活動報告 activity

2022/11/13

政策要望アンケートへの回答

政策要望アンケートへの回答です。
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221118_政策要望アンケートへの回答_最終


Q3 現在の恵庭で、お困りのことや改善してほしいことがありますか?具体的に記載をお願いします。

3-1 地域の事業者のデジタル化が進まないこと。コロナの影響での、突発的な休業等、事業所や店舗がやっているか、ホームページ、SNS等でわからない。

>今後自治体DXを進めていくためには、地域の市民や、事業者もデジタル化に対応していく必要があると思います。
ご指摘の通り、地域も一体となったデジタル化を進めるべく、要望書にも盛り込みました。今後もデジタル化の進展に向けた具体的な提案を重ねていきたいと思います。

3-2 黄金ふれあいセンターなどの公共施設に無料WiFiを設置してほしい。

>会派として、公共施設値のWifi設置を求めていきます。特に、イベントや学童クラブにおけるタブレット学習、高校生や大学生の自習の場として、多くの市民利用がある黄金ふれあいセンターについては、市民からWifi設置の要望の声は多いと認識しています。

3-3 最近(コロナのワクチン接種が始まってから)、帯状疱疹が発症したとの声を多く聞くようになりました。実際に80歳までに3人に一人が発症すると言われています。 私も体調がすぐれない時や疲れた時に再発しています。私の症状は軽症ですが、中には重症化して治療を受けている方が多いと思われます。そこで『ワクチン』があるのですが、基本的に自費であり健康保健の対象外です。費用は2回で数万円が必要なので、ワクチン接種をためらっている方がいます。自治体によっては補助金制度により市民のワクチン接種をしやすくしている所も一部にありますが恵庭市では、補助金制度がありません。 医師会等でもワクチン接種を薦めている報道がありますように、恵庭市でも希望者全員に対して補助を出す制度を作って欲しいと考えます。「一律給付制度」のバラマキより、必要としている市民への補助を制度化して欲しい。

> コロナ禍におけるストレス増加や、免疫力の低下から、特に高齢者の帯状疱疹が増えているという報告もあります。2016年に50歳以上の中高年者を対象に接種が推奨されるようになりました。ただ、定期接種には定められていないため、費用は自費になります。予防接種にかかる費用は医療機関によっても異なりますが、生ワクチンで8,000円、不活化ワクチンで22,000円(2回接種で44,000円)が相場です。メリットとして、ワクチンを接種することによって、発症リスクを下げ、万一発症しても重症化を避ける効果が期待できる一方で、任意接種であるため、自己負担が大きいことや、発熱や発疹、筋肉痛や頭痛といった副反応というデメリットも報告されています。ワクチン費用の一部助成をしている自治体としては、「名古屋市」「文京区」「刈谷市」「千葉県いすみ市」「埼玉県鴻巣市」「富山県上市町」などがあります。それら先行自治体も参考にしながら、もう少し会派として検討を重ねたいと思います。

3-4 道路が少し危ないところがある。

> 道路の危険箇所については、市でも定期的なパトロールを行い、改善に努めているところです。具体的にお知らせいただければ、現地を確認の上、対応を求めたいと思います。

3-5 水道料金が高すぎる。

> 水道については、平成24年に策定した恵庭市水道ビジョンに基づき、災害に備えた水源の2系統化(以前は漁川のみでしたが、現在は千歳川水系からも水の供給を受けています)や管路の耐震化などを進めてきました。将来にわたって、安定的な水の供給を行うためには、独立採算を基本とした水道料金収入による経営が重要だと考えています。
 日本水道協会の調べによると、全国の1321の水道事業体のうち、最も多い293事業体(22.2%)は家庭用20立方メートルあたり2,501〜3,000円(令和元年度)ですが、恵庭市は約3,900円であり、全国平均よりも高いと考えられます。
http://www.jwwa.or.jp/shiryou/water/water07.html
 また、都道府県別家事用平均料金(同じく日本水道協会調べ、令和2年4月1日)によると、北海道の20立方メートルの料金(口径13mm)は青森県についで2番目に高い4,380円となっています。これは人口密度や、管路の延長などが影響しているものではないかと思います。
 水道ビジョンを策定した平成24年時点での北海道内の市の平均は、月/15立方メートルあたり2,780円となっており、恵庭市の2,818円とほぼ同水準となっていました。その後、他市も含めて料金改定などもあり、先ほどの都道府県別家事用平均料金では、北海道の15立法メートルの平均料金は3,283円となり、恵庭市は2,949円です。現在では、恵庭市の料金は北海道の平均よりも低くなっています。
 なお、千歳市水道局が令和4年9月30日時点の料金で試算した結果によると、恵庭市の水道、下水道を合わせた料金は、道内で9番目とされています(20立法メートルの場合)。
 持続可能な水道事業の運営のためには、計画的な更新や災害への備えが必要であり、今後も極力経費を抑え、効率的な経営となるよう、確認をしていきたいと思います。

