活動報告 activity

西紋別地区広域ごみ処理センター視察
西紋別地区広域ごみ処理センター視察
昨日は北海道若手市議会議員の会の研修で、紋別市にある「西紋別地区広域ごみ処理センター」にて視察研修を行いました。 まさに恵庭市でも最大の懸案となっているごみ処理ですが、紋別では広域の計画に基づいて、2年前に供用を開始しています。   最近稼働し始めた施設ということもありますが、恵庭市の計画と比べて小規模でありながら、トンあたりの建設費は抑えられており、長期包括的運転委託による運転管理や、最終処分に関しても屋根付きの施設で水処理のコストを抑えるなど、参考になる話が多くありました。 今議会での議論にも活かしていきたいと思います。
市町村合併の検証
市町村合併の検証
昨日8/25に札幌で開催された市町村合併を検証するシンポジウムに参加をしてきました。 合併して10年となる函館を先頭に、北海道内でもいくつかのまちが合併を選びました。 今回のシンポジウムは「法定協議会を設置したが合併を行わなかった自治体」の関係者に対するアンケートの報告を中心にしたもので、そもそも法定協議会を設置していないまちにとっては、直接関わりがあったものではありません。 ただ、今後も地方創生の議論の中で、人口減少の中での自治のあり方を考えていくときに、北海道内での合併事例から学ぶことは多いように思います。 合併を進めていく際に、総務省(旧自治省)が効果としてあげていたのは、以下の3点。 1.地域づくり・まちづくり 2.住民サービスの維持、向上 3.行財政の運営の効率化と基盤の強化 それに対して、期待した効果が得られたかということをアンケートの結果などをもとに明らかにしていくわけですが、そもそもアンケートは、自らの判断、行動を正当化してしまいがちになるということで、分析が難しいというお話も出ていました。 コメントで非常に興味深かったのは、小磯先生がおっしゃった「個別の理由とはまったく関連がない。純粋に合併しなかったということを評価している」というもので、合併をしないという「判断」をしたまちは、少なからず「自立する」ということを選んでいるわけで、その選択自体が自治を進めていくために大きな意義があったように感じました。 また、合併後に、周辺部(中心部ではない側)での不満が大きいということは、合併する、しないは別にしても、コンパクトシティ化を進めていく際に、中心部以外の市民が同じような不満を持つ可能性があるわけで、今日もお話に出ていたような具体的なサービス低下の例を参考として、着地点を探る必要があると思います。 自治、市町村合併にしても、財政的な問題にしても、外部要因に左右されずに自ら歩む方向を決めるためには、どれだけ「軸」を市民の共通認識として持てるかだと思います。 現在策定中の総合計画もひとつの契機として、そんな軸の話をしていかなくてはいけないなと思っております。
議会報告会、今後も続けていきます
議会報告会、今後も続けていきます
本日(7/22)、選挙後最初の議会報告会を開催いたしました。 実は、前任期中(と辞職後)は8回の報告会を開催しているのですが、 複数の議員による報告会のみで、私個人による報告会は初めての開催でした。 できるだけ私からの報告は簡潔に、 みなさんからの質問やご意見とそれに対する回答を中心にする、 ということで考えていましたが、参加していただいたみなさんから 多くの質問やご意見をいただきとてもありがたく思っています。 私から報告した話がごみの話が中心だったということもあって、 少しややこしい話になってしまった気もしていますが、 多くの方にはご理解いただけたのではないかと勝手に思っています。 いじめ問題に関する宿題をいただきましたので、それは次回の報告会にて 調査結果など、ご報告をさせていただきます。 今後は、場所を変えて、曜日・時間帯を変えて、継続的に開催していきたいと 思っています。 この場所でやってほしい、こういう時間帯なら参加できるということが ありましたら、ぜひ教えてください。 報告会以外でも、個別に聞いてみたいことやご意見などありましたら、 ご連絡をお待ちしております。 090−2695−2880 かしわの
公共料金等審議会の委員を募集しています
公共料金等審議会の委員を募集しています
