2019年の記事一覧Archives

駅と私
駅と私
今回の選挙から大きく変わったものとして、法定ビラ(チラシ)があります。 私が最初に立候補した12年前には、選挙が始まると使えるものはポスターや選挙ハガキしかなく、新人にとっては、考えを伝える方法は非常に限定的でした。 私はもともと選挙カーの連呼が好きではなかったので、直接お話のできる自転車とハンドマイクを使いましたが、応援していただいている方からも、音が聞こえないことへの不安の声は多くいただいていました。 それから時が流れ、今はインターネットによる情報発信もでき、さらに今回の選挙からはチラシの配布も可能になりました。大きな音を出さなくても、どのような考えを持っているのか伝えることは格段にしやすくなりました。 当時、大きなスピーカーを持っていない、マイクの使用も9:00〜18:00に限定していた私にとって、朝の駅に立つということは、自分の決意、覚悟をみなさんにお伝えする場所でした。 最初の選挙に当選した以降は、そのご期待に報いるべく、活動報告をお渡ししてきました。 それから、30号まで号を重ね、いつも受け取ってくださる方も増えました。 それなのに、今の法律では、法定ビラの配布は、8:00〜20:00の間しかできないこととなっています。 朝の6時、7時台に通勤する方に、チラシをお渡しするには、20:00までの帰宅時でなければ、お渡しできません。 大きな音を持たない私にとって、インターネットとチラシはとても大切な手段。 選挙のときだけではなく、議会の報告を、これからの恵庭のあるべき姿を、いつもこの2つ手段を使って、発信を続けます。 -- 公職選挙法 (文書図画の頒布) 第百四十二条 衆議院(比例代表選出)議員の選挙以外の選挙においては、選挙運動のために使用する文書図画は、次の各号に規定する通常葉書及びビラのほかは、頒布することができない。この場合において、ビラについては、散布することができない。 六 指定都市以外の市の選挙にあつては、長の選挙の場合には、候補者一人について、通常葉書 八千枚、当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会に届け出た二種類以内のビラ 一万六千枚、議会の議員の選挙の場合には、候補者一人について、通常葉書 二千枚、当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会に届け出た二種類以内のビラ 四千枚 6 第一項から第三項までのビラは、新聞折込みその他政令で定める方法によらなければ、頒布することができない。 (夜間の街頭演説の禁止等) 第百六十四条の六 何人も、午後八時から翌日午前八時までの間は、選挙運動のため、街頭演説をすることができない。 2 第百四十条の二第二項の規定は、選挙運動のための街頭演説をする者について準用する。 3 選挙運動のための街頭演説をする者は、長時間にわたり、同一の場所にとどまつてすることのないように努めなければならない。 公職選挙法施行令 三 法第百四十二条第一項第二号から第七号までのビラ 当該ビラに係る候補者の選挙事務所内、個人演説会の会場内又は街頭演説の場所における頒布
恵庭の農業の付加価値向上を
恵庭の農業の付加価値向上を
本日午前中は、農業地区を走ってきました。 雨の影響はあまりないのですが、風がきつく、ペダルをこいでもなかなか前に進みません。 広い地域で、街頭での訴えだけでは十分に声が届かなかったかもしれません。 恵庭の発展をこれまで支えてきたのは農業ですが、農家戸数は約200戸まで減少しています。 また、市全体の人口は増加しているものの、生産年齢人口は今後の10年間でさらに3000人減少するとされています。 そうなれば、労働力の不足はさらに深刻化します。 農家戸数の減少もあり、ピーク時に60億を超えていた農業生産額も40億円台となっています。 これまでの農地を維持していくためには、規模の拡大が必要で、そのためには投資も必要です。 労働力の確保、付加価値の向上、意欲ある農家・農業を支える仕組みが必要です。 昨年は農業団体、農業関係者のみなさんと議会の意見交換会もさせていただきましたが、今年は、実際に農作業をしながら、現場の声を反映した農業政策を推進していきたいと思います。 道の駅の直売所もそうですが、恵庭の魅力を外に発信していくには、農業は非常に重要です。
島松駅バリアフリー化を地域の価値向上に
島松駅バリアフリー化を地域の価値向上に
立候補の届けを済ませ、ポスターの掲示をしながら、島松、恵み野と回ってきました。 ポスター掲示があったため、街頭での訴えは、島松での2か所しかできませんでしたが、 まずは立候補のごあいさつと、今回の選挙の争点である大事業の優先順位について訴えてきました。 平成31年度の予算では、 ・島松駅のバリアフリー化 ・花の拠点整備 ・市営住宅柏陽恵央団地建て替え関連事業 ・通年型屋外スポーツ施設整備事業 という大事業があり、これを同時並行で進めるとなれば、 事業の進め方によっては、100億円を超える大事業となる可能性があります。 市民要望の高い事業であるとはいえ、財政的なことを考えずに、すべて進めていけるのかというのは大きな争点です。 島松の価値向上と、将来の税収増につながるような、投資を促すことこそ優先的に進めるべきです。 限られた財源だからこそ、その収益の見込みを含めて、戦略的に、優先順位をつけて進めていくべきだと考えています。
