2007年の記事一覧Archives

開票立会してきました。
開票立会してきました。
さて。 開票の立会をしてきました。前にも書きましたが、これで2度目。(もしやってみたいという方がいればご連絡をください) 立会人の任務は、開票されまとめられた票の束に間違いがないかチェックし、また疑問票や無効票などに対して意見を述べることです。実際のところ、票数は機械で2度数えられてきますし、間違いや疑問票判定なども通過しているため、ハンコを押すこと以外の出番はなかなかやってきません。 1日で500回以上ハンコを押せる機会もそうあることではないですが、この体験は「会社の重役さんって大変だ」というイメージトレーニングには悪くないと思います。 今回は選挙区を担当していました。 無効票の中で多いものは比例区候補の名前が書かれたものと白票、それになんと書かれているのか判別できないものです。氏名や名の一部だけしか書かれていなくても確認できる限り投票は有効ですが、かぎかっこや名前の下に「へ」などを書くと他事記載として無効となってしまいます。 最終的な有効・無効は選挙長の判断になるので、立会人としては、投票者の意思が生かされ投票が極力有効となるような解釈を伝えるまでです。 新聞や報道で見ると○万票と聞いてもただの数字に過ぎませんが、実際に開票の現場に触れるとその数字の大きさがよくわかります。 結果としては、民主党が大きく議席を増やしたわけですが、選ばれた方たちにはその1票1票にこめられた想いをしっかりと受けとめて仕事をしていただきたいなと思いました。 今回の争点は安倍総理の信任不信任ということだけには限られてはおりませんし、その結果がすべての民意を正確に反映できているわけではありません。しかし、代議制をとる日本の政治の仕組みで、もっとも近くに行われた選挙の結果が何を意味しているのか、見誤ってほしくありません。 国民の総意がどこにあるのかを念頭に、民主だ自民だということだけで国会を停滞させることなく、国会が一丸となって年金をはじめとする課題に取り組んでいっていただきたいと思います。
結果はいかに。
結果はいかに。
このところ、ブログをまったく更新していませんでした。 選挙期間中なので、という言い訳をしたいところですが、この選挙期間中はJ党もM党もいろんな工夫(?)をして、HPの更新を行っていたようです。 そもそも期間中に更新してはいけないという部分の法律をきちんと整えてほしいです。 さて、投票時間も残すところあとわずか。 投票率はどうなったのでしょうか。 まだ行っていない方、多くはないと思いますが、ぜひとも意思表示の一票をお願いいたします。 午前中、野外音楽ふぇすなどで市内を走ったときの印象だと、投票所のまわりでもずいぶん車の列ができていたように思います。 投票箱のふたがしまるまであとわずかですが、投票率がアップすることを願いつつ、私は今から開票の立ち会いに行ってきます。 2年前の衆院選以来2度目の立会人です。 参院選の比例区は被拘束名簿式なので、開票に時間がかかることが予想されます。 何時に終わることやら・・・。
第3回定例会の日程
第3回定例会の日程
少し先の話になりますが、次の定例会の予定が出ましたのでお知らせいたします。 9/24開会で10/17が最終日の予定。平成18年度の決算が中心です。 変更の可能性がありますので、傍聴にお越しになる際には事前の確認をお願いいたします。 ホームページリニューアルに合わせて、議会だよりのPDF公開も始まりました。 まだ第1回定例会の分だけです。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1210743869630/index.html 第2回定例会の分については8/1の更新になるかと思います。
7.29
7.29
私、柏野大介は小川勝也さんを応援しています。 そもそも私が政治に強い関心を抱くきっかけとなった1993年の政界再編。 このとき以来、責任ある政権交代が必要だと思っています。 年金の問題だけではなく、憲法、教育、地方分権、これらを解決していくためには今の安倍政権の数の力だけによる国会運営を止めなければいけません。 今、国政の中で責任を持って政権運営が行えるのは、民主党だと思っています。 その確信のもとに、私は小川勝也さんを応援しています。 民主党マニフェストをご覧ください。
情報公開手続き
情報公開手続き
