議会報告 report

夢創館を臨時交付金で取得
夢創館を臨時交付金で取得
最近は資料の公開が中心で申し訳ありません。 臨時会で議論されるはずだった国の第二次補正予算に関連したメニューは、 今回の定例会で提案されました。 https://kashiwano.info/b/2009/02/post-37.html 閉会中の議会運営委員会では、一般質問や委員会質疑の中で中身についての議論を深めることと決定していましたが、2月21〜22日にかけて降った大雪で排雪が間に合わなくなり、そのための補正予算を提案するためには、定例会初日の補正予算可決が必要ということで、冒頭での審議となりました。 2/25の議案審議では、財政難の恵庭市が、この時期に3457万という多額のお金をかけて取得するという方針を示した夢創館の取得について、特に多くの議員から質疑が行われました。 前佛議員からは、交付金では雇用対策、経済対策となるメニューが必要。 夢創館の取得は通常の予算で行うべきで、交付金の目的外使用であるという指摘。 私からは、メール配信サービスの中身についてと、夢創館取得費について。 その他、林嘉男議員、行沢議員、榎本議員、田中匡四郎議員からも、 夢創館の取得に対する懸念や疑問の声が出されました。 私からは ・他の公共施設との機能の重複や、民間との役割分担という視点から考えたときに、小学校と比較しても、どうしても必要な施設なのか ・島松公民館との役割分担 ・地域再生戦略としてコミュニティ機能の再生があげられているが、公民館、老人憩の家では不十分なのか ・「文化財を活用した地域づくり」が、どう文化の振興につながり、さらにコミュニティを再生し、地域を再生するのか ・公民館や憩の家ではできない(足りない)コミュニティの再生が、なぜ夢創館にはできるのか ・取得後は指定管理で運営を行う旨の説明がされており、その中で、コミュニティ醸成の視点を持って地域とともに進めるとのことだが、公募を行う考えがあるのか などを質しました。 後世代に残すべき島松軟石の倉庫を保存するだとか、文化の振興などを言っておりましたが、他の施設でできない理由は明確ではありませんし、そもそも交付金の目的から逸脱してしまいます。 私が聞いた多くの市民の声は、ないよりはあったほうがいいけれど、なくても困らないというものでした。 文化の振興は、それ単独でしっかり進めていく必要がありますが、それは別に建物を公が持つということではありません。 また、今の指定管理の枠組みでは、夢創館の取得が文化の振興につながるのかはまったく見えていません。むしろ別な意図があるように見えてなりません。 採決の結果は、 賛成(17人):川原議員、川股議員、長谷議員、大野議員、林謙治議員、田中匡四郎議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、小野瀬議員、伊藤議員、谷川議員、恵本議員、田中芳憲議員、宮議員、鷹羽議員、遠藤議員 反対(6人):前佛議員、林嘉男議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員、柏野 で、可決となりました。
第1回定例会
第1回定例会
ブログ更新、コメント返信などが滞っており申し訳ありません。 25日から始まる定例議会の資料です。 会期は2/25〜3/19の予定です。 09.2市政執行方針.pdf(pdf、6.3MB) 09.2教育行政執行方針.pdf(pdf、2.3MB) 09.2.20一般質問通告書.pdf(pdf、4.6MB) 私は27日の10時から一般質問で登壇予定です。 また、議会初日には、議員提案による条例改正案を提案の予定です。
第1回、臨時会
第1回、臨時会