恵庭市議選立候補
恵庭市議選立候補
ただいま立候補の届出を行いました。 新しい仲間として、ともに活動している 新岡ちかえ(にいおかちかえ)さんとともに、これからの7日間の中で、精一杯思いを届けて行きたいと思います! 基本的な姿勢は今までと変わっていません。 大きな音で名前を連呼するのではなく、この選挙戦を通じて、一人でも多くの方と直接向き合い、言葉を交わす中で、まちの将来像を共有し、あるべき姿を考えていければと思っています。 限られた手段の中ではありますが、できるだけ街頭で立ち止まり、訴えていきますので、ぜひそうした際にお声掛けいただけるとうれしいです。
平成31年度予算、代表質問
平成31年度予算、代表質問
続きです。 4/11に任期中最後となる報告・意見交換会を開催しました。 報告の2点目は、平成31年度予算について、代表質問で取り上げた財政の視点から報告しました。 まとめたプレゼン資料はこちら。 1904_かしわの報告会パワポ公開用 詳しい内容はあさって以降にも訴えていきたいと思っていますが、経常的な収支が赤字となることが見込まれ、さらに人口減少によって収入の増加も見込めない状況です。そんな中で、借金の規制をかいくぐるような手法で、大事業を同時並行で進めることは、本当に可能なのかということを問うています。 私は、大事業についても、総合計画などにも位置付けられており、必要性は高いと考えるものの、その優先順位を明確にしていくことや、事業のひとつひとつの採算性の向上を合わせて考えていく必要があると思っています。 例えば、バリアフリー化事業は、それだけでは、収入の増加をもたらすものではありませんが、単なる段差の解消にとどまらず、それと合わせた投資誘引やエリアの価値向上という視点が加われば、結果としての経済効果や税収増という評価が加わります。 宅地造成をして、ぼんやりと人口が増えましたということではなく、直接的にいくらの投資を生み、波及効果がどれだけ広がるのかということを先に示さなければ、事業の優先順位の判断すらできません。 平成31年度予算の中に盛り込まれた大事業は、以下の4つがありますが、これを同時に進めた場合、近い将来、財政がひっ迫することとならないか強い懸念があります。 1 島松駅バリアフリー化事業 2 花の拠点整備事業 3 市営住宅柏陽・恵央団地建て替え事業 4 通年型屋外スポーツ施設事業 あれもこれもではなく、 あれかこれかを選ぶ時代に来ているのだと思います。 今回の選挙の大きな争点の1つです。
政治分野における男女共同参画の推進
政治分野における男女共同参画の推進
任期中最後となる報告・意見交換会を開催しました。 私からはいつも通り10分程度の報告をするはずが、 パワポを作りすぎて、つい長い報告となってしまいました。 私からの報告は以下の2点です。 1 政治分野における男女共同参画の推進(一般質問) 2 平成31年度予算(議案) 1 昨年5月に、政治分野における男女共同参画の推進に関する法律が公布、施行されましたが、自治体や政党の役割は努力義務ということもあって、あまり具体的な取り組みの話は耳にしていません。 http://www.gender.go.jp/policy/seijibunya/index.html 恵庭でもまだ何もできていないのはわかるのですが、そもそも行政の男女共同参画が後退している現状は問題が大きいと思います。  議員に占める女性の比率は、21名中3名の14.3%であり、全国の区市議会の平均とほぼ同程度ですが、付属機関の委員の女性比率に関しては、平成19年末の28.2%と比べて、平成30年4月時点では、27.4%と低下しています。 それなのに、91機関中71機関で女性がいる(78%)。審議会のすべてに女性が入っている状態、100%を目指すという非常に低い目標設定をしており、法律の趣旨を理解しているとは思えません。  そのほか、この項目の中では、選挙公営(公費負担)のあり方、ネットによる情報提供、公正な選挙などについても言及しましたが、改善に向けた動きは感じられません。 選挙のあり方は、自治のあり方であり、非常に残念です。
【お知らせ】かしわのとえにわを語る会(議会報告会)
【お知らせ】かしわのとえにわを語る会(議会報告会)
今回の任期中、20回目となる議会報告会です。 まずは平成31年度の予算案について報告をさせていただきたいと思っておりますが、いつも通り、報告はできるだけ短めにし、みなさんからのご質問やご意見をできるだけ多くいただきながら、お話を深めていきたいと思っています。 少人数ですので、初めて参加される方も、お気軽にご参加ください。 日時:2019年4月11日(木)18:30〜20:00 会場:市民活動センター 会議室8−3(緑と語らいの広場複合施設えにあす2階) https://goo.gl/maps/QNyFiDNXf4x
【お知らせ】予算代表質問
【お知らせ】予算代表質問
本日に続き、明日も予算審査特別委員会の代表質問が行われます。 10:00からは、清和会の大野委員、 13:00からは、市民希望の会を代表し、柏野が質問します。 ぜひ議場でご覧いただけますと幸いです。 通告書はこちら。 20190311_予算審査特別委員会代表質問通告書
地方議会の役割
地方議会の役割
