活動報告 activity
2007/06/29
6月議会を終えて
まず今回の6月定例議会を振り返りますと、流れは以下のようになります。
以前にも書きましたが、議会の初日に議案や意見書などの説明が行われます。
実際には、その前の日に行われる議会運営委員会の中で、それぞれの議案を簡単な手続きで決めるか、慎重に話し合ってから決めるかに分けられています。
議案説明のあと、平日一日の熟読日をはさんで一般質問が続きます。
一般質問では議員個人が市政全般に関して、市長や役所のえらい方たちの姿勢や考えを聞いていきます。質問の中で、各議員は自分の意見も提案していきます。
質問に対して答え、それに対してまた質問と何度か繰り返して行われるのですが、はじめに聞く大枠の部分は事前にどんなことを聞くかお知らせがしてあります。2回目の質問からが台本のないやり取りとなります。
この一般質問が各議員の取り組む仕事がよく見える部分であって、とても大切なものだと思います。ぜひみなさん傍聴してみてください。
一般質問のあとは、常任委員会が開催されます。
1人1つの委員会に所属し、より細かな議論が行われます。初日に「委員会付託」となった議案はこの場で議論されます。(定員8人)
恵庭市議会には3つの委員会がありますが、1人1つの委員会に所属するということは、2つの委員会には出席する必要はありません。少し分野を狭くするから、深くお勉強しましょうということと、人数が多すぎても議論がしにくいってことだと思います。
常任委員会の他に、特別委員会というものもありますが、今恵庭にあるのは「基地特別委員会」1つです。自衛隊の基地に関わることが話し合われる場で、この委員会だけは定員が9人です。私も所属しています。
そして、これら委員会に付託されたものと議会が始まったあとに出てきた議案の結論が最終日の本会議で出されます。この本会議の前にも議会運営委員会が開かれて、議案に対してそれぞれの会派が賛成・反対、どのような立場に立つのかここですでに示されています。
この流れの中で、確かに本会議は議会の中心なのですが、中身のある議論がされるのは、委員会であり、議会運営委員会です。本会議と比べると傍聴している人もかなり少ないのですが、9月以降もネット中継はされないと思いますので、もし傍聴されるならこちらがおすすめです。
委員会で話し合われた議案に対しての各議員の賛成・反対は直接見にいかないと目にすることはできません。本会議であきらかになるのは、委員会の話し合いの結果、賛成と反対のどちらが多かったのかだけです。
今後も委員会で各委員がとった立場をわかる限りで公開していこうと思います。
委員会に付託となっていた4件の議案・陳情のうち、
意見が分かれたのは「厚生消防」の陳情のみでした。内容・委員構成は以下を参照。
最終日前日の議会運営委員会では、新聞などでは注目された市長の問責決議(文字通り責任を問うということらしい)と市長・副市長の減給処分についても話し合われていました。
減給処分に対しては、自民・清和会の中でも意見が分かれていたようですが、議運のなかではしっかりと統一されました。
問責決議に関しては、コメントもいただいていますので、次のエントリで書きたいと思います。
皆様のコメントを受け付けております。