事後の報告になってしまい申し訳ありません。 本日、臨時議会が行われましたが、当初予定されていた国の第二次補正予算に 伴う臨時交付金の事業は、次の第1回定例会で提出されることとなりました。 臨時会の議案です。 img460.pdf 今回の中で問題があるのは、議案第2号の中の定額給付金にかかる事務経費です。 これだけ国民の支持がない中で、国はあくまでごり押しをしてきています。 しかもその事務を法律で定めていません。この結果、この定額給付金は自治体が独自の判断で行う自治事務という扱いになります。 独自の判断で行うにも関わらず、実際には自治体の裁量はなく、自主性は発揮できません。その事業の目的も、国の示す範囲であって、こうしたことを今後も国が推し進めて行くとすれば、どこに自治があるのでしょうか。 大変大きな問題をはらんでいます。 自治体議会として、これと向き合うときに、こうした自治の本質を考えると単純には賛成できません。しかし、残念ながら国のバラマキを拒否すれば、結果的には恵庭市民だけが不利益を被ることなってしまいます。 より住民に近い存在である自治体が自ら使途を決められるお金であれば、どれだけの事業が行えたことでしょうか。 そのためにはやはり政権交代しかないのだという思いをさらに強くしたところです。 そうした点を指摘しつつ、市民の不利益も考慮し、採決では補正予算全体に賛成しました。全会一致で補正予算は成立しています。
平成21年、恵庭市議会第1回臨時会の開催
平成21年、恵庭市議会第1回臨時会の開催
2/9に臨時議会が開かれます。 付議される案件は 1)市民会館など13施設の指定管理者の指定 2)国からの臨時交付金による事業の補正予算 に加えて、 3)介護保険特別会計の補正予算 です。 交付金で行おうとしている事業のメニューはこちらです。 img445.pdf お金がないと言っているはずの恵庭市が、2400万円の事業をかけて文化施設を整備すること。これが地域活性化・生活対策に資するのでしょうか。 他にも、過渡期にあるごみ分別のための冊子作成で250万など、使途が限られているとはいえ、本当にお金がない自治体が行うことなのか疑問に思うものがあります。
第3回、議会報告会
第3回、議会報告会
かしわレポートでもすでにおしらせしていますが、 明日1/26の18:30から市民会館中会議室において、「議会改革を考える議員懇談会」の7名による議会報告会を実施します。 前回の報告会以降の議会議論、いくつかの個別課題などについて合計30分程度の報告をした後、みなさんからと意見交換の時間とさせていただきたいと思っています。 多くの方のご出席をお待ちしております。
第4回定例会、閉会
第4回定例会、閉会
第4回定例会が閉会しました。 最終日には修正案あり、討論あり、議案の否決もあったりと盛りだくさんで、議員同士のやりとりも多く、理想的な形に近づいてきているとちょっぴり感じました。 ただ、採決を動かすところまではいっていないので、もっと説得力のある議論を展開しなくてはいけないと反省するところです。 「指定管理者の指定について(市民会館、島松公民館及び地区会館)」、「指定管理者の指定について(体育施設18施設)」については市民の会が反対でした。 市民会館では林嘉男議員が討論を行い、(1)不採算であるリサーチコア事業を行っていること、(2)シルバー人材センターの生き甲斐雇用に貢献していること、(3)リサーチコア事業は総合計画にも位置づけられていることを理由として、継続審査を求めました。 私は、9月に起きた不祥事が11月の選定委員会でも報告されずに、候補者が高い評価を得たという審査の過程に問題があったと考えております。再公募の結果、同社が選定されることを否定するものではありません。 しかし、1社しか応募がなかったという事情を考えれば、管理運営の効率性だけではなく、受託したときとできなかったときのリスクを緩和する意味でも、市民会館だけは分離するなど、多くの事業者が手を挙げられるような枠組みが必要ではないかと考えます。 いずれにしても、継続審査となると、今の1社の是非だけでの議論となってしまい、もっと後の時点で非とすることはさらに問題を大きくすると考えますので、現時点で否決の上、再度の公募を行うことが望ましいと考えます。 体育施設条例の一部改正(値上げ)、パークゴルフ場の指定管理については全会一致で可決されました。 恵み野西口の区画整理事業による開発の陳情は継続審査です。 厚生消防委員会に付託された議案については、 委員会審議の通りで、ゲートボール場の5年に反対したのは私だけでした。 経済建設委員会に付託された案件では、「道路占用料」の条例改正は継続審査となりました。