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2019.12.25

通過型観光からの脱却を


一般質問3項目の2つ目は、花の拠点を中心とした観光行政について。

花の拠点事業は、前回の議会で議決され、ガーデン部分のほか、センターハウス(旧保健センター)の工事も進んでいます。
【追加議案】花の拠点センターハウス改修工事の契約(2019.10.22)

来年のオープンに向け、着々と準備は進んでいるわけですが、それに伴う運営経費がいくらかかるのかは、いまだに議会でも明らかになっていません。

この間、報告会で説明をするたびに、そのような事業が進んでいることを知らなかった、市としても市民向けに説明すべきではないか、そこに市民が関わる場が必要ではないか、などのご意見を頂いてきました。

私としても、これまでかしわのレポートで何度か話題にしてきているつもりではあったのですが、まだまだ伝える工夫が足りないのだと感じています。
それと同時に、やはり市としても、市民に対する説明だけでなく、市民の意見を反映させる場が必要だと思います。

道と川の駅を開業する前の平成14年(2002年)には、市は5回のワークショップを開催し、延べ192名の市民が参加をしています。
毎回参加をした人がいるとしても、40名近い市民の方が関わって、道と川の駅のあり方が議論されたということです。

それに対して、今回の花の拠点検討会には、一般の市民は、花の団体から3名が参加をしているだけです。
団体に関わっている方だけでなく、幅広い市民に対して、説明の場がこれまでもたれてこなかったことが、市民不在の事業であることを表しています。


事業に伴う収支については、2016年に、この事業が具体化したときには、11億2300万円かかるけれども、毎年約4億9000万円の経済効果が生まれるという説明を受けました。

160909 花の拠点整備に伴う経済効果予測(目標値)議員協議会資料

しかし、これだけ事業が具体的に進んでいく中で、入居する民間事業者が決まらないことから、未だに経済効果も、運営に要する経費も説明できないという事態に陥っています。
年が明けると予算の審議ですが、そのタイミングで突然数字を出されても、それを検証するにはあまりにも時間が足りません。
議論が深まらなくても、事業は進められるから、そうしたやり方でも問題がないのかもしれません。


最後に、通過型観光を脱却するための具体的な方法を提案しました。



北海道の観光入り込み客数調査によると、このようになっていて、宿泊者数は年々減少し、直近の平成30年は約4000人となっています(調査に対する恵庭市の集計、報告に誤りがあったそうで、正しい宿泊客は「4」です)。

宿泊施設の受け入れ能力は大きく変動がない中で、札幌や千歳にホテルが増加したこともあって、恵庭の宿泊客数は減少しています。
恵庭に目的を持って訪れた人たちに、積極的に泊まっていただける理由づけが必要です。

先日、静岡県の藤枝市を訪れた際に、観光関係の方とお話をしていて、藤枝市もめぼしい観光地がないというお話をされていました。恵庭よりも人口も多いということはあるにせよ、その中で多数のホテルを抱え、最近も新たにホテルができている理由を聞いたところ、ビジネス客や、スポーツの合宿などの理由を挙げられていました。

札幌市に近接し、交通の利便性の高さを考えると、まったく同じではないにせよ、泊まっていただくための後押しがもう一歩必要です。

そんな中で、恵庭に目的を持って訪れる理由のひとつとして、自治体議会などによる「行政視察」があげられます。
読書のまちづくりや、花のまちづくりなど、全国的にも有名な取り組みを目的に、毎年多くの自治体等からの来訪者を受け入れていますが、残念ながら、そのほとんどは、札幌や千歳に宿泊しています。

議会事務局にある資料を確認させてもらったところ、
平成30年の実績では、28団体から239名を受け入れしていますが、
この中で恵庭市内に宿泊をしていただいたことが明らかなのは、1団体10名の方だけでした(ちなみに藤枝市の方です)。


わずか200人かもしれませんが、全体でも4000人しかいない宿泊者数を考えると、実に5%に達します。
まずはこのような、恵庭に目的を持って訪れた人に、できるだけ泊まっていただくという地道な取り組みが、少しずつ観光消費額を増加させていくことにつながっていくのだと思います。
(宿泊者の消費額が圧倒的に高い)


その他、イベント民泊についても提案しましたが、市長からは「参考にします」という非常にシンプルなお返事をいただきました。きっと実現しますw

https://www.mlit.go.jp/kankocho/news06_000421.html
https://min-paku.biz/news/airbnb-report-event-minpaku-201906.html

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