雑感 thoughts

参院選公示
参院選公示
昨日で恵庭市議会は閉会しました。 これについての記事は後日として、明日参議院選挙が公示になります。 私は、徳永エリさんを応援しています。 これまで街頭などいくつかの場面で、活動をご一緒させていただきました。 飲食店経営の仕事を通じての実感、一人で子育てをしてきた苦労、 30年に及ぶリポーターの経験を通じての伝える技術と、それだけでは 動かすことできなかった社会。 今後は政治を通じて、普通の市民の目線でそれを変えていきたいと訴えています。 テレビに出ていた方と聞いて、最初はさぞ華やかで、遠い存在の方なのかと 思っていました。 でも実際はそうではなくて、 一人息子を心から愛している一人のお母さんであり、 がんと闘う家族を持つ一人の女性であり、 不安定な雇用環境の中で働く一人の労働者でした。 こういう人に国会議員として、私たちの声を届けてもらいたいと、強く思います。 地方が、自治を進めるためには、もちろん自分たち自身が考え、行動する ことが必要です。 しかし、それだけでは十分ではなく、国が地方の自治を阻害しないような 地域主権の枠組みを整える必要があります。 地方議員だけでも理想の自治が作れるわけではありません。 そして、国会議員だけで、国民の暮らしを豊かにできるわけではありません。 徳永エリさんとともに、 努力が報われる社会を、実現して行きたいと思います。
自転車道をつくる
自転車道をつくる
一昨日の都市計画審議会に続き、 昨日は、札幌恵庭自転車道線の恵庭延伸ルートを検討する委員会が ありました。 都市計画もそうですが、こうしたハードの整備はまちの姿を大きく 変える可能性があることで、特に市民の意見がしっかり反映されることが 必要です。 多様な意見がでていましたが、特に、1人の委員の方から出た、 「将来の負担になるのであれば、つくらないという選択肢はないのか」と いう意見は、強く印象に残りました。 たしかに、自転車道がつながって、札幌から恵庭まで自転車で来ることが できるようになることはすばらしいことです。 そして、こうした道の事業や、国の事業に対して、自治体はまるでどこかから お金が降ってきたかのように、飛びついていたというのが、これまでの姿 だったと思います。 しかし、これからはそれだけでは済みません。 今検討されている一括交付金が実現をしていけば、自分たちの裁量の中で、 その優先順位を決めていかなければならなくなります。 すべて恵庭市の税金で実施するとしたときにも、こんな簡単に事業を 始められるものかのか。そんな問いであったと思います。 もちろん、この事業の必要性を低く考えるわけではありませんし、 札幌や北広島から来る人たちだけではなく、市内の交通インフラとしても 十分に機能を果たすものであると思います。 ただ、そうだとすれば、現在の市内交通システムと合わせて検討する 必要があるわけです。 担当の方に聞いたところ、市民交通課が検討に入ることは想定していないとのこと。 自転車道が恵庭駅まで開通した時に、これまでバスや徒歩で恵み野駅を 利用していた人が恵庭駅にシフトしてくるかもしれません。 そうなれば、ますます恵庭駅の駐輪場は不足して来ますし、自転車道に 近いところでは、相対的に、エコバス路線の重要性は下がるかもしれません。 その分、ほかの地域にエコバスを手厚くすることもひとつでしょう。 そうした市民にとってのメリットを大きく考えるからこそ、この厳しい財政 事情の中でも、自転車道整備に、合理性を見いだすことができるのでは ないでしょうか。 多くのことを考えられる、興味深い委員会でした。 今後も自転車愛好家のひとりとして、注視していきたいと思います。
15兆の補正予算の中身
15兆の補正予算の中身
ゴールデンウィーク中に、衆議院議員の泉ケンタさんの国会報告会に 行ってきました。 参考になるお話はいくつもありましたが、やはり国会でどういう審議が行なわれて いるのかは、なかなか伝わってきません。 今回の補正の中で、電子黒板というものを全学校に1台導入するというメニューも あるそうです。 この電子黒板、イギリスでは全ての学校に導入されているとのお話でしたが、 今回は1台あたり70万円もの予算づけがなされているそうです。 実際には1台7〜20万円程度で済むとのことですが、その差額はどこに行ってしまう のでしょうか。 また、電子黒板を使うことになる学校現場では、本当にそれを欲しているのでしょうか。 それ自体は、可能性のあるよいものだとしても、それを国が全国一律で導入すべき 性質のものなのか疑問です。 とりあえずバラマキで導入はしたものの、数年後にホコリをかぶって使われなくなる。 そんな事態は避けていただきたいものです。
