活動報告 activity
2007/12/12
12/10 厚生消防常任委員会
何日か過ぎてしまいましたが、委員会の話を。 はじめに、委員会付託になっておりました陳情案2本の審議が行なわれました。 1つ目は、閉会中からの継続審議となっていた後期高齢者の人間ドック・脳ドックの検診助成制度に関する陳情です。 閉会中の委員会のときにも書きましたが、国保のときには受けられていたものが、国による制度変更によって意図しない形で、結果的に受けられなくなるということには問題があります。 北海道の広域(北海道後期高齢者医療広域連合)としても、もともとこれに対する助成を行なっていた自治体がわずかであることから、広域として全域で取り組むという結論にはなりませんでした。 あとは、恵庭が独自でやるか、やらないかということになります。前回にも書いているように、積極的に働きかけて、制度化を進めるべきという立場から採択すべきという意見です。恵本副委員長、谷川委員、長谷委員、笹松委員、田中匡四郎委員、林嘉男委員、柏野、全会一致で採択すべきとなりました。 2つ目は、クレジットや悪質商法に関してのルール整備を求める陳情です。制度の不備は複雑ですが、必要な規制であるということで全員が一致しました。 恵庭市では、悪質商法対策の出前講座などを頻繁に行なっていることもあってか、この契約書型クレジット制度を使った被害は届いていないそうです。消費者協会の方の努力の結果です。 このあと、緊急的な福祉灯油助成の説明が理事者からありました。 非課税の高齢者・障がい者・母子家庭の世帯、1760世帯を対象に1万円が助成されることになりました。財源はごく一部が道からの補助、ほとんどは市の独自財源です。 灯油価格の高騰による燃料費の増加は深刻で、租税特別措置法など根本的な解決が求められるところですが、こうしたときに柔軟に対応できるのが地方自治体の強みであるはずです。 所管事務調査では、少し先走り気味ですが、パブリックコメントも募集されている予算要求項目について、今の時点での見解を確認いたしました。 パブリックコメントはこちらです。 ===========================恵庭市 平成20年度予算 パブリックコメント実施中! ぜひご意見をお寄せください。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/mmb/010512/010512.html 平成19年12月21日(金)まで=========================== 通常、予算は財政課や市長が査定をして、予算案として固まったものが議会に示されます。逆に言うと、その段階になってしまうと、修正には大きなエネルギーが必要となります。 実際どこまで主張したことが反映されるかはわかりませんが、今の段階で変更を求めるほうが、議決によらない分、可能性が大きいのではないかと考えています。 そうした考えに基づいて、項目は多岐にわたって質問いたしました。 1)BCG接種;現在月1回の集団接種で接種率が90%を超えている。さらに接種率向上を目指すのはよいことだが、現在127万の予算を490万まで増やしてまでも、個別受診の必要があるのか。月2回の受診日設定など、大きくコストを上げずとも受診率向上は図れるのでは。 2)社会福祉協議会;市に代わって、公益性・公共性の高い施策を実施していることはわかる。しかし、人件費の補助(年間3300万)という形では、議会のチェック機能は直接及ばない。必要な施策であれば、実施している事業に対して補助を行なう形に変えていく必要があるのでは。 3)腎臓機能障がい交通費助成;納得。 4)ひとり暮らし世帯など除雪;除雪の困難な方を対象としながら、非課税世帯に限定している。課税世帯だから民間サービスを使えというのでは極端。対象の拡大が必要では。 5)高齢者敬老事業;事業の目的が不明確。町内会ごとの取り組みもバラバラで目的に対しての検証も不十分。(敬老祝金と合わせると年間3000万円にものぼる) 6)駐車場;利用がそれほど伸びない中で、新たに大きな投資が必要か。 7)戸籍;住民サービスの向上といいつつ、どれだけ作業の効率化が図れるのか。そのために2億円をかける必要があるのか。(どうやら本当の目的は記録の安全な保存にあるようです) 少し外してしまった質問もありましたが、だいたい意図は伝わったのではないかと思います。 他の委員からは、長谷さん)ごみ分別匡四郎さん)災害弱者笹松さん)子どもセンター計画野沢さん)就学への支援 などが質問されました。
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