ごみ処分手数料、し尿処理手数料などの公共料金を市が決定、変更するにあたり、 市長からの諮問を受けて、検証、審議し、市長に対して意見を述べるということになっています。 毎回、いろいろと発言はするのですが、 資料も複雑で、なかなか他の委員のみなさんにも賛同をいただくことは簡単ではありません。 今回はいつもよりも事前の準備を多くして臨んだのですが、開始早々肩透かしをくらいました。 (資料もこちらにあります) http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1413527271197/index.html 事前に受け取っていた資料では値上げの方向性が読み取れるものの、 実施時期については明確ではなく、今までであれば 「改定案」として示されていたものがずいぶんとぼやけています。 その理由は担当部署の説明が始まるとすぐにわかりました。 財政課によると、 ①現在市が保有している指定袋の在庫量が多いこと ②値上げ改定となる場合に市民説明会に要する期間が十分ではないこと を理由として、 (1)最短でも改定は平成29年(2017年)の4月となり、まだ2年以上先となること、 (2)年内にも判断されるであろう消費税10%への増税の判断も経費の算定に影響を与える ということで、今年度の審議会では料金改定に関する諮問を行わないということでした。 今年はとりあえず聞き置くだけということだったので、拍子抜けをしてしまいましたが、 一応来年の諮問に向けて参考にはするということでしたので、 何点か確認の意味でも質問をしました。 1 そもそも、ごみ処理の総経費の1/3の負担を市民に求めるものとあるが、有料化が決まった5年前にはこの負担率はどういう経緯で決まったのか 2 平成29年度想定単価、2.8円/リットル。これには風評被害対策の基金積み立て分が含まれているのか 3 粗大ごみ、収集ごみ量816トンのうち、現状で小と大の割合は 4 北電が電気料金再値上げの申請、影響額は小さいと考えてよいか 5 最終処分場に搬入される一般廃棄物と産業廃棄物の割合。2年前に確認したときには75:25という想定よりも産業廃棄物が高い割合。現状は 6 減量ができないごみへの配慮は必要。おむつ袋などの検証と今後の方向性は ちょっと項目が多く、すぐに答弁がいただけない部分があったり、十分にメモが取りきれなかったのですが、 議事録は後で見直すには便利です。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1413527271197/index.html(同上) 結局何が言いたかったのかというと、 ごみ有料化のときに大して根拠なく設定した1/3という数字を金科玉条として 振りかざすと、どこかの国の電気料金のように、コストが増えれば増えるだけ ごみ袋代が値上がりしてしまうということです。 今、1リットルあたり2円(40リットルで80円)という料金が、 現時点での試算で2.8円(40リットルで120円?)となり、 今後焼却炉の整備などにともなって、さらに値上げするということが決定されようとしています。 そもそも有料化はごみの減量が最大の目的であったはずで、 これまでも指摘をしてきている通り、市民が努力をした結果ごみが減って、 かえって単価が上がるという今の仕組みを変える必要があると思います。 -- 過去の公共料金等審議会に関する記事 2013.08.22 し尿処理手数料を改定(H25年度恵庭市公共料金等審議会)https://kashiwano.info/article-2072.html 2012.09.01 ごみ処理手数料の改定(H24年度公共料金等審議会)https://kashiwano.info/article-2068.html 2010.11.09 第2回公共料金等審議会https://kashiwano.info/article-942.html