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事業仕分けin滝川(2日目)
事業仕分けin滝川(2日目)
2日目は朝9時半から1日がかり。2チームの中で、私が所属する厚生消防委員会の所管と重なる部分を中心に傍聴しました。 事業名を並べると、 つどいの広場事業児童館の運営事業老人福祉センター運営管理事業敬老事業感染症等対策事業機能訓練事業歯科保健事業重傷心身障害児者通園事業支援補助金重度障害者タクシー料金補助事業重度身体障害者ケアステーション運営管理事業まちづくり川づくり事業施設園芸振興対策採草及び放牧事業 仕分けの過程で出された意見をいくつかあげると ・児童館運営事業滝川市では7つの小学校に対して、児童館が他施設との併設を含めて現在11あるそうです。以前に比べると削減されているとはいえ、その機能の部分とハコとを切り離していく必要性などが指摘されました。 ・老人センターの運営ホールの貸出し、入浴サービスなどで有料化を行っている。もともと週2日あった入浴日が財政的な事情で週1日に減った。縮小均衡に陥るのではなく、利用を増やすためにはどんなサービスが必要なのかという観点から考える必要性。本来目的に立ち返れば、無料という選択もありうる。 ・敬老事業現在は75歳と88歳の方に対して、記念品のプレゼント。節目のお祝いということで、必要性は認められるが、内容に問題。安易な削減ではなく、祝う気持ちがもっと伝わるものに。 ・感染症対策インフルエンザワクチンの自己負担額が道内で3番目に高い。効果などを勘案すれば、ワクチン代だけに絞るという選択もありうる。 などです。 特に面白いと思ったのは、「歯科保健事業」で、わりと保健福祉部の予算も削減されているものが多い中で、この事業だけは市職員の歯科衛生士を1.5人かかえているなど、かなり力が入っています。 80歳で20本の歯を維持することで健康を維持し、医療費の伸びを抑制するという目標で取組みがされています。確かに歯の重要性はわかりますし、健康維持のための投資とすれば面白いのですが、その効果が見えづらいです。医療費の削減分を歯科保健の費用が上回ってしまうとすればちょっとやりすぎな気もしてしまいます。 昭和49年から実施されている事業ということで、近隣市町村や道内と比較するなどその効果を数値的に把握した上で、継続・改善を判断していく必要があるのではないでしょうか。 2日目ということで、評価員さんたちも慣れてきたこと、コーディネーターさんが他の意見も聞いたりしたことで、前日よりもバランスはよくなったと思います。 外の方からの厳しい指摘が多かったせいか、意外と市民の方が行政に理解を示して「現状維持」としていたのも興味深かったです。 黒船の来襲に備えて日本が一丸となる、イメージでしょうか。 事業仕分け導入の担当の方にもお話を伺ったのですが、滝川で取り入れることとなったきっかけは、今年の選挙で市長が公約したことだったそうです。全庁的な事務負担を伴うことなので、やはりトップダウンの判断が必要となります。 各部署ではあまりありがたくないことというような印象も受けましたが、非常に強い刺激を受けていることは間違いありません。大変勉強になりました。滝川市のみなさんありがとうございました。
議会改革 研修会
議会改革 研修会
お知らせが大変遅くなりました。 広報などでもお知らせはしていたのですが、先月7人の議員で発足した「議会の改革を考える議員懇談会」主催の講演会を開催します。 改革を訴えるとき、これまではわかりやすい定数の削減、費用の削減ということが話題の中心になりがちでした。議会が持つ本来の役割を取り戻していくためには、ルールをどう変えて、われわれ市民が、議員がどう行動していけばよいのか。 それをひとりで追求していくだけではなく、同じ考えを議員同士が共有し、また市民のみなさんにも考えていただくための講演会、研修会です。 1時間ほどご講演をいただいたあと、意見交換にも十分に時間を割きたいと考えています。 多くのみなさんの参加をお待ちしております。 とき :2007年10月29日(月)18:00〜ところ:恵庭市民会館 2階視聴覚室会費 :無料主催 :恵庭市議会の改革を考える議員懇談会 問い合わせはかしわのまでお願いします。 090-2695-2880
事業仕分けin滝川(1日目)
