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17.6.7 議会運営委員会
17.6.7 議会運営委員会
明日から第2回定例議会が始まります。 私は、先日の臨時議会で、議会運営委員会(以下、議運)の委員に選任されましたので、今回からは議運に出席します。 議案はこちらです。 ○H29_2定_議案 (個人情報を含む議案は除いてあります) 議案の取り扱いなどはこちら日程表の通りになりました。 ○第2回定例会議事日程表 議案の取り扱いを決定後、各会派、諸派から提出された意見書案の取り扱いの審議となりました。 意見書は、地方自治法で定められた仕組みで、自治体議会が国会や中央官庁などに、意見を出すことができます。ほとんどは政党から出されるもので、提出したからといって、すぐに何かが変わるという訳でもありませんが、多くの自治体から意見書が出るということで、一定の重みを持って、国を動かす力となる場合もあるようです。 本日の議会運営委員会で配布された意見書案はこちらの通りです。 ○意見書案 明日は、市長からの行政報告、教育長からの教育行政報告があり、その後議案の審議が行われます。 H29_2定_行政報告 H29_2定_教育行政報告 会期は6/26(月)までで、6/14(水)〜16(金)が一般質問の予定となっており、 私は、6/16(金)の10:00から質問を行います。
17.5.30 公営企業会計の勉強会
17.5.30 公営企業会計の勉強会
報告がどんどん遅れていますが、5/30に水道部による公営企業に関する勉強会が開催されました。 担当の課長が講師を務めてくださり、公営企業に関する法的な位置付けと公営企業会計に関する内容を非常に凝縮した中身で勉強しました。 もともとは職員の研修だったものに、数年前から、議会も参加するようになったとのことですが、議員の参加は半分くらいだったでしょうか。 予算や決算では審議を行なっているものの、改めて勉強してみると、法律の条文の理解は不十分でした。 第7条 管理者の設置の但し書きに基づいて、恵庭市では管理者を置かないこととしていることや、長による予算の調製権、経費負担の原則など、説明は受けていて、表面的にはわかっていたつもりでいたことの法的な位置付けが明確になりました。 ・地方公営企業法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S27/S27HO292.html 後半では、公営企業会計について。 一般的な会計の貸借対照表では、流動性配列法を用い、流動性の高い現金などから順に記載されますが、固定資産の多い水道事業など(電力会社など固定資本が大きい会社)では、固定性配列法として、有形固定資産などから記載するそうです。 かねてから思っていたことですが、今後はこうした会計知識などもさらに深く身につけていく必要性を強く感じます。 やはり分析する上では、近隣市や類似団体との比較が必要になるということでしたので、9月の決算ではじっくり比較して臨みたいと思います。 平成29年度恵庭市水道事業会計予算
17.5.20 議会運営委員会の定数変更
17.5.20 議会運営委員会の定数変更
昨日の臨時議会では、議会人事のほか、専決処分(議会を開く時間がない場合に市長が決定したのち、議会に報告する)の報告や補正予算などが提案され、原案通り議決されました。 臨時会議事日程表 その中で1点だけ、納得のいかないものがあり、質疑を行った上で、採決では反対をしました。 それは議員提案で出された恵庭市議会委員会条例の改正案です。 簡単に言えば、それまで定数が7だった議会運営委員会の定数を6に減らすというものです。 提案説明の中で理由としたのは、会派数に合わせたということで、会派構成がこれまでの(自民12、公明3、市民2、諸派4)から(自民12、希望4、公明3、諸派2)へとが変わったことにより、特例的に諸派に与えていた1名の枠が不要になるという理屈です。 そもそも委員会の定数は会派数に合わせて、増減をするような類のものでしょうか。 議員定数が24だったときには、3つの常任委員会の定数は8であり、同様に議会運営委員会の定数も8でした。 議員定数が21に変更となり、3つの常任委員会の定数は7に削減されました。議会運営委員会の定数も、一時の例外(9人)を除き7で運用をされてきました。 円滑な議会運営や議員の多様性を反映しようとするのであれば、常任委員会の人数を一つの基本としながら、最大限会派の多様性(少数意見)を反映させるべきものです。 