2011年の記事一覧Archives

政務調査費は全面公開を
政務調査費は全面公開を
ツイッターのほうで、少し誤解を受けたようですが、私はただ議員報酬を削減すればよいとは考えていません。 議会活動にかかる費用を保障しつつ、政務調査費の透明性を高めていくことが必要であると思っています。 まずは透明性を高めた上で、そのお金が市民から必要なものであると評価をされ、不足を補うべきだという声が大きくなったときには、増額という選択もありうるのだと思います。 自治再考:道議会の実像/4 政務調査費 巨額領収書「公開」 http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/archive/news/2010/20101001ddr041010004000c.html 自治再考:道議会アンケート/4 政務調査費 「必要」が86.5% /北海道 http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/archive/news/2010/20101001ddlk01010231000c.html 今の仕組みでは、政務調査費はまるで渡し切りのような印象さえ受けますが、もちろん使いきらなかった費用は返還すればよいのであって、活動する議員が、市民から理解を得られる使途の範囲で、しっかりと活用し、活動することが必要だと思います。 海外視察は、別枠での予算が確保されている理由がよくわからないのですが、そうした調査を行う必要があるならば、通常の範囲内で活用すればよいと思っています。ただ、これまでの恵庭市議会などでの経験から考えると、事前の情報収集や、事後の調査報告などは必ずしも十分に行われているとは思えず、別枠での海外視察旅費は不要であると思います。 使途をまとめて調査委託ではなく、どんな調査委託であるのかも明確化した上で公開していく姿勢が求められていると思います。 クリックしていただくと順位がアップします
議員報酬削減!
議員報酬削減!
私は議員が活動を行う上で必要となる経費は、保障していくことが必要だと考えていますが、 報酬と議員活動に要する経費とはわけて考える必要があると思っています。 今の報酬額は、行政職の職員などと比べても決して低くなく、別に議員活動にかかる経費を「政務調査費」として支給することを考えれば、何らかのルールをつくった上で、削減すべきものと思います。 自治再考:道議会の実像/3 議員報酬 限界?「削減努力」 http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/archive/news/2010/20100930ddr041010004000c.html 自治再考:道議会アンケート/3 議員報酬 5割が「少ない」 /北海道 http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/archive/news/2010/20100930ddlk01010203000c.html たしかに、後援会の活動や、政治活動すべてを考えれば、「足りない」と感じる方が多いことはよくわかります。 次の選挙での当選に向けて(?)様々な活動をされている議員は多くいます。 付き合いも広くなることでしょう。ただ、その交際費や、飲食に関わる費用のどこまでが議員としての活動で、どこまでが個人の経費なのか。「費用が足りない」というからには、その範囲を明らかにする必要があります。 慶弔費、ポスターの印刷代などは明らかに議員個人の費用。 市民が求めている議員としての活動費からは除かれるべきものだと私は感じます。 なぜか記事の末尾に、議長の肖像画に関する記述がありますが、数十万円もかけて肖像画を描く必要性は感じられず、写真で十分なものだと思います。 報酬に関しては、仮に今の水準をベースにしてもよいと思いますが、例えば (1)「税収の伸び率に一定の割合を乗じて増減させる」、 (2)「道内の給与水準に一定の割合を乗じて増減させる」、 (3)「道民の満足度をはかる指標をつくり、それに応じて増減させる」 というような、有権者が求める要素に対しての達成度合を評価することなどが考えられます。 いずれにしても、政策の効果は任期後に現れることが多くなると思うので、併せてそのタイムラグをうめる方策が必要になると思います。 今の道議会に対する道民の満足度で考えると50%削減くらいが妥当でしょうか。
答弁調整は廃止すべき
答弁調整は廃止すべき
毎日新聞の特集:自治再考に対する私の考えです。 2つ目のテーマは答弁調整について。 2/26にアップしたアンケートの記事と重複する部分がありますが、より詳しく書くことができるので、この特集に対しての記事は続けようと思います。 自治再考:道議会の実像/2 答弁調整 演出された「議論」 http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/archive/news/2010/20100929ddr041010005000c.html 自治再考:道議会アンケート/2 答弁調整 恩恵が賛否左右 /北海道 http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/archive/news/2010/20100929ddlk01010250000c.html 控室での意見交換自体は悪いわけではないと思います。 事業に関して、圧倒的に情報を持っているのは職員。まず基礎的な情報と課題などは把握をした上で、独自の調査を重ね、質問を練り上げていく必要があります。 ただし、議論を深めることと、詳細なすり合せを行うことは別です。 一問一答制を導入することもひとつの方策だと思いますが、それぞれの考え方の違いが明確になるように努めつつ、緊張感のある議論を行っていく必要があります。 アンケートの回答では、自民党所属の議員の多くが答弁調整が必要だと述べています。 これはまさに知事との癒着。 原稿を読み合わせるだけの八百長議会は必要ありません!