(参考)千歳市水道局 令和6年4月予定の水道料金改定の見直しについて
https://www.city.chitose.lg.jp/kana/docs/27486.html

3-6 恵庭市1番の繁華街、栄恵町の道路が、ガタガタ過ぎて、危険ですが、私道らしくて、なかなか修繕されない

> 栄恵町の「市道」については、周辺の水道分流化工事の完了後に、整備を進める検討がされており、近い将来改善が図られる予定です。一方、「私道」の舗装については、私有財産であることから、市では行っていませんが、市道認定指針の要件に合うものについては、市に寄付をしていただくことで市道として認定することが可能です。
 なお、一部の私道については、水道管の敷設工事の計画があり、その際には、路面復旧工事によって、改善が図られる可能性があるようです。

<市道認定指針>
https://www1.g-reiki.net/eniwa/reiki_honbun/a032RG00000605.html

3-7 野鳩が、数十羽の糞被害で、実際に糞による健康被害の疑いがある方も出ているが、行政に連絡しても、鳩がとまらないように、物件の持ち主に連絡お願いするだけで、駆除等の根本的な対応が無いので困っている。

> 野鳩の糞については、市役所で把握している場所もあるようですが、具体的な健康被害などについては把握をしていないようです。鳥獣保護法などもあり、一斉の駆除ということは難しいようですが、具体的な場所や、健康被害の状況などがわかれば、個別的、具体的な対応の余地があると思いますので、ぜひお知らせください。

3-8 コロナ規制緩和されても、感染者数の上昇と大人数での宴会の自粛、更に円安で物価高騰、パートアルバイト等の賃金値上げ(北海道が高過ぎる) 光熱費の高騰と国も日銀も、注視して見守るというだけで、何もしない。どうか、市議会の皆さんからも、道や国に、できるだけ伝えて下さい。

> コロナの影響や物価高騰、賃上げなどに関しては、(私たちを含め)一部の議員からの提案などを行っていますが、視点や見解には議会内でも相違があることから、ぜひ詳しいお話をお聞かせいただけますと幸いです。

3-9 ごみ(特に不燃ごみ)のゴミ袋が高い。

> 恵庭市では、令和2年からの新しい焼却施設の稼働に向けて、平成30年に、家庭ごみ袋と事業系ごみの料金改定を行いました。その際にも議会では意見が分かれ、私たち(当時は柏野のみ)は家庭ごみの値上げについても反対しましたが、議会の多数が賛成したことにより、ごみ袋が値上げとなりました。
 焼却施設の稼働によって、燃えるごみと燃えないごみが分かれ、処理経費が以前と比べると大きく増加していますが、現在のごみ手数料算定のやり方では、ごみの量が減れば減るほど、料金があがる仕組みになっており、市民がごみを減量した結果として、さらに料金が上がっています。
 これでは市民のごみ減量の努力が反映されず、そもそも減量のためのごみの有料化であったことと矛盾しています。その当時からもこうした仕組み自体を見直すべきということは指摘しており、今年度のごみ料金の検討の中でも、市民の負担増とならないような算定方式への変更を提案していきたいと思います。

