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着服問題に関する議案の採決
着服問題に関する議案の採決
今回の問題に対して、定例会冒頭に第4号議案として、市長・副市長の処分に 関する議案が提案され、最終日の予定であった22日に、退職金などとして支払った お金を補てんするために、第9号議案として市長の給与削減が提案されておりました。 第2回定例会議案など 会期延長 これに対して、私の基本的な考え方はこちらです。 https://kashiwano.info/b/2009/06/post-122.html すでに5月中に、この件に関わり、現在在職している職員に対する処分は 行なわれました。 市長・副市長に対しても一定の処分が必要であり、この処分と再発防止策は 別に考えるべきだと思っていますので、議案第4号には賛成です。 一方、議案第9号は、あくまでも関係職員による自主返納が前提とのことです。 こうした手続きを認めてしまえば、今後どんな案件でも同様な補てんを求められる 可能性があること、また、金額自体が定められた基準によっては変動する可能性が あることなどから、今の枠組みでの自主返納は行なわれるべきではないと考えており、 この議案には反対です。(市長が負担するということ自体に反対しているわけでは ありません) 6/23に行なわれた総務文教常任委員会の採決では、 第4号 賛成:林嘉男委員(無所属・市民の会)、榎本委員(民主・春風の会) 反対:長谷委員、恵本委員、鷹羽委員(以上、清和会)、野沢委員(公明党) で否決 第9号 賛成:林嘉男委員(無所属・市民の会) 反対:長谷委員、恵本委員、鷹羽委員(以上、清和会)、野沢委員(公明党)、 榎本委員(民主・春風の会) で否決 という結果になりました。 共産党は総務文教委員会に委員が入っていないため、採決には参加していません。
着服問題の審議
着服問題の審議
月曜日に議会の会期が延長され、新たな市長給与の削減案が 委員会に付託をされました。 22日、23日と総務文教常任委員会が開かれ、多くの委員外議員も 参加をする中で、市長・副市長の処分に関する議案などの審議が 行なわれました。 私も委員外議員として出席し、大きく3点の質疑を行ないました。 1)明確な処分基準の制定について 2)失業者の退職手当について 3)法律の留保について 1) 処分基準はこれまでの審議の中で、人事院などが示している基準を ベースに、より倫理性の高い基準を、第3者委員会の意見も受けながら 整備していくという答弁がなされております。 ただ、私が思うのは、今回のような中間的なケースも含めて、 退職手当の一部支給や、一部返納というルールも制定する必要がある ということです。 この部分については、恵庭市は北海道市町村退職手当組合に加入して いることから、こちらの条例として定める必要があり、残念ながら私たちが 直接提案することはできません。 退職手当条例を持つまちでは、一部返納などをルール化している自治体も あり、(京都市など)これらを参考に制定の必要性を訴えました。 2) 日本の退職手当には、勤続報酬、生活保障、賃金の後払いなど、いくつかの 意味合いがあります。 この点について、民間企業で懲戒解雇された事案でも、退職金の部分的に支給を 命じた判例が少なくありません。 また、北海道退職手当組合退職手当条例でも、 「失業者の退職手当」として、雇用保険のない公務員の失業給付に準ずるものを 定めています。この部分については、退職後に起訴され、禁固以上の刑が確定した 場合であっても返納の対象から除外されることになっています。 このことを考慮すれば、「適正ではない」とされた今回の590万円という退職手当の うち、一部は認めるべき部分が存在するということです。 そもそも、賞罰委員会に諮った上で、停職処分+依願退職ということも考えられた わけで、780万円全てが不適正であるのかということの評価は不十分です。 (個人的な意見ですが、現行ルールの下では、停職処分の上、退職していただき、 退職手当については、失業給付相当分のみを支給という手続きが適正であったと 考えています) 3) 行政法学上、「法律の留保の原則」というものがあり、行政が何かをするためには、 必ず法律(条例なども含め)の根拠が必要です。 いくつか学説はわかれるのですが、いずれにしても、個人の権利や自由の侵害と なるような場合には明文の根拠が必要となります。 今回のケースでは職員が「自主的」に「返納する」ことが、市長の給与200万円を 削減する議案の前提とされています。 自主的とは言っても、職員が返納し、市(行政)が受け取るという行為に際して、 職員個人の財産権に関わるわけですから、明示的な根拠が必要となります。 この点、うまく伝えられなかったのですが、 そもそも元職員への退職金支払は不適正であり(適法ではあるが)、元職員は 市に対して返納すべき自然債務を負っているというのが、市長の答弁ですが、 自然債務は訴求できる権利を含んでいません。 自主的に返納がされた場合には、市にとって不当利得とはならず有効という ことはわかるのですが、それを代位弁済した上で、求償権を行使するということは、 そもそも自然債務であった債務の範囲を超える権利行使となり、現実的では ありません。 また、このことと、行政が行政行為として「受け取る」ための明示的な根拠とは 別の物です。 今回、職員による自主返納を行なったとしても、退職手当組合への負担金分が 穴埋めされることにはならないのですが、(市にお金が入る) もし仮に、市長・副市長の退職の日の給与月額を下げれば、その分が退職手当 組合から支給されず、事実上、穴埋めすることが可能です。 またこれは給与条例の改正で行なうため、明確な法律上(条例)の根拠があります。 以上のような理由で、 まずは処分基準、返納のルールをつくり、それに基づいて返納すべき金額を 確定することが先で、その上で、市長と政治的任用職である副市長が「率先して 行動」していただくことが必要である、というのが私の考えです
