議会報告 report

議会報告
2015.06.09
議決権の範囲
6/8
定例会初日が終わりました。
前日にお伝えした通り、私は今回の一般質問でもテーマにしている「こすもす保育園」の問題と密接に関連する議案第3号について、本来であれば初日に議決すべきでないと考えていました。
議案の内容は、こすもす保育園の住所を変更するだけのものです。しかし、これまで議会では、保育園の敷地内に送迎用の駐車場を設けるという説明がされてきており、5月にオープンした新しい園舎敷地内には、その駐車場がありません。そして、現在も暫定的に旧住所の駐車スペースを使用しており、こうした事実とその経過をまずは質疑で明らかにしなくては、住所変更の是非を決定することはできなかったと私は考えています。
本会議の進行を事前に決める議会運営委員会にも意向は伝えてあったのですが、私が直接発言できるわけではなく、初日の議決と決められてしまいました。
そのため、当日議案審議の中で、しっかりと議案についての疑義を質し、その上で再度委員会で慎重な審議を求める予定でいました。
ところが驚くべきことに、私が質疑をしたあと、清和会の議員から、「答えなくてもいい」というヤジが飛び、答弁に立っていた部長は着席し、答弁をやめました。
議事進行を決めるのは議長ではないようです。
私からは再度答弁を求めましたが、今度は議長から質疑の打ち切りが告げられましたので、私からは委員会付託を求める動議を提案しました。
当初、質疑であきらかにしようと思っていたことを、提案理由の中で述べたので、順序は明確ではありませんが、路上駐車も多く、安全な送迎が確保されていないことや保育園利用者に対する説明の不備などを挙げた上で、まずはそれらが担保されることが前提であり、そのために委員会に付託をすることを求めました。
藤田議員の賛同があり、動議は成立したのですが、結局のところ、議会運営委員会と本会議で多くの議員がその必要はないという立場をとり、その場で議案は採決、可決となってしまいました。
非常に残念な結果ですが、議会運営委員会に出席できない以上は、今後も本会議でしっかりと訴えていく必要があると考えています。
説明が不十分かもしれませんが、反対討論を読んでいただくと私が述べたかった思いをご理解いただけるのではないかと思います。ぜひご覧ください。
なお、討論原稿は、当日の質疑が打ち切られたことと、議会運営委員会での発言などに対する反論などを含め、いろいろ付け加えていますので、議場での発言とは一致していないことを申し添えます。
(ネット中継はこちらです)
6/8の49:35ころから当該議案に入り、51:36ころから私の質疑、その後、動議→討論と進み1:08:00くらいまでの約20分です。
http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1433825206876/index.html
15.6.8 第2回定例会 議案第3号 反対討論
議案第3号「恵庭市保育に関する条例の一部改正について」に対し、反対の立場から討論をいたします。
まずはじめに、こすもす保育園の新園舎の移転にご尽力をいただいたみなさまに感謝を申し上げます。
私は、この保育園が再開発ビル内に移転をするということ自体に反対するものではなく、古い園舎に戻ることを求めているわけでもありません。
ただひとつ心配をすることは、今回の議案は保育園の全機能を移転をするということでありながら、その根幹ともいうべき、安全に子どもたちを保育するということ、その前提となる安全な送り迎えの確保が十分とは言えないということです。
残念ながら質疑が打ち切られ、明らかにすることはできませんでしたが、新園舎には、議会に対して当初約束をした駐車場は設けられておらず、このまま移転を認めてしまえば、路上駐車を容認することとなり、現在工事が行われている駅前広場の路上駐車とも重なり、子どもたちの安全が大きく脅かされることになります。
先ほどの動議でも求めたことは、まずは所管委員会に付託をして、安全性の議論をしっかりとし、その担保があきらかになった上で、議案を審議をするという議会の姿勢であります。
議会自らが議案の範囲を狭め、権能を放棄することは、今後ますます重要になる議会としての責任を放棄する自殺行為だとも言えます。
恵庭市まちづくり基本条例の第7条において、議会の役割が定められています。
「議会は、市の重要事項の意思決定を行うとともに、市の事務の執行を監視し、けん制する役割を担います。」
意思決定とは何か。いうまでもなく、地方自治法に定められた議決であり、子どもたちの安全性が約束されるまでは条例の改正を認めないということであります。
同じくまちづくり条例第7条3項において、
「議会は、市民意見の把握と議会情報の提供による情報の共有を進め、市民の意思を反映するよう努めるものとします。」と定められています。
この議案を議決するにあたり、市民意見の把握と、情報の共有は図られたでしょうか。現に保育園を利用する多くの保護者はもとより、それ以外の市民に対してもこうした送迎の安全性を含めた、保育園の移転に関する情報は十分に伝わっているとは言えません。
そうであるならば、子どもたちの安全性が約束されるまでは条例の改正を認めないということこそが、まちづくり基本条例で求められている議会の役割であると私は確信をしています。
もちろん、一般質問や委員会の所管事務調査で、提案ができないわけではありません。
しかし、議員個人の提案ではなく、議会が合議体として一つの結論を出すことが、首長と向き合う議会としての大きな力となるのだと思います。
駐車場のない保育園を議会として認めてしまったときに、もし万が一、送り迎えに際して事故が起きたとしたら、議会としてはその責任にどう向き合うのでしょうか。
運営事業者が悪いという言い訳は許されません。安全な送迎の確保をしなかった設置者である恵庭市、そしてそれを認めた恵庭市議会の責任は免れません。
これまでも議会改革に取り組んでこられた先輩議員のみなさまは、議決権の重みとも十分に向き合ってこられたものと思います。また、会派に所属をされる議員のみなさまにおかれましては、会派としての決定などもあることだとは思います。
しかしながら、議員個人として、その倫理観と使命感に基づいて、議決の重み、安全に保育ができる保育園を条例で定めるということの重みをぜひともお考えをいただき、現時点での議決については明確に反対をしていただけますようお願いを申し上げ、私からの討論といたします。