指定管理者の指定(花ロードえにわ)は、一般質問でも指摘したところですが、限定指定となっていることで、競争性が発揮されていません。 また、これが政策的に限定指定とすることが認められるのであれば、RBパークや体育協会のような団体も限定指定を受けられるのでなければ整合性が取れません。 採決の結果は林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、柏野が反対をしましたが、19:4で可決となりました。 これについては稿を改めて。 今回最終日で一番問題が大きかったのは、先日も書きました追加議案です。 いくつか質疑を行いましたが、 すでに凍結されているとはいえ、建て替え計画があるんだから、5号棟の着工がいつになるかわからなくても借金をしてもいい。北海道もOKしているという部長の答弁。 また副市長は「跡地の利用をどうするのか含めて考える」と答弁しました。 つまり、とりあえず国のお金がついたので、壊すだけ壊して、あとはもう建てようが建てまいが知らないという態度です。 問題点として古い住宅が残っていることでの防犯上の理由も上げていましたが、壊さずにそれを解決する方策を考えれば、公営住宅の不足と財政問題両方にとっていい結果に結びつくはずです。 今回、この議案が出てくるとわかっていれば、一般質問を行うこともできたのですが、金曜日に委員会で説明して、その後議案を配り、直後の月曜日に採決ということでは、十分に検討した上での結論となるのか非常に疑問です。 林嘉男議員と柏野が反対をしましたが、補正予算案は21:2で可決されました。
公の施設の管理
公の施設の管理
今回の議会では、平成21年度からの「指定管理者の指定」に関する案件が多く上がってきており、先週の常任委員会では、中心的な議題となっていました。 指定管理者制度は、以前は行政が関わっている団体しか管理・運営ができなかったものを民間の力を導入するため、株式会社やNPOなどにも門戸を広げたものです。 恵庭市では、市民会館や総合体育館、公園や道の駅なども指定管理者によって管理されています。 先週大きな話題となったのは、総務文教常任委員会に付託されていた議案の中で、市民会館などの指定管理についての議案を委員全員の反対によって「否決すべき」という結論を出したことです。 火曜日の本会議で報告されますが、その前に明日の議会運営委員会でももう一波乱ありそうです。これについてはまた別な記事で書きたいと思います。 -- 私の所属している厚生消防委員会でも、「指定管理」4件と「認定こども園」に関する陳情について審議が行われました。 指定管理者制度の全般に言えることですが、その評価の方法、配点などを見る限り、その施設を使ってどんな目的を達しようとしているのかがあいまいです。 市民サービスの向上と経費の削減というお題目は唱えているものの、一方でさまざまな言い訳を作り、十分に競争性を発揮させていないものがいくつもあります。 経費削減に関しても、以前から指定管理を導入している施設で、前年と指定管理費は変わっていないのに、「〜%も経費削減効果がありました」というような資料になっているものもあります。 その中で特に問題があると感じているのは以下の2つです。 <火葬場及び墓園> この施設に関しては、以前「指定管理者制度」を導入するときには反対をしました。 サービスの向上と経費の削減、いずれの効果も見えてこなかったことが理由です。 6社もの応募があって、十分に競争性が発揮されたのではないかと思っていたのですが、やはり施設の目的からして、役所の想定した範囲内での提案にとどまっていました。自販機や売店を設置することがサービスの向上になるというのであれば、業務委託の中で自販機の設置を求めれば済む話です。 やはり指定管理を導入したメリットは感じられません。 <屋内ゲートボール場> 応募が1社しかなく、従来の指定管理者が今回も候補となっていました。 ひとつ大きな問題だと思うのは、現在「老人福祉施設」として無料でご利用いただいているゲートボール場が、近い将来「スポーツ施設」となって利用料金をいただく形態に変わる可能性があるそうです。 