3-10 再来年から子どもが学童に通うが、学童の預かる時間が保育園より短いのはおかしいと思う、保育園と同じにしてほしい。

> 市による学童クラブ利用者アンケートからも、預かり時間の延長ニーズがあると認識しています。引き続き、時間延長や長期休みのみの期間利用などを求めていきます。

3-11 有資格者による病児保育がないことに困っている。

> 「病児・病気回復期の預かり」については、ファミリーサポートセンター事業として、NPO法人に委託して行っています。 この事業は、地域において育児の手助けをしたい方(協力会員)と、育児の手助けが必要な方(依頼会員)が会員となり、安心して子育てができる環境づくりを目的としていています。そのため、協力会員として看護師などの有資格者はいませんが、研修などで病児保育に対応できるような体制を整えています。現在は、市は看護師が必要であるという市民ニーズを把握していないため、看護師確保できる予算がついていませんが、有資格者が必要である理由については、個別にご相談いただければと思います。

3-12 全ての子育て支援事業に所得制限を設けないでほしい、少子化促進したいのかとすら思う。

> 子どもたちの育ちを支える観点から、子育て支援策については、所得制限を極力廃止するよう、会派として政策要望に盛り込んでいます。

3-13 感染対策です。マスク、ワクチン、消毒、ソーシャルディスタンス、意味ありますか?どうして感染者が増え続けているのですか?それらをしない人がいるからですか?こんなに99.9パーセントの人がマスクしているのに。必要があるのかどうか見つめ直し、感染対策で失われることに目を向けてください。

> ウイズコロナの知見と経験の積み重ねの中で、感染対策として見直された部分もあります。例えば、マスク着用については、新型コロナの感染経路はエアロゾル感染だという観点から、一定の距離の確保、屋外、会話をしないなどの条件で、着用しなくても良いという見解が厚労省から出されています。会派としても、学校での子どものマスク着用については、子どもの健康優先であるべきだと求めてきました。なぜそのような感染対策が必要なのかという、科学的・客観的な根拠に基づいた正しい感染対策を、今後も会派として求めていきます。

3-14 産婦人科がないために交通費支給とありましたが、30代を過ぎた人は千歳では受け入れ拒否(高齢のリスクのある人は受け入れない)となり、 結局は札幌の産婦人科に通うしかありません。もう少し、補助をしてもらえないだろうか?

> 令和4年4月から、恵庭市の妊産婦健康診査受診票を使用した回数並びに出産時分(妊婦健診14回、産婦健診2回、出産時1回を上限とする)、1回1,000円の交通費助成を開始しましたが、高齢出産や基礎疾患などの理由から、市外への通院の場合は、その金額では不足する場合もあります。会派として助成額の引き上げを要請していきます。

3-15 公園のないまち
新しく住宅街を作り続けていますが、埋蔵物に蓋をするだけの緑地しか作っておらず、しかも誰も管理することもなく空き地の雑草林の状態が散見されます。これが震災で一時集合場所に指定しているのであれば問題ではないのでしょうか?

> 公園や緑地の整備については、長期的視点に立って将来確保すべき緑地の目標量や配置計画を立てています。
 民間による宅地開発については、一定の緑地の確保という制約しかないため、遊具などの整備がされていない空き地の場合もありますが、その後の整備については、市の管理になるため、地域住民のニーズを把握しながら対応するように市に求めていきます。
 また、新しく宅地開発される際、災害時の一時避難所としての公園については、従来の場所では遠い場合は、近隣の空き地などを一時避難所に指定するなどの見直しを、市に求めていきます。

<恵庭市緑の基本計画>
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/material/files/group/14/r4eniwashimidorinokihonnkeikaku.pdf

3-16 島松駅の西側に大規模な住宅街ができるなど、人口が増加していると思われますが、島松駅までのアクセスがあまり良くないです(一度歩道橋で駅東側に渡らないとJRに乗れない)。また、島松駅連絡橋を含めた西側(トライアルの裏あたり)が暗く不気味です。札幌や北広島の地価高騰で今後も恵庭市への人口流入も期待できることから、島松駅の整備(特に恵庭駅などのように歩道橋を兼ねた駅舎から直接ホームに行けるように。そして西側入口を駅として再整備)を要望します。