事業仕分けin滝川(1日目)
25日、26日と滝川で開催された事業仕分けを見学してきました。何度かブログでも書いておりますが、北海道では初めての取組みです。 2チームに分かれ、それぞれコーディネーター1名と評価員6名の体制で仕分けを行っていきました。メンバーの構成は、神奈川県のいくつかの市の職員を中心とする「明日の地方財政を考える会」のメンバーが各チーム3名(うち1名がコーディネーター)。道内他市町の職員が各2名、市民代表が各2名です。 1日目に見せてもらったのは、・駅前駐車場の管理運営事業・学生会館の運営事業・重度心身障害者医療・市民生活の向上推進・ごみ減量化推進事業・スカイスポーツ振興事業 の6つです。 はじめはどうしても、慣れている評価員の方たちの発言が多くなります。しかし、特定の方の発言が強いことで、一般参加の市民の声がなかなか発せられづらくなっているように感じました。点にこだわっての追及に多く時間を割いて、全体がどうあるべきかという議論から遠ざかっていたようにも思います。 その結果として、市民評価員や傍聴者に対しては、どんな改善が必要なのかという点が伝わりづらかったと思います。 学生会館の運営事業なのに、中身はただのアパート経営だったり、「市民生活向上」の中身が街灯だったりというあたりは、まさに事業仕分けらしい、本質は何か、という問いが見られたと思います。 ごみ減量化推進事業の中では、町内会による集団資源回収に対しての奨励金が議論の中心でした。これについては恵庭でも行っていることなのですが、町内会に対しての補助金的要素と、減量にはつながらないという点が強く指摘されていました。 行政が収集する場合のトン単価や収集しなくてよいということによる費用削減効果、施設建設にかかるコストなどを前面に出して説明していればもう少し理解は得られたのではないかと思います。 仕分け員の方たちは北海道の冬場のごみ収集や、本州よりも世帯数あたりの収集コストが高いということをあまり考慮されていなかったようですし、逆に市民の方は、自分の自治体のごみの取組みが進んでいると考えておられたように思います。
かしわレポートNo.02
かしわレポートNo.02
前回の議会報告紙のころにも少し書きましたが、募集しておりました名称は「かしわレポート」ということで今後やっていこうと思います。よろしくお願いします。 さて、月曜日の恵庭駅西口を皮切りに、朝の通学・通勤時間帯(だいたい 7時過ぎ〜8時15分くらい)の駅頭配布をおこなっています。一点お詫びがあります。これまでに配布した分で一部、内容で誤解を生む可能性がある記述があり、修正した部分があります。すでに手元にお持ちの方は、恐れ入りますが新版をダウンロードしていただくか、来週配布しているものをあらためてお受け取りください。 明日(木)が島松駅、明日あさってと滝川で研修予定のため、金曜日の配布はお休みして、来週月曜日からまた恵庭西→東→恵み野東→島松とまわる予定です。 11/2の金曜日は恵み野西か恵庭西にしようと思います。 本日は恵み野駅前で配布を行っていたのですが、ある施策についてのご意見を直接いただくことができました。そのときはとっさに行政側の事情を「答弁」してしまったのですが、あの場ではまずじっくりと伺うことに徹すればよかったと反省しております。 市民のみなさんがどう思っているかを行政に届けるのが私たちの役割。声に対する行政の見解は、理解できるものもあれば、やはりおかしいと感じるものもあります。そのひとつひとつをみなさんに伝える努力をせずして、議員の役割は果たせません。 今後も、駅頭や報告会などでのみなさんに対する直接の訴えと、ブログやネットでの報告を合わせて、より幅広く、密度の濃い活動報告にして行きたいと思います。 すべての場面におきまして、多くのみなさんからのご意見、お待ちしております。
栗山視察
栗山視察
