活動報告 activity

「北海道現場みらい塾」始動
「北海道現場みらい塾」始動
昨日、10/29(土)にこれまで準備を進めてきた北海道現場みらい塾がスタートしました。 構想日本とPHP総研という2つの政策シンクタンクが東京で開催をしている「現場みらい塾」という自治体職員、議員向けのプログラムがあり、私も去年から参加させていただいております。 全国から集まる意欲のある自治体職員や議員、市民の皆さんとともに学ぶ時間は非常に有意義で、自治体固有の課題だけではなく、国全体の動きをとらえることも非常に重要だと感じていました。 こうした機会を北海道でも持てないか、多くの北海道の自治体の職員、議員、市民の皆さんと同じように議論をし、北海道の未来を考える場を作りたいと考えてきました。 その後、北海道からも参加した方が増え、同じ思いを共有していただいた方たちの協力を得ることができ、昨日第1回目を開催することができました。 昨日は構想日本、総括ディレクターの伊藤伸さん(北海道出身!)と、清水町職員の前田真さんのお二人から、熱のこもった講義をいただきました。 伊藤さんからは、全国の自治体の取り組みがこの1年でさらに前進をしていることなど多くの事例を交えながらお話をいただきました。私は特に無作為抽出による市民参加の手法が、まちの課題を自分事とするために非常に意義が大きいと感じており、そうした自治体の動きが、国をも動かし始めているということに感銘を受けました。 やはり、自治体改革から始めていくことしか道はないのだという確信を深めました。 前田さんからは、今年の大きな災害のご報告を中心にお話を伺いましたが、大きくない組織の中でも、現場と行政組織のズレが生じていた実態があったということで、「現場からしかこの国は変わっていかない」というメッセージを重く受け止めました。 まだ始まったばかりのこの場には、まだ固まったやり方があるわけではありません。 道外の方もお招きをしながら、その知識をもとに北海道の大地を耕す議論を、続けていきたいと思っております。 志ある自治体職員、議員、市民の皆さんのご参加をお待ちしています。 ご協力、ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました。 (詳しくはFBページをご覧ください) 北海道現場みらい塾facebookページ https://www.facebook.com/genbamirai.hokkaido/
社会保障の現状と展望
社会保障の現状と展望
17日から、滋賀にある研修所に来ています。 今回の研修テーマは社会保障・社会福祉ということで、5日間にわたり講義と参加者によるグループワークを行っています。 初日は開講式とオリエンテーションのみでしたが、昨日、今日は朝から座学が続き、少々頭がパンク気味です。 大学を卒業以降、なかなか体系立てて学ぶ機会はありませんでしたので、とても貴重な機会をいただいています。15年ほど前に学んだ頃、確かに予想されていた通りに高齢化は進展し、社会保障費は伸びています。 医療、年金など、市町村では関与できないことも多くありますが、日本全体の置かれている状況についてあらためて理解を深め、その中で市町村の果たす役割について、参加者の皆さんとも議論を深めていきたいと思っています。 ちなみにグループは、人口や財政規模で比較的近い自治体で組まれており、人口6〜7万規模の大都市近郊という恵庭と同じような条件の自治体の方たちとご一緒させていただいており、その違いの中から考えるきっかけをいただいています。 あと2日間、しっかりと学び、成果を持ち帰りたいと思います。
かしわのレポート20号
かしわのレポート20号
10/11に議会が終わり、翌日から駅でのレポート配布を始めております。 今週1週間、研修のため恵庭を不在にしておりまして、島松駅での配布は来週になってしまいますが、ご容赦ください。 一部手直しをして、議会後の情報も盛り込みました。 情報を網羅することを優先していますので、ブログと比べるとすべて細かくは書ききれておりません。 ご覧をいただき、ご意見など頂けたらうれしいです。 161016 かしわのレポート20号
