議会報告 report

2017/10/11

平成28年度決算の総括

今回の定例会では、一般質問を行わず、会派を代表して決算委員会の総括質疑を行いました。
他のまちのやり方はわかりませんが、極力一般質問とは違う、決算全体に関わる事項の質疑となるよう努めましたが、いろいろと力不足な点があり、十分な質疑を行うことができませんでした。

事前確認は行うものの、答弁調整はしていないため、ある程度噛み合わないことは承知しているのですが、今回は配布資料への対応を含め、非常に不本意です。
今後は、一問一答制をあまり気にせずに、通告するようにしたほうが、言いたいことが言い切れるように思いますので、次回は改善します。

総括質疑の中で主張したかったことはいくつかあるのですが、主なものは以下の通りです。

・財政指標が好転している中で経常収支が改善しないのは、事業の見直しが不十分で、効果の乏しい事業が増えているのではないか
・借金のルールが緩められており、ルールの抜け穴を使って投資的な事業を増やすと、将来の財政運営が苦しくなるのではないか
・都合のいいときばかりのPPP(官民連携)推進ではなく、観光(花拠点、スキー場)など収益事業でこそPPPを活用すべき
・人口減少を見据え、ハコモノの削減目標だけでなく、インフラをこれ以上増やさない(現状維持)ことも目標として掲げるべき
・花の拠点施設の管理運営主体について、地元企業にこだわるよりも、地域経済の循環に資する提案を受け入れるべき

これらをまとめると、厳しい将来見通しの中で、財政規律を守っているとは決して言えないと私は考えていたのですが、議場で十分な答弁を引き出せなかった以上は、私の想像にとどまります。
その結果、会派内の意見は現状の容認が多数意見であり、本日行われた委員会採決では、すべての会計決算において、賛成となりました。

本来であれば、議案への賛否については、その理由を討論で述べるべきだと考えていますが、今回は非常に消極的な賛成であり、討論は行いません。

すべては自分の質疑が不十分であったことが原因であり、この点について、市民のみなさまにお詫びいたします。

○平成28年度決算書
http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1374483136300/index.html
○議会中継(平成29年第3回定例会)
http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1505362731484/index.html

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