月曜日、川股議員に手配をしていただいて、大野議員、長谷議員と栗山の生ごみ堆肥化施設などを視察してきました。 先日の近畿大学公開講座でも紹介されていましたが、焼却処理をしていない分、できるだけ埋め立てにまわるものを減らそうとしてきた結果が、現在の非常に細かい分別ルールになっているそうです。 恵庭でもプラスチック容器包装の分別回収に伴って、100回以上の説明会を開催してきていますが、栗山ではなんと200回以上、しかも人口は14000人と1/5程度ですから、もしも70人ずつ参加していれば、全員が説明を聞けてしまいます。 職員さんのご苦労も大変なこととは思いますが・・・。 ちなみにごみ出しの際の分別は「生ごみ」、「その他ごみ」、「プラスチック類」、「缶・びん・ペット」、「紙類」(6種)、「金属」、「わりばし」、「廃食油」、「ガラス・陶器」、「電池・蛍光管」、「粗大」の16種類となっています。 カーボン紙からホチキスの針、アイスのへら、割れた食器まで分別回収です。それ自体はとても感動的なのですが、これを恵庭で実施した場合、どれほどのコストになるのでしょう。 仕組みについてご説明をいただいたあと、生ごみ堆肥化へ。作業着の着用を勧められたわけがよくわかりました。 生分解性の袋で集められた生ごみは粉砕されてチップと混ぜられます。 PICT0015.jpg PICT0017.jpg できあがった堆肥がこちら。右の写真は袋に貼られたラベル、さらに詳しい成分は別紙だそうです。 広域や恵庭での堆肥化施設は受け入れ先の確保が難しいことから断念したとのことでしたが、栗山で年間300tできる堆肥はほぼ完売。人口は1/5と少ない上に、恵庭よりも耕地面積が広いという条件もその要因だと思いますが、生ごみ堆肥は農家が嫌うというお話は栗山ではまったく出ませんでした。 延命化を図っている最終処分場でも工夫が見られます。屋根付きのためカラスはまったく飛んでいません。(ハエの数はすごかったです!!) 廃食油を精製した燃料を併用しているごみ収集車。 PICT0011s.jpg 午後の給食センターに続きます。
常任委員会視察
常任委員会視察
11月に常任委員会で視察研修に行くことになりました。 私個人としては、まだ恵庭市内で見るべきもの、学ぶべきことを十分に消化しきれていないことから、まずは市内での勉強を優先したいと考えていました。 そのため、道外の視察には消極的、というか見るべきところが出てくる前に視察ありきという雰囲気には批判的だったのですが、今回は(1)初めてで実情をわかっていないということ、(2)委員会としての日程を欠席する理由としては不十分ということで、参加させていただくことにいたしました。 視察に参加する以上は、十分に先進地の事例をつぶさに見て、恵庭の市政につながるものをしっかりと学んでこようと思います。また後日、ブログなどでご報告させていただきます。 参加委員は、野沢委員長、恵本副委員長、谷川委員、長谷委員、田中匡四郎委員、柏野の予定です。 同時期、他の委員会でも道外視察に行くことになっています。視察の成果の一端が次の定例議会で出てくるかもしれません。
議案審議
議案審議
本日は第3回定例会の最終日、議案審議が行われました。 各委員会に付託された案件が委員長から報告され、それぞれ採決が行われました。 総務文教常任委員会に付託されていた「地方財政」に関する陳情は、賛成が 行沢議員、寺田議員の2名で賛成少数のため不採択。 厚生消防常任委員会に付託されていた「ごみ処理手数料」に関する条例改正は全会 一致で 可決。 経済建設常任委員会に付託されていた「下水道料金」の値上げに関する条例改正 案は継続審議。 基地特別委員会に付託されていた「砲撃音対策」に関する陳情は全会一致で採択と なりました。 このあと、決算審査特別委員会の審査報告があり、認定案第9号「平成18年度恵庭市 下水道特別会計歳入歳出決算」を除く9つについては原案通り認定すべきもの、当該 認定案第9号は不認定すべきものと報告を受けました。 一昨日の決算審査特別委員会で総括質疑終了後に採決が行われました。 私は総括終了後を傍聴していないため、審議内容は伝聞でしか聞いていない のですが、榎本委員、林謙治委員、林嘉男委員が認定すべきものという立場をとり、 賛成少数のため、不認定すべきものという結論になったようです。 本日、この報告を受け、原案に反対する立場として清和会から反対討論が行われ ました。 私たちは原案に賛成する立場をとったわけですが、本来であれば賛成の立場から 討論を行うべきでした。討論をするために必要な事前通告の期限が一昨日まで というのも少し厳しすぎると思っておりますが、これだけでは理由にはなりません。 次回以降は、こうしてブログで書くだけではなく、本会議の場できちんと議論を行って いきたいと思います。 