議会報告 report

議会報告
2009.10.14
決算総括質疑
昨日は今議会で2回目の出番をいただき、決算審査の総括質疑を
行いました。(決算全般にわたる質疑)
総括質疑通告書.pdf
大きな項目としては、以下の3点について質疑を行いました。
1.財政健全化について
2.教育行政について
3.子育て施策について
恵庭では11月に市長選挙を控えており、現職の中島市長に対しては、今回が
最後の質問の機会となるわけです。
この4年間を振り返って、今後どのように進めていくのかという話を伺いたいと
思っておりました。
マニフェストはこれから取り組むことだけではなく、何ができないのか、
何を我慢してもらうのかという優先順位を明らかにすることでもあると思うのです。
今回中島市長からは、できないこと、やらないことに対するご答弁はいただけませんでした。
現職だからこそ、わかっている、検討を進めてきているということはあるはずなのに、
お答えをいただけないままに選挙を迎えるようでは、市民に対して白紙委任を求めている
ようなものです。
総括質疑では、行沢委員や、鷹羽委員などからも、財政健全化メニューとして、
市民サービスに関わるメニューの改廃が行われるのかという質疑がありましたが、
選挙があることを理由として、選挙後にメニューが示される方向のようです。
マニフェストは有権者に対する約束ですが、現職の方にとっては、当然それまでの
実行に基づいたものになります。
どんな約束をし、それをどう実現していくのか。
理念がどんなにすばらしくとも、議会を批判するだけで行政が停滞するならば、
約束は実現されません。
この2日間の総括質疑を終えて、中島市政に対する私の立場は決まりました。
--
本日は、平成20年度各会計決算認定の採決も行われました。
一般会計の決算は、
賛成:林謙治委員、林嘉男委員(以上、市民の会)、柏野
反対:川股委員、川原委員、長谷委員、鷹羽委員、笹松委員(以上、清和会)、行沢委員(共産党)、高橋委員(公明党)
3:7で不認定となりました。
国民健康保険特別会計と、後期高齢者特別会計については、
行沢委員のみが反対をし、賛成多数で認定。
それ以外の決算については、全会一致で認定しております。
これで、最終日に平成20年度決算が不認定となる見通しです。

議会報告
2009.10.07
厚生消防常任委員会
本日は私が所属している厚生消防常任委員会が開催されました。
冒頭、保健福祉部長から、先週市内で亡くなった小学生と新型インフルエンザとの
因果関係はまだ千歳保健所で調査中であり、不明であるという説明がありました。
大きな議題としては2点、
「安全・安心なまちづくり条例」と
「恵庭市一般廃棄物処理基本計画」の改定が審議されました。
安全・安心なまちづくり条例については、一般質問で寺田議員からも
質問があったところです。
http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1253840199400/index.html
安全・安心というキーワードはこのところよく耳にしますが、まったく否定する要素は
ありません。
しかし、大切なのは、それが持つ実質的な意味のほうにこそあると思います。
全般的には、交通法規の遵守やこれまですでに行ってきている内容などと
強制力も持たない努力義務ばかりで、特に目新しい内容はありません。
http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/contents/1250122905014/index.html
意味を持ちそうな数少ない条文は、9条と14条です。
--
第9条 市は、安全で安心なまちづくりを適切かつ効果的に推進できるよう必要な情報を収集し、その情報を広報紙及びホームページその他これに類するものにより提供するなど、市民等への広報活動及び啓発活動を実施するものとする。
2 市は、前項の情報のうち、緊急を要する情報については速やかに市民等に周知できるよう、関係行政機関と連携して取り組むものとする。
第14条 市は、犯罪を防止するため、防犯施設の整備に努めるものとする。
2 市は、交通事故を防止するため、交通安全施設の整備に努めるものとする。
--
解釈として、記載されているのは、不審者情報の収集や防犯カメラの設置で、
不必要な市民統制を強めることにつながります。
それが具体的に恵庭の犯罪や交通事故を減らすことにつながるためには、
具体的な事例の検証とそれに対する対策を細かく練り上げることだと、
私は思います。
パブリックコメントは1件あったとの報告でしたが、
10条と14条に関して、市と市民が協働で毎年調査を行うという内容のもので、
具体的な取り組みを約束する、大変前向きでよいご提案であったと思います。
もうひとつの
「恵庭市一般廃棄物処理基本計画」の改定では、
平成30年度までのごみ減量の目標として、
ごみ排出量を平成13年比33%、リサイクル率50%以上、
最終処分量を平成13年比80%以上削減することとしています。
一般廃棄物処理基本計画改定の概要.pdf
中間処理の計画として、新たに平成27年度に「その他紙製容器包装」や
「雑がみ」などのリサイクル施設(梱包)の供用開始が盛り込まれました。
当初の計画案にはなかったもので、施設整備は4500万程度で
年間600トン程度の処理を見込んでいるという答弁でしたが、収集運搬に
かかるコストなどは試算していないということでした。
有料化の計画に含まれていないものなので、今後のごみ処理手数料にも
影響を及ぼします。バイオガス化施設、焼却施設を含めて、その施設規模、
運用方法など議論を深めていきたいと思います。
その他私からは、これまでも言ってきたことですが、
集団資源回収の奨励金の使い方に関して、資源の種類別に、経費削減の
効果を計った上で、行政にとってより効果の高い手法に変えていく必要があるのでは
ないかということを訴えました。
なかなか資源ごとの単価を示してもらえないのですが、
例えば、町内会にとっては、10kgあたり70円で引き取ってもらえる資源に2円の
上乗せがあったところで、大した影響ではないと思うのです。
むしろ、10kgあたり1.5円から4円という低い価格の資源は、奨励金を引き上げることが
大きな動機づけにつながるのではないかという考え方です。
無制限に奨励金の総額を増やしていくことはできないわけで、今ある財源を
より有効に使っていくという視点が必要だと思っています。