本日、恵庭市情報公開条例に基づいて、公文書の公開請求をしました。 市役所2階の総務課で、結構手続きは簡単です。明日から2週間以内に公開できるかできないかを教えてもらえることになっています。(恵庭市情報公開条例を読んだ限りでは、公開できない情報となる理由は見当たりません) 何度か書いている話なのですが、市議選の中で各候補者がどのくらい税金を使っているのかを調べたかったのです。この費用は地方自治法に基づいて条例で認められたものであり、多かったからいけないというものではありません。 でも、それを公にすることで、本当にそれが必要な費用なのか、あるべき選挙の形まで考えるきっかけとしたいと思っています。今後、議会運営委員会などでも議会改革についての提案をしていくわけですが、これは誰にとっても不利益になることではないと考えています。選挙カーで連呼をしてまわることで、他の候補者よりも有利に選挙を進めることができているでしょうか。他の候補者がやっているから仕方なくやっているとすれば、全員横並びをあらためるきっかけになるはずです。 市民から求められる議員、市民のための議会、市民が望む選挙、これらはすべてつながると確信しています。
車いすバスケ大会in恵庭
車いすバスケ大会in恵庭
昨日は市内各地でたくさんイベントがあったようですが、私は総合体育館で行われていた車いすバスケットボールを見に行っていました。 井上雄彦の漫画『リアル』でその存在は知っていたものの、生で見ることは初めて。スピード感だけでなく、パワーも想像以上のものでした。 一般のバスケットと違うのは、トラベリングがなくてボールを持っているときには連続2回までしかタイヤをこげないこと(プッシングバイオレーション)、障がいの度合に応じて選手ごとに持ち点が決められていて、コート上の選手の合計を制限することで障がいの重い選手も出場を妨げられないようになっていることです。 シュートを決めたとき以外でもかっこいいプレーをかなり見ることができ、元アスリートとしてはかなりくすぐられる部分がありました。もう少し時間の使い方になれたら野球をしたいなーと。 あと、車いす同士がぶつかって転倒することもよくあるのですが、起こしてあげるためには相手チームであっても全力で押してあげています。プレーもいいですが、こういう部分にスポーツの魅力をより強く感じます。
恵庭市の政務調査費と費用弁償について
恵庭市の政務調査費と費用弁償について
最近よく話題になることが多い、報酬以外のお金の話です。 1つ目、政務調査費ですがこちらのサイトによると、議員1人あたりの年額が北海道516万円、札幌市480万円、旭川市96万円、函館市60万円、釧路市72万円となっています。 近隣の自治体では、千歳市が3万円、北広島市が20万円、江別市は18万円です(各市サイト参照)。 恵庭市は千歳と同額の3万円/年であり、恵庭市議会政務調査費の交付に関する条例および恵庭市議会政務調査費の交付に関する規則によって、支出の報告書の提出、会計簿と領収書の保管が義務づけられています。 2つ目の費用弁償は、地方自治法第203条3項に規定されておりますが、札幌市では議会や委員会などに行くと1日1万円とあまりにも支給額が高いため、見直しが議論されております。 恵庭市では市内の会議のための費用弁償はすでに廃止されています。 近隣では、千歳市が2000円くらい、江別市が700円です。 ここまでのところ、恵庭市では問題はないと考えています。(政務調査費の領収書も提出にしたほうがよいと思いますが) 個人的には、それよりも選挙に関しての公費負担の部分で気になるものがあります。 お金がないと選挙に出られない、当選できないということにならないように国政選挙では、選挙運動の一部を国が出してくれる公費負担という制度があります。 それに準じて、地方選挙でも条例で定めることによって、費用の一部を自治体の負担とすることができます。(公職選挙法第141条8項、第143条15項) 選挙にたくさんお金をかけないと当選できない、ということになってしまわないように、最低限の部分は公平な選挙を保障しようというのが、公費負担の趣旨であるべきです。 そういう考えに基づけば、税金を使って用意すべきなのは自動車よりも、公開で討論する場や、選挙公報を充実させることではないかと思います。 これは選挙期間中から訴えてきたことですが、今の恵庭市のルールでは、 自動車が64,500円*7日=451,500円 今回の選挙では候補者全員が法定得票数に達したので、最大で12,190,500円にもなります。 これほどまでにお金をかけて、選挙用の自動車を市が用意する必要があるでしょうか。 移動のための自動車はあっていいものだと思いますし、ガソリン代を出すのもいいでしょう。 でもそれならば、1日6000円くらいのレンタカーと2000円くらいのガソリン代でも済むのではないでしょうか。それで不足する分は自己負担にすることで選挙の公平性が保てないとは思いません。 同様に、ポスターの作成費用は1,200円*145枚=174,000円が上限です。 私の場合、ポスターが1枚330円で(消費税を申請し忘れてしまいましたが・・・)145枚分の47,850円は公費から支出していただきました。300枚と多めに作っていたため、単価が安く押さえられたということもあるかもしれません。 これらについては、9月に各候補者の収支報告が公示になりますので、それをふまえて続きを書きたいと思います。