清和会の反対理由は以下の3点です。 昨年12月に発覚した下水道料金の徴収漏れに対する対応で 1.情報開示の遅れ 2.未解決段階での処分で事実関係の究明が不十分 3.問題発覚後、市長による謝罪がないままに法的手段に訴える 市長の姿勢は疑問 確かに、情報開示の遅れなどは問題であり、厳しく追及されてしかるべきです。 しかし、決算の認定というものは、立てられた予算に対して、適切に支出が行われたか を確認するものだと私は認識しています。平成18年度予算の審議には参加していない わけですが、決算の審議をここまで傍聴してきて、編成された予算に対しての執行と いう点では適正に行われてきたと私は判断しています。 他の自治体の例を見ても、大規模な談合が発覚したことや旅費不正問題などを 理由に不認定ということはあります。しかし、過失によるミスと、道義的な責任を 理由に決算を不認定にするということは、私は本筋からずれていると思っています。 この点については、地方自治法上、議会の認定に付さねばならないと規定されている だけで、どういう場合に不認定とするかは各議会での判断ではあります。 ただ私が考える決算認定は上記の通りであるため、こうした結論に至り、議場では 決算認定に賛成の立場で起立いたしました。 これに対してのみなさんのご意見もぜひ伺ってみたいと思います。
ネット中継を見て
ネット中継を見て
昨日、今日と決算審査特別委員会の総括質疑が行われました。 私は委員ではないため傍聴だったのですが、こういうときでないとネット中継を 視聴できないため、自宅でネット傍聴しておりました。 議場に行けば手に入る、通告書などの資料がダウンロードできないことは 改善すべきだと思います。次回、提案していきます。 (今回、事前に貼付けられずに申し訳ありません) 一度だけ音が飛ぶことがありましたが、それ以外では音質はかなり良好でした。 あえて画質を落としているのだと思いますが、画像はあまり鮮明ではないので、 表情までは見えません。これを聞きながら他の作業をするには申し分ないです。 そういえば、他の自治体でケーブルテレビによる議会中継を実施しているところが ありますが、ラジオ中継もなかなか面白いのはないかと思いました。 私たちの会派からは榎本議員が出席しており、昨日総括質疑を行いました。 例え話を交えて、わかりやすい言葉での議論となるよう、気をつかってらっしゃい ました。 傍聴だけもそうですが、インターネット中継が始まったことでさらに多くの方に 議会を見ていただく機会ができます。そうしたときに、専門用語ばかりの話を していたり、かみ合わない議論をしていては、ご覧になった方に理解していただく ことは難しくなります。 誰にでも通じる言葉で、わかりやすい議論をしていきたいと思います。
本日の議会運営委員会
本日の議会運営委員会
意見書案10本の続きです。 意見書案の原文を画像ファイルですが公開しましたので、前回の記事もあらためてご覧ください。 http://kw.cld-net.com/?p=253 6つ目、共産党提出、安全・安心の医療を保障する改革と子どもの医療費無料化制度を求める意見書(案) 主旨:医療費国庫負担を以前のように戻すなど3点。小学校就学前の子どもの医療費無料化。さらに、自治体独自の助成上乗せ。 まず、自治体独自の助成上乗せは国に求めることではないと思います。 就学前の子どもの医療費無料化は、国家予算が無限にあればすばらしいことかもしれません。 しかし限られた財源の中で医療制度も維持していく必要があり、そのためには、国としては一定程度の所得制限はあってしかるべきだと思います。三笠町のように子どもの医療費無料化を行っている自治体もあることですし、独自で上乗せすることを妨げるものではありません。 民主・春風の会、市民の会は基本的に賛成。 清和会、公明党がどういう立場だったのかは、申し訳ありませんが、メモの不備のため確認できません。結果は不採択です。 7つ目、共産党提出、国保料(税)の1人1万円の引き下げ、保険証の取り上げ中止をもとめる意見書(案) 主旨:国保の「応益割」引き下、年金天引き反対、資格証発行反対など。 国民の4割が加入するとはいえ、残りの6割は別の保険制度であるのに、その4割だけに対して、1人1万円保険料を引き下げるということは公平な税金の使い方なのか疑問です。 