それを合えて定数を削減しようとするのは、合意形成よりも、数の力による議会運営を推し進めようとする姿勢の現れであると言わざるを得ません。 今回の議案は議員提案ということで、私が所属することになった会派の代表も名を連ねていることから、会派内部での意思統一に対する意見もあったようですが、私としてはそもそもの合意形成手続きに不備があったものと考えています。 私たちが4/10に会派結成の届けを出し、その直後に行われた会派代表者による会派交渉会の中で、定数の削減に関する提案がされたようで、6人に変更するということの伝達は受けました。 しかし、会派交渉会要綱の中では以下のように規定しています。 (協議事項等) 第5条 交渉会の協議事項等は、おおむね次のとおりとする。 (1) 初議会の運営に関すること。 (2) 特別委員会(予算、決算及び補正予算を除く。)の設置・構成に関すること。 (3) 常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会(予算、決算及び補正予算を除く。)の委員の選任に関すること。 (4) 選任同意、選挙等による特別職に関すること。 (5) 一部事務組合(企業団等)の議会議員の推薦及び執行機関の附属機関である各種委員会の委員の推薦に関すること。 (6) その他議長が必要と認めた事項、又は会派代表者から申し入れのあった事項に関すること。 (決定事項の周知及び尊重) 第11条 交渉会の代表者は、交渉会で協議し決定した事項を所属会派の議員に周知し、議員はこれを尊重しなければならない。 -- 第5条の2項と3項を見ると、特別委員会の「構成」は会派交渉会の協議事項であるものの、議会運営委員会や常任委員会の「構成」は会派交渉会の協議事項ではないことがわかります。 また、6項があればなんでも議題になるという意見もありますが、2項があって、3項にないという規定の趣旨からすれば、原則含めることができないと解するのが通常です。 また、定数の変更について、これまでも慣例として会派代表者会議でやってきたというような見解がありますが、それは改選後(定数変更は必ず選挙の後)の初議会の運営に関し、1項の規定から解釈してきたというべきです。 つまり、本来は会派交渉会で決定できない事項を、決定しました。 会議が公開されていないので、誰がこの件を提案したのかは定かではないのですが、少なくとも提案した会派(諸派含め)以外は、会派構成員の意思を確認していないことになります。 要綱に例示列挙されている同意人事などであればまだしも、今回のような、本来会派交渉会では決定できない事案について、事前に協議内容を知らせない中で、決定をした(内決定であったとしても)とする、手続きの進め方はいかがなものでしょうか。 代表者が会派構成員の意向を聞かずに物事を事前に決定できるのであれば、本会議は必要ありません。 議会の役割は条例を作ること。 こうした条例、規則の規定を逸脱した慣例については今後の議会運営委員会の中でもきちんと指摘をしていきたいと思います。
17.5.19 後半の議会人事が決まりました
17.5.19 後半の議会人事が決まりました
4年間の任期も折り返しの時期となりました。 本日、臨時議会が開催され、後期の人事などが決定されました。 これまでは、第1会派から議長、 第2会派から副議長となることが通例で、そうでないときには 第2会派には監査委員などの役職が割り振られてきていました。 今回、改選前の会派協議の中では、3役すべてを第1会派である自民党清和会が独占するということで決定しました。その決定を踏まえ、本日議長選挙が行われました。 結果は以下の通りです。 議長=笹松京次郎議員(17票)、無効4票 副議長=長谷文子議員(19票)、無効2票 監査委員は議会の推薦に基づき、市長から議案が提案されます。 会派協議の中で決定した通り、鷹羽茂議員(自民党清和会)となりました。 その他、常任委員会の構成などは以下の通りです(◎は委員長、○は副委員長、敬称略)。 総務文教常任委員会:◎野沢宏紀 ○榎本敦尚 小橋薫 早坂貴敏 川原光男 伊藤雅暢 柏野大介 厚生消防常任委員会:◎猪口信幸 ○市川愼二 笹松京次郎 長谷文子 鷲田政博 藤田俊輔 高橋通子 経済建設常任委員会:◎岩井利海 ○林謙治 川股洋一 大野憲義 鷹羽茂 佐山美惠子 前田孝雄 議会運営委員会:◎早坂貴敏 ○柏野大介 市川愼二 大野憲義 伊藤雅暢 野沢宏紀 基地特別委員会:◎前田孝雄 ○佐山美惠子 小橋薫 鷲田政博 岩井利海 川原光男 林謙治 補正予算審査特別委員会:◎川股洋一 ○市川愼二 小橋薫 鷲田政博 藤田俊輔 榎本敦尚 岩井利海 早坂貴敏 川原光男 高橋通子 佐山美惠子 野沢宏紀 大野憲義 伊藤雅暢 鷹羽茂 林謙治 猪口信幸 前田孝雄 柏野大介 -- 私は総務文教常任委員会と議会運営委員会の所属となります。 2年間、精一杯務めていきたいと思います。
