雑感 thoughts

空気を読まなければいけないメディアの立ち位置
空気を読まなければいけないメディアの立ち位置
議会人事に関して、批判的な見解の記事が5/20付けの地元紙に掲載をされました。 要旨としては、議長選挙に際して白票が投じられたことに対して、1人会派も含めて事前に協議を行った、数の力に頼らない姿勢を示したのだからその姿勢に誠実に応えるべきというものです。 そうでしょうか。 議会運営委員会の中に諸派から委員が入っています。 でもそれは議会運営のシナリオを書く上で「必要だから」入れたのであって、こちらからお願いしたものではありません。 また、諸派から入っている議運の委員は、諸派が複数いるため便宜上1人が「代理」となるのであって、「代表」しているわけでもありません。 そしてそもそも議長を選ぶのは選挙です。 そうであるならば、選挙で選ばれようとする人が、議長としてどんな議会運営を進めていくのかを明らかにした上で、投票されるというのが本来の姿であって、当選回数が多いから順番に議長になれるという仕組みに基づいて合意をする今までのおかしな慣習を変える必要があります。 ある意味では、諸派が4人になった議会の運営が、今後会派制を脱却していくために大きな意味を持つのではないかと感じています。 それはさておき。 議会の中で市長と大会派が強く結びつき、方向性を決めていくまちにおいて、経済界を含めてその影響力は絶大です。 様々な圧力、思慮が働く中で、メディアが本来の正しい姿を訴えられないとするならば、非力ではあってもこのブログや議会報告を通じて、広くみなさんと意見を交わしていくことしかないのだと思っています。
できるだけ現場を
できるだけ現場を
以前は3人で会派を作っていましたので、基本的な打ち合わせはするものの、発言などについては、それぞれが行っていました。 以前も自分が所属していない委員会についてはできる限り傍聴をして(うしろのほうに座って見てます)、情報を得るように努めていましたが、今期は1人会派ということで、より細かい情報を自分で集める必要があります。 そんなこともあって、ゴールデンウィークは知っている農家の方のところでお手伝いをさせていただいて、当事者の声を伺ったり、今週は発達支援センターで市が行っているいくつかの事業の現状を見せていただいて、基礎的な部分を勉強してきました。 もちろん1日や2日ですべてがわかるわけではありません。 だからこそ日常的に、そういう機会を意図して作ることが必要なんだと思います。 もちろん、そのやり方は議員それぞれで違っていて、兼職をしている人はその仕事を通じて見ている世界があることでしょう。 ただ、私は少しでも現場に近いところでお話を聞くことにできるだけ多くの時間を割いていきたいと思っています。 私からお願いすることが多いと思いますが、こういうところにもっと目を向けてみてはというようなご意見がありましたら、ぜひお聞かせください。可能な限りお邪魔をさせていただき、お話を聞きにいきたいと思っています。 -- 夜はこれまでも参加をしていたある実行委員会の会議。 方向性が大きく変わるということで、ちょっと紛糾する場面もありました。 腹を割って話をしないと、いつまでも前に進まないよなーと思いました。
北海道知事選挙告示
北海道知事選挙告示
本日3/26から北海道知事選挙が始まりました。 報道によると、現職の高橋はるみさんと新人の佐藤のりゆきさんが届出をされたようです。 個人的に思うところはありますが、まずは直接候補者の訴えも聞いてみたいと思っていたところ、佐藤のりゆき候補がさっそく恵庭に入るとの情報を耳にしたので、候補の訴えを聞きに行ってきました。 政策的には若者が働く場所をつくるということ、原発からの脱却などをお話しされていて、ちょっと早口かなーと思いましたが、さすがは元アナウンサーということもあり、無難に演説をされていました。         ただ、個人的には、いろいろと選挙を見過ぎているためか、政策の訴えよりも応援体制のほうが気になってしまいました。 街頭演説をする場所の選定であったり、選挙カーのスピーカーの向きであったり、ちょっとしたことですが、その積み重ねが大きな差になるようにも感じます。 選挙初日ということもあってか、周囲の盛り上がりは今ひとつ。 webサイトを見る限りはなかなかいいことを書いているように思いますので、期待したいところです。http://satonoriyuki.jp 対する高橋はるみさんは、webサイトによると今日は江別からまっすぐ千歳に入る予定になっているようで、恵庭に来る日程は現時点ではわかりません。 webを見る限りこれまたいいことが書いてあるのですが、高橋さんの場合は現職知事なので、これまでの任期中がどうだったのかということが問われます。http://haruchan.jp 知事選は期間が長いのですが、選挙区も北海道全体と広いため、なかなか候補者を見る機会も多くありません。 できることならば双方の候補者をしっかりと見比べた上で、判断を下したいと思います。