JANJAN休刊
JANJAN休刊
インターネット新聞『JANJAN』の休刊に伴って、 『ザ・選挙~JANJAN全国政治家データベース』も閲覧ができなくなるそうです。 http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/1003/1002260340/1.php 選挙に際して、立候補者を一覧で見ることができるポータルとしての役割と、 政治家のデータベースとしての役割はとても大きかったと思います。 yahoo!みんなの政治などもポータルとしては、さまざまな工夫をされていると 思うのですが、地方議会まで情報が含まれておらず、補完できるものでは ありません。 ザ・選挙と同じものでなくても、議員の任期中の活動などがチェックでき、 投票への判断材料となる客観的な情報の必要性はとても高いと思います。 議員自らが更新できるというメリットは、逆に情報発信に積極的でない議員が 多いことによって、失われてしまいました。 共通の情報をもう少し増やすことと同時に、パソコンが使えなくても、 日常的に更新できる枠組みの整備が必要ということでしょうか。 せめて北海道だけでも、こうした動きを作って行くことが、見える北海道への 道筋だと考えています。 -- バックアップを取り忘れたと思って、確認してみたら、 当面、継続されることが決定したようです。 http://www.janjannews.jp/archives/2972086.html ひとまずよかった。 (2010年4月2日、追記)
北見の市庁舎問題
北見の市庁舎問題
北見のネタを引っぱります。 今回の選挙でひとつの大きな争点と考えられるのは、市庁舎の移転問題。 ネットで検索しても、ほとんど市議が書いた記事が出てきません。 検索にひっかかったのも、今回は立候補していない、鳥越良孝さんのもの。 http://blog.goo.ne.jp/torikoshi_2007/e/da3253820bab8be5ecc8b4495c5f17ff 一方の意見しかないと、賛成した人たちの考えがよくわかりません。 しかし、賛成側は議会の2/3を占めているわけで、市民に説明をしなくても 数の力で通ってしまう、なんだか、どこかのまちと同じ構図か?とも 思えてしまいます。 しかも、賛成した議員24名のうち、9名は今回立候補していないとか。 その態度が民意に基づいていないということをわかった上での行動だった ということでしょうか。 もちろんそれぞれの候補が、自分たちの支持者に向けてはお話されているのだと 思いますが、広く、一般に対して考えを主張し、それに基づいて選挙での選択が できることが理想だと思います。 名前だけの連呼よりも、よほどそのほうがよいと思うのですが。 財界さっぽろの記事で、小谷市長のインタビューがあるのですが、 旧端野町の庁舎も使うとか、お金の面では利点が大きいように思います。 http://www.zaikaisapporo.co.jp/kigyou/intervew/51.shtml いずれにしても、今回の選挙が、十分な情報に基づいて市民が判断できる 機会となることを願っています。
市役所でいらっしゃいませ
市役所でいらっしゃいませ
本日の恵庭市議会、予算特別委員会総括質問の中で、 職員の接遇改善に関して、一人の委員から、職員が市民に対して 「いらっしゃいませ」と言うべきだとの提案がありました。 私は、かつてサービス業で仕事をし、接客をしてきた中で 感じているのは、「いらっしゃいませ」を元気よく言うのはあくまで マニュアルであって、心を込めるということは、そこから踏み出す 一歩にあるのだということです。 その委員の方は、例え話として、20年前の郵便局と今の郵便局との 比較も例示され、組織は変わることができるというお話でした。 確かに「いらっしゃいませ」は誰にでもかけることができる便利な言葉です。 でも、それを使うことによって、逆に人と人との間に一定の距離を 取ってしまうようにも感じます。 コンビニが、一律で無機質なサービスになってしまった。 だからこそ、今コンビニなどでは、「いらっしゃいませ」だけでなく 「こんにちは」とあいさつをしたりするようになったのではないでしょうか。 みなさんは、市役所で「いらっしゃいませ」、どのようにお感じになりますか?
