活動報告 activity

若市議北海道研修@小樽
若市議北海道研修@小樽
本日は、北海道若手市議会議員の会の総会と研修会で小樽に来ています。 新年度の会長は、釧路市の鶴間秀典議員になり、 私も少しばかりお手伝いをさせていただきます。 研修の1つ目は、 小樽市教育委員会教育部学校教育支援室の中島室長から、 小樽市の教育向上の取り組みについてお話を伺いました。 教員出身という本日は、北海道若手市議会議員の会の総会と研修会で小樽に来ています。 新年度の会長は、釧路市の鶴間秀典議員になり、 私も少しばかりお手伝いをさせていただきます。 恵庭市としても、特に本年度から学力向上の取り組みに力を 入れていくこととしています。 高校・大学等の進路説明会、 築校小樽塾という教員が地域に出る仕掛け、 携帯電話の使用方法定着の働きかけ、 など非常に参考になる取り組みの実践についてお話を伺いました。 続いて、研修の2つ目は、 もともと北海道若手議員の会の仲間でもあった 森井秀明市長から、お話をいただき、この後懇談に入る予定となっています。
芽室町議会、ICT推進計画
芽室町議会、ICT推進計画
本日、明日の2日間は恵庭市議会 議会改革推進協議会とICT専門部会の合同視察です。 早大マニフェスト研究所が行なっている議会改革度調査において、3年連続の1位を受賞されるなど、北海道内では圧倒的な取り組みを行っている芽室町議会で、議会のICT推進計画について勉強させていただきました。 http://www.memuro.net/gikai/gikai.htm 事前に、 ・芽室町議会白書 ・芽室町議会基本条例(逐条解説) ・芽室町議会ICT推進計画 などを拝見させていただいていましたが、 通年議会やモニター制度など、個別の仕組みとしても、ぜひ参考にさせていただきたい取り組みも多く、こちらについても改めて伺いたいところです。 今回の視察対応にしても、議長、副議長だけでなく、司会を務めるのも議員の役割でした。 今日はテーマがICT計画ということで、議会事務局長による説明でしたが、普段は議員が説明も行うとのこと。 普段から使用されているタブレットとプロジェクタによる説明も非常にわかりやすく、かつ、実際に使用している閲覧用のアプリケーションの様子などがよくわかり、見せていただいてはじめてわかること、実際の運用のことなどを教えていただくことができました。 事務局の担当職員はわずか3人で、2つの常任委員会は合わせて年間50回、議会運営委員会や全員協議会など、会議をすべて合わせると年間150回という信じられない数になります。 その議論のサポートをしながら、さらに議会改革やICT化の動きを進めるなど、事務局の協力、支援というものも非常に大きいように思います。 もちろん、ICT化には、議会事務局の事務の効率化や、議会情報の発信強化などもありますが、 なによりも強調をされていたのは、議員の力を発揮するということ。 タブレットを導入し、議員がいつでも行政の情報を引き出すことによって、市民との対話を深め、議員のスキルアップをはかり、その政策立案能力を高めた結果、最終的には町民福祉の向上につながるというビジョンは大変共感できるものでした。 私からも何点か質問をさせていただきましたが、 電子データの保存や管理ということに関しては、まだルールの整備としては十分でない部分もあるということや、端末の更新計画、中継録画システムの経費など、恵庭で今後議論をしていく上で、大変参考となるお話を伺うことができました。 恵庭市議会でも、こうした思いを共有しながら、議会改革を進めていければと思います。
「登別市生きることを支えあう自殺対策条例」の審議
「登別市生きることを支えあう自殺対策条例」の審議
予算の個別審査が終わり、今週は水、木、金と常任委員会が開催されます。 本日は会期中ではあったのですが、登別市議会で、議員提案による条例「登別市生きることを支えあう自殺対策条例(案)」の委員会審査が行われるというのを聞き、傍聴しに行ってきました。 そもそも議員提案による条例の提案は珍しいことと、これが成立すると道内では初の自殺予防条例であることなどから、非常に注目度が高く、テレビの取材が入り、通常よりも多くの傍聴席が用意されていたようです。 提案者は、若手議員の会でもご一緒させていただいている辻弘之副議長で、精神保健福祉士として活動してきた経験を元に、関係者と条例案策定を進めてきたようです。 http://tsujihiroshi.blog.fc2.com/blog-entry-1189.html 行政との協議(意見交換)や議会としてのパブリックコメント手続きをすでに済ませ、本日の委員会でも原案が承認されました。