こすもす保育園、新園舎説明会
こすもす保育園、新園舎説明会
今日は息子の通う保育園の新園舎移転に関する説明会があり、参加をしてきました。 新しい建物に移ることで使いやすくなる部分もありそうで、そうした部分には期待をするのですが、一方で気になる部分もいくつかあります。 一番大きな心配は、送迎時に使える駐車場がないということです。 保育課などでも確認をしたところ、駅近接型の保育園という位置付けで、当初より駐車場がない施設とのことでしたが、平成25年に入園をしたときから駐車場がなくなるという話は一度も聞いたことがありませんでした。最近になり再開発ビルの工事が進んで外観が見えてから玄関の様子などを見ていると、駐車場がないのでビルの1階部分の駐車場を使えるのか確認したところ、そういう想定はしていないとの回答をいただきました。 保育課として送迎時の利用状況に関してアンケートなども実施していないと思いますが、普段の送迎を見ている限り、ピーク時間には5〜10台程度の車が止まっています。来年からは産休明け保育(2か月から)を始めるということや冬場の送迎などを考えると、定員の100名規模のすべてが車による送迎をしないということは考えられず、計画の誤りは明らかです。 今日の説明会での保育課の説明によると平成24年の実施設計の際に、現在の案が決定をされたということで、保護者も入った運営協議会でも審議されたという話はありましたが、ほとんどの保護者にとっては初めて聞く話だったようで、説明会前後にも「駐車場がないのは困る」という声を何人かの方から聞きました。 加えて、新園舎のすぐ近くにある横断歩道(再開発ビルの空中歩廊の下)が4月からなくなるという話も最近になって耳にしました。 保育園に確認すると「聞いていない」ということでしたが、どうやら事実のようです。 4月いっぱいは保育園の現施設に行くために相生通を横断する必要があります。また、移転後は基本的に相生通を横断する必要はありませんが、駐車場が使えないため、8月末までは旧施設の駐車場を使う必要があり、その場合には相生通を横断しなくてはなりません。 市としては、できたばかりの施設であり、駐車場について変更は考えていないようですが、そもそもの作りが利用者のニーズに合っていないものであって、早急に見直す必要があると思います。 子ども、子育てに関しては、できるだけ多くのお父さん、お母さんの声を聞き、届けていきたいと考えていますが、まずは身近なところの声をしっかり届けていきたいと思います。 困るっ
いちご
いちご
旅行が好きです。 自分で行ったことがある土地のことは、地図や報道で見てもどこか懐かしい気持ちになります。 数日前に、お店でいちごを見ました。 そのラベルには見たことのある地名が書かれていました。 亘理町。 あの年の5月、妻と2人で滞在したまちは山元町と角田市。 お隣の亘理町のボランティアセンターにも何度かお邪魔をしました。 初めて訪れるまちにはいつも新鮮な感動があります。 一方でそれが緊張になるときもあります。 紛争地域に近かったり、治安がよくなかったり、過去に大きな争いを経験したまちにはどこか独特のものがあるように思います。 あのときの東北は、そんな大きな争いのあとのような、張り詰めた空気がありました。 ほんの短い期間、よそから行ってできたことはほんのわずかでした。 でも、人が助け合うこと、力を合わせることなくしては生きていけないのだという当たり前のことを思い出させてもらいました。 困難に直面をしたとき、旅先で一人のとき、自分に足りないものと向き合うことを余儀なくされます。 便利すぎる世の中は、なんでも思い通りになることが当たり前で、一人でも生きられるような錯覚を抱かせてしまいます。 あきらめなかったからこそ、実がなりました。 関わった人たちも、実がなったということを喜びます。 時間はかかっても、地域に種をまき、花を育てるということを続けていけば、その日はくるのだと思います。 https://kashiwano.info/article-1956.html