期末手当、議員報酬ほか
期末手当、議員報酬ほか
ずいぶんと遅くなってしまいましたが、6月15日づけで6月の期末手当を、6月21日づけで6月分の議員報酬をいただきました。 期末手当は恵庭市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例に基づいており、在職期間が3ヶ月未満ですので、30%の支給額となっています。 報酬 257,197円 から 所得税 −19,033円 共済掛金 −19,275円(いわゆる議員年金です) これに議員会の特別徴収で -30,000円(懇親旅行代です) ということで控除合計 68,308円。 差し引き、振り込み額は188,889円です。 -- 6月分報酬は 報酬 355,000,円 から 所得税 −8,490円 共済掛金 −52,200円 議員会会費 -4,000円 森林・林活議員連盟会費 -4,000円 が控除されています。 控除合計68,690円で 差し引き、286,310円が口座に振り込まれた金額です。 ここからさらに国民年金、国民健康保険を自分で払います。 国保税はまだ金額がわかりません。 国民年金14,100円を引いた残りは272,210円。 あと国保税額を引いた分が手取りになります。 森林・林活議員連盟会費は年会費なので、今月だけの支出となります。 来月以降はほぼ変動がないと思いますが、報酬の重みを感じるために毎月報告は続けていこうと思います。 -- 選挙費用の中で、ポスター印刷の公費負担を申請した際に消費税の加算がもれていました。 その分印刷会社からの請求を受けて支払ったため、収支報告の3回目を追加しました。 消費税額4,950円が合計に加わっています。
問責決議と陳情に対する各会派の態度
問責決議と陳情に対する各会派の態度
今回の6月議会の中で、採決された議案は2つありました。 ひとつは厚生消防委員会に付託され、委員会としては「否決すべき」という結論になった『生活保護の「母子加算」廃止に反対する国への意見書を求める陳情書』で、 賛成少数により否決されました。 賛成(7):[民主春風]前佛さん、榎本さん、柏野 [共産]寺田さん、行沢さん [諸派]林謙治さん、田中匡四郎さん 反対(16):[清和]川原さん、川股さん、長谷さん、大野さん、小野瀬さん、伊藤さん、谷川さん、恵本さん、田中芳憲さん、宮さん、鷹羽さん、遠藤さん [公明]鹿野さん、高橋さん、野沢さん [諸派]林嘉男さん もうひとつは清和会から出された「中島市長の施策遂行における見通しの甘さと市民説明不足に対する問責決議」(全文は下のつづき以下をご参照ください)です。 この決議案は賛成多数で可決されました。 賛成(15):[清和]川原さん、川股さん、長谷さん、大野さん、小野瀬さん、伊藤さん、谷川さん、恵本さん、田中芳憲さん、宮さん、鷹羽さん、遠藤さん [公明]鹿野さん、高橋さん、野沢さん 反対(3):[諸派]林謙治さん、田中匡四郎さん、林嘉男さん 議場から退席(5):[民主春風]前佛さん、榎本さん、柏野 [共産]寺田さん、行沢さん 問責決議に関して、基礎となる認識が会派内でも一致していない部分があります。 私は2005年の衆議院選挙が終わった直後から恵庭を離れており、市長選で市長が訴えているのは直接目にしていません。市長のマニフェストは今でも見ることができますが、実際に市長が自らの言葉で語り、庁内でまた議会内でどのような政策遂行がなされてきたのかを知りません。 私が知りうるのは、市民に対して発信されたものだけです。 当時から議員であった前佛議員と、当時市役所職員であった榎本議員、そして当時をしらない私の間には過去の認識が違う部分があります。 自らの認識に基づき、また今回市長自らが自分の処分を課したことも鑑み、当初私は問責決議に反対の立場をとりました。市長に責任がまったくないとは思っておりませんが、議会で決議をするところまでの責任ではないと判断したということです。 一方で私よりも、市長当選後をよく知る立場からすれば、その責任はより大きく感じられているのかもしれません。そうした立場からは、逆に反対するほど責任がないわけではない、という帰結にもなりえます。 また二元代表制の趣旨を考えるのであれば、本当に議会が市長の責任を問うときには、法的にも拘束力のある不信任決議案であるべきだと考えます。議会、市長それぞれが選挙を通じて選出され、有権者からの負託を受けています。 法的に拘束力を持たない責任を問う、というのは政治的な意味以外に何を持つのでしょうか。 その点からも、賛成することはできないと考え、会派内での議論を重ねました。 本来、議場内で議論を交わし表決を行うことが勤めであると考えていますが、 会派制をとる恵庭市議会の中で、苦渋の選択として「退席」という立場をとりました。 この「退席」という態度が市民のみなさんから見て、わかりづらいということは十分承知しております。