議会報告
2009.10.06
総務文教常任委員会
一般質問、決算審査の個別質疑が終わり、
今週は常任委員会が開催されています。
私は一般質問に続いて、決算審査でも総括質疑を行うことになりました。
本日の総務文教常任委員会では、
リニューアルした総合体育館の現地視察を行い、継続審査となって
いた、陳情の取扱い、不祥事防止対策の意見書とそれに基づく市の素案などが
議論されました。
陳情案については、
賛成:林嘉男委員
反対:長谷委員、恵本委員、鷹羽委員、笹松委員、野沢委員、榎本委員で、
賛成少数のため、不採択とすべきものという結論になりました。
総務文教常任委員会議案.pdf
不祥事防止対策の資料.pdf
総合体育館リニューアルに関する資料.pdf

議会報告
2009.07.14
かしわの☆レポート配布中!
かしわの☆レポート09号の配布を始めました。
本日7/6(月)の恵庭駅西口から始め、いつも通り市内の3駅4つの出口で
各2回ずつの配布です。
(pdfファイル、1.5MB)
予定は、
7/7(火)恵庭駅東口
7/8(水)恵み野駅東口(ヨーカドー側)
7/9(木)島松駅
7/10(金)恵庭駅西口
7/13(月)恵庭駅東口
7/14(火)恵み野駅東口
7/15(水)島松駅
です。
だいたい7:00〜8:15ころを目安に配布しています。
駅を利用しないけれど、紙で読みたいという方はご連絡をいただければ
お届けいたします。
天候、その他の事情により、予定を変更することがあります。

議会報告
2009.07.05
議会報告会やります!
第5回目の議会報告会を7/23(木)に開催します。
今回のテーマは
・市職員の不祥事問題について
・財政問題について
・議会改革について
・恵み野西口開発について
・ごみ問題について
です。
今まで同様、全議員に案内し、参加を呼びかけています。
議会として出した結論を、ひとつひとつ市民のみなさんに直接説明を
していくことが、市民本位の議会に近づく道筋なのだと思います。
ぜひご参加いただき、ご意見をお寄せください。
--
日時 平成21年7月23日(木)18:30〜20:30
場所 恵庭市民会館 視聴覚室
恵庭市新町10番地(33-3171)
大きな地図で見る

議会報告
2009.06.25
着服問題に関する議案の採決
今回の問題に対して、定例会冒頭に第4号議案として、市長・副市長の処分に
関する議案が提案され、最終日の予定であった22日に、退職金などとして支払った
お金を補てんするために、第9号議案として市長の給与削減が提案されておりました。
第2回定例会議案など
会期延長
これに対して、私の基本的な考え方はこちらです。
https://kashiwano.info/b/2009/06/post-122.html
すでに5月中に、この件に関わり、現在在職している職員に対する処分は
行なわれました。
市長・副市長に対しても一定の処分が必要であり、この処分と再発防止策は
別に考えるべきだと思っていますので、議案第4号には賛成です。
一方、議案第9号は、あくまでも関係職員による自主返納が前提とのことです。
こうした手続きを認めてしまえば、今後どんな案件でも同様な補てんを求められる
可能性があること、また、金額自体が定められた基準によっては変動する可能性が
あることなどから、今の枠組みでの自主返納は行なわれるべきではないと考えており、
この議案には反対です。(市長が負担するということ自体に反対しているわけでは
ありません)
6/23に行なわれた総務文教常任委員会の採決では、
第4号
賛成:林嘉男委員(無所属・市民の会)、榎本委員(民主・春風の会)
反対:長谷委員、恵本委員、鷹羽委員(以上、清和会)、野沢委員(公明党)
で否決
第9号
賛成:林嘉男委員(無所属・市民の会)
反対:長谷委員、恵本委員、鷹羽委員(以上、清和会)、野沢委員(公明党)、
榎本委員(民主・春風の会)
で否決
という結果になりました。
共産党は総務文教委員会に委員が入っていないため、採決には参加していません。