Do it ourselves
Do it ourselves
ラノベプロジェクトに参加してスツールをつくってきました。 暮らしに身近なもの、自分でつくれたら楽しいですよね。 そもそもは、畑におくベンチがほしいと思い、買ってくるほどでもないから自分でつくろうと思いました。でもどうせつくるならちゃんと作り方を勉強したいと思っていたタイミングでDIY教室を見つけました。 やり方を覚えて応用ができるって楽しいですよね。 ラノベのみなさんがやっていることや、教室に参加している方たちと お話をしていると、いろんなものがつくりたくなってきます。 ふと見かけた木製のものが、自分でもつくれるような気がしてしまったりもします。 ベンチよりも先に、今は堆肥をつくるコンポスターがつくりたいです。 たぶん土に分解されて朽ちていってしまうけれども、 朽ちたらまた直せばいい。 壊れたら直せるのもDIYの魅力ではないでしょうか。 海外で安くつくられたものを買うということは、 グローバル化に取り込まれて、地域の外にお金を流出させること。 近くのお店で材料(できれば道産材を)を買って必要なものを子どもと一緒につくる。壊れたら、一緒に頭を使って工夫をして直す。 お金がたくさんなくても、家族と過ごす時間を大切にしながら、必要なものを自分たちで手入れできるというのはゆたかな暮らしなんじゃないかなーと思っています。
あらそいのはじまり
あらそいのはじまり
(2014年8月10日追記) 最近はfacebookなどのコメントで追記するクセがついてしまい、あえて本文に意図をすべて 書かないことが増えてしまっておりました。 今回記事が1か月以上遅れてtwitterでリンクされ、そのリンクからご覧いただいた方に、 投稿時の状況(2014年7月1日に集団的自衛権行使の閣議決定がなされたこと)などが 伝わらずに誤解を受けた部分があるようです。 そのため、facebook上で記載していたコメントを本文の下に追記しておきます。 (以上、追記) -- 自宅の目の前の公園にカラスが巣をつくっているようです。 公園のそばを歩いていると、低く飛んできたりして威嚇をされます。 昨日は、子どもを抱いて歩いているときにも2羽のカラスがかなり近くに寄ってきました。 身を守らなくてはならないと思いますが、攻撃をすると、カラスは覚えていて後日反撃をされたり、容貌が似ている人も標的になるという話を聞いたことがあります。 緊張が高まっています。 私は、人間としての誇りを持って、石つぶてをぶつけてやろうと思うのですが、反撃を恐れる妻は、反対しています。 公園の横を通る歩行者も危険にさらされています。 みなさんはどう思いますか? -- (以下、facebookのコメント欄より2014年8月10日追記) (2014年7月1日21:42) みなさんコメントありがとうございます。 妻が言うには鳥獣保護法があるから、やみくもに攻撃しちゃいかんっていうのもあったんですよね。 で、私的には先制攻撃を受けている訳だし、わが子を守るための緊急避難が適用されるだろうって思いました。 人間の生活領域に踏み込まれているという意識と、そもそも先住していたのはどちらかという疑問。 言葉が通じない動物相手に向きになっても仕方がないような気がしつつ、相手のことをよく知らないから、相手が緊張を高める原因をつくっているという無理解。 自分が子どもを守るためと思って積極的な防衛行動にでるということが、無関係な人たちにも危害を及ぼすかもしれないという危険性。 みなさんから教えていただいた情報などを参考に、なぜ相手がそういう行動をとろうとするのかを知り、自分が危険を避けるためにどんな行動を取ることができるかを考えるのがよい策なのかなと思いました。 まわりくどくてすいません^^ – (2014年7月3日8:47) 今朝児童の登校見守りに行っていたのですが、大量のカラスたちが一定の方向に飛んで行きました。 巣立ち?なのか、普段みるカラスよりもずいぶん小さい個体が多かったように思います。 自然界には季節のサイクルが訪れます。 私たちの社会では、緊張の波は人によってつくられるものだと思うんですよね。 エゴを主張し合って緊張を高めるのでなく、平和をつくる努力を。 ということで、うちの近所にはそろそろ平和が訪れそうです。 もう一方は?
