議会報告 report

2016/10/01

条例をつくる・その2(スキー場のリフト料金)

もうひとつ気になっている条例案は、スキー場のリフト料金に関するもの、体育施設条例です。

恵庭のスキー場って行ったことありますか?
恵庭市民スキー場
私も昨シーズンは子どもを連れて行きましたが、自分が滑りに行ったという記憶は随分遠いものになっています。

個人的な感想ですが、リフト料金って結構高いんですよね。
大人の料金はまだいいとしても、子どもの料金が結構高い。
料金の基本的な枠組みは平成8年から変えてなかったそうです。

もともと恵庭のスキー場は、民間企業がリフト設備を保有し、その企業が管理資格者を確保して、市から委託を受ける形になっていました。
リフト設備も老朽化してきて、修理・点検の費用もかさむようになり、急きょ年度途中に、恵庭市がその民間企業から無償譲渡を受けることになったとのことで、市の施設となることから、料金について条例で定めることとなりました。

それで、その料金が「これまで通りにします」、というもの。
それでいいんですか?

ちなみに現行の料金はこうなっています。
<大人>
1日券 2300円、4時間券 1800円、回数券(11回)1500円、1回券 150円、ナイター券 500円、団体1日券 500円
<小人>
1日券 1700円、4時間券 1400円、回数券(11回)1200円、1回券 120円、ナイター券 500円、団体1日券 250円
ちなみに小人は小学生のみです。

近隣市のスキー場リフト券をまとめたものがこちらのPDFで、ゲレンデの距離などを考慮しても割高に思います。
160914ski

たたき台として作った私の修正案も掲載してありますが、このようにしました。
ぜひ利用される市民の皆さんのご意見をいただけたらうれしいです。

【かしわの試案】
大人の変更はなし。
<小人>の対象に中学生を加える。
1日券 1700円→1200円、4時間券 1400円→1000円、回数券(11回)1200円→800円、1回券 120円→80円、ナイター券 500円、団体1日券 250円

なお、参考までに利用の実績は
H23年度 13,562人
H24年度 14,121人
H25年度 14,464人
H26年度 15,257人
H27年度 15,703人
と5年で1割程度増えています。

維持管理費は、H27年度決算で
市民スキー場維持管理費として 458万8171円(67日)
このほかにバスの委託費で 18万3384円かかっていました。

H28当初の予算では、委託料総額(スキー場、バス運行管理)で560万1000円となっていましたが、今回リフトが市の所有に移ることから、リフト収入の見込み465万円の収入と、もともと事業者の支出するはずであった修繕費など557万円が増え、スキー場関連経費の総額は650万円程度となります。

子どもの料金を引き下げることにより、収入見込みは減少することになりますが、そもそも子どもたちを中心にウィンタースポーツができる環境を整えるために市民スキー場を運営しているわけで、一定の引き下げを行ってでも、子どもの利用を増やすことは必要だと考えています。

事前に確認をしたところ、民間企業のこととして正確なものはいただけなかったのですが、
個人では、ざっくりと大人が700人(約110万円)、小人が450人(約60万円)、ナイターが650人(約30万円)で収入は200万円程度です。

皆様のコメントを受け付けております。

  1. […] 条例をつくる・その2(スキー場のリフト料金) […]

  2. 「恵庭スキー場 シーズン券」で検索したらこちらが出てきました。ここのスキー場滑ったことないけど、リフト1本で大人料金は妥当かな。こどもについては比較したことないし、子供がいないのでわかりません。

    それよりも?体育館が激高です。わたしは江別から2016年に引っ越して来たのですが、恵庭の体育館に行ったことありません。高くて行けません。千歳も同じぐらい高くてびっくり。江別・北広・苫小牧が割と安め、札幌がやや安めという感じですが、市民以外は高いとかあって、あとガソリン代足すと恵庭と変わらないということで筋トレ出来ない状態です。

    多分民間ジムもあるからなのかもしれないけど、なんとかならないのかな~。

  3. おっしゃっているのは、体育館のトレーニング室を含めた料金ということかと思います。
    恵庭市では平成21年に体育館の改修を行っていますが、そのときから、受益者負担の名の元に、大幅に料金を改定しました。その結果、現在の道内でもかなり高い水準の料金になっています。

    以前、道内35市の料金について調べたことがあり、トレーニング室の料金についても、利用しやすい料金にすべきだということは、昨年も今年も政策要望として、強く求めていますが、今のところ、実現には至っていません。

    市民が自ら健康増進を図ることについては、単なる受益者負担の考えだけではなく、政策的な観点からも重要であるということを訴えていきたいと思います。

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