> 島松駅の橋上駅化については、平成23年から平成27年にかけて、協議がされ、2度の計画変更を経て、橋上駅化を断念した経緯があります。恵庭市としては橋上駅化を強く望んできましたが、JR北海道との協議が整わず、断念したものであり、現在、駅ホームなどのバリアフリー化を進めている中で、再度の計画変更は現実的ではないと考えております。
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/material/files/group/13/tashisetai_52677055.pdf

3-17 小学校と中学校の数が少なく、子供の登校に時間がかかってしまう事と、距離が長い為、事故や犯罪に巻き込まれないか不安。人口も増加傾向のため、小中学校を増やしてもらいたい。

> 恵庭市教育委員会では、平成24年に学校教育基本方針を定め、その中で、学校教育のあり方や学校教育環境の整備に関する基本方針を定めています。そこでは、小中学校の適正規模として、小学校で2〜4学級、中学校で2〜6学級とし、適正規模を上回る場合には、校舎の増改築や通学区域の変更等により、適切な教育環境の整備に努めることとしています。人口は増加していますが、現状では児童・生徒数については、大幅な増加を見込んでいないことから、小中学校の新設は難しいと考えています。
 現在、学校までの距離があり通学が困難な場合には、スクールバスなどで対応しています。また、通学路の安全確保については、恵庭市通学路交通安全プログラムを策定して、通学路の合同点検及び安全対策を実施しています。
 危険箇所などお気づきの点があれば、市教委もしくは私たちまでお知らせください。

<恵庭市学校教育基本方針>
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/kyouikuiinkaikyouikubu/kyoikusomuka/gakko_kyoiku/1_1/1322.html

<恵庭市通学路交通安全プログラム>
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/material/files/group/48/tsuugakup.pdf

3-18 小学校や中学校が遠い。

> 小学校が遠い場合は、恵庭市スクールバス運行規定に基づき、スクールバスなどで対応しています。規定では、通学距離が小学校は4km、中学校は6kmある場合にスクールバス利用できますが、2km以上の通学距離であれば、通学の安全確保の観点などから、教育長が認める場合があります。また学校の判断として自転車通学を許可することもあります。
いずれにしても、通学における安全確保が最優先だと考えます。居住する場所によっては、学校までかなりの距離がある場合もあると思いますが、スクールバスなどの活用とともに、市に通学路の危険箇所の把握と改善を求めていきます。

<恵庭市スクールバス運行規定>
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/material/files/group/46/unkoukitei.pdf

3-19 市外の保育士でも保育園の加点をつけてほしい。

> 市外の保育士でも、保育園の加点をつけることについては、保育士の復職を促進する観点から、恵庭市単独の取組ではなく、近隣市と連携をしながら取り組むように求めていきます。

3-20 島松の駅近の保育園を作ってほしい。島松にも小児科を作ってほしい。 島松を子育てしやすい環境にしてほしい。

> 以前、島松寿町に公立のなのはな保育所がありましたが、島松本町のかつら公園横の、当時学童クラブが開設されていた旧憩いの家を取り壊し、建て替えられました。その後民間委託を経て、民営(島松いちい保育園)となっています。島松地区でも宅地開発によって、子育て世帯が増えていますが、一方で子育て支援施設が少ないという認識を持っています。島松の地域住民からは、島松駅前に子育て支援施設も完備した複合施設の整備を求める要望も上がっています。市には、地域住民のニーズを把握するよう、求めていきます。
また、小児科がない島松から、子どもを連れて医療機関を受診することは負担が大きいことから、少ない負担でのタクシーなど、移動の負担軽減を行うよう求めていきます。

3-21 冬の除雪が全く入らず困っていた。

> 今年の冬の除雪は、過去にない降雪の状況があり、市内各所において、除排雪がおいつかない状況が生じていました。市では現在、大雪の検証を行うとともに、今後の体制強化についても検討を進めています。除雪の状況などに関する情報もこれまで以上に発信していくこととしていますが、もしご不明な点があれば、お問合せください。

3-22 公園の改善 スペースのある公園にバスケットゴールを設置して欲しい

> 以前から、公園へのバスケットゴール設置を求める市民の声があり、去年には漁川河川敷に設置されましたが、近隣住民から騒音の苦情が寄せられているようです。今後も、騒音対策に配慮しながら、バスケットゴールを設置するよう求めていきます。