議会報告のご案内
議会報告のご案内
第11回目、第12回目の議会報告会です。 私からは簡単に平成29年第1回定例議会の報告をさせていただき、 第2回定例議会に向けての意見交換ができればと思っております。 かしわのレポート22号を中心にお話しますが、話題はそれ以外のことでもなんでもOKです。 会派結成についてもご報告できると思います。  記 第11回 2017年5月17日(水) 18:30〜20:00 和光会館 休養室2(恵庭市和光町2−2−8) https://www.facebook.com/events/292504084535216/ 第12回 2017年5月18日(木) 10:00〜11:30 寿町会館 学習室(恵庭市島松寿町2−24−3) https://www.facebook.com/events/106191433290106/ 託児のご用意はありませんが、お子さん連れも大歓迎です。 少人数の会ですので、お部屋の中で一緒にご参加いただけます。
17.3.14 総務文教常任委員会
17.3.14 総務文教常任委員会
1か月以上も経ってしまったので、今さら書くのがはばかられますが、第1回定例会中の委員会の資料をアップしていこうと思います。 まずは総務文教常任委員会ですが、いつも報告事項、資料がたくさんあります。 1つ目の会議次第をご覧いただき、興味のある内容のファイルを見ていただくと良いかもしれません。 色々ある中で、私が特に気になったのは、 7の建設工事総合評価落札方式についてと 15の図書館運営の概要についてです。 7の総合評価を導入し、単に値段だけではない仕組みによって落札者を決めるということ、これは工事の品質確保や持続可能な地域の経済循環を作っていくという視点では一定の理解ができることです。 ただ、地域貢献のような要素を盛り込むのであれば、ぜひ公契約条例のような、労働者に対する賃金についても一定のルールを作っていくことが求められているのではないかと思います。 15の図書館の指定管理者による運営についてはこれまでも随分議論がされてきたところですが、すでに4/1から図書館流通センターによる運営に移行しています(新しいスタッフが増えていますね)。 本館の開館時間は基本的に20時まで、土日については18時までとなったことで、利用者からはわかりやすくなりました。運営について心配な点が全くないわけではないのですが、全国的にも多くの実績のある事業者ですので、期待をしつつ見守っていきたいと思います。 付託案件審査については、すでにブログでご報告をしている通りです。 ・報告事項一覧 <総務部> 1 職員非常召集訓練(伝達訓練)について 2 恵庭市人材育成基本方針の改正について 3 平成29年度恵庭市行政組織機構(案)について 4 組織マネジメント推進の進捗状況について 5 情報セキュリティ強靱化対策の実施状況報告について 6 恵庭市公共施設等総合管理計画実施計画(案)について 7 建設工事総合評価落札方式の試行要綱 <企画振興部> 8 行政改革の推進について 9 国際化の指針(改訂版)案について 10 ふるさと納税推進事業の取組について 11 移住促進の取組状況について <教育部> 12 平成28年度全国学力・学習状況調査の結果について 13 平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について 14 大学奨学金選定の状況 15 図書館の運営概要 16 監査機能の強化方針(案)
閉会中の調査活動
閉会中の調査活動