16.9.11 エニワミライカレッジ#1
16.9.11 エニワミライカレッジ#1
今日は恵庭JC(青年会議所)が主催をしている人材育成プログラム「エニワミライカレッジ」に参加をしてきました。 http://www.eniwa-jc.com/2016/08/blog-post_18.html 第1回目の講師は株式会社グランドストラテジー代表取締役の神谷宗幣さん。 龍馬プロジェクトという政治団体の代表もされている方で、6年前に龍馬プロジェクトの全国行脚の際にも一度お話を伺ったことがありました。 21歳でスイッチが入ったきっかけは海外に出て、同世代の若者と話したこと。 個人レベルの夢を超えて、国がどうあるべきかという視点を持っていること。個人の意識の違いがチームとして全体として将来の成長に大きな差がつくのではないかと感じたというお話。 以前お話を伺った際にも、20歳前後で海外に出て日本の価値観へのとらわれに気づき、実家の商売に携わって地方の経済に触れ、20代で市議になるなど経歴としては共通点が多いと感じていました。 若い世代が自ら学ぶきっかけに出会い、視野を広げてほしいというところは同じ思いです。 そこに至る道筋としては、私はどちらかというと学校教育ではなくて、社会教育の分野で、多くのきっかけがあればいいと思っていて、画一的でないからこそ、強い刺激を作りうるのではないかと思ったりしています。 20代と同じ気持ちを持ち続けているか。 それを問われた気がしています。 たまに外で磨かないといけないということを思い出しました。 最近ちょっとおろそかになっていた長期展望にも時間を割きつつ、私なりの展開をしていこうと思います。
16.9.10 かしわのもりオープン!
16.9.10 かしわのもりオープン!
8月にも議会で現地の視察を行っていましたが、 本日、柏地区の生涯学習施設「かしわのもり」がオープンし、記念式典が行われました。   施設の設計アドバイザーを務めていただいた北大大学院の瀬戸口教授のお話によると、大きく3つのコンセプトがあるということです。 1.100年以上かけて育てた樹、オンコ、桜などを生かした配置 2.真四角でないことで、なんとなく楽しい気分になる。あえて落ち着かない、そわそわするようにすることで、子どもたちが走り出して、多世代の交流が生まれることを意図した 3、壁一面の本棚には50000冊の本が入る。これからも成長する建物である   アトラクションでは、「夢科学☆えにわネット」による実験パフォーマンスも披露されました。 9/22には早速この施設で「科学の祭典」というイベントも開催されるようです。 160910かしわのもり(pdf、2.1MB)
(仮称)ビールで乾杯条例意見交換会
(仮称)ビールで乾杯条例意見交換会
お知らせしておりました(仮称)ビールで乾杯条例の意見交換会、本日は恵庭会場で開催をしました。 悪天候の中、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。 賛否さまざまなご意見をいただきましたが、これからの条例案策定に生かしていきたいと思います。 本日いただいたご意見の中で、そもそも策定の状況がわかりづらく、素案も初めて目にしたというご意見がありました。 議論の全てを正確にお伝えできるわけではありませんが、素案策定部会の中で7人のうち、座長を除く6人の議員から提出され、今日までに一部修正をしてきた一覧を掲載します。 8/22 条例素案比較表 陳情採択の経緯と素案部会の検討経過 条例の題名ひとつをとっても、意見が分かれています。 条文の中では色々な懸念に対応するものを盛り込んではいますが、やはり名称が与える印象は大きいです。 明日、明後日と恵み野、島松でも意見交換会を開催します。 こういう点はいい、こういう心配がある、こういう内容を盛り込むべきなど、ぜひ多くのご意見をお寄せいただけますようお願いします。 なお、次回の素案検討部会は9/9(金)9:00から、市役所3階の委員会室で開催されます。 こちらも公開されており、傍聴が可能であることを合わせてお知らせします。 -- (参考) 議会だより No.90(平成28年5月1日発行)議決状況 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1461726326459/files/giketu.pdf(少々重いです) こちらで陳情に対する賛否を見ることができます。 私はこちらにも記載した通り、賛成をしています。 https://kashiwano.info/article-2917.html