議会報告
2009.06.21
会期延長
一般質問なども終わり、予定では22日が最終日で議案審議と
なっておりましたが、不祥事に関する問題の結論が出ない部分があり、
会期が延長されることになりました。
22日の本会議では、追加の議案が各委員会に付託され、
本会議終了後に総務文教常任委員会が開催される予定です。
追加議案.pdf
翌23日も総務文教常任委員会の開催予備日とし、
26日の本会議で議案を審議し閉会という予定になりました。
この度の総務文教常任委員会は、本来の委員以外にも参加の枠を広げ、
拡大して開催されます。
再発防止に向け、明確なルールづくりを求めていきます。

議会報告
2009.06.11
第2回定例会議案など
アップが遅くなりました。
現在、開会中の第2回定例会の日程表と議案です。
第2回定例会、日程表.pdf
(委員会構成含む)
議案.pdf
日程表に記載の通り、市長と副市長の給与の削減の議案以外はすべて全会一致で議決されております。
各会派から提出された意見書案.pdf
意見書案は本日の議会運営委員会で議論され、
5本の意見書提出を全会派で合意しました。
一部、文案が修正されるものがあります。

議会報告
2009.06.08
えにわ市議会だより(まとめ)
ある情報を検索していて、面白いwebサイトを見つけました。
選挙の際に公開討論会などを開催しているNPO法人、
リンカーンフォーラム北海道の代表の方が書いているブログです。
↓
http://forum.kitaguni.tv/
この中で、各議会の議会だよりを一覧にして公開しようというものがあります。
私も当初、PDF公開を考えていたのですが、結局このあとは
忘れてしまっておりました。(その後2008年からは、議会事務局でPDFを
公開してくれるようになりました!)
代表の方に連絡をしたところ、ブログへのリンクの許可をいただきましたので、
リンクに追加させていただきます。
2008年以前の分が公開になっておりませんので、あとからも見れるように、
これまでの2年分をこちらで公開させていただきます。
--
(市議会だよりNo.51).pdf(平成19年5月1日発行・第1回定例会) 〜改選前
市議会だよりNo.52.pdf(平成19年6月1日発行・改選後議会構成)
市議会だよりNo.53.pdf(平成19年8月1日発行・第2回定例会)
市議会だよりNo.54.pdf(平成19年11月15日発行・第3回定例会)
市議会だよりNo.55.pdf(平成20年2月1日発行・第4回定例会)
市議会だよりNo.56.pdf(平成20年5月1日発行・第1回定例会)
市議会だよりNo.57.pdf(平成20年8月1日発行・第2回定例会)
市議会だよりNo.58.pdf(平成20年11月15日発行・第3回定例会)
市議会だよりNo.59.pdf(平成21年2月1日発行・第4回定例会)
市議会だよりNo.60.pdf(平成21年5月1日発行・第1回定例会)
--
(09.6.22 No.60を追加しました)

議会報告
2009.05.08
第3回臨時会の結果
議案の公開が遅くなり申し訳ありません。
img697.pdf
第3回臨時会の議案です。
臨時会の議案は、前に書いた2件。
(1)厚生消防常任委員会付託案件審査報告
(2)恵庭下水終末処理場機械設備工事の請負契約の締結について
です。
(1)
4/28の厚生消防常任委員会で「公的保育制度の改変に関する意見書の提出を
求める陳情書」が審議されていました。
img698.pdf
公的に保育を支えることは絶対に必要です。
今の全国的な待機児童、保育所不足などに対して、国が積極的に取り組むことは
必要ですが、私は全てを国や自治体が担って保育所を新設・増設すべきだとは
考えていません。
保育所最低基準の見直しは、子どもの福祉の後退とされていますが、地域が
地域の実情に応じて、自治体でルールづくりをすることが、分権の時代にも合うもの
だと私は考えます。
例えば、地価が高く、待機も多い東京の都心部と恵庭では一律に同じ施設の面積で
ある必要はないということです。
また、現行では「保育に欠ける」子どもだけが保育所入所の対象で、
家計を支えるために仕事をする必要がある人にとっても、先に仕事が決まって
いなければ「待機」にならないという矛盾もありました。
これらを考慮すれば、現状を維持して予算だけ増やせば解決するという問題ではなく、
今回の陳情には賛成できないと判断したところです。
採決では、
賛成(7人):前佛議員、林謙治議員、田中匡四郎議員、林嘉男議員、寺田議員、
行沢議員、榎本議員
反対(16人):
川原議員、川股議員、長谷議員、大野議員、鹿野議員、高橋議員、野沢議員、
小野瀬議員、伊藤議員、谷川議員、恵本議員、柏野、田中芳憲議員、宮議員、
鷹羽議員、遠藤議員
で不採択となりました。
(2)
今回の工事の議決は、すでに平成21年度予算の中で議決されているものを
請け負う業者が決定したことの審議でした。
郵便入札による事後審査型条件付き一般競争入札という仕組で入札が
行なわれ、落札率は93.6%でした。
単純に数字だけで見ると低いとも言えませんが、これまでと比較すれば
落札率自体は多少下がっています。
全会一致で可決です。