実際に見ることができたのは、委員会での質疑の様子だけですが、条例案の策定過程から、一つひとつの手続きを丁寧に進めてこられた様子が窺えました。 http://www.noboribetsu-shigikai.jp/publiccomment/29.12publiccommentanken.htm 私は、これまで何度か修正案の提案は行ってきましたが、ゼロから条例案をつくるという経験はありません(ビール条例の素案は…)。 道内のこうした事例を参考にさせていただき、恵庭においても、市民のみなさんが必要とする条例を、ぜひ提案していきたいと思います。 それにしても、 久しぶりに他のまちの議会を傍聴しましたが、特に委員会は傍聴する機会が少ないこともあり、様々な発見がありました。 以下、箇条書き。 ・委員会の説明員は入れ替え制(最大10名) ・次の出番の職員は外で待機 ・会議室の扉は開けたまま、オープンな会議 ・委員、説明員はPC使用可能(傍聴者は不可) ・議員提案なので、所管委員会でない議員も説明員となれる ・副委員長が質問を取りまとめし、一括で質疑(例外的なケースだったらしい) ・委員会質疑で一問一答制 ・付託案件審査が非常に多い(確認してませんが全件委員会にかける?) ・議長は常任委員会に所属しない(標準委員会条例を変えている) 恵庭の場合、会派ごとに事前の説明が行われており、結果として公開の場では、質疑がないケースが非常に多くなっています。登別でも休憩をとって、意図の確認を行ったりはしていますが、公開の場で多くの質疑が行われていることによって、個々の議員の姿勢がよくわかります。 また機会を見つけて、他のまちの議会運営についても学び、恵庭での議会改革に結びつけていきたいと思います。
かしわのレポート25号
かしわのレポート25号
12/15で定例議会が終わり、週明けの12/18から3駅でかしわのレポートの配布を行いました。 折り込みは1/11〜12を予定しておりますので、お手元に届くまでもう少しお待ちください。 ご連絡をいただければ1/2以降直接お届けします。 ご覧をいただき、ご意見をコメントでいただければ幸いです。 171218_かしわのレポート25
北海道自治体学会地域フォーラムinしもかわ
北海道自治体学会地域フォーラムinしもかわ
「北海道自治体学会地域フォーラムinしもかわ」で下川町に来ています。 本日の基調講演は、『田園回帰1%戦略』の藤山浩さん。 以前から、その本については知っていましたが、直接お話を伺うと、情熱的な話しぶりも含め、非常にインパクトのあるお話でした。 数年前に日本創成会議が発表した「消滅可能性都市」という言葉は多くの自治体に衝撃を与えましたが、そうしたまちであっても、毎年1%程度の人口を増やすことができれば、人口は安定させられるということで、実際の自治体に当てはめて、具体的な例示(定住目標600人ほどのある集落では、毎年3組7人の定住が増加するだけで人口は安定する)もされていました。 そのときに大切なのは、できるだけ狭い範囲で分析することで、それによって、より明確な、より具体的な数値目標を設定することが可能になります。 この地区では、毎年3組転入が増えればいいということであれば、現実的な希望を持つことができます。 恵庭の場合は、現状も社会動態はプラスなので、少々事情は違いますが、地区ごとに少し細かい人口の分析はしてみたいと思います。 もうひとつ、非常に面白かったのは、域内消費の話で、域外に流出しているお金を毎年1%ずつ取り戻せば、1%の所得増につなげることができるということです。まさに下川の地域エネルギー循環などはこの好例です。 恵庭市としては、地方創生加速化交付金を活用して作成している産業連関表を活用するいい機会となると思います。 前回は時間が足りず質問しきれなかったので、次の機会にもぜひ聞いていきたいと思います。
苫小牧市「053大作戦」
苫小牧市「053大作戦」
本日は、北海道若手議員の会の研修で苫小牧市の沼ノ端クリーンセンターにお邪魔をしてきました。   もともとは、苫小牧の郵便番号が「053ー****」という表記であったことから、ゼロごみのまちというようになったということでしたが、現市長のもとで、前市長時代に一旦決まったごみの有料化を一旦凍結する一方で、まずはできることにしっかり取り組むということで、「ゼロごみ大作戦」として53もの事業を展開されたとのことでした。 その結果、当初は20%を切っていたリサイクル率が年々上昇し、プラの資源化とごみの有料化により、道内主要10都市では、3年連続リサイクル率1位となっています。 もともと王子製紙がまちの中心にあるということから、資源の域内循環という視点で、プラスチックも紙も固形燃料化するという、苫小牧固有の事情があります。