防衛セミナー開催のおしらせ
防衛セミナー開催のおしらせ
昨年12月に新政権のもと、新たな防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画が策定されました。 この策定にあたり、中心的な役割を担われた長島昭久前防衛大臣政務官をお招きして、下記の通り防衛セミナーを開催いたします。 自衛隊とともに歩んできた恵庭にとって、新しい防衛計画をどう見るべきか、ご近隣にお住まいのみなさまもぜひともご参加ください! 記 日時 2011年3月6日(日)16:00〜 場所 千歳市市民文化センター 4階大会議室 講師 前防衛大臣政務官 長島昭久 衆議院議員 テーマ 新防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画が地域に与える影響について 定員は200名程度とのことです。 大きな地図で見る クリックの応援お願いします。
市内3カ所で街頭演説
市内3カ所で街頭演説
今日はお昼前後に市内のスーパー周辺3カ所で街頭演説を行いました。   お話させていただいた内容は、事務所開きのときとだいたい同じ内容ですが、 地域主権時代にこそ地方議会の役割が重要、 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加は、関税以外でも影響が大きいことから反対、 自衛隊体制維持の必要性、 などといった内容。 市政への挑戦を表明されている 瀬川真弓さんとむとう光一さんも、ともにこの地域を変えていく!という 決意をお話されました。 今こそ地方議会、地方議員の役割が大切です。 きちんと議論が行われる議会をつくるという視点で、ぜひ選択をしていただければと思います。 これからも定期的に街頭宣伝を行う予定ですので、 日程などが決まりましたらブログ上でもおしらせさせていただこうと思います。 クリックでの応援をお願いします!
アンケートへの回答、その1
アンケートへの回答、その1
選挙が近づいてくると、報道機関や各種団体などから多くのアンケートが送られてきます。 できるだけ誠実にお答えしたいと思うのですが、時間的な制約もあり、なかなか大変です。 そんなことで、せっかく時間をかけて回答を書いておりますので、ブログ上でも公開しようと思います。 できれば、ここで、他の方の回答も合わせて公開できると、違いが明確になると思うのですが…。 == 朝日新聞・道議会アンケート 選挙区:恵庭市 氏名:柏野大介 会派(現職以外は立候補の党派):民主党 1)議員報酬(1人あたり年1360万円)は適当と思いますか ア、増額すべき イ、削減すべき ウ、適当 回答の理由(  ) ア、イと答えた場合、どの程度の額が適当と思いますか(  ) -- イ、削減すべき 職務に対する一定の報酬額は必要。しかし、道民所得が減少を続ける中で、議員も同様に痛みを分かち合う必要がある。 -- 2)政務調査費(1人あたり月43万円、会派に1人あたり10万円)は適当と思いますか ア、増額すべき イ、削減すべき ウ、廃止すべき エ、適当 回答の理由(  ) ア、イと答えた場合、どの程度の額が適当と思いますか(  ) -- イ、削減すべき 現状の公開状況では削減もやむを得ない。 金額よりも、まずは使途を全面公開した上で、実際に道民のみなさんに政務調査に資する経費かを判断してもらう必要がある。 -- 3)海外調査(旅)費(任期中100万円以内)は適当と思いますか ア、増額すべき イ、削減すべき ウ、廃止すべき エ、適当 回答の理由(  ) ア、イと答えた場合、どの程度の額が適当と思いますか(  ) -- ウ、廃止すべき 政務調査費の中で行うべき。 -- 4)費用弁償(議会出席時に一律3300円)は適当と思いますか ア、増額すべき イ、削減すべき ウ、廃止すべき エ、適当 回答の理由(  ) ア、イと答えた場合、どの程度の額が適当と思いますか(  ) -- ウ、廃止すべき 報酬、交通費は別に支給されており、必要ない -- 5)定数(4月から104)をどう考えますか ア、増やすべき イ、削減すべき ウ、現状のままでよい エ、その他(  ) ア、イと答えた場合、どの程度の額が適当と思いますか(  ) -- エ、その他 北海道の地域性と政令市である札幌市を考えたときに、単純に人口比ではない定数配置を検討する必要がある。