雑感 thoughts
2015/05/21
空気を読まなければいけないメディアの立ち位置
議会人事に関して、批判的な見解の記事が5/20付けの地元紙に掲載をされました。
要旨としては、議長選挙に際して白票が投じられたことに対して、1人会派も含めて事前に協議を行った、数の力に頼らない姿勢を示したのだからその姿勢に誠実に応えるべきというものです。
そうでしょうか。
議会運営委員会の中に諸派から委員が入っています。
でもそれは議会運営のシナリオを書く上で「必要だから」入れたのであって、こちらからお願いしたものではありません。
また、諸派から入っている議運の委員は、諸派が複数いるため便宜上1人が「代理」となるのであって、「代表」しているわけでもありません。
そしてそもそも議長を選ぶのは選挙です。
そうであるならば、選挙で選ばれようとする人が、議長としてどんな議会運営を進めていくのかを明らかにした上で、投票されるというのが本来の姿であって、当選回数が多いから順番に議長になれるという仕組みに基づいて合意をする今までのおかしな慣習を変える必要があります。
ある意味では、諸派が4人になった議会の運営が、今後会派制を脱却していくために大きな意味を持つのではないかと感じています。
それはさておき。
議会の中で市長と大会派が強く結びつき、方向性を決めていくまちにおいて、経済界を含めてその影響力は絶大です。
様々な圧力、思慮が働く中で、メディアが本来の正しい姿を訴えられないとするならば、非力ではあってもこのブログや議会報告を通じて、広くみなさんと意見を交わしていくことしかないのだと思っています。
皆様のコメントを受け付けております。