会期延長
会期延長
一般質問なども終わり、予定では22日が最終日で議案審議と なっておりましたが、不祥事に関する問題の結論が出ない部分があり、 会期が延長されることになりました。 22日の本会議では、追加の議案が各委員会に付託され、 本会議終了後に総務文教常任委員会が開催される予定です。 追加議案.pdf 翌23日も総務文教常任委員会の開催予備日とし、 26日の本会議で議案を審議し閉会という予定になりました。 この度の総務文教常任委員会は、本来の委員以外にも参加の枠を広げ、 拡大して開催されます。 再発防止に向け、明確なルールづくりを求めていきます。
議員報酬の削減、6月分期末手当
議員報酬の削減、6月分期末手当
恵庭市議会では、3月に開催された第1回定例会の中で、 職員給与も独自削減などを行なっている厳しい財政事情を考慮し、 議会としても「月額報酬の5%分」を、2回の期末手当から減額することで 各会派が合意をしておりました。 恵庭市では、5月に出された人事院勧告の6月期末手当の凍結に基づいて、 職員の期末手当も独自削減分に上乗せして削減(凍結)することとなり、 このことを考慮して、議会も歩調を合わせ、追加の手当削減を行なうことと なりました。(-0.15カ月) (これは5/29の第4回臨時会で議決されました) 第4回臨時会、議案.pdf 議員の報酬は特別職等報酬審議会での意見を参考にして決まるものであり、 これまで人事院勧告に合わせて報酬の引き上げが行なわれているわけではないので、 本来は今回も引き下げに追随する必要はないのですが、痛みを分かち合うという 判断になりました。 反対できるものではありませんが、割と理屈のないものです。 なかなか単独で人事院のような機能を持つこともできないので、職員給与も 人事院勧告をベースにしているわけですが、本当は恵庭の景気がよくなったら、 市の職員の給料も増える、というような仕組みが望ましいように思います。 -- 6月分期末手当は 「恵庭市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例」 http://giji.city.eniwa.hokkaido.jp/reiki_int/reiki_honbun/aa03200251.html の4条に基づいて、6/15づけで支給されます。 報酬月額355,000円に1.2をかけるところですが、 附則3 「議長、副議長及び議員の期末手当の額については、恵庭市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例(平成16年条例第 20号)の施行の日から平成22年3月31日までの間、第4条第2項の規定にかかわらず「100分の20」を「100分の15」とする。」 となっていますので、1.15をかけて、408,250円。 6月は2.1カ月分ですが、5/29の第4回臨時会で減額の条例改正を行なっており、 1.95カ月分で796,087円。 附則4で、5%削減分として、 「平成21年4月1日から平成22年3月31日までの間に支給する議長、副議長及び議員の期末手当の額は、第4条第2項及び前項の規定にかかわらず、これらの規定により定められる期末手当の額から、議長にあっては13万2,000円、副議長にあっては11万5,500円、議員にあっては10万 6,500円を減じて得た額とする。」 としていますので、689,587円が期末手当となります。 (参考:昨年度期末手当) そこから、 所得税38,274円 共済掛金51,675円 が控除され 差引支給額599,638円です。 その重みをしっかりと認識し、いただいている分以上に市に貢献できるよう、 日々の調査研究と市民意見の聴取に努めたいと思います。
第2回定例会議案など
第2回定例会議案など
アップが遅くなりました。 現在、開会中の第2回定例会の日程表と議案です。 第2回定例会、日程表.pdf (委員会構成含む) 議案.pdf 日程表に記載の通り、市長と副市長の給与の削減の議案以外はすべて全会一致で議決されております。 各会派から提出された意見書案.pdf 意見書案は本日の議会運営委員会で議論され、 5本の意見書提出を全会派で合意しました。 一部、文案が修正されるものがあります。
えにわ市議会だより(まとめ)
えにわ市議会だより(まとめ)