議会報告
2015.05.24
かしわのレポート14号発行
150522かしわのレポート14
5/19の臨時議会までに決まったことなどをまとめました。
ブログ・FBをご覧いただいている方には重複している部分が多いと思います。
駅頭でも明日以降配布いたします。

議会報告
2015.05.20
平成27年第2回臨時会
昨日、選挙後初の議会となる臨時議会が開かれました。
予定通り、議長、副議長、監査などの役と委員会の構成など人事の決定を行い、その他専決処分や補正予算などの議案審議を行い終了しました。
議長、副議長は選挙が行われ、
議長には伊藤雅暢議員が、副議長には野沢宏紀議員が選出されました。
(議長選挙:伊藤議員17票、無効4票、副議長選挙:野沢議員20票、無効1票)
残念ながら議長、副議長の選挙の前に、所信表明は行われませんでした。
選出された議長のあいさつでも議会改革には触れられておらず、地方議会のこれからの役割をどのように認識されているのかはわかりません。
議案審議の中で、私から質疑をしたものは2点。
1)報告第1号の専決処分の議案と、
2)補正予算の臨時福祉給付金のところです。
議案はこちらからダウンロードできます。
http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1397001272665/index.html
ややこしい説明を省いて簡単にいうと、
1)国が法律を変えて、恵庭市が独自でサービス付き高齢者住宅の税金を下げていいよという話をしたときに、今まで通り、2/3という割引率を勝手に決めときましたから、という報告がありました。
「わがまち特例」という仕組みで、どれだけ割引をするかそれぞれのまちが決めていいという仕組みです。
しかも、来年の4月からということなので、特段急ぐ必要はありませんでした。
どうせ議会なんて形式的なもんだから、勝手に決めちゃったよという話で、とても問題があるのですが、他のみなさんは納得をされているのか特に質疑などはありませんでした。
2)もうひとつの子育て世帯臨時特例給付金は、国がお金を出すから子育て世帯に配ってくださいというものですが、1万人に3000円のお金を配るために1件あたり500円かかっているということでした。
そんな非効率な形でお金を配るくらいならば、サービスの給付として、もっと充実させてほしいというのが子育て世帯の声ではないでしょうか。消費税をあげて、こんな形でお金を配ることを望んでいる人はどれだけいるのでしょうか。
自治体が自由に使えるお金を3000万円もらったほうがよほど有効に使えます。
委員会、その他の役職については、以下の通り決定しました。(すべて敬称略)
総務文教常任委員会 委員長:川原、副委員長:林、委員:伊藤、鷲田、前田、長谷、佐山
厚生消防常任委員会 委員長:早坂、副委員長:高橋、委員:市川、柏野、川股、笹松、猪口
経済建設常任委員会 委員長:小橋、副委員長:榎本、委員:野沢、藤田、岩井、大野、鷹羽
議会運営委員会 委員長:鷲田、副委員長:猪口、委員:高橋、榎本、川股、川原、笹松
基地特別委員会 委員長:長谷、副委員長:佐山、委員:市川、小橋、前田、岩井、林
補正予算特別委員会 委員長:大野、副委員長:高橋、委員:市川、早坂、鷲田、小橋、藤田、柏野、前田、岩井、長谷、佐山、榎本、川股、川原、笹松、鷹羽、林、猪口
監査委員:鷹羽
農業委員会委員:大野、川股
石狩東部広域水道企業団議会議員:伊藤、野沢
石狩教育センター組合議会議員:川原
札幌広域圏組合議会議員:伊藤
民生委員推薦会委員:岩井
功労者等表彰審議会委員:川原、笹松、高橋、林
都市計画審議会委員:鷲田、長谷、野沢、猪口
国民健康保険運営協議会委員:川股、佐山、猪口

