活動報告 activity
2015/12/20
委員会視察報告・4【東京都武蔵村山市】「職員地域担当制について」
視察報告書の最後です。
学生時代は多摩都市モノレール沿線に住んでおりましたが、北側は立川までしか行ったことがありませんでした。
多摩都市モノレールではKitacaが使えず。
【東京都武蔵村山市】 「職員地域担当制について」
研修日:11月13日
人口:72022人、面積:15平方キロ
特徴:東京都内で唯一軌道のないまち。多摩モノレールは、現在多摩市から東大和市の上北台まで。モノレールの延伸が市政の最重要課題。
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H13 日産自動車村山工場の閉鎖。都営住宅居住者の高齢化。
140haの工場跡地に総合病院、大型ショッピングモール開発
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職員地域担当制は、今年で3年目の事業。
地域のみなさんでつくる「地域みんなでまちづくり会議」に職員を派遣する制度。
地域のふれあいが薄れている状況。
自治会の加入率も年々低下。
都下26市の中でも一番低い方の市。人口の32%しか加入していない。
市長は日頃から、職員は地域に行って活動しなさいと言っている。
消防団、PTA、などで活動をしているが、職務として地域に行こうということで、この制度ができた。
部長1人、地域に住んでいる課長2人を派遣する。
9校の小学校があるが、そのうち6つで作っている。
地域の活性化に向けたまちづくりのための会議。
課長=当該地域に住んでいるか、当該地域に精通している。
将来的には一般職まで広げていくことを考えている。
市民の自主的な運営を考える地域コミュニティ委員会。
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質疑)
行政から依頼している仕事、どのくらいあるのか。
町内会数は?
>市報はすべてシルバー人材センターや障がい者団体のNPOなどに依頼しているので自治会には依頼していない。
各種回覧の配布は依頼している。各種イベントなどへの協力依頼。
防犯の関係、カーブミラーの清掃依頼。道路に出ている街路樹のせん定依頼。
市からこれをやってくださいというお願いはほとんどない。
市民活動センターは設けている。団体の活動センターであり、自治会は使わない。
村山団地、団地の建て替えをやっていて、自治会の変更も行っている。
現段階では、自らの手で、市の予算を使わないで地域課題を解決しようという活動。そのため、特段予算はかかっていない。消耗品程度。
コミュニティ協議会に発展した段階ではそれなりの予算措置、補助金を出すなどが必要になるだろう。
評価はどうする?
>まだ具体的には検討されていない。
手あげ方式にするのか、組織で~部は~学校区とするのか、2つの方法で検討中。
部長)
~部長は第9小。異動が生じたら、派遣先は変わる。
課長職は地域に住んでいる人、年4回しか会議がない。
地域と親しくなることが大事。
課長は一度ついたら基本的にはそのまま変わらない。
昇進したときに補充という考え方。
課長時代は自分の住んでいたところ第2小の担当。
部長にあがって、地区がかわって、やりづらくなった部分もある。
9部、15人ほどの部長。担当部長は班には入らない。
第3小、地域の方による防災マップの原案ができつつある。
それだけでは面白くないということで、チェックリストを作ったらどうか、とか備えて何をしたらいいか、というようなものを作ったらどうか、とか意見が出ている。
選定理由、NPOが入っていないのは?
>各小学校区域で活躍されている団体
学校区内で活動しているNPOがあれば、ぜひ加わってもらいたい。
要望を受けるという趣旨ではなくて、地域全体をよくしていこうというのが主。
最近は道路を直してというような細かい要望は出なくなった。
まだ全小学校区で立ち上がっていないので、まずは立ち上げを。
入っている職員による今後に向けての会議はやっている。
一部の職員に負担が行っているのではないかというような意見。
職員、事務局が頼られている状況。
18人プラス事務局で情報交換会はやっている。
【まとめ】
恵庭で検討している内容とは少し違う印象。
恵庭の地域担当制は、まだ具体的ではないが、やり方によっては市民の主体性を削ぐことにもなりかねない。
皆様のコメントを受け付けております。