ある情報を検索していて、面白いwebサイトを見つけました。 選挙の際に公開討論会などを開催しているNPO法人、 リンカーンフォーラム北海道の代表の方が書いているブログです。   ↓ http://forum.kitaguni.tv/ この中で、各議会の議会だよりを一覧にして公開しようというものがあります。 私も当初、PDF公開を考えていたのですが、結局このあとは 忘れてしまっておりました。(その後2008年からは、議会事務局でPDFを 公開してくれるようになりました!) 代表の方に連絡をしたところ、ブログへのリンクの許可をいただきましたので、 リンクに追加させていただきます。 2008年以前の分が公開になっておりませんので、あとからも見れるように、 これまでの2年分をこちらで公開させていただきます。 -- (市議会だよりNo.51).pdf(平成19年5月1日発行・第1回定例会) 〜改選前 市議会だよりNo.52.pdf(平成19年6月1日発行・改選後議会構成) 市議会だよりNo.53.pdf(平成19年8月1日発行・第2回定例会) 市議会だよりNo.54.pdf(平成19年11月15日発行・第3回定例会) 市議会だよりNo.55.pdf(平成20年2月1日発行・第4回定例会) 市議会だよりNo.56.pdf(平成20年5月1日発行・第1回定例会) 市議会だよりNo.57.pdf(平成20年8月1日発行・第2回定例会) 市議会だよりNo.58.pdf(平成20年11月15日発行・第3回定例会) 市議会だよりNo.59.pdf(平成21年2月1日発行・第4回定例会) 市議会だよりNo.60.pdf(平成21年5月1日発行・第1回定例会) -- (09.6.22 No.60を追加しました)
プレミアムえにわだ券あります
プレミアムえにわだ券あります
行政報告にもある通り、プレミアムえにわだ券がまだ残っているようです。 10%の割増しがついていて、市内のほとんどのお店で使えるので、 すぐに売り切れるかと思っていたのですが、定額給付金と時期がずれてしまった こともあってか、市民の反応はそこまでではなかったようです。 補正予算の時点では明確になっていなかった、商業団体による独自の 抽選会も加わりました。 税金の使い方としては議論があるとはいえ、こうした商業者の努力に消費者が 応えていくことが地域の経済を強くしていくことにもなるのだと思います。 まだ購入していない方は、ぜひ商工会議所でご購入の上、市内でお買い物を どうぞ。(6/5時点では、まだ3000万円分くらい残っているとのことでした) これまでもブログなどには書いてきましたが、私は100%税金による補填での 発行には反対の考えでした。 先日見かけた日経ビジネスの記事が私の考えと一致するものだったので、 ご紹介します。 http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090507/150534/ http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090430/193482/ (全文閲覧には登録が必要かもしれません。)
第2回定例会始まります
第2回定例会始まります
6/8(月)から、第2回定例会が始まります。 6/8に議案審議、 6/10、11、12、15と一般質問、 6/16(火)に総務文教委員会、 6/17(水)に厚生消防委員会、 6/18(木)に経済建設委員会で 6/22(月)に最終日の議案審議という予定になっています。 詳しくはこちらをご覧下さい。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1243986564303/index.html 行政報告と一般質問の通告書はこちらです。 行政報告.pdf 一般質問通告書.pdf ちなみに明日(6/5)は議会運営委員会です。
ブーケトス、プレゼンテーション公開中
ブーケトス、プレゼンテーション公開中
昨年から始まった、市民活動支援制度「えにわブーケトス」の 公開プレゼンテーションが9日に市民会館で開催されました。 広報に挟まれた紙や、各団体の申請用紙などが参考になりますが、 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1210820149852/index.html やはり、団体の方の言葉で活動内容を聞くことは判断の材料になると思います。 あいにく、9日は都合が悪くプレゼンテーションの会場に足を運べなかったのですが、 そのときの録画映像を市役所1階の市民課ロビーで流しているそうです。 会場に行けなかった方も、ぜひプレゼンテーションの様子などをご覧いただき、 市民活動を応援する投票をお願いします。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1213244590635/index.html
ダッシュ政権塾、3期生募集中!!
ダッシュ政権塾、3期生募集中!!
私も運営に関わっている民主党北海道のダッシュ政権塾が 第3期生を募集しています。 http://www.minsyu.net/dash/dash.html 今、国会のほうでは、各政党が世襲制限を議論していますが、 多様な属性の人によって議論されるのが健全な議会だと 思っています。 普通の人が選挙に出るために、そのきっかけとなる学びの場を 提供するのも政党のひとつの役割ではないでしょうか。 私は国政の民主党には大きな期待をいただいています。 でも、今の民主党が完璧であるとは思いません。 多くのみなさんの声をいただくためにも、政党もみなさんとたくさんの 接点を持つ必要があると思います。 この塾を通じて、さらに開かれた民主党を。