議会報告
2015.05.16
平成27年度、第2回臨時議会招集
選挙後最初の臨時議会が招集されました。(5/12に)
5/19(火)10:00から、市役所3階の議場において開かれます。
主な案件は議会人事で、この日に議長、副議長などの役職と所属委員会、議席などが決定されます。
その他、
専決処分の報告(国で地方税法の改正が行われたことに伴う、市税条例、都市計画税条例の改正)、
専決処分の報告(事故などの損害賠償)、
監査委員の選任同意、
補正予算などが提案されることになっています。
この臨時会はわりと形式的な内容が多いと思いますが、次の定例議会は
6/8(月)から始まる予定となっています。
こちらでは一般質問や委員会なども開かれますので、本格的な議論も始まることとなります。
また詳しい日程が決まりましたら、お知らせいたします。

議会報告
2015.05.12
所属委員会は厚生消防常任委員会に決まりました
今日は各派連絡会議というのがありました。
先日の会派交渉会と似てますが、ちょっと違っています。
先日の会議は2人以上で作った「会派」の人たちが交渉する場、
今日の、各派という場合には2人以上で作っている会派と1人ぼっちの諸派の両方を指していて、今日の場合は会派ではない諸派に対して連絡をするというのが目的です。
5/19の臨時議会で新しい議長が選出されるまでは、前議長が議長の役を務めていただいているので、今日の連絡会議は前議長からの報告という形でした。
資料1 会派交渉会資料
資料2 役職等ポイント制の試算表(委員会構成など含む)
昨日までに2回の調整を経て、内定した案についての報告と、新人が多い諸派議員に対して、少しの説明もありました。
私たちに大きな関わりがあることは所属する委員会の割り振りです。
恵庭市議会は、総務文教常任委員会、厚生消防常任委員会、経済建設常任委員会という3つの常任委員会と、議会運営委員会という構成になっています。
それぞれの委員会は委員の定数が7名です。
清和会が12名、公明党が3名ということで、清和会は3つの委員会に4名ずつ、公明党は1名ずつが所属をします。
残る6つの委員枠のうち、無所属・市民の会が総務文教常任委員会と厚生消防常任委員会を希望していたため、諸派議員に割り当てられるのは「総務文教」が1つ、「厚生消防」が1つ、「経済建設」が2つとなります。
私は無理をいって、希望者が重なった厚生消防常任委員会の所属とさせていただきました。
ごみをはじめとする生活環境部、子育て・福祉などを扱う保健福祉部、消防本部等を所管する委員会となりますので、これまで選挙などでも訴えてきたことを実現するために、まずは最初の2年間、しっかりと務めを果たしていきたいと思います。
議長選挙に関しては、内部的に調整をするこれまでのやり方を踏襲するというのは時間的にも仕方がない部分はあるにせよ、せめて議長として何をめざすのか、所信表明はやっていただいたほうがいいと思います。
形はどうであれ、その機会があれば信任の票を投じますし、ただのセレモニーであれば不信任の票を投じようと思います。
それ以外の委員長などの議会人事については、会派の方々で決めたことですので、特に何も言うことはありません。
控室はこちらの図のオレンジで塗ったところ控室2となります。
議会中はもちろん、閉会中でも割と部屋にいると思いますので、市役所にお越しの際には3階ものぞいてみてください。
(同室は共産党の藤田議員です)
--
常任委員会の構成については以下の通りです。
○総務文教常任委員会
総務部、企画振興部、教育委員会、会計課、公平委員会、選挙管理委員会、監査、議会等の所管
○厚生消防常任委員会
生活環境部、保健福祉部、消防本部等の所管
○経済建設常任委員会
経済部、農業委員会、建設部、水道部等の所管

