雑感 thoughts

2007/08/06

ザンビアの柔道、ジンバブエの経済

今日の朝日新聞朝刊にジンバブエの経済に関する記事があったので思い出しました。

先週末、個人的に興味があったので、JICA主催の青年海外協力隊員の活動報告会を聴きに行ってきました。そこでお話しされた恵庭出身の土屋さんが派遣された国が独立前にローデシアとしてジンバブエと同じ国を構成していたザンビアです。

あまり基礎知識を持たないままではありましたが、もともと格闘技がない文化のなかで、スポーツとしての柔道を教える苦労、異文化の中で暮らしながら進めた相互の理解などいい刺激をいただきました。
1日1ドル以下で暮らすということに対して抱いていたイメージが、滞在中に変わっていったということ、すごくよくわかります。食料だけに限らず、サービスなどが市場取引されなければ当然その数字はGDPなどの統計には反映されません。これから人口も減少していく中で、もう大きくGDPも増えない。その数字にこだわっても、国民の幸せは見えません。

夏休み中の土曜日、家族と出かけている子どももいたでしょう。でもこうした日本にいてなかなか耳にすることができない話こそ子どもたちに聞いてほしいと思います。少しでもこうした情報が伝わるようになってほしいと思います。

ゆとり教育の是非が議論されています。結果をきちんと検証しないままに制度だけをいじるよりも、今の枠の中で、多くの可能性に、多くのきっかけに触れてほしいです。

アフリカではアンゴラ、シエラレオネ、コンゴ、リベリア、ソマリアなど多くの紛争があり、現在でもエリトリアやスーダンのダルフールなど紛争が続いている地域があります。
政府・与党は国際貢献を果たすとして自衛隊の海外派兵や集団的自衛権の行使を主張しますが、それを語るのであれば、石油利権だけに偏ることなく、世界の紛争の現実を伝え、平和構築の方策を議論していかねばならないと思います。

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