これは、人口が多く、社会増減も大きいまちであることからの割り切りということもあるのだと思います。 ごみの有料化の時期は道内でもかなり後発で、恵庭市よりもあとの2013年(平成25年)7月でした。 だからこそ、他市のいいとこ取りができたとお話をされており、収集コストの削減の工夫など、参考になるお話を伺うことができました。 恵庭市のリサイクル率は、生ごみの資源化をしたことにより、大きく上がり、昨年度で38%です(集団資源回収含む)。 しかし、生ごみの資源化や焼却施設の建設などは(当時は紙の資源化も計画)、有料化を決めた時点で、すでに計画していたことであり、そうした計画をまとめていく段階で、全体経費とリサイクル率を考慮した判断を、市民に提起していくことが必要だったように思います。 その後の市民のごみ減量の努力を考えれば、処理単価が上がったから手数料が上がるということではなく、さらなる経費の削減に努めた上で、算定基準の見直しが必要であると、あらためて感じました。 次回定例会での議論に生かしていきたいと思います。 -- ・沼ノ端クリーンセンター http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kurashi/gomi/shisetsushokai/cleancenter.html ・053大作戦 http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kurashi/gomi/keikaku/
宮城県登米市「豊里小中学校における小中一貫教育」
宮城県登米市「豊里小中学校における小中一貫教育」
会派視察の2日目は宮城県の登米市へ。 平成16年度から教育特区ということで、豊里小中学校において、小中一貫教育に取り組んでいます。 当初は別な施設(施設分離型)で、平成19年度からは、中学校敷地に小学校を増築して校舎一体型となりました。 http://www.tome-svr.jp/~toyosato-syo/html/?page_id=40 他市の小中一貫教育では、4・3・2制をとる学校が多い中、豊里小中では3・4・2制をとっており、小4からの英語導入と、一部教科担任制を取り入れているそうです。 中1ギャップの解消や、9年間の教育プロセスが見えやすくなるというメリットがある一方、中学生がいることによって小学生(高学年)のリーダーシップが育ちづらいことはデメリットとしてあげられていました。 また、課題として、会議が増えることによって、教職員が多忙になっているとのお話と、教科担任制の導入時期は子どもの理解度、実態と合っているのかはしっかり見極める必要があるという点を指摘されていました。 意外なところでは、年度ごとの推移はあるものの、不登校の子どもが比較的多い状況だそうで、ただ、その要因としては、必ずしも中高一貫という枠組みに起因するものではなさそうです。 質疑では、 ・読書活動の取り組み ・就学援助の状況 ・学力の定着 ・教員の多忙化解消の方策 ・区切りの儀式 ・子どもたちの変化 ということなどについて、校長先生や教頭先生の実感も交えたお話や教育長から県やまちの状況などを含めたご説明をいただきました。 翌週(9/6)の委員会視察では、東京都品川区の小中一貫教育についてお話を伺うことになっていますので、都市部と地方での違いについても学んでいきたいと思います。 http://www.city.tome.miyagi.jp/kyoiku/kyoikutokku.html
岩手県紫波町「オーガルプロジェクト」
岩手県紫波町「オーガルプロジェクト」
会派で視察に行ってきました。 視察先は岩手県紫波町と宮城県登米市の2か所です。 まず、お伺いしたのは、以前からぜひ訪ねてみたいと思っていた紫波町の「オーガルプロジェクト」。 http://ogal-shiwa.com 飛行機の都合もあり、29日のうちに紫波町に入り、オガールプロジェクトの中で民間複合施設として整備されたオガールベースの中の宿泊施設、「オガールイン」に宿泊し、マルシェをはじめとした施設内の様子も事前に見学させてもらいました。 [caption id="attachment_3376" align="alignnone" width="180"]オガールインの天井。コストを抑えた内装。[/caption] [caption id="attachment_3377" align="alignnone" width="180"]音楽スタジオ前のボード。交流も盛ん。[/caption] [caption id="attachment_3378" align="alignnone" width="180"]広場には占用も可能なスペースがたくさん。