恵庭市生涯学習施設、かしわのもり
恵庭市生涯学習施設、かしわのもり
本日午前中は、新しい複合施設「かしわのもり」の現地視察と、議員協議会が開かれました。 まずは「かしわのもり」の写真から。              柏地区の子育て支援センター(0歳〜就学前)と子ども広場(小中高生)、体育館を兼ねた施設で、地域の方から寄付していただいた本が廊下にびっしりと並ぶようです。 2016年9月10日(土)のオープン予定です。 img1360
クラウドファンディングセミナー@札幌
クラウドファンディングセミナー@札幌
書かなきゃいけないことはたくさんあるのに、なかなか書けておりません。 すいません。 昨日は札幌で行われていたクラウドファンディングのセミナーに参加をしてきました。 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ckk/cloudfanding.htm 恵庭市も、今回の地方創生加速化交付金の中で、クラウドファンディングに関する支援事業を盛り込んでますので、興味あるという方はぜひ恵庭市企画振興部(企画広報課)か私のほうにお問い合わせください。 さて。 講師はACT NOWの杉山央さん。 ACT NOWは初音ミクでも有名なクリプトンフューチャーメディアの伊藤さんと昨年立ち上げたばかり。北海道発のクラウドファンディング運営会社ということで、ここを基軸に北海道内でもあらたな起業が増えることは望ましいことです。 オンラインとオフラインをうまく融合することによって、お金を集めるだけではない、人を巻き込む仕組みが作れる。 巻き込んだ人が、さらに地域外の次の人を呼んでくるというような連鎖をぜひ恵庭からもつくっていきたいと思います。 クラウドを使うにしても、運営会社の審査が入るわけで、そこは金融機関の融資とは違いますが、当然ビジネス、財務、法律的な条件が確保されているのかは外部の目が入ることになります。 小規模な起業を考えているけど、資金計画どうしようかなという方は、融資だけではない選択肢のひとつとして、ぜひご相談されてみてはいかがでしょう。 ちなみに、昨日のセミナーには恵庭市市民活動センターの方も参加されていましたので、純粋なビジネスだけではなく、NPOや市民活動セクターでも、活動資金、ファン獲得の手法のひとつとして非常におもしろいと思います。 まだ道内5カ所で開催されるようですので、日程・会場の都合がつく方はぜひ参加してみてください。
16.6.7 アルベルゴ・ディッフーゾ勉強会
16.6.7 アルベルゴ・ディッフーゾ勉強会
昨日は、北海道議会議員(白石区選出)の広田まゆみさんが主催をされている「アルベルゴ・ディッフーゾ」に関する勉強会に出席をしてきました。 近年、観光に対する取り組みは地域活性化の中でも大きな位置を占めており、昨年度末の恵庭市の補正予算でも、台湾からの投資、とりわけホテルを誘致したいということで、3000万円近い事業費が計上されており、市としても宿泊施設をつくることで、観光客の滞在時間を長くしたいという考えを持っているようです。 しかしながら、北海道におけるホテル需要の季節変動などを考えると、通常のホテルを恵庭に建設するということはあまり現実的ではないように感じています。 個人的には、小規模な特色のあるゲストハウスであれば、札幌とは違う恵庭の魅力を発信できるのではないかと考えていたところですが、特にこの「アルベルゴ・ディッフーゾ」という仕組みには、大きなヒントがあるように感じています。 イタリア語で、アルベルゴとはホテル、ディフーゾとは分散・拡散を意味しており、直訳すれば「分散したホテル」という意味になります。 