恵庭市では現在、公共料金等審議会(以下、「公共料金」)の委員を募集しています。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1431069832332/index.html こうした市が設置する審議会などは、市の方針を決める際に、広く市民の意見を聞くために設置しているものです。 ただ、実際には団体から選出される委員がほとんどで、数年ごとに変わってしまい、市から出される難解な数字や理屈の前に、そのまま了承してしまうということが通例です。 今回大きなテーマとしてはごみの値上げがあります。 昨年の「公共料金」ですでに一度提起されていたのですが、今年の秋までに結論を出す方針のようです。 まだ議事録は公開されていませんが、先月、5/27に開催された廃棄物減量等推進審議会でも、ごみ値上げが避けられないという市の方針が再度示されています。 今回の選挙で、私はこのごみの値上げ反対を大きなテーマのひとつとして掲げ、多くのみなさんからの負託をいただきました。 もちろん今回の議会の中でもしっかりと議論をしていきたいと思っていますが、議会の多数決の場面では非常に困難な状況が予想をされます。 ぜひ一人でも多くの方に、こうした現状を知っていただき、また審議会の委員としても参加をしていただき、市民がごみを減らしたのに、ごみが値上げになるという仕組みの問題点を、ともに改善していければと思います。 昨年の「公共料金」について書いたブログはこちらです。 https://kashiwano.info/article-2113.html
議会運営委員会
議会運営委員会
本会議開催の前には、議会運営委員会が開かれ、本会議の運営を事前に協議しています。 6/5に行われた議会運営委員会で、提案された議案の取り扱いが決定しました。 詳細はPDFの通りですが、議案第3号について、非常に問題が大きいと思っています。 議案として提案をされているのは、「恵庭市保育に関する条例の一部改正について」ということで、こすもす保育園の住所の移転に関する条例改正なのですが、旧園舎から再開発ビル内の新しい施設に移ったことに伴って、子どもたちの安全な送迎の体制が確保されていません。 議会が持つ議決権の意味を考えるならば、議決してから改善すればいいという話にはなりません。 にも関わらず、議会運営委員会では、そうした問題の本質に触れることなく、「即決」(初日にすぐ採決を行うこと)を決めました。 直前のご案内にはなってしまいましたが、お一人でも多くの方に本会議を傍聴いただき、みなさんが選んだ議員・議会がどのような判断をするのかをご確認いただければと思っております。 明日の本会議は10時から市役所3階の議場で行われます。
活動報告(5月下旬)
活動報告(5月下旬)
最近の活動状況です。 まとめてのご報告となりますことをご容赦ください。 <25日> 恵庭駅西側チラシ配布。 総合計画審議会、総合調整部会傍聴。 <26日> 恵庭駅東側チラシ配布。 北海道若手市議会議員の会研修(旭川) 〜記事掲載済み <27日> 北海道若手市議会議員の会研修(東川) 〜記事掲載済み 法務局、選挙供託返還の手続き(札幌)  <28日> 恵み野駅東口、チラシ配布。 町内会福祉部の「福祉のつどい」に防犯部が共催をして、防犯講話。 今年に入り激増している振込め詐欺の最新の手口などについて、DVDを見たのち、千歳警察署生活安全課の方から恵庭・千歳で発生した状況の解説をいただきました。 <29日> 島松駅、チラシ配布。 (1)市営住宅運営委員会を傍聴。 6月の市営住宅募集状況のほか、 昨年度の市営住宅使用料の収納状況、 旭団地5号棟の改修事業、 単身用住宅に居住している複数人数世帯の入居替 などが議題でした。 http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1432626610073/index.html (資料は記事の一番下につけます) (2)第2回定例議会に提案予定の議案の説明 あとで別項で書きます。 (3)新人議員説明 わずか1時間半ほどで3つの常任委員会の所管事務について、駆け足で説明。 説明も十分にできず、質疑の時間もないというのでは、非常に形式的です。 新たに議員に当選した人たちが早く戦力となることを求めるのであれば、もう少し時間をとって丁寧にやる必要があると思います。 まあ行政に求めることではないので、議会として、そのような認識を共有できればいいのですが。 <30日> (1)恵明中学校体育祭 ひさしぶりに訪れた母校の体育祭。生徒数の増加に伴う増築校舎を初めてじっくりみました。中学校の同級生にも会いましたが、20年前と種目なども少し変わっていました。(大縄跳びとか) (2)北部方面後方支援隊 創隊15周年記念式典 道内各地に展開する兵站部隊ということで、これまでも有珠山噴火の災害派遣や東北の支援、国際協力への派遣などに携わっています。 http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/naloghp/index.htm (3)グリーンシード21 総会、研究会 道内市町村議員を中心にした勉強会で、以前から面識のある方も多く所属をしています。 他市町村の事例をさらにじっくり勉強するために、今回入会することにしました。 http://greenseed21.jimdo.com -- (資料) 市営住宅運営委員会資料