定数削減を行う場合には、札幌市内の定数をまず見直す必要がある。 -- 6)道側と議員が議会答弁を調整する答弁調整は必要と考えますか ア、必要 イ、不要 その理由(   ) イと答えた場合、どういった方法がふさわしいと考えますか -- イ、不要 議会議論が形がい化する。 一問一答制の導入など緊張感のある議論が必要。 質問意図が不明確な場合などの確認は必要。 -- 7)道議会の改革は十分と考えますか。今後、改革すべき点は何ですか ア、十分 イ、不十分 ウ、その他(   ) 回答の理由(    ) -- イ、不十分 他の地域の道議はわかりませんが、少なくとも恵庭市においては、北海道で何が起きているのかがまったく見えてこなかった。 これまで行った恵庭の議会報告会でも、道政課題と関連する事項への質問などがあった。現状の道政課題を伝え、どういう議会活動をしているのかが見えるようにすることがまず必要。 -- 8)道議として重要と考える政策は何ですか。以下の選択肢から3つまで選んでください。 ア、財政再建 イ、景気対策 ウ、雇用 エ、公共事業 オ、農林漁業 カ、医療・福祉 キ、地方分権(地域主権) ク、行政改革 ケ、教育・子育て コ、環境 サ、その他(   ) 回答の理由(    ) -- ケ、教育・子育て カ、医療・福祉 ア、財政再建 北海道が活力を取り戻していくためには、未来を担う人材の育成が急務。 また、単独の市町村で解決できない分野にこそ、道議は注力する必要がある。 -- 9)道議会の議論を道民に知ってもらうために、道議会として取り組むべきことは何ですか(複数回答可) ア、通年議会の開催 イ、夜間や休日の議会開催 ウ、議会報告会など有権者への説明の強化 エ、政策立案能力の向上 オ、議員間討議の活発化 カ、その他(   ) 回答の理由(    ) -- ウ、議会報告会など有権者への説明の強化 オ、議員間討議の活発化 カ、その他(議会の審議状況を伝える報告紙・ウェブサイトの充実) 議論を知ってもらうためということに限定をするのであれば、議論の内容に興味を持ってもらえるようにすることと伝え方の工夫が必要。 知ってもらうためではないが、政策立案能力の向上は合わせて必要。 -- 10)国政に携わる国会議員でもなく、住民に最も近い立場の市町村議員でもない道議会議員とは、どういう存在であるべきだと考えますか (   ) -- 答) 地域主権を進めていく上で、中心となるべき基礎自治体を支えていくこと。単独の自治体で担いきれない広域的な政策、環境、医療、産業、雇用など、特定の地域に偏らない政策に特化していくべき。 -- <柏野追記> アンケート結果をまとめる上で、簡潔な回答がほしい意図はわかりますが、いくつかの項目で、適当な金額ということには単純にお答えしづらい部分があります。 その点、ご理解いただければ幸いです。
なぜ道議会に?!かしわの☆動画その2
なぜ道議会に?!かしわの☆動画その2
かしわの☆動画その2です。 今回は少しマジメなお話です。 興味のあるテーマなどありましたら、ぜひお寄せください♪
90式戦車に試乗してきました
90式戦車に試乗してきました
昨年12月に新たな防衛計画の大綱が安全保障会議と閣議で決定をされました。 ずいぶんとそれから時間が経ちましたが、今後の北海道の自衛隊の体制について、現場の方たちからのご意見を伺ってきました。 恵庭・千歳といえば、北部方面隊、第7師団と第2航空団が主体ですが、やはり新たな防衛計画の大綱の中で、影響があると考えられるのは北部方面隊直轄部隊と第7師団です。 一通りの説明を受けた後、実際に90式戦車に試乗させていただき、その他の装備も見学させていただきました。   (さらに…)
議員定数はどうあるべきか?!