3-23 直近の課題は、道道から新しく宅地開発された西島松団地を結ぶ、約50m強の未舗装道路の問題です。道幅は6mあるため、未舗装にかかわらずスピードを出す車があること。スピードを出す車や、大型車が通ると土埃がすごく、窓を開けらない状況や 洗車した車り、数時間で土まみれになります。 西島松団地ができたことにより、北広島市方面や島松駅への近道のため、台数が増え 以前よりひどい状況となりました。防風林を抜ける新たな道路が整備されましたが、道道に接続されておらず 大型車はほとんどが道道から入ってきます。早急な、舗装化の対応を要望しています。

> 市全体では、令和3年度末時点で、10.2kmの未舗装道路があり、令和4年度予算で1.1kmの整備を予定するなど、地区ごとの整備率を勘案しながら、計画的な整備を進めています。
 ご指摘の地区に関しては、雨水管が未整備となっていることから、まずは雨水管を整備したのち、道路の舗装を進めていくことになります。整備を進めていく計画ではあるものの、年度については、まだ未確定となっています。舗装されるまでの間については、少しでも土埃が抑えられるような対策についても求めていきたいと思います。

Q4 現在の恵庭市の政策について、要望事項があれば、お聞かせください。

4-1 外部人材の登用(デジタル、法務人材、職員採用、副市長等)を進めてほしい。また、若くして恵庭市職員を退職した人の復職制度創設、省庁派遣や民間交流など積極的に行ってほしい。

> デジタル、法務などの分野については、特に専門性が高く、外部人材を活用することが非常に有効と考えております。また復職支援制度や職員の研修体制についても効果が大きいものだと思いますので、政策要望に盛り込み、推進を提案していきたいと思います。

4-2 はなふるの冬季活用を検討してほしい。

> 花の拠点はなふるの収支改善は以前から強く求めているところであり、冬季間の活用は収支改善のためにも不可欠の取り組みであることから、私たちとしても強く求めていきたいと思います。
 なお、令和4年度予算についても、冬季活用に関する委託事業の予算が計上されており、次年度以降も取り組みは行われるものと考えておりますが、単発のイベントにとどまることなく、来場者の増加や収支の改善につながるよう、しっかりと検証していきたいと思います。

4-3 議会全般に対して「情報公開」を要望します。 密室の中での協議(誰が、どのような発言・提案をしたのか不明)では市民の議会に対する関心を高めることはできません。

> これまでも会派としては、原則すべての会議を公開とすることや、委員会などインターネット中継の拡大、委員会など議事録のネット公開など、議会の情報公開の推進を強く求めてきました。今後も具体的な提案を重ねていきます。

4-4 エコバスの魅力が薄い。

> エコバスの運行改編は平成31年に実施され、おおむね5年後の見直しを検討しています。重要な市民の足であるエコバスについては、バスルートやバス停の場所選定など、多くの要望をいただいています。どのような形になれば魅力のある交通手段となるのか、会派として市民との意見交換の場や勉強会を来年の2月頃に開催したいと考えています。

4-5 プログラミングの授業は小学校からやって欲しい。

> 小学校におけるプログラミング教育は、2020年、学習指導要領の中で必修化されました。学習指導要領とは、全国津々浦々の子どもたちが、一定の水準の教育を受けられるようにするために、文部科学省が定めている基準です。学習指導要領では、「プログラミング」が教科化されるのではなく、算数・理科・総合的な学習などの時間を使って「情報活用能力」を育成していく方針です。小学校のプログラミング教育として学ぶことは、コンピュータへの文字入力などの基本的な操作の習得と、プログラミングを体験して論理的思考力を身に付けることの2点です。恵庭市でも、2020年の必修化に向けて、2019年に教職員の研修や担当教員による会議を実施するなどして、準備を進め、学習の重要な基盤となる論理的思考を養うためのプログラミング教育を推進しています。児童全員へ配備されたタブレットを有効活用した教育活動を、会派として求めていきたいと考えています。
詳しくは、文科省から出されている「小学校プログラミング教育の手引」を参照ください。

<小学校プログラミング教育の手引>
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1403162.htm

4-6 恵庭市民プール作るべきでは?