[/caption] [caption id="attachment_3379" align="alignnone" width="180"]施設後方に広がる住宅地。兼用住宅も可能。ここはお寿司屋さん。[/caption] [caption id="attachment_3380" align="alignnone" width="180"]立派な役場庁舎。[/caption] [caption id="attachment_3381" align="alignnone" width="180"]賑わう紫波マルシェ。[/caption] 仕事を終えて、学童施設に子どもを迎えにくる保護者の方がいたり、産直の紫波マルシェで買い物をする方がいたり、スポーツ施設には、合宿中の選手もいます。 公民連携による公共施設の整備にとどまらず、エネルギー供給や宅地分譲などを含め、まさに新たな「まち」が形成されています。 取り組みの内容については、この本などでも事前に勉強していましたが、あらためてそのエリアの規模や空気、そしてそこから離れた日詰商店街の様子にも触れさせていただきました。 https://www.amazon.co.jp/dp/4344030095/ 翌日お話を伺ったのは、元は役所にいて、現在はオガール紫波の取締役を務める八重嶋さん。 九州の県庁職員の方と一緒の研修でしたが、われわれは、事前の勉強会もしていたので、かなり質疑も活発でした。 ・町外の大手企業に頼らない ということや ・資金を地域内で循環させる ということは、恵庭ですでに動き出している公共施設整備の中でも、十分に取り入れられる考え方だと思っています。 10年後にもぜひ再訪してみたいと思います。
17.6.7 議会運営委員会
17.6.7 議会運営委員会
明日から第2回定例議会が始まります。 私は、先日の臨時議会で、議会運営委員会(以下、議運)の委員に選任されましたので、今回からは議運に出席します。 議案はこちらです。 ○H29_2定_議案 (個人情報を含む議案は除いてあります) 議案の取り扱いなどはこちら日程表の通りになりました。 ○第2回定例会議事日程表 議案の取り扱いを決定後、各会派、諸派から提出された意見書案の取り扱いの審議となりました。 意見書は、地方自治法で定められた仕組みで、自治体議会が国会や中央官庁などに、意見を出すことができます。ほとんどは政党から出されるもので、提出したからといって、すぐに何かが変わるという訳でもありませんが、多くの自治体から意見書が出るということで、一定の重みを持って、国を動かす力となる場合もあるようです。 本日の議会運営委員会で配布された意見書案はこちらの通りです。 ○意見書案 明日は、市長からの行政報告、教育長からの教育行政報告があり、その後議案の審議が行われます。 H29_2定_行政報告 H29_2定_教育行政報告 会期は6/26(月)までで、6/14(水)〜16(金)が一般質問の予定となっており、 私は、6/16(金)の10:00から質問を行います。
17.5.30 公営企業会計の勉強会
17.5.30 公営企業会計の勉強会
報告がどんどん遅れていますが、5/30に水道部による公営企業に関する勉強会が開催されました。 担当の課長が講師を務めてくださり、公営企業に関する法的な位置付けと公営企業会計に関する内容を非常に凝縮した中身で勉強しました。 もともとは職員の研修だったものに、数年前から、議会も参加するようになったとのことですが、議員の参加は半分くらいだったでしょうか。 予算や決算では審議を行なっているものの、改めて勉強してみると、法律の条文の理解は不十分でした。 第7条 管理者の設置の但し書きに基づいて、恵庭市では管理者を置かないこととしていることや、長による予算の調製権、経費負担の原則など、説明は受けていて、表面的にはわかっていたつもりでいたことの法的な位置付けが明確になりました。 ・地方公営企業法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S27/S27HO292.html 後半では、公営企業会計について。 一般的な会計の貸借対照表では、流動性配列法を用い、流動性の高い現金などから順に記載されますが、固定資産の多い水道事業など(電力会社など固定資本が大きい会社)では、固定性配列法として、有形固定資産などから記載するそうです。 かねてから思っていたことですが、今後はこうした会計知識などもさらに深く身につけていく必要性を強く感じます。 やはり分析する上では、近隣市や類似団体との比較が必要になるということでしたので、9月の決算ではじっくり比較して臨みたいと思います。 平成29年度恵庭市水道事業会計予算