政治と金 money

2011/01/30

自ら歩むこと

最近、印刷物の原稿などを考えている中で、自分がなぜ政治に携わろうと考えたのかということに思いを巡らせていました。

理由はひとつではなく、複合的な要因なのですが、そこにまつわる理由のうちの一部を記した記事を下にピックアップしましたので、ご覧いただければ幸いです。

そんな理由のひとつに、「政治と金」にまつわることがあります。

大学生のころ、公務員試験を勉強していた仲間が中心のメーリングリストがありました。そこでは、政治や経済だけにとらわれず、幅広く日本のありようを議論していました。

そんな中で、「政治活動にはお金がかかるもの」だという議論になり、そうは言うものの、何にお金がかかっているのかが具体的にわからなかったため、自民党と民主党にメールで質問をしてみました。

当時、自民党広報からは返信がありましたが、民主党からは返信もありませんでした。

自民党からの返答は出版物からの引用で、割と抽象的なものであったため、そのときに知りたかったものには迫りきれませんでした。

1事務所の人件費  約4000万円
2交通・通信費    約2000万円
3事務所の賃借費、備品等の事務所経費 約1200万円
4後援会活動費、政策活動費等
(後援会報、政策パンフの作成等) 約4476万円
合計約1億1600万円というのが、この本を書いた10人の平均だそうです。

(出典はこちらとのこと)
「永田町下級武士たちの決起–政治改革に挑む」 ユートピア政治研究会(著)

実態として、当時たくさんのお金がかかっていたことはわかりましたが、ではその使われ方が適切なのか、必要なのかについてはこの数字からはまったくわかりませんでした。

民主主義にはコストがかかるというからには、その使い道を明確にしなくては、その必要性をはかることができないでしょう。

国会議員と地方議員では、仕事の中身も、お金の使い方も全然違うとは思います。そうは言っても、お金に関して不透明なイメージは共通しています。

それならば、政治に関わるお金をオープンにしていくことが、まずはその信頼を得るための第一歩なのではないかと思っておりました。

誰もやらないなら、自分がやればいい。
そう思うことは、この世界にいくつもあります。

それをひとつひとつ紡いでいくことが、必ずまちを、北海道を元気にすると信じて。

若者の声を政治に ー2009年7月30日
https://kashiwano.info/b/2009/07/post-304.html

成人の日に思う ー2009年1月19日
https://kashiwano.info/b/2009/01/post-32.html

若手議員の見た市議会、結果報告 ー2008年8月31日
https://kashiwano.info/b/2008/08/post-289.html

私の主張1 ー2007年3月12日
https://kashiwano.info/b/2007/03/post-11.html

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