「どーせ無理」をなくすため
「どーせ無理」をなくすため
本日賃労働がお休みで、赤平にお勉強をしに行ってきました。 これまでもお名前はよく耳にしていたものの、お話を伺うのは初めて。 植松電機の植松努さんです。 お話の中で心に残った言葉はたくさんあります。 ・お金がないと買えないのは、誰かがしてくれるサービス ・嫌なことを我慢しないで解決策を探す ・だったらこうしてみれば、で夢は叶う などなど。 あふれ出てくる言葉のひとつひとつに実感がこもっていて、重みがあって、とことんやってきた人の言葉は心をぐいぐいと揺さぶるものでした。 私も自分なりに、夢を、理想を追いかけて、つまずいて、失敗して、 別な道をめざしてもうまくいかなくて、あきらめかけそうになっていました。 自分の限界、日々の生活。言い訳をしだせばきりがなくて、 そんなときに、夢から目を背けるような話がありました。 それに流されて、まったく別な目標をつくって忙しくしていれば、 一瞬は心が落ち着くのかもしれません。 でもそれは違う。 あきらめなくていいんだ。 あきらめないでやろう。 そう、思いました。 植松さんのFacebookページはこちら https://www.facebook.com/ZhiSongNu 植松努さん著書 『NASAより宇宙に近い町工場』 http://www.amazon.co.jp/NASAより宇宙に近い町工場-植松-努/dp/4887597525
栗沢の石蔵カフェに行ったのは
栗沢の石蔵カフェに行ったのは
日曜日に妻を岩見沢まで送るのを口実に、栗沢の石蔵カフェに行ってきました。 普段なら立ち寄らないであろう栗沢。 たまたま家ではないところから岩見沢までの道のりを地図で見て、途上にあった栗沢。 以前から読んでいる「夕張希望の杜」の村上先生のメルマガで、ちょうど先週紹介されていたカフェのことを思い出したのでした。 村上先生のメルマガで見て来たんです、とお店の人に話して、お店を出てからの妻との会話。 「なんでメルマガ読んでるの?」「・・・」 なんでって言われても、特に理由はないんですが、何かで木下敏之さんが夕張支援のためにメルマガを発行して、その広告収入を寄附すると書かれていたのが、メルマガを読み始めたきっかけ。読み続けているのは、村上先生の地域医療に対する考えや、木下さんの書く情報が自分にとって有益だと思えるから。 今回も、恵庭からこんなに近くに、こんなに素敵なお店があることを知ることができました。 ちょうど今日で200号という節目を迎えられたようですが、これからも読み続けていきたいメルマガのひとつです。 自治体関係の方も、医療や社会保障に関心のある方も、ぜひおススメします! たくさんの人が読むことで、支える力になります。(勝手に) 「夕張希望の杜の毎日」 http://archive.mag2.com/0000253983/index.html カフェ 和徳石庵 http://hills.068.jp/cafe/index.html
ソクラテスミーティング
ソクラテスミーティング
日常的な活動をご報告しようと思いつつ、筆が遅くてすいません。 先日、札幌市立大通高校で行われているソクラテスミーティングに参加をしてきました。   ソクラテスミーティングは、大通高校が目指す「キャリア教育の充実」に則って、単なる職業講話にとどまらない少人数の座談型講話として実施をされています。 私は昨年に引き続き、2度目の参加だったのですが、本当に様々な職業や経験を持った人たちが参加をしています。 若くして起業をした人、 薬物依存から回復した人、 ゲーム好きが高じて、ゲーム製作の仕事についた人、 芸術の分野で才能を発揮している人、 大きな病気を乗りこえた人、 などなど。 6〜10人と少人数のため、率直な質問や、今の高校生の考えにも触れることができ、私にとっても新鮮な気持ちで、自分の来し方を振り返ることができます。 人前でお話できるほどの大した経験でもないのですが、旅行をしていたころの話や、3度の選挙のこと、市議としての仕事のことなどをお話させていただきました。 職業を選択していく上で、また政治について考える上で、ほんの少しでもお役に立っていればうれしいところです。 義務教育分野でも、様々な職業教育などが行われています。 こうした機会に触れ、進路について考え、さらなる学びを求めていくことが、人材立国を目指す日本にとって大切なことなんだと思います。 願わくは、海外に出る若者が増えますことを。