しかし、議会改革を実行していくためにも、今の仕組みの中では会派に属さねばなりません。その現状を無視して、外野にまわることは逆に有権者の負託を裏切ることだと考えます。 外からではなく、内から変えていく力となっていきたいのです。 決議案第1号 中島市長の施策遂行における見通しの甘さと市民説明不足に対する問責決議 本事項について、次のとおり議決を求めます。 平成19年6月22日提出 恵庭市議会議員 宮   忠 志  田 中 芳 憲  小野瀬 一 記              伊 藤 雅 暢  大 野 憲 義 中島興世市長は「自校炊飯給食」導入に関して、各種審議会設置や関係者・市民を動員して施策をアピールしながら今年6月、唐突に導入断念を表明し、さらに昨年5月に明らかにした「JR恵み野駅西口周辺開発事業」における事業主体の基本的な確認事項をおろそかにするなど、恵庭市の街づくりや行政運営における手法に重大な疑念を生じさせる結果となった。 このことは、中島市長の施策に一定の理解を示す市民の期待を裏切る事でも有り、十分な市民説明を怠ったことが原因と考えられる。 また、議会での発言・答弁は総論、抽象論に終始しており、市政執行の上でも思いつきのような独断的判断は庁内の混乱、停滞に拍車をかけている状況だ。 地方分権確立を進める重要な時期にあって、目標を達成するための人材・財源・スケジュールなどをバランスよく調整し、全体の進捗状況を管理する市長としてのマネジメント能力に疑問を呈する。 したがって、恵庭市議会としてその施策遂行における見通しの甘さと市民説明の不足に対する責任を問い決議する。
6月議会を終えて
6月議会を終えて
まず今回の6月定例議会を振り返りますと、流れは以下のようになります。 以前にも書きましたが、議会の初日に議案や意見書などの説明が行われます。 実際には、その前の日に行われる議会運営委員会の中で、それぞれの議案を簡単な手続きで決めるか、慎重に話し合ってから決めるかに分けられています。 議案説明のあと、平日一日の熟読日をはさんで一般質問が続きます。 一般質問では議員個人が市政全般に関して、市長や役所のえらい方たちの姿勢や考えを聞いていきます。質問の中で、各議員は自分の意見も提案していきます。 質問に対して答え、それに対してまた質問と何度か繰り返して行われるのですが、はじめに聞く大枠の部分は事前にどんなことを聞くかお知らせがしてあります。2回目の質問からが台本のないやり取りとなります。 この一般質問が各議員の取り組む仕事がよく見える部分であって、とても大切なものだと思います。ぜひみなさん傍聴してみてください。 一般質問のあとは、常任委員会が開催されます。 1人1つの委員会に所属し、より細かな議論が行われます。初日に「委員会付託」となった議案はこの場で議論されます。(定員8人) 恵庭市議会には3つの委員会がありますが、1人1つの委員会に所属するということは、2つの委員会には出席する必要はありません。少し分野を狭くするから、深くお勉強しましょうということと、人数が多すぎても議論がしにくいってことだと思います。 常任委員会の他に、特別委員会というものもありますが、今恵庭にあるのは「基地特別委員会」1つです。自衛隊の基地に関わることが話し合われる場で、この委員会だけは定員が9人です。私も所属しています。 そして、これら委員会に付託されたものと議会が始まったあとに出てきた議案の結論が最終日の本会議で出されます。この本会議の前にも議会運営委員会が開かれて、議案に対してそれぞれの会派が賛成・反対、どのような立場に立つのかここですでに示されています。 この流れの中で、確かに本会議は議会の中心なのですが、中身のある議論がされるのは、委員会であり、議会運営委員会です。本会議と比べると傍聴している人もかなり少ないのですが、9月以降もネット中継はされないと思いますので、もし傍聴されるならこちらがおすすめです。 委員会で話し合われた議案に対しての各議員の賛成・反対は直接見にいかないと目にすることはできません。本会議であきらかになるのは、委員会の話し合いの結果、賛成と反対のどちらが多かったのかだけです。 今後も委員会で各委員がとった立場をわかる限りで公開していこうと思います。 委員会に付託となっていた4件の議案・陳情のうち、 意見が分かれたのは「厚生消防」の陳情のみでした。内容・委員構成は以下を参照。 ・ 総務文教 ・ 厚生消防 ・ 経済建設 各委員会、所属議員はこちら。 最終日前日の議会運営委員会では、新聞などでは注目された市長の問責決議(文字通り責任を問うということらしい)と市長・副市長の減給処分についても話し合われていました。 減給処分に対しては、自民・清和会の中でも意見が分かれていたようですが、議運のなかではしっかりと統一されました。 問責決議に関しては、コメントもいただいていますので、次のエントリで書きたいと思います。