昨日は私の所属する総務文教常任委員会が開催されました。 付託されていた案件は2つ。 ・恵庭市青少年宿泊研修施設条例の制定 ・札幌市及び恵庭市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結に関する協議  恵庭市青少年宿泊研修施設条例は、これまでにも何度か書いていますが、これまでの利用団体の実績などからすると定員が少ないのではないかということや必要な費用はそれほど変わらないのに、今までよりも狭く、使いづらいことなどを指摘してきました。 https://kashiwano.info/article-3610.html むしろ、既存の他施設をもっと柔軟に使えるようにすることや、社会教育主事を増員し、研修の中身を充実するということが大切なのではないかと思っています。 今回の議案としては「条例」案が示されましたが、内容については、行政が自ら制定できる「規則」に委ねる内容が多く、少なくとも委員会ではそれを示してもらいたいと事前にもお伝えしてきました。 今回委員会で示された規則の中では、引率者、指導者の減免の規定が盛り込まれ、青少年団体の負担軽減としては評価できます。 一方で、指定管理者制度を導入する上での法的な整備としては不十分であることから、私は議案に対して反対をしました。 簡単に言えば、指定管理者制度は、公共施設を民間にお任せすることができる仕組みですが、お任せすることを決めるためには、自治体の議会で決める法である「条例」でいくつかの決めごとをする必要があります。 今回の条例案では、その決めごとをしないままに、大事なところはお役所任せにするけどもいい?という内容でした。 まさに地方自治の根幹。 地方議会がこれを許してしまうことは、その存在意義を自ら放棄することです。 私が一番大事にしていきたいことは、まちのルールを地域の人たちがしっかりお話をしてつくるということ。 自治を大事にするからこそ、条例の制定はしっかりと見極めていかなければいけないと強く思います。 -- 20190220_青少年研修施設条例(案) 20190313_恵庭市青少年宿泊研修施設条例施行規則(案) -- 地方自治法 (公の施設の設置、管理及び廃止) 第二百四十四条の二 3 普通地方公共団体は、公の施設の設置の目的を効果的に達成するため必要があると認めるときは、条例の定めるところにより、法人その他の団体であつて当該普通地方公共団体が指定するもの(以下本条及び第二百四十四条の四において「指定管理者」という。)に、当該公の施設の管理を行わせることができる。 総務省通知(総行行第87号 平成15年7月17日) http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/data/open/cnt/3/17173/1/p22_soumusyotsuuchi_h15.pdf 2 条例で規定すべき事項 (1)指定管理者の指定の手続、指定管理者が行う管理の基準及び業務の範囲その他 必要な事項は条例で定めることとされており、その具体的な内容は以下のとおりであること。(第244条の2第4項関係) 1 「指定の手続」としては、申請の方法や選定基準等を定めるものであること。 なお、指定の申請に当たっては、複数の申請者に事業計画書を提出させることとし、選定する際の基準としては例えば次のような事項を定めておく方法が望ましいものであること。 ア 住民の平等利用が確保されること。 イ 事業計画書の内容が、施設の効用を最大限に発揮するとともに管理経費の縮減が図られるものであること。 ウ 事業計画書に沿った管理を安定して行う物的能力、人的能力を有していること。 2 「管理の基準」としては、住民が当該公の施設を利用するに当たっての基本的な条件(休館日、開館時間、使用制限の要件等)のほか、管理を通じて取得した個人に関する情報の取扱いなど当該公の施設の適正な管理の観点から必要不可欠である業務運営の基本的事項を定めるものであること。 3 「業務の範囲」としては、指定管理者が行う管理の業務について、その具体的範囲を規定するものであり、使用の許可まで含めるかどうかを含め、施設の維持管理等の範囲を各施設の目的や態様等に応じて設定するものであること。
第1回定例会始まります
第1回定例会始まります
来週25日から、任期中の最後の議会となる第1回定例会が始まります。 主な議案は平成31年度の予算案ですが、それに伴う大事業が多く、春の選挙でも争点になると思います。 初日提案の議案の中では、第4回定例会でも議題になっていた青少年研修センターの機能移転、廃止に伴って、青少年研修センター条例の廃止が提案されるということでの説明を受けました。 RBパークへの委託になるという説明ですが、料金などが明確に決まらない中で、条例の廃止が先行することへの疑問を示していたところ、急きょ、設置条例が提案されることになりました。 一般質問は2/28〜3/4で9名が登壇の予定。私の出番は2/28の午後となる予定です。 主な議案、行政報告などは以下をご覧ください。 20190212_平成31年第1回定例市議会予定案件(抜粋) 20190219_平成31年第1回定例市議会行政報告 20190219_平成31年度市政執行方針 20190219_平成31年第1回定例市議会教育行政報告 20190219_平成31年第1回定例市議会教育行政執行方針