> 既存の市民プールは、市内小学校8校に併設されています。令和2年、3年の2年間、感染症対策を講じることが出来ないという理由から閉鎖されましたが、令和4年においては、換気等の感染対策を講じた5か所では、学校の水泳授業が再開されました。3か所(松恵小、柏小、恵み野小)については、閉鎖の方向で検討が進んでいます。市は、市民のプール利用については、恵庭南高校のプールと感染対策を講じた5か所の市民プール活用とともに、千歳市民プールを恵庭市民でも利用しやすくするなどを検討しています。市民温水プールへの市民要望があるところですが、既存の一部プールの閉鎖が検討されていることを踏まえると、私たち会派としては、子どもたちが利用しやすい環境を整えることが重要だと考えています。簡易温水である南高プールを現在の高校以上の利用にとどまらず、子どもも利用できるように対策するよう求めています。

4-7 ボールパークの近くにある恵庭市が、もっと発展してもいいのでは? 札幌のホワイトイルミネーションみたいに、恵庭イルミネーションを、島松、恵み野、恵庭市街など多くして欲しい。

> 札幌のホワイトイルミネーションは、約40年前に、通年観光を目指して冬の新しい観光イベントとしてはじまったようです。
 恵庭においては、現在花の拠点はなふるの冬の集客が課題となっていることから、冬のはなふるの魅力のひとつとして提案をしてみたいと思います。

(参考資料)
https://white-illumination.jp/history/

4-8 いざりえをもっと発展して欲しい例えば、100円ショップ、服屋さん、ゲームセンターなどあったら嬉しい

> いざりえについては、民間事業による再開発事業として整備され、市はそのうち屋内駐輪場と賑わいの拠点としてのスペースについて市が関与しています。他の商業スペースや医療モール部分については、民間事業のため、市が直接店舗の誘致などを行うことはできませんが、賑わい拠点部分については、昨年度エニマルシェにリニューアルしたことによって、利用や地域産品の販売が伸びています。
 今後も、さらに賑わいが生まれるよう、提案を重ねていきます。

4−9 リベラルな議員が増えて欲しい。他の自治体に比べ新しいこと、斬新なことをやっていないので霞んでいる。子ども医療費も札幌の真似をしているだけ、もっと子どもを増やしたいなら他の自治体より一歩も何歩も先に行かないと住むメリットがない。

> 子ども医療費助成についての考え方は、会派内でも多少の差異がありますが、自治体間での拡大競争のような現状は望ましくないものと考えています。
 全体として子ども施策に充当する予算を拡大していくという方向性については、大いに賛同するところですが、単なる現金給付というよりは、すべての子どもたちが持っている可能性を伸ばすために、自治体が果たす役割を強めていくような政策を推進していければと考えています。

4-10 救急車の出動が非常に多く感じて居ます。実情を教えていただきたいです。

> 令和2年の出動件数はコロナの影響で減少しましたが、令和3年は令和元年と同等となっています。令和4年10月末現在の救急出動状況としては、2,530件ほどとなっています。前年同時期と比較すると、438件の増加です。月200件ほどの出動状況なので、令和4年年末には3,000件ほどになると予想されます。ちなみに、詳細については、こちらをご参照ください。

<消防統計>
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/shoubouhonbu/shobohombusomuka/shobo/3/1273.html

4-11 花と緑に力を入れるのは良いが、道路維持ができておらず(ツギハギだらけ・住宅街ができ交通量が増えたにも関わらず未舗装等)、車のアクセルワーク不良による排ガスの環境破壊を全く考えていないのでは?

> 市全体では、令和3年度末時点で、10.2kmの未舗装道路があり、令和4年度予算で1.1kmの整備を予定するなど、地区ごとの整備率を勘案しながら、計画的な整備を進めています。特に近年は、町内会を通じて市民から寄せられる生活環境改善要望にも応えきれていなかったことから、これまでの道路維持補修の予算とは別に、約1億円の予算を3か年集中的に措置する方針です。
 住宅街ができ交通量が増えたにもかかわらず未舗装というのは、西島松から島松寿町に編入された地区ではないかと思いますが、当該地区では、一部雨水管が敷設されていないことから、現時点での道路舗装は困難となっています。現在も計画としては整備の方針を持っていますので、来年度すぐとはなりませんが、早期の着手に向けて、計画の推進を求めていきたいと思います。

4-12 プールは基礎体力向上で大変役に立つと思いますが、子供の事を考えて本当に政策しているのでしょうか?