議会閉会中は何をしてるの?と聞かれることが多いのですが、一般論としては調査や報告などをしています。 私の場合は前回のブログにアップしたような議会報告をつくり、配布をしたり、それに対するご意見をいただいたりということが多いです。 調査といってもいろいろあるわけですが、先週の金曜日は子ども関連の施設の現状について勉強をしてきました。 まずお邪魔をしたのが島松いちい保育園(旧なのはな保育園)。 こちらは平成23年度から社会福祉法人水の会に委託し、5年間の公設民営での運営を経て、平成28年度からは完全に民営化されました。 施設を見学し保育内容についての説明を受けたのち、民営化後の状況や保育ニーズの増加に対する対応、保育士の確保などについてのお話を伺いました。 続いて、恵庭市子ども発達支援センターを訪問しました。 児童発達支援の指導の様子を見せていただいたのち、子ども発達支援センターの事業の全体像についてご説明をいただきました。その後は放課後等デイサービスなど、障害児通所支援の概要について詳しくお話を伺いました。 恵庭市が先進的に取り組んできたこと、北海道への広がり、国の制度との関わりなど、改めて整理して理解することができました。 最後に、発達支援センターで説明を受けた放課後等デイサービスについて、実際に事業所に足を運び、活動の様子を見学させていただき、お話を伺いました。 現場の感覚として、子どもの発達に関して支援の必要なお子さんは増えていると感じられているが、保護者に対して放課後等デイサービスなどの情報が十分に伝わっていないのではないかとのこと。 市教委としては、イチャンという情報誌を発行して広くお知らせをするとともに、個別にも情報提供をしていただいているところだと思います。 足りない部分があるとするならばどんなことができるのか、確認をしていきたいと思います。 子育て関連だけでも市内には多くの施設があります。 なかなか頻繁には行けないものの、複数の議員で現場(もちろん子育て以外も)を訪ねることで、情報を共有しながら改善策を一緒に考えていければと思っています。 (・・・まったく写真を撮っていませんでした)
かしわのレポート22号
かしわのレポート22号
かしわのレポート22号です。 4/3から恵庭、恵み野、島松の3駅で手刷りのものを配布させていただきました。 今週のちゃんとに折り込みをお願いしていますが、一足早くブログでご覧ください。
新会派・市民希望の会結成
新会派・市民希望の会結成
ご報告が遅くなりましたが、4/10付けで新会派「市民希望の会」を結成しました。 この2年間、諸派として1人で活動をする中で、条例の修正提案や、徹底した議案審議に努めて参りました。自分としては1人でできる最大限のことをしてきたつもりです。 そうは言っても、議会の中でモノゴトを進めるためには、議論をして合意を作っていく必要があり、今の会派の構成(自民党清和会12、公明党3、その他6)では、提案をし、多数の賛同を得ることは非常に難しいことです。これまではその前の議論のテーブルにのせるところで苦労をしていました。 この間、市民の会の2人と、諸派の4人とは図書館条例をはじめとしていくつかの場面で協議・連携もしてきました。政策の方向性が全て一致するわけではありませんが、議会運営に関しては、かなり多くの一致点を見いだすことができました。 これまでに約束してきた議会改革を前進させるため、新たな一歩を踏み出します。 新会派をつくるにあたり、実現をして行きたいことはこの3点です。  ①市民から身近で透明性の高い議会をつくる  ②少数意見の尊重  ③議会の政策立案能力、チェック機能の向上 会派のメンバーである猪口信幸さん、林謙治さん、前田孝雄さんとともに、市民の期待に応え、希望となるような議会活動を進めていきます。
議会の監視・立法機能の活性化に向けた実践手法
議会の監視・立法機能の活性化に向けた実践手法
3/28は名古屋で開催された研修に参加してきました。 「議会主義の危機」をいかに突破するか ~議会の監視・立法機能の活性化に向けた実践手法 というタイトルで、墨田区議会の佐藤篤議員から、政策提案条例の実践についての講義を受けました。 全国的に(もちろん恵庭も)、首長提案の議案がほとんどで、議員から提案される議案はほとんどありません。 墨田区では、図書館設置条例の改正に際し、区長提案に対して議会が修正案を出し、修正可決しており、議会として政策条例をつくる実践が重ねられています。 法務博士でもある佐藤議員から、条例と法令に関する基礎的な内容、実際に条文をつくる上でのコツ、議会による条例案制定過程での反省など、非常に実践的で、議案審議にも有用なお話を伺うことができました。 自分でも知識が十分でなく、あいまいだったところがスッキリしました。 合意をつくる上では、最大会派である自民党会派に所属しているということももちろん大きいのですが、視察を通じて他会派とも認識を共有しているなど、合意づくりに向けた丁寧な調整も行なっているようです。 今後、議案の修正を提案する際に、しっかりと活かしていきたいと思います。