国が負担をして、引き下げていただけるのであれば、それは大変ありがたいことではあります。しかし、国のお金であってもそれは私たちが納めた税金であることに変わりはありません。 全体をどうしていくのかという議論を抜きに、一部の減免・免除ばかりはできません。 また、(2)で述べられている保険証の取り上げは、資格証明書発行のことだと思いますが、生活に困窮して保険料が払えないということであれば、各自治体の窓口で個別の対応をしているとのことであり、すぐに資格証発行にはならないと聞いております。 まずベースとなる基本制度の設計として、すべての方に払っていただける仕組みを構築する必要から、例外の余地を残した上で、原則的には一定の基準が必要だと思います。 (3)についても一定額以上の年金を受けている方が、その中から当然支払うべきである年金を支払うことはあたり前だと思います。減免の制度もあり、天引きによって生活に支障が出るというのは、国保の部分とは別なところの話ではないでしょうか。 以上、個人的には反対です。 民主・春風、市民の会が基本的に賛成。 清和会、公明党が継続審査すべしということで継続になりました。 8つ目、9つ目の後期高齢者医療制度についても、福田内閣になってからの政策変更のためか、継続審査の希望があり、継続となりました。 最後、民主・春風の会から提出しております、自治体財政の充実・強化を求める意見書(案) 主旨:地方自治の確立、分権強化のため税財政制度の改革、さらなる税源移譲などを求める。自治体間の財政力格差是正、地方の意見反映。 清和会と共産党から基本的には賛同するが、部分的に修正を求める声があり、案文の一部修正がされました。特に共産党が強く主張したのは、これまでの三位一体改革を認めるような文章とはならないこと。検証など、字句を加えることでなんとか全会派が合意できました。 10本の意見書案のうち、4本が一致。 全会派が合意する調整はなかなか大変なようですが、これでこそ合議体として意味を持つのではないかと思います。 委員会でもぜひこうした委員同士の議論をしていきたいところです。
パブリックコメント
パブリックコメント
パブリックコメントという制度をご存知でしょうか。 恵庭市では、平成17年から市が大切な施策を決めるときや計画を策定するときに、計画案などを市民に示した上で、広く意見を求め、計画などに反映させていく仕組みを導入しています。 必ずしもすべての意見が反映されるわけではありませんが、その施策に関わる職員や市長に対して直接意見を届けられる機会です。 一方で、行政の立場からすれば、1ヶ月期間を定めて意見募集を行うことで、「住民の意見を聞いた」という建前を通すことができます。 インターネットを使って資料に目を通し、意見をメールで送信できる人にとっては割と容易なことであっても、直接資料を見に行って、あらためて意見を郵便やfaxで送信するということになるとなかなか大変ですし、時間もかかります。 そんな面倒があるとしても、民主政治の基本原則は、住民の声が生かされることであり、選挙で代表を選ぶという仕組みも、誤解を恐れずに言えば、手続きの簡素化です。 すべての争点を全員で議論をすることができないから、一部を代理の人間が議論をしているだけであって、自分たちの意思を直接届けることが根本です。 ぜひとも、この機会を使っていただき、直接ご意見を行政に届けていただければと思います。 今実施されているのは、西島松北地区の振興策に対するパブリックコメントです。 こちらのリンクをご参照ください。 また、来年度から高齢者の医療制度が大幅に変わることになっております。 75歳以上の方が、新たに「後期高齢者」として、75歳未満とは別の医療保険が創設されることとされています。 公費負担(約5割)と現役世代の支援(約4割)があるとはいえ、75歳以上の方たち(約1割)で支え合う仕組みになるわけです。 保険の窓口はこれまでどおり市町村ですが、運営の主体は、北海道全域を対象として設立された「北海道後期高齢者医療広域連合」に移行します。 所得に応じた減免措置などもありますが、保険料率自体の決定は11月以降です。 これについてのパブリックコメントも、「広域連合」で行っておりますので、ぜひご意見をご送付ください。「後期高齢者医療制度パブリックコメント」(10月15日までです) リンクは市役所ホームページからも行けます。