産業用大麻の可能性と取り組み
産業用大麻の可能性と取り組み
5/27 続いて若市議研修その2です。 東川町で始まっている産業用大麻の試験栽培の取り組みについて研修させていただきました。 以前から報道などで見ていて、非常に興味を持っていたのですが、一般社団法人北海道産業用大麻協会代表理事の菊地さんから法律的なことから海外の事例まで、農業者の立場で実際に栽培をされている松家さんからは現地で、昨年の栽培の状況などを伺いました。 基本的なところとしては、大麻(麻、ヘンプ)とは、アサ科の一年生草本、中央アジアが原産です。 縄文式土器の縄は麻だったという説もあるそうで、日本全国で、非常に重要な繊維作物として扱われてきました。 心配される精神作用ですが、マリファナとして使用されるものは通常薬理成分(THC)が少なくても1%以上であるのに対し、産業用麻と呼ばれるものは、薬理成分が、0.3%未満のものであり、精神作用はないとのことです。 農作物としての特徴としては、 ・成長が極めて早く、雑草との競合に強いということ ・CO2の吸収量が多く、炭素固定量が大きいということ ・熱帯から寒帯まで適応するので、地域を選ばないということ などがあげられ、 用途としては伝統的な綱や織物、火薬などの他、ヨーロッパでは、建材、バイオマス作物などとしての活用も進んできているようです。 ただ、日本では大麻取締法があり、種類を問わず大麻の栽培は免許制が取られていることと、低THC品種の種子が限られていることなどから、その普及にはまだ障害が多かったというところでした。 どうしても大麻というと、薬物というイメージが強く、薬理成分が低い(全くない品種も!)産業用という理解が広がるには時間もかかることだと思いますが、加工や製品開発などの波及効果や、農業の輪作体系、エネルギー利用の観点からも、道央圏での可能性についても探っていきたいと思います。
殺処分ゼロに向けた動物愛護センター「あにまーる」の取り組み
殺処分ゼロに向けた動物愛護センター「あにまーる」の取り組み
  5/26 以前から参加している超党派の会、「北海道若手市議会議員の会」の研修に参加をしてきました。 必ずしも自分の得意な分野だけでないことを学ぶことができること、 それを他のまちの議員とともに学ぶことは非常に有益な機会だと考えています。 研修の1つ目は、殺処分ゼロに向けた旭川市動物愛護センター「あにまーる」の取り組みということで、旭川市保健所衛生検査課の水上課長からお話を伺いました。 中核市である旭川市は保健所を持っていますが、恵庭の場合は千歳保健所の管轄ですので、犬や猫の保護に関することは千歳保健所が担うことになります。 旭川の場合、平成12年の中核市移行を機に、新しい施設建設に向けた調査などを進めてきたようですが、紆余曲折を経て、市内の中心部である市役所に隣接した場所が選定され現在に至っています。 交通アクセスがよく、市民が来やすい場所であるということは、譲渡を進めるためには大きな要素のひとつです。 旧来のイメージでは、臭いや鳴き声などの問題があり、なかなか市街地に立地する施設ではなかったようですが、殺処分ではなく、譲渡を進めるためにも、長くペットを飼うための啓発を広く行うためにも、こうした考えの転換が大きく作用しています。 それ以外にも、殺処分される猫を減らすために、「地域猫」という取り組みもされています。 飼い主のいない猫を、地域と一定の連携を図りながら、不妊去勢手術などを行い、将来の飼い主がいない猫を減らそうという取り組みです。 これまでであれば、市民からの苦情→捕獲・殺処分というケースが一般的だったのかもしれませんが、住民合意を作りながら、課題を解決していくという考え方の転換は、これまでのやり方では行政が手を出せなかったような、他の領域でも求められていることなんだと思います。 ただ、こうした分野の活動は行政だけの取り組みで十分なわけではなく、長沼にあるNPO法人の「しっぽの会」や数多くのボランティアの協力によって、支えられているようです。 情報発信などはむしろ行政よりもNPOなどのほうが進んでいるように見えますし、まさにこれからの地域課題の解決はこうなのだというものを見せていただいた気がします。