議会報告
2015.05.09
会派交渉会は扉の向こう
さて。
会派が決まりまして、本日5/8に第1回目の会派交渉会が行われました。
個人的には、個々の議員の活動が重要なのであって、必ずしも会派は必要ないという立場ですが、同じ政党に所属をして、「円滑に」議会手続きを進めたい人たちにとって、会派は便利な存在です。
恵庭の場合は、最大会派の方々はみなさん政党公認で立候補されていて、なおかつ得票率が50%に達しているので、その点ではこの構図が市民の意思であるとも言えるのだと思います。
私は、単独の会派が過半数を握り、会派内部での議論によってモノゴトを決めてしまうという状況が、望ましくないと考え、これまでも一貫して、公開された議場での話し合いによってモノゴトを決めていくべきだと主張をしてきました。
本日の会派交渉会、ルールブック(※)によると2人以上でつくった会派の人たちが意見調整をする場となっています。
諸派議員(1人ぼっちの議員)も「出席させることができる」と書いていますが、今日の内容は、発言権もない、1人ぼっちを出席させるのにはそぐわないという理由で、退席を求められました。
前議長からは、話した内容が「外に出ることで議会不信を募る」という発言もありましたが、聞かれたら困ることを話すから入れないということなんですね。驚きました。
内容としては、慣例に基づいて(!)ポイント制という仕組みで権力闘争をするドロドロした場とのことです。
詳しくは、2年前の川原議員のブログをご覧ください。
http://www.ikiiki.org/e607.html
議会人事を決めるにあたり、一定のルールは必要だと思います。
長年積み重ねてきたポイント制もその知恵のひとつでしょう。
ただ、首長と対峙をする議会の権能を大きく左右する議長と副議長に関してだけは、そうした順送りではない、
ふさわしい人を選ぶ仕組みが必要ではないでしょうか。
諸派議員(1人ぼっち)は4人いますが、会派交渉会で決まったことを後日教えていただけるそうです。
--
※通称、赤本。
恵庭市議会要覧が正式名称。市議会の会議規則や、市議会の申し合わせ事項などがまとめられている。
今回の根拠となったのは、恵庭市議会各派及び会派交渉会要綱第2条、第3条、第9条。

議会報告
2015.05.08
恵庭市議会、会派の構成が決まりました
コメントなどでもご意見をいただいておりましたが、今後の議会活動にあたっての会派が決定をしました。
ちなみにこの聞きなれない「会派」というもの。
議会で活動する際の同じ方向性(笑)をもつグループです。
中には、議会改革や特定の政策を軸として、理念の上では違いのある人たちがグループをつくるということもあります。
国と同じですが、政党に所属をしている議員であれば、政党を軸にしたグループに属していることが多く、恵庭では21名中17名が政党名を冠した会派に所属をしています。
私は無所属、1人会派と考えていたのですが、当日書類を出す段階になって、1人であっても会派名が必要ということがわかりました。
そんなことで、「市民とともに市政を語り考える会」(略称、考える会)として会派を届け出しました。
その結果、以下のような会派構成になりました。
・自民党清和会 12名
・公明党議員団 3名
・無所属・市民の会 2名
・民主・春風の会 1名
・恵庭市議会日本共産党議員団 1名
・(事務局で確認中) 1名(前田議員)
・考える会 1名(かしわの)
会派は1人ですが、大勢いる会派に負けないくらい動きの見える活動をしていきたいと思います。

議会報告
2010.06.17
総務文教常任委員会(2定)
閉会中の委員会のことはあまり覚えていないのですが、原田市長の下で、事前説明や意見調整が、以前に比べるとかなり丁寧に行われているように感じます。
今回は4月の異動と重なったということもあると思いますが、こんなに資料がたくさんで、スキャン、アップするのも結構な手間です。
1枚目に一覧があるので、ご覧下さい。
そのうち、ファイル名も変更できれば、してみます。
最初に2件の陳情案の審議から。提出者が同じ2件の陳情、会派ごとの対応はある程度予想ができるもの。
(1、2ともに)賛成:長谷委員、笹松委員、鷹羽委員、恵本委員反対:野沢委員、榎本委員、林嘉男委員
政策というよりも、主義主張によるところが大きい、今回の2つの陳情、
会派による縛りがなくてもよいように思うのは私だけでしょうか。
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議会報告
2010.03.18
本日の恵庭市議会
今日から北見に遠征してくる予定です。
そのため、本日の恵庭市議会最終日は傍聴できないのですが、昨日の
議会運営委員会を傍聴してきました。
予算の審議を含め、原田新市長のもと、掲げていた政策があまりにも
あっさり進んでいくような印象を持っています。
もちろん、政策に対して市民が賛同し、選ばれた市長なのですから、
その政策が実現に近づくことは望ましいことです。ただ、その細部についても
問題なく執行されるのか、懸念を払拭し、よりよいやり方を提案していくことが
議会として求められているのではないでしょうか。
前市長のときには、こうした役割を強く果たしていた議会が、
今はずいぶんと様変わりした印象を受けます。
開発などの大事業に対して、最大会派の態度がここまで大きく変わったことの
説明が強く求められていると思います。
本日の議案審議においては、いくつもの議案や意見書案、陳情案で、
会派や議員によって違う意見となるようです。
また予算案に対する修正案も提案をされるようです。
それぞれの議員、会派がどのような考えに基づいているのか。質疑や
討論からすべては伝わらないかもしれませんが、ぜひともご覧ください。
今日ご覧になれない場合も、数日後から録画中継がご覧になれます。
録画中継