議員定数はどうあるべきか?!
昨年から、毎日新聞で自治再考という連載がありました。 面白い内容だったので、これに合わせて私の考えを述べていきたいと思います。 まず1回目は議員定数について。 http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/archive/news/2010/20100928ddr041010005000c.html 今の道議によるアンケートはこちらです。 http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/archive/news/2010/20100928ddlk01010190000c.html 私は本来の姿としては、議員定数をやみくもに削減すべきではないと思っています。 しかし、現状は議会や議員の活動が十分に市民に伝わっているとは言えず、 そんな中で、定数削減の声が上がることは当然だと思います。 活動が評価をされるようにならなければ、定数削減もやむを得ません。 残念なことですが、学芸会とも揶揄される現状を考えれば、北海道議会の 定数削減には賛成です。 ただ、北海道の地域特性を考えたときに、政令指定都市として 多くの権限を持つ札幌から106人中28人(26%)の議員が選出されていることに 違和感を感じます。 以前、札幌市選出の包国嘉介議員とツイッター上で議論させていただいた ことがあるのですが、 http://ameblo.jp/iikunikanekuni/entry-10609842699.html 現行の公職選挙法では、定数は人口比例を原則とすることとされております。 同271条2項や、関連判例などを読むと、公選法15条を改正すれば、議会による合理的な裁量の範囲で人口比にとらわれない判断は憲法上可能と解釈できます。 また私は、地域主権の時代には、より住民に近い立法である条例による上書きが認められる余地はあると考えていますので、地理的に他県とは大きく異なる北海道が独自の条例に基づいて、議員定数を規定することが必要だと思います。 (ex.ざっくりと札幌市を他地域の1/2とすれば、14人の削減が可能) 賛同される方はぜひクリックをお願いします <参考> 公職選挙法 15条 8  各選挙区において選挙すべき地方公共団体の議会の議員の数は、人口に比例して、条例で定めなければならない。ただし、特別の事情があるときは、おおむね人口を基準とし、地域間の均衡を考慮して定めることができる。 日本国憲法 第94条 地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、法律の範囲内で条例を制定することができる。
市民講座ロシア語
市民講座ロシア語
一昨年に続いて、市民講座でロシア語を受講していました。 残念ながら仕事の引き継ぎが終わらず、今日の最終回には参加できませんでした。 初めてロシア語に触れたのは、大学生のときにビザなし渡航で訪れた北方領土でした。 そのときは悪天候のため国後には上陸できず、択捉島で島の方たちと交流したり、お宅を訪問したりしました。 それから数年たち、少し勉強をしてみようと思ったのは、旅行中のこと。 中央アジアを抜けてヨーロッパを目指していこうとしたときに、それぞれの国で共通の言葉として使われるロシア語が必要となったことがきっかけでした。 キルギスで学び始め、カザフ、ウズベク、タジク、トルクメン、アゼルバイジャン、グルジア、アルメニア。旧ソ連の国では、 ある程度の通用度があり、現地の言葉をすべては覚えられない中では、片言であっても便利な言葉でした。 グルジアのトビリシ(たぶん) 北海道には、北方領土があり、サハリンやハバロフスクとは海路・空路でも結ばれている非常に近い国です。 今は外交上の懸案があるものの、将来的な結びつきを強めていくときに、行政だけではなく、民間人同士のつながりがベースにあるというのは望ましいことです。 名詞の性と格変化がなかなか覚えられず、できの悪い生徒ですが、また来年度もチャンスがあればロシア語の勉強を続けていきたいです。 海外からも応援のクリックを! 中央アジアを旅行していたころの日記 http://blog.livedoor.jp/kaxiw/archives/2005-12.html