議会報告 report

2016/08/10

8.10 議員協議会

生涯学習施設・かしわのもり視察に続いて、10時からは議員協議会が開催されました。

議案は2点で、6月に急きょ具体化してきた緑町の複合施設、まちづくり拠点整備事業(旧営林署跡地)に関する報告と、
議員提案による条例制定に向けて協議が進められている「乾杯条例」の経過報告でした。

16.8.10まちづくり拠点整備事業に関する報告

7月にも経過報告がありましたが、公の場での報告は初めてです。
20年間の定期借地権設定により、市が所有する土地を賃貸し、そこに民間企業が3000平米を上限とするビルを建設します。
行政はこのうち2000平米程度を目安として、建物の一部を賃借し、そこに保健センターや学童、子育て支援センターなどの機能を集約するという計画です。

事業者の選定はプロポーザルにより行い、9月をめどに事業者を選定すると説明していましたが、本日の報告によると、事業者選定の時期は11月下旬から12月にずれ込むとのことでした。

費用の試算では、現状の施設をそれぞれ建て替えるよりも、建設コスト、維持管理コストの面でメリットがあること、独自に建設するよりも民間との複合施設にすることで、事業費が割安になることなどが説明されました。

私からは、
1)定期借地権方式以外に、どのような方式を検討し、どういう点に優位性を見出して定期借地権方式としたのか
2)なぜ定期借地権の存続期間を20年としたのか、より長期の設定はないのか
3)現在の市民活動センター用地も一体的に提案の対象とすることで、民間施設の割合を高めてさらに事業費を圧縮するようなことは考えられないのか
について質疑を行いました。

なんだかよくわからないのですが、
「法改正で定期借地権が使えるようになったからこれにしたけれども、最終的には検討委員会が決めるので、まだ最終確定ではない」という答弁でした。
定期借地権の存続年数についても、設定期間を30年とすると自前で建てたほうが安くなるように思うのですが、答弁としては、「試算はしてないけど、30年にすれば賃料も下がるから、民間複合を賃借のほうが割安」なんだそうです。

将来の人口減少を考えれば、施設の複合化、効率化は必要だと思います。
民間施設を含めることで、維持コストを下げることも大切です。

ただ、多くの不確定要素が、ブラックボックスの中で、「検討委員会」によって最終決定をされるということに、ちょっとだけ違和感を感じています。

9月にも再度、議員協議会は開催されるようなので、みなさんのご意見もいただきながら、建設的な提案をしていければと思っています。

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