現場みらい塾に参加しています
現場みらい塾に参加しています
昨日、今日と「現場みらい塾」という研修に参加をしています。 この研修、構想日本とPHP総研という2つの政策シンクタンクが共同で開催をしているもので、市議としての活動を再開するにあたり、あらためて「感覚」を取り戻すための入り口として勉強をしにきました。 構想日本の政策提言などは以前から勉強させてもらっているのですが、 みなさんにとって最もわかりやすいものといえば、「事業仕分け」でしょうか。 もともとは有志の自治体職員による取り組みであったと伺っています。 それが構想日本のもと、ひとつの仕組みとして整い、自治体や国でも実施をされるようになりました。 恵庭市でも6年前に実施をしましたが、その後、恵庭市の行政評価としては形を変えていったようです。 国で実施されたことにより、そのイメージはみなさんがお持ちだと思いますが、本質的な部分からは少しずれたイメージが一人歩きしているような気もします。 その本質の部分をあらためて学び直すこと、それともうひとつは、構想日本の伊藤さんにお会いしてみたいということもちょっとありました。 他の自治体の職員の方たちをお話をさせていただくことから、気づくきっかけをいただくこともあります。 私にとっての現場は、市民1人1人と向き合うこと。ただ行政に対する要望を聞くということを超えて、一緒にまちの未来を考えるためには自分の中の芯も磨いていかなくてはいけないと思っています。 いただいた4年という任期を無駄にすることなく、学びと実現にまい進していきたいと思います。 現場みらい塾
こすもす保育園、新園舎開園
こすもす保育園、新園舎開園
5月7日から、こすもす保育園は恵庭駅前の再開発ビル内に移転をしており、本日新園舎の開園式が行われました。 3月の移転説明会のときから指摘をしていることですが、この新しい保育園には送迎用の駐車場がないということになっており、多くの保護者の方が困っています。旧園舎取り壊しまでの間は、旧園舎の前の駐車スペースを使えるということにはなっていますが、来年度以降、取り壊しが始まれば使えなくなりますし、まだ歩けない小さい子や、2人以上の子どもを連れてだと、道路を渡って、この距離を歩くこともなかなか大変です。 また、再開発ビルの1階部分には共用の駐車場があり、30分以内の駐車であれば料金はかかりませんが、これについて、子育て支援課(旧保育課)から公式に利用可能というアナウンスをする予定はないそうです。 保護者の責任において、利用することを妨げるものではないということで、かみ砕いていえば、「停めるのは勝手」ということのようです。 任期が始まって、すぐにこの経緯を調べているところですが、3月の説明会で聞いた、駐車場がない保育園という話がいつの時点で出てきたものなのかは確認ができていません。 父母会、保護者の方からもお話を聞きながら、送迎に欠かすことのできない駐車場を確保できるよう、しっかりと求めていきたいと思います。 ○これまでの経緯(現段階で確認できているところまで) 2012年(平成24年)4月25日 厚生消防常任委員会で「こすもす保育園」の移転先として、JR恵庭駅周辺再開発ビル1階に全機能(定員90名、園庭)を移設することを報告。 2012年(平成24年)6月 第2回定例会、原田市長の行政報告で再開発ビルに保育園の全機能を移転する旨の報告。この際、駐車場や安全性の確保、日照の確保などについて再開発事業者や保護者などと十分調整を図ることを約束。 2012年(平成24年)6月19日、厚生消防常任委員会で8台程度の駐車スペースが確保される旨の説明。 2012年(平成24年)8月、「恵庭市立こすもす保育園民営化に係る事業者選定委員会」を設置。 2012年(平成24年)8月、保護者会代表者(3名)、保育士なども入った「調整会議」での協議開始。 2013年(平成25年)2月14日 民営化(保育運営業務委託)法人がリズム学園に決定 2014年(平成26年)4月1日 リズム学園への委託による運営開始 2015年(平成27年)2月ころ 園舎の外観が見え、駐車場がないことを保護者がリズム学園に確認。駐車場はないという回答。 2015年(平成27年)3月1日 こすもす保育園 園だよりで「保護者駐車場がないため送迎方法や保育懇談会、写真販売が見直される」という記述がある 2015年3月15日 新園舎移転および保育説明会において、駐車場がないことに対して「保護者の意見も交えて決定した」旨の説明