そもそも総合体育館にしても、介護予防などの観点から、65歳以上の料金徴収については慎重であるべきだと思っていますが、施設の設置目的という指定管理者を選定する上で根幹ともなる部分が変わるということが濃厚な中で、5年間の指定を今決めるということが理解できません。 選定の基準となっている審査項目の中には、「設置目的を理解しているか」「効率的な運営ができるか」などの項目があるわけですが、その理解している設置目的が途中で変わってしまったら、何を理解していると言えるのでしょう。また、老人福祉施設としての効率的な運営と、スポーツ施設としてでは「効率的」という意味も変わります。 スポーツ施設になるとすれば、広い世代から利用してもらうための取組みが必要となるわけで、そのときには、同じ事業者にやってもらうのがいいのか、別なところにお任せするのか、あらためて判断が必要だと思います。 それを考えれば、5年という指定管理の期間はありえないもので、各委員から見直しを求める声が多数出ていました。 私は、今5年の指定管理をお願いすべきではないと考えていますので、「否決すべき」という立場です。採決結果は、年次計画の見直しでやむなしという理由で賛成された方が多く、「可決すべき」となりました。(賛成:反対=6:1) <認定こども園>の陳情では、国や道の財政支援が十分でないことから、各委員が陳情に理解を示したものの、大勢が「継続して審査すべき」ということで、継続審査となりました。 認可保育所が担いきれない子育て支援を認定こども園が支えているという事実を考えれば、支援はあって然るべきものです。 長期的に、安定した財政支援を受けるためには、枠組みの変更も必要になるのかもしれません。少なくとも、その過渡期は市の力添えはあってよいと思います。
最終日、追加議案
最終日、追加議案
08.12.16追加議案.pdf 最終日の追加議案です。 お金がないはずの恵庭市ですが、 現在凍結されている市営住宅の建て替え事業という名目で、古い住宅の解体のために1億円ほどが予算計上されています。 法律では、自治体は借金ではないお金で事業をやりなさいというのがルールです。 例外として、公共施設などを作るときには、将来の市民もその施設の恩恵を受けることから、耐用年数の範囲内で借金(地方債)を認めています。 建て替えを行うというのであれば、新築のメドが立ってから解体すれば済む話ですが、お金がない恵庭市では、次の5号棟に着工できるメドはありません。 そんな中で、解体のために5000万円の借金をするということが市民の理解を得られるのでしょうか。明日の本会議では、こうした観点から質疑を行う予定です。 夕張のときにも北海道は借金を認めてくれました。 道が認めたから借金をしていい、ということではありません。 借金を返していく市民のみなさん、そして将来それを担う子どもたちの理解が得られないとすれば、安易に認めるわけにはいきません。 こちらは日程表です。意見書などもついています。 08.12.16第4回定例会日程表.pdf
ネット広報・ネット広聴、一般質問終わりました。
ネット広報・ネット広聴、一般質問終わりました。
一般質問終わりました。 今回質問したのは、大きく4点、 1.事務事業の見直しについて 2.広報・広聴について 3.指定管理者について 4.児童虐待の防止について です。 要旨としては、 1.「事業仕分け」を形骸化させることなく、それを行政も議会も共有した上で、事務の改善につなげましょう(ただの事業カットじゃありませんよ) 2.メール配信、ネットを活用して、低コストでひとりひとりに伝わる広報を。行政情報のにもマーケティング戦略を。 3.指定管理をやるならすべて公募で、透明性を。 公益的な事業は切り離して、長期で公が担うべき。 4.恵庭の現状と、早期発見のために学校との情報共有を強化すべき。(時間切れ) 現状の改善と、明日に先回りする一歩。 会社だって、行政だって、その繰り返しだと思うのです。
定例会、議事日程表
定例会、議事日程表
平成20年 第4回定例会議事日程表.pdf 本日、10時から始まります。 議案のうち第16号について討論を行います。 一般質問順位及び時間.pdf 一般質問の時間の目安です。