議会報告 report

2022/03/28

市民プールを改修、でも一般開放はしません

初日(2月17日)の補正予算では、感染症予防対策事業費として、市内8小学校にある市民プールのうち、5つのプールで感染防止対策として換気扇の設置などを含めた改修を行う予算が提案されました。
これには、将来的な統廃合も想定しつつ、今後統廃合に向けた具体的な検討を行うことも含まれています。

2020年(令和2年)以降、2年間、小学校のプール授業を含めて、市民プールの利用は中止となってきたところであり、その再開に向けて対策を行うことは必要なことです。

しかし、その後の委員会(3/9,3/10)で示された資料では、「改修を行った市民プールについては、施設的には、一般開放ができる状態にはなりますが、今後の感染状況の見通しが不透明であることを踏まえ、R4年度の一般開放は見合わせることとします。」とされました。
No.14_市民プールの統廃合の検討及び次年度の水泳授業について

3/9の時点では、まだ「まん延防止等重点措置」の期間中ではありましたが、3月中には解除されるという見通しもあり、また3月以降、子どもたちのワクチン接種も行われていく中で、新年度を迎える前の時点で、一般開放の見合わせをあらかじめ決定することは理解ができません。

その後の質疑では、感染対策をとるための人員の確保が難しいという答弁がありました。
質疑の中でもお話しましたが、それならば、確保可能な人員の中で、対応可能な範囲の人数制限をすることや、5か所全てが難しいならば、開設場所を絞るということも検討の余地があると思います。

回答は恵庭南高のプールは開設をするから、そこを利用して欲しいということですが、南高のプールは開設が土、日、祝日のみで、水深が深く、利用は高校生以上に限られています。市民プールの一般開放は、小学生が放課後や夏休みに、自分で行けるということも、非常に重要な要素だと思います。

恵庭市教育大綱でも、重点施策に、体力・運動能力の向上と運動習慣の確立が掲げられています。
さまざまなスポーツを経験できる環境が必要ですが、特に、水泳については、プールという施設がないとできないものです。

3月時点では、実施しない考えでしたが、今からでも可能な限り、活用に向けた再検討を進めてほしいと思います。

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