> プールは、子どもの基礎体力向上にとって、重要な運動施設だと考えています。コロナの影響で、令和2年、3年と実施されていなかった小学校での水泳授業は、令和4年度実施されましたが、今後は、8か所のうち3か所の市民プールが廃止の方向で検討されています。夏期における子どもたちの運動機会が失われる可能性があります。現在は高校以上の利用のみである南高プールを、子どもでも利用できるよう対策を求めていきます。

4-13 引越してきたばかりなので詳しくは分からないのですが、住みやすさと札幌へのアクセスが恵庭市のセールスポイントと思っています、また札幌圏では地価の高騰でマイホーム難民が多く発生しているとのことで、恵庭市も地価が上がってきているものの、まだ他の地域より買いやすいと思います。将来の高齢化・人口減少を見据え、まさに今こそ積極的な人口流入策(宅地の造成・駅周辺の整備など)を仕掛ける時なのかなと思ってます。

> 市では、総合計画や、都市計画マスタープランに基づき、市街化区域内における低利用地・未利用地の利用促進を図っており、民間企業による宅地造成などを支援しています。現在も、公共施設跡地などを活用した、宅地化などを進めています。市街化区域内では限界があること、世帯数が減少に転じることは間違いがないことから、合わせて、空き家、中古住宅の流通促進の支援にも努める必要があるものと考えております。

4-14 子育ての助成金や、子どもを育てやすい環境作りを積極的に進めてほしい。

> 子どもを育てやすい環境づくりについては、ぜひとも積極的に推進していきたいと考えています。子ども施策に充当する予算を拡大していくという方向性については、大いに賛同するところですが、単なる現金給付というよりは、すべての子どもたちが持っている可能性を伸ばすために、自治体が果たす役割を強めていくような政策を推進していければと考えています。

4-15 札幌では札幌に住んでいて札幌の保育園で勤めている保育士には保育料が半額になると言う制度があります。恵庭でも職場が市内とは限らず、市内に住んでいる保育士の家庭には保育料の免除や減額の政策を作ってほしい。

> 札幌市在住の保育士が札幌市内の保育園で勤める場合に、保育料が半額になるという札幌市の事業は、市内の保育施設における保育士確保策の一環だと思われます。その観点から言うと、勤務先が恵庭市内である、恵庭市在住の保育士への支援が重要だと考えます。恵庭市でも、0~2才児の潜在的待機児童の解消のためには、保育士確保が喫緊の課題です。保育士確保、復職を促進するための方策として、恵庭市内に居住する保育士世帯の保育料減免の制度導入を求めていきます。

4-16 大型ごみの回収について
 一人暮らしや高齢者にとって重量物の道路への搬出ができない場合があります。室外への搬出料金を設定してでも搬出してほしい。不要な重量物搬出で腰を痛めたり、  搬出できないため地震によるけがを防止できるのではと考えます。

> ごみの収集運搬委託の中で実施することは困難ですが、社会福祉協議会や民間NPOの簡易的な作業支援サービスをご利用していただくことで、ご提案の内容は実施が可能だと思います。

4-17 花の街について
 花の街を推進するのは個人か?花マップへ掲載されている庭を拝見し話をする機会があります。ほとんどが高齢者であり、肉体的金銭的に厳しいとの声を聴きます。我が家も花庭を維持するために、年間40Lごみ袋を20枚以上使用しています。(家庭ごみを除いて)今期よりごみ袋が値上がりしたこともあり、そこそこの負担となりました。以下の提案をします。
 恵庭市に花庭申請を行い、花庭としての評価に基づき、ボランティア袋を配布する。評価点を書面などで伝え花庭継続のインセンティブとする。