恵庭市長選、公開討論会
恵庭市長選、公開討論会
恵庭青年会議所主催の市長選立候補予定者、公開討論会に参加してきました。 これまで新聞報道で、マニフェストの策定状況や、各団体からの質問への回答など 見てきましたが、やはり候補予定者自身の言葉が、その思いを一番伝えてくれると思います。 全体としては、 「与党慣れ」と「答弁慣れ」という印象を持ちました。 原田さんは、道議会での与党議員として、現状を踏まえての話が得意。 中島さんは、議会での厳しい質問への答弁でもまれ、質問を自分のしたい話に 持っていくのが得意。 それぞれの持ち味だと思います。 市の現状という点では、当然現職の中島さんのほうが個別の話はわかっていると 思うのですが、商店街の活性化のこと、農業のことなど、これまでの4年間で なぜできなかったのか、などはあえて触れていないようにも感じました。 原田さんは、何度かマニフェストのお話をされていましたが、支援者の方たちで 作ったものが、まだ自分のものとして、消化しきれていない印象を持ちました。 なんとしても、という強い意気込みはあまりないようにも思います。 職員がのびのびと働けるようにということはかなり強調しており、議会との関係や 行政運営は今よりも円滑になるような気がします。 残念だったのは、「相手に聞きたいこと」が出なかったことです。 宮脇先生は大変的確に双方に質問をしてくださっていたと思うのですが、 せっかくの「討論会」なのですから、政策の整合性や明確でない部分など、 本人から相手に聞くべきことがあったのではないかと思います。 みなさんはどうご覧になったでしょうか。 いずれにしても、大変参考になる討論会で、企画していただいた青年会議所の みなさんに感謝いたします。 告示も間もなくで、非常に難しい判断になるわけですが、この討論会と、各団体への 質問の回答、告示後の演説などを参考に最終的な判断を行いたいと思います。
決戦前夜!
決戦前夜!
今起きている諸問題、雇用環境の悪化、医療の崩壊、社会保障への 不安などは、最近始まったことではありません。 4年前の選挙でもありません。 長く続いてきた体制の中で、大きく変わることなく、緩やかに流れてきた ものが、この4年間の迷走によって、加速しただけのことです。 私たちには、この流れを断ち切ることができます。 1人1人が持つ力を信じ、託すことで、確実に変化を起こすことが できるのです。 私は小林ちよみさんに、思いを託したい。 ぜひ、各党のマニフェストをご覧いただき、日本の将来を 選択されますことを。
滝久美子さん事務所開き
滝久美子さん事務所開き
先月、北広島で、政治活動をしていこうと決意された 滝久美子さんの事務所開きにお邪魔をしてきました。 5月には千歳で同世代の議員も生まれました。 市民の多様な意見が反映されるためには、合議制である議会の 中にも世代や性別、職業などの多様性も必要だと思います。 多くの自治体議会では、経験抱負な方たちの比率が高く、 仕事をしたり、子育てをしたりという世代の感覚とは 少し離れてしまうことがあると思います。 特に最近の政治の迷走には、あまりにも生活感覚のずれた政治家や 官僚による政策決定が強く影響しているように感じてしまいます。 滝久美子さんが北広島に新風を吹き込み、環境・教育という これまでも取り組まれてきた分野で活躍されることを、隣町からも 願っています。
成人の日に思う
成人の日に思う
成人の日からずいぶんと経ってしまいましたが。 -- 私が成人の日を迎えてから10年が経ちました。 20歳になったあのころ、今と同じように景気は悪く、年金も大きな問題になっていました。 年金には加入しなくてはいけない。でももらえるかは不透明。 税金を納めなくてはいけない。(消費税・所得税はそれ以前から納めていますが)しかし就職先は非常に限られている。 なぜこんな状態になってしまっているのか。強い憤りを感じたことを覚えています。 それから10年が経ち、 この間何度も選挙権を行使する機会はありました。 しかし、残念ながらこの10年間の中で、その状況を大きくは変えることはできませんでした。 同級生たちと話をしていても、不景気や年金に不満を抱きつつ、それをどこか受け入れてしまっている部分があったように思います。 そして2009年。 今、成人を迎えた人たちの不安・不満は当時と比べても一層大きくなっています。 今こそ、絶対にこの状況を変えなくてはなりません。 誰かが変えてくれるのではなく、私たち1人1人の力で。