旧来のホテルが垂直型で、ひとつの建物のなかに全ての機能が備わっているのに対し、アルベルゴ・ディッフーゾは、地域内での分散、分業によって、全体でホテルとしての機能を持つものであり、言うなれば水平型ホテルということができるのかもしれません。 この仕組みは、イタリアでかつて起きた地震によって、集落を離れる人が増えたことによる空き家問題と地域の疲弊に対する打開策として生まれたという経緯があるそうで、事情は違えども、人口減少、空き家の発生ということに対する対策としては共通点があるように思います。 特徴としては、既存施設を最大限に活用ということがあげられ、 一般的なホテルが建設費など多額の初期投資と運営経費を要するのに対し、 アルベルゴ・ディッフーゾでは、既存の空き家、集落内のレストランなどを活用することで、大きな投資や運営経費を必要としないことが魅力です。 イタリアでは観光に関するルールは、州法で定められ、明確にホテルの一類型としての位置付けがされているそうですが、その要件として、 ・ホテルの客室サービス ・レセプションの設置 ・ホールの設置 ・レストランの設置(集落内のレストランと提携をすればOK) というルールがあり、宿泊者の管理ができることなどがAirBnBなど民泊との大きな違いです。 法律としての基準のほか、アルベルゴ・ディッフーゾ協会の公認をえるためには、さらに ・既存の施設を最大限活用しているか ・地域が一体となって取り組んでいるか という点が必要とのことで、海外資本によるものなどが簡単にクリアできるものではなくなります。 このままということではないにしても、恵庭が求める宿泊施設の形としては非常におもしろいヒントがあると強く思いました。 ちなみに、講師は元イタリア大使館書記官で、国土交通省の山崎雅生さん。 北海道の観光に携わる方の参加も多く、参加者のご意見も参考になる勉強会でした。 広田さんのページでは、現地の写真なども公開されています。 http://hiromaru.jp/archives/3861
2.20 なくそう!官製ワーキングプア北海道集会
2.20 なくそう!官製ワーキングプア北海道集会
官製ワーキングプアの問題は公共発注や委託事業などを含めて、影響が及ぶ範囲は広いです。 恵庭市では、近い将来の人口減少、働き手の不足を想定しながら、一方で新たな工業団地の造成の調査を行うとしていますが、私は工業団地に要するお金があれば、官製ワーキングプアの問題の解決に糸口を見出すことができ、それこそが安心して働きつづけられる場をつくることにつながるのだと思っています。 さて。 そんなことを考えながら、2/20に開催された「なくそう!官製ワーキングプア北海道集会」に参加をしてきました。 第1部では現場からの声として、 1)自治体の非正規職員の方からのパート労働法も労働契約法も適用されない法の未整備の問題 2)病院勤務の非正規職員の方から、大変な職務であるにもかかわらず1年ごとの雇用更新で賃金も低く抑えられている状況 3)ハローワークに勤務する非正規職員の方から、就労支援、職業訓練分野での非正規の増加と公開公募という更新手続き上の問題(定期的な再応募の手続き) 4)国の機関勤務の方から、自治体や機関によっての手当てや制度の違いと、勤務時間による休暇制度など不適用 5)自治体の委託業務で働く方から、委託の労務単価と賃金の乖離 6)自治体の委託業務で働く方から、働く場は同じながら、雇用主が毎年変わることによっての不利益 7)指定管理施設で働く方から、指定管理による有期雇用率の高まり などが報告されました。 第2部では、 報告者に加えて、この分野の第一人者である、官製ワーキングプア研究会の白石孝さん、上林陽治さんも交えてのパネルディスカッションが行われ、フロアからの実態調査や取り組みの状況なども交え、今後の展望が議論されました。 2012年に総務省が実施した調査では、恵庭市でも非正規公務員の比率は35.3%にのぼるとされています。 専門職などを中心に、もともとの臨時的な業務を越え、恒常的・基幹的な業務についても、すでに不安定な雇用に置き換わってしまっている現状を確かめる必要があると強く感じました。 (携帯も忘れてしまったので、写真はありません...)