> ご指摘のように、ガーデニングによるご負担は大きいものと思いますので、ご提案いただいた無償の袋支給について政策要望で提案させていただきました。

Q5 その他、恵庭市議会や市民と歩む会への要望があれば、お聞かせください。

5-1 人の話は、遮らずに聞いてください。対話を重視してください。民主主義は多数決ではありません。

> 最終的には多数決で結論を出すことにはなると思いますが、議論の過程において異なる意見とのすり合わせをしていくことが、重要だと考えています。議会の議論では、私たち会派は少数意見になりがちですが、粘り強く議論する姿勢を貫いていきたいと思います。

5-2 市議会の質疑応答の内容をより充実したものにして欲しい。

> 私たちの会派としては、議案審議が非常に重要であると考え、議案に対する質疑など、十分に検討をした上で、行なっています。議会全体としては、市長が提案した議案に対してはあまり積極的に質疑をしない方針の会派、議員が多いことから、市議会としての議案への質疑は多くない状況です。
 二元代表制という仕組みを考えると、ご指摘の通り、多様な視点から質疑が行われ、議論が深まることが必要だと考えていますので、今後もそのような議会をめざして取り組んでいきたいと思います。

5-3 恵庭市議会の様子を可視化をもっとして欲しい 市民と歩む会の公式YouTubeを始めたら良いのでは?例として、市議会の仕事、普段のプライベートなど 長くてすみません。

> 市議会では、これまで議会改革推進協議会という会議で、議会改革に関する議論を行ってきました。特にICTに関する事項についてはICT専門部会を設置し、議会のYouTubeチャンネルの作成や、具体的に動画も作成した上で、さまざまな提案をしてきました。ICT専門部会には、若手を中心に、各会派の議員が参加し、建設的な提案を行ってきましたが、なかなか議会改革推進協議会から、了解が得られず、提案した動画や、委員会のインターネット中継についても撮りためたものが1年近く非公開のままとなっています。
 今期中については、この議論が進むことは難しいと考えていますが、今後も引き続き、提案は重ねていきたいと思います。
 なお、市民と歩む会のチャンネルはすでに作成していますが、現時点では動画の本数も少なく、更新頻度も高くない状態です。なかなか2人だけでは業務が多く、頻繁な更新ができていませんが、必要なものについては、動画でも積極的に発信していきたいと思います。

5-4 市議会中に寝ている議員や市の方が多すぎます。本当に残念です。要望云々以前の問題です。

> まずは議会の現状を知っていただくために、議会モニター制度を提案し、12名の市民の方にご参加をいただきました。実際に傍聴をしていただいた中でのご意見としても同様のご意見をいただいており、そのご意見に対して真摯に向き合う必要があると思いますが、現実には改善されておらず、大変申し訳なく思っております。
 今後も議会として改善を図るよう意見を出していきます。

5-5 若い世代や市政に興味を持たない方の政治への参加を促す目的で、以下の仕組みを提案いたします。インターネットのWEBを使った改善要求トレースの仕組みです。提案者は町内会(個人からの提案を町内会がとりまとめる)、回答者は恵庭市の市議会議員及び恵庭市(それぞれが専用のIDとパスワードを用いてなりすましや改善を防止する)。
提案とトレースの流れ
1.町内会が改善要求をWEBに掲載する(個人情報などは閲覧できる議員や恵庭市のみ開示)
2.議員や恵庭市は改善出来そうな要望に対して回答(対応者はIDにより自動明示)(現地確認や聞き取り、議会への提案、改善結果など)
効果
1.市民の改善要望に対して議員や恵庭市がどう動いてくれたのかを目で確認でき 2.自分たちの声が反映されることにより、積極的な声出しを期待できる
3.市議会選挙における候補者選択の一助となる
4.町内会へ要望が届くことにより町内会との身近な接点が増える

> 現在も市としては、「生活改善要望」として、毎年町内会で取りまとめをおこなった要望を受け、回答を行う仕組みを運用しています。
 議会としての取り組みについては、提案してみたいと思いますが、議会全体として報告会などについてはこれまでも賛同を得られませんでした。それぞれの支持母体、支持団体の意見を重視しているように見受けられますので、議会として取り組むことは実現が難しいのではないかと思います。


2022.10.18 項目を若干整理して修正しました。

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  1. […] 政策要望アンケートへの回答 […]

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