議会報告 report
2009/02/09
第1回、臨時会
事後の報告になってしまい申し訳ありません。
本日、臨時議会が行われましたが、当初予定されていた国の第二次補正予算に
伴う臨時交付金の事業は、次の第1回定例会で提出されることとなりました。
臨時会の議案です。
今回の中で問題があるのは、議案第2号の中の定額給付金にかかる事務経費です。
これだけ国民の支持がない中で、国はあくまでごり押しをしてきています。
しかもその事務を法律で定めていません。この結果、この定額給付金は自治体が独自の判断で行う自治事務という扱いになります。
独自の判断で行うにも関わらず、実際には自治体の裁量はなく、自主性は発揮できません。その事業の目的も、国の示す範囲であって、こうしたことを今後も国が推し進めて行くとすれば、どこに自治があるのでしょうか。
大変大きな問題をはらんでいます。
自治体議会として、これと向き合うときに、こうした自治の本質を考えると単純には賛成できません。しかし、残念ながら国のバラマキを拒否すれば、結果的には恵庭市民だけが不利益を被ることなってしまいます。
より住民に近い存在である自治体が自ら使途を決められるお金であれば、どれだけの事業が行えたことでしょうか。
そのためにはやはり政権交代しかないのだという思いをさらに強くしたところです。
そうした点を指摘しつつ、市民の不利益も考慮し、採決では補正予算全体に賛成しました。全会一致で補正予算は成立しています。
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