議会報告
2009.10.16
第3回定例会、閉会
本日は追加議案の審議を行い、第3回定例会は閉会となりました。
最終日の日程表.pdf
追加議案.pdf
大きなものとしては、先日も書いた通り、平成20年度一般会計決算が、
清和会、公明党、共産党の反対多数で不認定となりました。
清和会の主な反対理由は、着服事件で支払われるべきでなかった給料、退職金などが
支払われていることなどでした。
共産党の反対理由は、
1)現実には扶助費がそれほど増えていないにも関わらず、
扶助費の増大が財政危機を招いたとして、市民負担を大きく増やしたこと
2)行財政改革の道筋、優先順位が不明確で、和光小学校の建設を行わなかったこと
3)統治能力が欠如している結果、権力の二重構造などが複数の不祥事を招いた
ことなどでした。
私は決算の認定は、予算執行の結果、市民生活がどう向上したのかという
観点で臨むべきだと考えております。子ども施策には偏りがあると思っていますし、
もっと改善が必要だった点もあると思います。
しかし、将来への負担を減らしつつ、一定の成果はあげたものと私は判断しています。
採決の結果は、以下の通りです。
賛成(6):前佛議員、林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、榎本議員、柏野
反対(17):川股議員、川原議員、大野議員、長谷議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、伊藤議員、恵本議員、谷川議員、小野瀬議員、寺田議員、行沢議員、田中芳憲議員、鷹羽議員、遠藤議員、笹松議員
国民健康保険特別会計は、無所属市民の会の3人と共産党の2人が、
後期高齢者医療特別会計は、共産党の2人が反対をしております。
--
その他、賛否が分かれたものは、
陳情第5号、「所得税法56条の廃止を求める意見書採択についての陳情書」
陳情第4号、「最低賃金の引き上げと中小企業対策の拡充を求める陳情書」
清和会から提出の、意見書案第19号「道路の整備に関する意見書」
の3つです。
陳情書.pdf
(意見書は日程表の12ページをご覧下さい)
陳情第5号は
賛成(5):林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、寺田議員、行沢議員
反対(18):前佛議員、川股議員、川原議員、大野議員、長谷議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、伊藤議員、恵本議員、谷川議員、小野瀬議員、榎本議員、柏野、田中芳憲議員、鷹羽議員、遠藤議員、笹松議員
(柏野)租税の公平性を保つためにも、一定の帳簿などが必要、家族従業者の労働を否定しているわけではない、ということで反対です。
陳情第4号は
賛成(8):
前佛議員、林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員、柏野
反対(15):川股議員、川原議員、大野議員、長谷議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、伊藤議員、恵本議員、谷川議員、小野瀬議員、田中芳憲議員、鷹羽議員、遠藤議員、笹松議員
(柏野)最低賃金の引き上げは必要。但し、中小企業の経営に大きな影響を与えないような配慮も併せて、ということで賛成です。
意見書第19号は
賛成(15):川股議員、川原議員、大野議員、長谷議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、伊藤議員、恵本議員、谷川議員、小野瀬議員、田中芳憲議員、鷹羽議員、遠藤議員、笹松議員
反対(8):林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、寺田議員、行沢議員、榎本議員、柏野
(柏野)政権交代が起こり、使途が限定されていた補助金や、貸付金ではなく、自治体が自由に使える交付金に変えていく方針です。あえて自治体から、道路に限定した制度を求めることは、分権の流れとも逆行する、ということで反対です。